いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません(2012年5月8日配信)。
スポット的な入荷はありましたが、2010年日本入荷が正式に決まったもののその後入荷が途絶え・・・今回またまた久しぶりの入荷となりました・・・
マスト・バイ・ワインです!
《 KARL LAWRENCE カール・ローレンス 》
マイケル・カール・トルヒロ(Michael Karl Trujillo)と、ブライン・ローレンス・ヘンリー(Bryan Lawrence Henry)の親友2人が、ナパのユニークでアウトスタンディングなテロワールから自分達の理想とするワインを造ろうと立ち上げたのが「カール・ローレンス」です。その名前は2人のミドルネームに由来します。
地元ショップでもカール・ローレンスの姿を見ることはほとんどありません。そのほとんどはフレンチ・ランドリーをはじめとするナパのトップ・レストランや、ベイ・エリアのトップ・レストラン及び高級ホテルへ供給されます。
(ちなみに私はフレンチ・ランドリーでカール・ローレンスを飲みました。ソムリエさんがいちおしで薦めてくれたからです。カール・ローレンスはまさに隠れた逸品なのです。余談ですが、レギュラーボトルがすでに売り切れで、出していただいたのはマグナムボトルでした。人数的に無理な量ではなかったので、ある意味超ラッキーでした・・・笑)
カール・ローレンスを隠れた逸品と呼ぶ理由の1つに、ソースとなる葡萄の出所が挙げられます。シングル・ヴィンヤード・ワインとして販売すれば日本では数万円ともなるワインを生み出す銘醸畑の葡萄がブレンドされています。もちろん極上の葡萄を際立たせるワインメーカー(マイケル・カール・トルヒロ)の力量も十分に備わっています。
2003年にご紹介後入荷が途絶え、7年振りに2010年に念願の正規入荷が決まったもののまたもや入荷が途絶え・・・現地では本当にその力を認められたワインですので、なかなか日本へ出荷できないようです・・・
今回の入荷はなんとグレート・ヴィンテージです!マスト・バイです!
【今年の№1マスト・バイ・ワインはこれです!】(2010年4月16日配信)
Karl Lawrence Cabernet Sauvignon Napa Valley
★カール・ローレンス カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ 2009 ¥9,450
Karl Lawrence Herb Lamb Vineyard Reserve Cabernet Sauvignon Napa Valley
★カール・ローレンス ハーブ・ラム リザーブ カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ 2007 ¥19,845
ワイナリーからまだデータが届いていませんが、関係ありません。重要なのは葡萄の出所です。その葡萄の出所は・・・
ナパ・ヴァレー北東、ハウエル・マウンテンのヒルサイドに位置する「ハーブ・ラム」です。優良生産者がその葡萄を望むハーブ・ラムですが、非常に低収量のため供給できず、3度のパーカー100点を有するあのカルトワイン、コルギンとこのカール・ローレンスのみにハーブ・ラムの葡萄は供給されています。
ナパ・ヴァレー中央、ラザフォードのヴァレーフロアーに広がる「モリソリ」です。パーカー100点生産者も排出しているラザフォード。ラザフォードのカベルネ・ソーヴィニヨンはラザフォード・ダストと言われる特有の豊かなアロマやフレーヴァーが特徴です。
ナパ・ヴァレーに数多くの銘醸畑を所有するアンディー・ベクストファーの2つの畑から。1つはセントヘレナに位置する「ドクター・クレイン」です。パーカー100点生産者ポール・ホッブス、2011年プルミエール・ナパ・ヴァレー・オークションで第6位で入札された期待の新星レアムなどに供給されています。
そしてもう1つがオークヴィルに位置する「トゥー・カロン」です。1860年代に入植された歴史的ヴィンヤードであり、ナパにおけるカベルネ・ソーヴィニヨンの最高の畑の1つです。この畑の葡萄からシュレイダーが6度のパーカー100点を獲得。ポール・ホッブスもパーカー100点を獲得しています。
これらのシングル・ヴィンヤードの名を付けたワインなら日本で数万円はする銘醸畑です。これらの畑をブレンドしたのが隠れた逸品、いいえ最高作品カール・ローレンスです。マスト・バイです!お見逃しなく!
(ちなみに前回入荷の2006年は、73%モリソニ、11%ハーブ・ラム、10%トゥーカロン、6%クレインでした・・・100%カベルネ・ソーヴィニヨンで、フレンチオークで約20ヶ月の熟成です・・・)
輸入元定価はナパ・カベルネが¥11,025、リザーブ・カベルネが¥23,100です。
こちらもどうぞ・・・
Karl Lawrence Herb Lamb Vineyard Reserve Cabernet Sauvignon Napa Valley
★カール・ローレンス ハーブ・ラム リザーブ カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ 1999 ¥31,500 1本
Karl Lawrence Gary Morisoli Vineyard Cabernet Sauvignon Napa Valley
★カール・ローレンス ゲイリー・モリソニ リザーブ カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ 1999 ¥31,500 1本
1997年から造られたシングル・ヴィンヤードのリザーブ・カベルネです・・・全ての条件を満たした年だけに生産されます・・・
こじつけで(笑)こちらもご案内です・・・
Colgin IX Estate Red Wine Napa Valley
★コルギン IX エステート レッド ナパ 2007 ¥47,250 WA100
Colgin IX Estate Red Wine Napa Valley
★コルギン IX エステート レッド ナパ 2004 ¥52,500 WA98
Colgin IX Estate Red Wine Napa Valley
★コルギン IX エステート レッド ナパ 2003 ¥47,250 WA95+
Colgin Tychson Hill Vineyard Cabernet Sauvignon Napa Valley
★コルギン ティクソン・ヒル カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ 2002 ¥126,000 WA100
Colgin Tychson Hill Vineyard Cabernet Sauvignon Napa Valley
★コルギン ティクソン・ヒル カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ 2000 ¥47,250 WA92
Colgin Herb Lamb Vineyard Cabernet Sauvignon Napa Valley
★コルギン ハーブ・ラム カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ 2000 ¥47,250 WA91
Colgin Herb Lamb Vineyard Cabernet Sauvignon Napa Valley
★コルギン ハーブ・ラム カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ 1999 ¥60,900 WA95
Colgin Cariad Red Wine Napa Valley
★コルギン カリアド レッド ナパ 2002 ¥63,000 WA97
Colgin Cariad Red Wine Napa Valley
★コルギン カリアド レッド ナパ 2000 ¥47,250 WA94
サザビーズのワイン部門コンサルタントを務めていたアン・コルギン女史と夫フレッド・シュレイダー氏によって1992年に設立されたのが「コルギン・シュレイダー」です。(離婚により現在はアン・コルギンが「コルギン」を、フレッド・シュレイダーは「シュレイダー」を運営しています。)ヴィンヤード・マネージャーにデヴィッド・エイブリュー、ワインメーカーにヘレン・ターリーを招き、スタートからカルトワインとして注目されました。
2002年からスタートしたコルギンの自社畑IXエステートは、2006年でパーカー100点を獲得、翌年の2007年もパーカー100点を獲得しました。2007年は、70%カベルネ・ソーヴィニヨン、21%メルロー、5%カベルネ・フラン、4%プティ・ヴェルドで、フレンチオークで約20ヶ月熟成です。
2000年からスタートしたティクソン・ヒルは100%カベルネ・ソーヴィニヨンで、多くても約300ケースの生産です。2002年パーカー100点を獲得。2002年に対してパーカーは「純粋さ、調和、均整はけた外れだ。2009年から2028年に最盛期を迎えるだろう。」とコメントしています。
1999年からスタートしたカリアドはデヴィッド・エイブリューが所有するマドロナ・ランチからの葡萄を使用するボルドースタイルのワインです。2005年、そして2007年でパーカー100点を獲得しています。2002年は58%カベルネ・ソーヴィニヨン、28メルロー、残りが同比率でカベルネ・フランとプティ・ヴェルドです。2000年は、55%カベルネ・ソーヴィニヨン、35%メルロー、残りが同比率でカベルネ・フランとプティ・ヴェルドです。500ケース前後の生産です。
ハーブ・ラムは希少200ケース前後の生産です(多い年で300ケース強)。2000年は「エキゾチックなブーケを見せる。濃厚でリッチなフルボディのこの強力な作品は、10~12年は美味しく飲めるだろう。」、1999年は「卓越したバランスと濃密さを持つ。驚くほど甘いタンニンと広がりのあるフィニッシュが発達してきた。予想される飲み頃は2020年+。」とロバート・パーカーはコメントしています。
ヘレン・ターリーの後を引き継いだのは自身のブランド「オベール」でも注目を集めているマーク・オベールでした。
Schrader Cellars old Sparky Cabernet Sauvignon Napa Valley
★シュレイダー オールド・スパーキー カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ 2009 マグナムボトル ¥126,000
Schrader Beckstoffer Original To-Kalon Vineyard RBS Cabernet Sauvignon Napa Valley
★シュレイダー ベクストファー・オリジナル・トゥーカロン RBS カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ 2001 ¥27,300 WA94
Schrader Beckstoffer Original To-Kalon Vineyard Cabernet Sauvignon Napa Valley
★シュレイダー ベクストファー・オリジナル・トゥーカロン カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ 2000 ¥25,200
Schrader Beckstoffer Georges Ⅲ Vineyard Cabernet Sauvignon Napa Valley
★シュレイダー ベクストファー ジョージⅢ カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ 2006 ¥33,600 WA95
元コルギン・シュレイダーの共同経営者フレッド・シュレイダーが1989年に立ち上げたのが「シュレイダー」です。シュレイダーはラベルに“オリジナル・トゥーカロン・ヴィンヤード”の表示をしたことで、同じくトゥーカロンを所有するロバート・モンダビと裁判沙汰になるなどスタートからいろいろと話題を振りまきました。現在のワインメーカーはヘレン・タリーの下で修業した、今カベルネ・ソーヴィニヨンの造り手として最も注目されるトーマス・ブラウンです。
シュレイダーはワインの醸造を全てクローンごとに行います。トゥーカロンの3つのクローン(4、6、337)のキュヴェの配分を変えてブレンドしたものにCCS、RBSなどの名称を付けました。100%カベルネ・ソーヴィニヨンで、ダナジューまたはタランソーにて約20ヶ月の熟成です。
2006年、2007年、2008年3年連続パーカー100点を獲得したシュレイダーのオールド・スパーキー(電気椅子)です!日本国内で3本だけの販売です!オールド・スパーキーはトゥーカロン・ロットのブレンド(クローン4、6、337)で、ボルドーでもベストと言われ、ムートンなどが使用するダナジューDarnajou の新樽のみが使われます。マグナムだけの生産です。
また、CCS(クローン4、337)カベルネ・ソーヴィニヨンも2006年、2007年、2008年の3年連続でパーカー100点を獲得しています。RBSカベルネ・ソーヴィニヨンはクローン337だけから造られています。
ジョージⅢはトゥーカロンからのワインではありません。以前ジョルジュ・ド・ラトゥールが所有していたラザフォードの畑で、現在はトゥーカロン同様アンディ・ベクストファーが所有しています。クローン337のみを使用しています。
以下のワインはこちらからご覧ください・・・
【恒例の年末スペシャルです! その1】(2011年12月6日配信)
Realm Beckstoffer Dr.Crane Vineyard Cabernet Sauvignon Napa Valley
★レアム ベクストファー ドクター・クレーン カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ 2008 ¥18,060 WA94+
Realm Beckstoffer To-Kalon Vineyard Cabernet Sauvignon Napa Valley
★レアム ベクストファー トゥー・カロン カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ 2008 ¥19,950 WA94+
2011年プリミエール・ナパ・ヴァレー・オークションで第6位の入札額を記録した期待の新星「レアム」です。
2002年ウェンデル・レイドリーとホアン・メルカードの2人によって設立されました。レアムには“王国、領土”という意味がありますが、シェークスピアによって16世紀に書かれた史劇であり悲劇である「リチャード二世」の第二幕第一場のセリフからとられました。
Paul Hobbs Beckstoffer To-Kalon Vineyard Cabernet Sauvignon Napa Valley
★ポール・ホッブス ベクストファー トゥーカロン カベルネ・ソーヴィニヨン 2007 ¥29,925 WA98+
Paul Hobbs Beckstoffer To-Kalon Vineyard Cabernet Sauvignon Napa Valley
★ポール・ホッブス ベクストファー トゥーカロン カベルネ・ソーヴィニヨン 2001 ¥35,700 WA98
ベクストファー・トゥーカロンの2002年カベルネ・ソーヴィニヨンで遂にパーカー100点を獲得した「ポール・ホッブス」です。
2度目のパーカー100点なるかと期待した2007年は残念ながら98+点でした。100%カベルネ・ソーヴィニヨンで、100%新樽のフレンチオーク(タランソー)にて20ヶ月熟成。アンフィルター&アンファイン。
Robert Mondavi To-Kalon Vineyard Reserve Cabernet Sauvignon Napa Valley
★ロバート・モンダビ トゥーカロン リザーブ カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ 1999 ¥19,950 WA90-92
ロバート・モンダビ時代最後のプロジェクトで、最高位の自社畑トゥーカロンの優秀な区画のみからの100%カベルネ・ソーヴィニヨン。フレンチオーク(トロンセ)にて発酵、熟成。
Behrens & Hitchcock Beckstoffer Vineyard Dr.Crane Cuvee Cabernet Sauvignon Napa Valley
★ベーレンズ&ヒッチコック ドクター・クレイン・キュヴェ カベルネ・ソーヴィニヨン 2001 ¥13,650 WA93
元レストランのオーナー、レズ・ベーレンズと元会計士、ボブ・ヒッチコックの2人が自分たちの理想のワインを造ろうとガレージでワインを造り始めました。
金額は全て税込価格です。クール代は送料とは別途ご請求になります。
全米で3本の指に入る(1位に挙げる方も多々・・・)、ナパ・ヴァレーのレストランが「フレンチ・ランドリー」。2001年幸運にも行くことができました。もちろんディナーです。(フレンチ・ランドリーの名前の由来は、ここがフランス人が営んでいた洗濯屋さんだったことからです)
その日は個室でした。少々緊張しながらも気になるのはやはり分厚いワインリスト。コネが十分役に立ったのか(笑)、オーナー・シェフからシャンパンの差し入れがありました。お料理が始まります。果てしなく続く(笑)アミューズの数々。大きなお皿に繊細に盛られた少量のお料理(なんかイメージ悪い表現ですね・・・笑えない)は、日本の上等な会席料理を思わせます。メニューと照らし合わせながらゆっくりお料理を観察、と思っていたのですがメンバーとの会話が楽しく、ワインも美味しく・・・そんなことはどうでもよくなって・・・なんとなんと5時間ディナーでした。高額な支払いを忘れさせる(笑)アットホームな雰囲気でした。
「さて、〆のワインは何にしましょうか・・・」と、メンバーで悩んでいる時にソムリエさんが(名前忘れました・・・)いちおしでおすすめしてくれたのがカール・ローレンス(1997年のマグナムボトル)でした。トップ・レストランのみに供給される、幻のワインです。
フレンチ・ランドリー (2005年ナパ訪問時にちょっと覗きこんでの撮影です・・・) |
追伸
フロッグス・リープの副社長ジョーナ・ビアー氏が来日しました・・・
2度目のご対面です・・・セミナーのお話はこちらからどうぞ・・・
風見鶏ならぬ風見蛙です(笑)・・・ |
この内容は、アドレスを頂戴した方にHP公開前にメールでお送りしています。ゆえにHP公開時にはすでに売切れのワインもございます。