いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません（２０１３年５月２日配信）。

ゴールデンウイーク後半突入ですね！久しぶりの番外編です！

あのボワ・ルカ（新井順子）で初代醸造長を務めたパスカルが造るワインです！

《　ＬＥＳ　ＣＡＰＲＩＡＤＥＳ　レ・カプリアード　》

新井順子女史が運営するドメーヌ・ド・ボワ・ルカで初代栽培醸造責任者を務めたのが本日ご紹介のパスカル・ポテールです。ティエリ・ピュズラからの紹介で、右も左も判らなかった順子ちゃんを助けてくれたのがパスカル・ポテールでした。

パスカル・ポテールがワイン造りの世界に入る前は、ル・マンにある大型惣菜雑貨屋のワイン売り場担当として働いていました。以前からワイン造りに興味を抱いていたパスカルは、１９９５年ジャニエールで当時ビニョロンで旧友でもあったニコラ・ルナールと一緒に畑を借りてドメーヌを立ち上げました。その後１９９８年２人はヴーヴレに移り、当時ポニアトウスキー公爵が所有していたクロ・ボードアンの畑の栽培醸造責任者として迎えられます。（２００１年ニコラがドメーヌを去り、翌年２００２年パスカルも去ります。）

そして、２００２年パスカルは新井順子女史のドメーヌ・ド・ボワ・ルカに参加しました。それと平行して自らも２００３年から畑と醸造所を手に入れワイン造りを再開しました。２００５年にボワ・ルカを退職後、正式に「ドメーヌ・レ・カプリアード」を立ち上げました。季節労働者として毎年収穫に参加していたモーズ・ガドゥッシュが２０１０年本格的にドメーヌのメンバーに入り、２０１１年９月モーズと共に共同経営としてドメーヌとネゴシアンを兼ね備えた新星レ・カプリアードを立ち上げ現在に至ります。

“ペティアン・ナチュレの魔術師”と言われるパスカル・ポテール。パスカルを知る人間の間では、パスカル＝ペティアン・ナチュレというイメージが定着しているようです。特にビニョロン同士の間ではとても定評があります。パスカルが師と仰ぐクリスチャン・ショサールでさえパスカルのペティアンには一目置いているとのこと。旧友ニコラを介してグラムノン、マルセル・ラピエール、ティエリ・ピュズラ、ミシェル・オジェ、ジャンピエール・ロビノなどたくさんの自然派ビニョロンに出会ったパスカルですが、「あと、影響を受けたといえば、１人絶対に忘れてはいけない人物がいる。それはクリスチャン・ショサールだ！」と述べています。「１９９５年に彼と出会わなければ、今自分の作るペティアン・ナチュレは存在しなかった！」とも。以降彼が目指すワインの方向性は決まったようです。

トゥールの東、モントリシャーに２，４ｈａのドメーヌの畑を所有。農法はビオロジック。「自然をリスペクトする。葡萄作りにしっかり手をかけ、醸造は限りなくナチュラルに。」

Les Capriades Pieges a Filles Blanc Petillant Naturel VdF
★レ・カプリアード　ピエージュ・ア・フィーユ　ペティアン・ナチュレ　２０１１　￥２，６２５

ワイン名を直訳すると・・・「女の子への罠」

美味しくて女性でもついつい飲み過ぎてしまうということのようです（笑）・・・

洋梨、西洋菩提樹、牧草の香り。フルーティーで泡立ちが優しい。ほのかにキュートな甘味、まっすぐ突き抜けるような酸、心地良いミネラルが絶妙のバランス。シュナン・ブランの風味漂うほんのり中甘口です。もちろん酒質は非常にしっかりしていますが、たしかにこの爽やかなお味なら軽く１本空きそうです（笑）。今旬のホワイトアスパラのマリネなんてどうでしょうか・・・

２/３シュナン・ブラン、１/３ムニュ・ピノです。一次発酵は自然酵母でホーロータンクで３週間。２次発酵は瓶内で１５ヶ月。デゴルジュマンは２０１２年１２月です。残糖分は２０ｇ（中甘口）。ＳＯ２ゼロです。

レ・カプリアードの総生産量におけるペティアンの割合は７割ほど。「私自身当時クリスチャンのペティアンを初めて飲んでスパークリングのイメージが１８０度変わった。今までにない味わいに衝撃を受けた。これと同じような経験を私のペティアンを通じて消費者に伝えたい。」

ＡＬＣ１２％　王冠使用
輸入元定価￥３，０９８

Les Capriades Litron Rouge VdF
★レ・カプリアード　リトロン　ルージュ　２０１１　￥２，６２５

こちらのワイン名は・・・「１リットルのワインボトル」

はい！そうです！呑兵衛にピッタリの１リットルです。気軽に飲めるワインを意識して命名したそうです・・・

ミュール、オールスパイス、メントールの香り。口当たりがほのかにぷちぷちとクリスピー。果実味はふくよか。しまりのあるエレガントな酸とミネラルがワインに骨格を与えています。気軽に飲めると申しておりますが、けっこう飲み応えあります。コー（マルベック）のふくよかさは生ハムやトマト煮込みとか軽いジビエとも合いそうです・・・

７０％コー、３０％ガメイです。ファイバータンクで３週間のマセラシオン。発酵は自然酵母でファイバータンクで２ヶ月。古樽で１４ヶ月熟成。アンフィルターで瓶詰め。ＳＯ２は瓶詰め時に１０ｍｇ添加。

ＡＬＣ１２％　王冠使用
輸入元定価￥３，０９８

こちらもどうぞ・・・

パスカル・ポテールが師と仰ぐクリスチャン・ショサールです・・・

Patapon Chapelle Rouge VdF
★パタポン　シャペル　ルージュ　２０１１　￥２，７３０　残少
You Are So Lovely Rose VdF
★ユー・アー・ソー・ラヴリー　ロゼ　２０１１　￥２，２０５　残少

あの「自然派ワインの天才」と呼ばれるティエリ・ピュズラにワイン造りを教えたのがクリスチャン・ショサールなのです。残念ながら昨年９月トラクターでの事故でお亡くなりになりました。

クリスチャンの代名詞とも言われるが「パタポン」。その「パタポン」のスペシャル・キュヴェが「パタポン・シャペル」。シャペルはフランスでは販売されていましたが、日本入荷は今回が初めてです。１００％ピノ・ドニス。

そして、クリスチャンのネゴシアン、ナナ・ヴァンの「ユー・アー・ソー」シリーズです。楽しいエチケットと美味しい味わいが人気です。そしてナナ・ヴァン初のロゼがこの「ユー・アー・ソー・ラヴリー」です。８０％グルナッシュ、２０％シラー。

【番外編！あの「パタポン」のスペシャル・キュヴェが日本初入荷！ナナ・ヴァン初のロゼも！】（３月１４日配信）

こちらもどうぞ・・・

パスカル・ポテールはボワ・ルカの初代醸造長でした・・・

Domaine des Bois Lucas Touraine Sauvignon Blanc
★ボワ・ルカ　トゥーレーヌ　ソーヴィニヨン・ブラン　２００９　￥４，５１５ 残少

これまでの集大成とも言える納得の出来栄え！と順子ちゃんが自信を持っておすすめする２００９年は新樽で熟成させたので、２００７年６月に当店でもご紹介したスペシャル・キュヴェと事実上同じです。

実は新井さんは昨年このソーヴィニヨン・ブランの畑も売却しました。ボワ・ルカの白はこの２００９年、そして１０年、１１年で終わりになります（涙）・・・

【番外編！新春第一弾はこれだぁ～！ボワ・ルカのソーヴィニヨン・ブランです！】（１月１０日配信）

金額は全て税込価格です。クール代は送料とは別途ご請求になります。

この内容は、アドレスを頂戴した方にHP公開前にメールでお送りしています。ゆえにHP公開時にはすでに売切れのワインもございます。【チアーズ！カリフォルニアワイン】は、美味しいカリフォルニアワインをお送りしています。