いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません(2013年6月6日配信)。
だいぶ気温が高くなりました・・・
9月中旬まではクール便をご利用ください。通常便配送によるワインの劣化は責任を負えません。クール便到着後ワインをすぐに低温の場所に置いてください。急激な温度変化を与えたことによる液漏れやラベル不良の返品や交換はお受けできませんのでお気をつけください。
なんだか長い「梅雨の中休み」ですね(笑)・・・
美味しいソーヴィニヨン・ブランはいかがですか・・・この時期最高かな・・・
《 CH.IGAI TAKAHA シャトー・イガイ・タカハ 》
「シャトー・イガイ・タカハ」は、カリフォルニアワイン・ファンにはお馴染みのカリフォルニアワインファンクラブCWFCを主宰するナパさんこと、杉本隆英氏がプロデュースしたワインです。(そして残念ながら閉店した、カリフォルニアワイン・ファン憩いのレストランだった麻布十番のカリフォルニア・ワイン・ガーデンCWGのオーナーでもありました。)2004年にサンフランシスコに設立されたクラッシュパッド社にて醸造され、アジアで初めて登場したワインです。
シャトー・イガイ・タカハの名前の由来は杉本家の家紋から。丸に違い鷹羽(chigaitakaha)から、初めの「ch」をシャトーに見立て、「Ch.igai Takaha」としてラベルをデザインしました。ファースト・ヴィンテージの2005年以来、葡萄はカリフォルニア有数の畑のものを使用し、少ロットで丁寧に仕込み、日本の食事にも合うように仕上げられた和の心流れる生粋のカリフォルニアワインを造り出しています。
現在ワイン醸造はカリフォルニアの6つのワイナリーに依頼しています。「Brewer-Clifton」「Diatom」「Tako」「Palmina」「Transcendence」「The Wine Foundry」です。それぞれのワインに付けられたサブネームは家族の名前に由来し、どれもワイナリーに存在しないオリジナルのワインです。素敵です。
そのシャトー・イガイ・タカハから今回初めてソーヴィニヨン・ブランが登場です!そして素晴らしいピノ・ノワールのご紹介もございます!
Ch.Igai Takaha Crossed Wing Sauvignon Blanc Happy Canyon of Santa Barbara 2012
★シャトー・イガイ・タカハ クロスド・ウイング ソーヴィニヨン・ブラン ハッピー・キャニヨン・オブ・サンタ・バーバラ 2012 ¥2,730
2012年杉本氏と、メルヴィルのワインメーカーを務め、そしてブリュワー・クリフトン、ダイアトムのブランドを持つグレッグ・ブリュワー氏が、“リーズナブルな価格で、美味しいワインを楽しんでもらう!”をコンセプトに、アメリカではTako Winery として、日本ではCrossed Wing として販売するプロジェクトに合意。
その第一弾がこのソーヴィニヨン・ブランです。アメリカ(Tako Winery)で60ケース、日本(Crossed Wing)で60ケースの、計120ケースの生産、販売です。
クロスド・ウイングの名前の由来も家紋の「違い鷹羽」から。シャトー・イガイ・タカハがいくつかのワイナリーに依頼して醸造するのに対して、クロスド・ウイングはグレッグ・ブリュワー氏との共同プロジェクト。コンセプト違いの別ブランドになります。
クロスド・ウイングの葡萄は、サンタ・バーバラの有名レストラン、ワイン・カスクも運営するダグ・マージュラムの造るマージュラムや、この地区では今や実力派ワイナリーとして認められているスター・レーン・ヴィンヤードなども使用するハッピー・キャニヨン・オブ・サンタ・バーバラ(2009年認定)から。
ハッピー・キャニオン・オブ・サンタ・バーバラは海から一番遠い区画ですが、サンタ・バーバラの独特な地形の影響によりボルドー品種のために存在したと言っても過言ではない地区です。標高が200~500mと高い山地に存在し、砂利、岩が混じりあった複雑でボルドーとよく似た土壌で、夜の気温が低く、また夏と冬の寒暖差が大きいため、葡萄の育成期間が長いのです。傾斜度はきついところで25度と、水はけがとてもよく、地中深くに根を伸ばし葡萄は育ちます。この結果収量は低くなりますが、より小粒でミネラル豊かな凝縮した葡萄が収穫できます。また、非常に高い酸を育むことから、そして寒暖の差が大きくゆっくりと発酵させることができることから、亜硫酸添加が少ないワインが造られるのもここの特徴の1つです。
カリフォルニアワインを語らせたら日本で3本の指に入るソムリエで、シャトー・イガイ・タカハの輸入元ワインライフ(株)の菅原氏のコメントです・・・
「フルーツの香りは、爽やかな香りと、優しい甘酸っぱさが感じられ、グレープフルーツというよりはスウィーティーのようなニュアンス。しかし、口に含むと良い意味で裏切られます。ほのかな塩味は、爽やかというよりはシャープさを演出。火打石の香りは鼻孔を刺激し一層引き立てます。ソーヴィニヨン・ブランと分かるのは、かろうじて感じる微かなハーブのニュアンス。これはソーヴィニヨン・ブランなのか?と考えるほどのボリュームと質感。舌の上では掴まれるような酸味、アルコールボリュームによる甘さとドライ感、常温でもぶれることのない骨格は驚愕、ミネラル感とボリューム感の例えは違いますが、ロワール地方でミネラリーで有名なワインを思わせる質感です。カリフォルニア・ソーヴィニヨン・ブランと呼ぶよりは敬意を込めて“プイィ・ヒュメ”とも呼びたい名品の誕生です。」
カリフォルニアのソーヴィニヨン・ブランは綺麗なフルーツ味を持つのがいいところ。でもこのソーヴィニヨン・ブランはちょっと違います。もちろん濃縮したフルーツ味は持つものの、強く前面に出ずやや抑えぎみです。質感はまさにミネラル感満載の上質なロワールのワインを思わせます。後口には口をすぼめたくなるようなキュート?な酸が登場です。是非是非お料理と一緒にお楽しみください。(ちなみに私はムール貝の冷製サルサソースで楽しみました・・・笑)
ステンレスタンク3樽、ナチュラルオーク2樽にて、それぞれ発酵したワインを混ぜ合わせバランス良く仕上げました。マロラクティック発酵は、本来の酸を活かすため行われておりません。アルコール度数はちょっと驚きの14,6度です。
ALC14,6% 生産量120ケース
輸入元定価¥3,003
そして、このメルマガを配信した6日(木)にニュースが入りました!
「日本で飲もう最高のワイン 2013」にて、このソーヴィニヨン・ブランが専門家が選ぶゴールド賞に選ばれました!詳しくはこちらからどうぞ・・・
「日本で飲もう最高のワイン 2013」 http://www.best-wine.jp/
そしてピノ・ノワールはこちらの2つをご紹介です・・・
美味いピノと旨いピノです(喜)・・・
Ch.Igai Takaha Divine Wish Split Rock Vineyard Pinot Noir Sonoma Coast 2009
★シャトー・イガイ・タカハ ディヴァイン・ウイッシュ スプリット・ロック・ヴィンヤード ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2009 ¥5,460
ディヴァン・ウイッシュは、杉本隆英氏と妻美代子さんのこだわりと夢をたくさん詰め込み、日本人の食事に良く合うように、上品なスタイルに仕上げられたワインです。いつかは嫁いでいくであろう2人の娘たちの結婚式を2人のワインで祝ってやりたい、と思いついたのが全ての始まりです。ディヴァイン・ウイッシュは2人の長女祐希(ゆうき)に由来します。祐(Divine)希(Wish)からこの名付られました。
ソノマ・コーストのテロワールを見事に表現するフラワーズ、コスタ・ブラウン、パッツ&ホール、マックファイルなどの一流生産者が使用するソノマ・コーストの銘醸畑「ギャップス・クラウン」。ディヴァイン・ウイッシュはそのギャップス・クラウン・ヴィンヤードの葡萄を使用していますが、とある事情から畑名を名乗れず、スプリット・ロック・ヴィンヤードと表記しています。
シナモンのスパイシーさをアクセントに、チェリー、ラズベリーなどの上質な甘さがしなやか。清涼感に溢れる綺麗な果実味です。ソノマ・コーストらしく、複雑さと繊細さを持ち合わせた極上の味わいです。今飲んでよし、そしてもちろん熟成も可能です。美味いです!
ALC14,5% 輸入元定価¥6,090
Ch.Igai Takaha Divine Wish “Another Story” Amber Ridge Vineyard Pinot Noir Russian River Valley 2009
★シャトー・イガイ・タカハ ディヴァイン・ウイッシュ アンバー・リッジ・ヴィンヤード ピノ・ノワール ルシアン・リヴァー・ヴァレー 2009 ¥5,880
ディヴァン・ウイッシュは、杉本隆英氏と妻美代子さんのこだわりと夢をたくさん詰め込み、日本人の食事に良く合うように、上品なスタイルに仕上げられたワインです。いつかは嫁いでいくであろう2人の娘たちの結婚式を2人のワインで祝ってやりたい、と思いついたのが全ての始まりです。ディヴァイン・ウイッシュは2人の長女祐希(ゆうき)に由来します。祐(Divine)希(Wish)からこの名付られました。
一昨年の2011年年末恒例のワインスペクテーター誌が選ぶ年間トップ100ワインで見事第1位に選ばれたのが今やカルト並みの人気を持つ「コスタ・ブラウン」。そのコスタ・ブラウンで一躍有名になったのがルシアン・リヴァー・ヴァレーのアンバー・リッジ・ヴィンヤードです。カカオの香りが出る葡萄の畑としても有名になりました。
シナモン、コーヒー、そしてカカオのニュアンス。オークに由来するスモーキーな風味も。ブルーベリーを思わせる凝縮した果実味。ルシアン・リヴァー・ヴァレーらしく、パワフルさと上品さを持ち合わせ、綺麗な完熟感や旨味満載の極上の味わいです。こちらも今飲んでよし、そしてもちろん熟成も可能です。旨いです!
ALC14,1% 輸入元定価¥6,510
(数年前のクラッシュパッド倒産とともに、残念ながらピノ・ノワールの醸造データが消えてしまったとのことです。ピノ・ノワールは、フレンチオークで約10ヶ月熟成。3分の1を新樽使用。アンフィルター&アンファインにてボトリングされています。)
こちらもどうぞ・・・
杉本氏の奥様、美代子さんの思いと考えをグレッグ・ブリューワーが表現したワインで、グレッグ・ブリューワーが初めて一個人のために造ったピノ・ノワールです・・・
Ch.igai Takaha EMERALD BEAUTY SONO Pinot Noir Santa Rita Hills 2010
★シャトー・イガイ・タカハ エメラルド・ビューティー 園 ピノ・ノワール サンタ・リタ・ヒルズ 2010 ¥7,980 2本
ネーミングは、美代子さんの誕生石(エメラルド)と、名前の美(ビューティー)から。「園」は美代子さんの旧姓からの1文字とのことです。美代子さんが書いた漢字がそのままラベルに使われました。
以下輸入元のコメントです・・・
「ミディアムボディながら、イチゴを煮詰めたような凝縮感と、ラズベリーを思わせる果実味は、大きく柔らかでタップリとしたボリューム感。飲み心地には、上質なグリップ感があり、しなやか。時間と共に、コーヒーやカカオ、バニラなどの香りが広がり始めると、限りなくパーフェクトに近い美味しさがお楽しみ頂けます。」
葡萄の出所はやはり不明ですが、ラベルには、Grown, Produced and Bottled by Brewer-Clifton の文字が・・・サムライ・ビューティーがダイアトムの進化ヴァージョンなら、エメラルド・ビューティーはブリュワー・クリフトンの進化ヴァージョンなのかもしれません。生産量はなんと290本です!
ALC14,4% 輸入元定価¥9,240
【漢字ラベルで生まれ変わったあのダイアトムです!2011年入荷です!】(2012年7月19日配信)
金額は全て税込価格です。クール代は送料とは別途ご請求になります。
クロスド・ウイング・ソーヴィニヨン・ブランの話に戻りますが・・・
Crossed Wing は「Ch.Igai Takaha」 × 「Greg Brewer」 × 「Jake Shimabukuro」 のトリプルネームを繋げたのです!
グレッグ・ブリュワー氏初のソーヴィニヨン・ブラン & ジェイク・シマブクロ氏初のワイン・ミュージック!という2人のプロジェクトを結んだシャトー・イガイ・タカハはまさに「絆ワイン」です・・・
話の発端は、ビートルズ、ピンクフロイド、クイーンをプロデュースしたレコーディング・エンジニアのアラン・パーソン氏との出会いに始まります。
ジェイク氏は、ワイン好きのアラン・パーソン氏へのプレゼントに当然ワインを考えました。そこで長年懇意にしているシャトー・イガイ・タカハのオーナーの杉本氏に相談し、アラン・パーソン氏に先ほど最後にご紹介した「園」ピノ・ノワールを持って行きました。
なんと、アラン・パーソン氏は偶然にもブリュワー・クリフトンのピノ・ノワールの大ファン!なんでも2005年メルヴィル・ヴィンヤード・ピノ・ノワールを飲んでブリュワー・クリフトン好きになったそうです。プレゼントされたアラン・パーソン氏は「こんなブリュワー・クリフトンは知らない!」と大喜び。一気に場は和み、レコーディングも上手くいったとか。
ジェイク氏はレコーディングが上手くいったことは、それぞれの出会いの歯車がかみ合ったことと考え、このことを曲にしたいと考えました。ジェイク氏の考える、「日本とカリフォルニア(アメリカ)」「音楽とワイン」「世界の違う人々」が、1つのことで繋がった「絆」に思いをのせて、曲名「Crossed Wing」を完成させたそうです。元々独特な速弾きウクレレのジェイク氏。この曲には2本の弦しか使用していないそうです(驚)。
ジェイク・シマブクロ 今や世界№1のウクレレ・プレーヤーです! |
カリフォルニアワイン・ファンにはお馴染みの映画「サイドウェイズ」で音楽を担当したジェイク・シマブクロ。私はやはり音楽担当した映画「フラガール」の頃からジェイクは凄く気になっていたアーティストでした。
2013年ジャパン・ツアー「GRAND UKULELE」は、5月4日兵庫県の神戸朝日ホールを皮きりに全国13ヶ所で行われました。最終日は東京都江東区錦糸町のすみだトリフォニーホール。幸運にも最終日のチケットを入手!もちろん杉本ご夫妻とも会場でお会いしました(笑)。
ちなみにジェイクの演奏を150回以上見ている杉本さんのお話によると、最終日すみだトリフォニーホールでの演奏は「彼のBEST3の演奏」とのことです。杉本さんはこの日の演奏を「伝説のすみだ」と呼んでいます(笑)。
ツアー最終4会場でのジェイクの様子はこちらから・・・最終日のツアー打ち上げで、ジェイク他のみなさんは杉本さんがプレゼントしたクロスド・ウイング・ソーヴィニヨン・ブランで乾杯しました・・・
【 Ukulele Thursdays: Episode 16 】
http://jakeshimabukuro.com/video/ukulele-thursdays-episode-16/
ジェイクの最初の挨拶「ハロー!スミダ(墨田)」が「ハロー!ツミタ」に聞こえたのは私だけかな(笑)・・・
5月18日ツアー最終日 すみだトリフォニーホール「伝説のすみだ」 |
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