このワインは継承されます・・・受け継いだワインメーカーはなんとあの方です・・・シャトー・イガイ・タカハ

いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2024年6月25日配信

このワインは継承されます・・・

受け継いだワインメーカーはなんとあの方です・・・

《 CH.IGAI TAKAHA シャトー・イガイ・タカハ 》

シャトー・イガイ・タカハは、カリフォルニアワイン・ファンにはお馴染みのカリフォルニアワインファンクラブ CWFC を主宰したナパさんこと、杉本隆英氏がプロデュースしたワインです。そして残念ながら2012年に閉店した、カリフォルニアワイン・ファン憩いのレストランだったカリフォルニア・ワイン・ガーデン CWG のオーナーでもありました。

シャトー・イガイ・タカハの名前の由来は杉本家の家紋から。丸に違い鷹羽 chigaitakahaから、初めの ch をシャトーに見立て、Ch.igai Takaha としてラベルをデザインしました。ファースト・ヴィンテージの2005年以来、葡萄はカリフォルニア有数の畑のものを使用し、著名ワインメーカーの下で少ロットで丁寧に仕込み、日本の食事にも合うように仕上げられた和の心が流れる生粋のカリフォルニアワインを造り出しています。(なんとファースト・ヴィンテージの2006年 Samurai Beauty はあのロバート・パーカーから95点を授与されました・・・)

 ダイアトム 波紋
シャルドネ 2010
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残念ですが、2006年からシャトー・イガイ・タカハのワインメーカーとして数々のワインを造り上げてきたグレッグ・ブリュワーが退任しました。特にあのダイアトムを受け継いだプレミアムワインである、侍や園などの名前が付いた漢字シリーズのワインはまさにグレッグ・ブリュワーを代表するワインの1つでしたが、昨年ご紹介した2019年ヴィンテージが最後になりました。ですがこのワインは継承されます。グレッグ・ブリュワーのワイン造りを受け継いだのはなんとポール・ラトーです。

 Ch.igai Takaha SONO Pinot Noir Sta. Rita Hills 2022
シャトー・イガイ・タカハ 園(ソノ) ピノ・ノワール サンタ・リタ・ヒルズ 2022 ¥15,180 新ワインメーカーで新リリース

 Ch.igai Takaha SONO Pinot Noir Sta. Rita Hills 2019
シャトー・イガイ・タカハ 園(ソノ) ピノ・ノワール サンタ・リタ・ヒルズ 2019 ¥9,900 最終ヴィンテージ 売り切れ
 Ch.igai Takaha SAMURAI Chardonnay Sta. Rita Hills 2019
★シャトー・イガイ・タカハ 侍(サムライ) シャルドネ サンタ・リタ・ヒルズ 2019 ¥7,920 最終ヴィンテージ 売り切れ

ダイアトム」は「21世紀の注目すべきワインメーカー(W&S誌)」「新世代のスーパースター(WS誌)」と言われたグレッグ・ブリューワーが2005年ヴィンテージよりスタートしたプロジェクトです。素材である葡萄そのものを表現するという、純真、静寂、洗練をテーマに造り上げたワインです。それはシャルドネのみにフォーカスします。

2011年10月「神の雫」に登場し話題となったダイアトムは「花偲」「波紋」「美夜」「風音」「鼓動」の名が付いた5つのシャルドネでしたね。そして、突然ではありましたが、2011年ヴィンテージをもって生産終了となったダイアトムはさらなる進化を遂げ、「シャトー・イガイ・タカハ」のシャルドネとピノ・ノワールとして生まれ変わることになりました。2013年11月にはシャルドネ「侍」「美夜」「波紋」がリリースされ、2014年2月にはピノ・ノワール「園」「風音」「鼓動」がリリースされました。後に、侍シャルドネと園ピノ・ノワールは JAL 国際線ファースト・クラスにオンリストされました。

このワインを造り上げたのはもちろんグレッグ・ブリュワー。2014年ワイン・スペクテーター誌の年間トップ100ワインの第8位に自身のブランド「ブリュワー・クリフトン」がランクインしました(受賞は2012年サンタ・リタ・ヒルズ・ピノ・ノワールです)。そして2020年にはプロも参考にするワイン・エンスージアスト誌でワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。寿司職人になりたかったと言うグレッグさんは “和の感性“ を理解する、非常に繊細な感性を持った方です。ワイン造りはある意味非常にストイックですが。残念ですがこの漢字シリーズを造り上げたグレッグ・ブリュワーが退任しました。2019年ヴィンテージが最後になりました。

 by Paul Lato Wines 週末1051-5

ですがこのワインは継承されます。グレッグ・ブリュワーが造り上げたワインを受け継いだのはなんとポール・ラトーです。

ロバート・パーカーが選ぶ最高峰エクストラ・オーディナリーの17のピノ・ノワール生産者の1人である「ポール・ラトー」です。ポール・ラトーはポーランド生まれ。カナダでソムリエをしていましたが、ある日飲んだオー・ボン・クリマのシャルドネに心惹かれ、自分の手でワインを作りたいという思いに駆られました。ジム・クレンデネンの招きでセントラル・コーストへ。オー・ボン・クリマ、キュぺなどでワイン造りを学び、2002年に6樽の自身初めてのワインを生産しました。その後まもなくロバート・パーカーから高評価を受け、一躍注目されました。

ポール・ラトーが造るのは、シャルドネ、ピノ・ノワール、シラー、そして僅かなカベルネ・ソーヴィニヨンなどで、どれも非常に高い評価を得ています。特に注目されるのがピノ・ノワールです。あの “カリフォルニアのラ・タ―シュ”  と言われるピゾーニ・ピゾーニ・ピノ・ノワールを生み出すピゾーニ・ヴィンヤードからはシャルドネとピノ・ノワールを造り出しています。通常ピゾーニ・ヴィンヤード・ピノ・ノワールを造る生産者にはビッグ・ブロックという一番大きな区画の葡萄が供給されますが、ポール・ラトーにはオールド・ブロックの葡萄が供給されています。オールド・ブロックはゲーリー・ピゾーニが最初に植えた区画で、本家本元のピゾーニ・ワイナリーが使用する区画です。ゲーリー・ピゾーニはポール・ラトーがお気に入りのようですね。ピゾーニ・ヴィンヤード・ピノ・ノワールを造る生産者の中では、今ポール・ラトーがずば抜けて秀逸だと思います。

ポール・ラトーによる初リリースとなる2022年園ピノ・ノワールは、サンタ・バーバラ・カウンティの6つの偉大なヴィンヤードのブレンドです。ソロモン・ヒルズとゴールド・コーストのピノ・ノワールを主体に、ピーク・ランチ、ゾトヴィッチ、ジョン・セバスティアーノ、ドラム・キャニオンのピノ・ノワールをブレンドしました。クローンは、667、115、カレラ、ハイドなど。樹齢は16年から29年に及びます。フレンチオーク(10%新樽)で11ヶ月熟成。熟したラズベリー、レッドプラムのアロマ。ドライハーブのニュアンス。ボリュームありますが、ジューシーで上品な赤黒系果実の果実味です。ワイン名はオーナーの杉本氏の奥様の美代子さんの旧姓の1字から。ちなみにラベルの字は美代子さん自身が書かれたものです。真の日本女性の強さはパワフルかつエレガント。まさにそういう味わいです。

100%ピノ・ノワール
ALC13,6%
輸入元定価¥16,500(税抜¥15,000)

 ソノ

グレッグ・ブリュワー最後の2019年はこちらからどうぞ・・・(ワインは全て売り切れております・・・)

【シャルドネに続きピノ・ノワールが入荷しました・・・これで本当に最後です・・・】(2023年3月28日配信)

【残念ですがシャトー・イガイ・タカハからグレッグ・ブリュワーが退任します・・・ご紹介のヴィンテージが最後になります・・・】(2022年12月8日配信)

漢字シリーズ誕生秘話は下記からどうぞ・・・(ワインは全て売り切れております・・・)

【生産中止となったあのダイアトムがさらなる進化を遂げ・・・シャトー・イガイ・タカハとして生まれ変わりました!!!】(2013年11月1日配信)

【来たぁ~!シャトー・イガイ・タカハ「園」「風音」「鼓動」のピノ・ノワールです!】(2014年2月13日配信)

週末1051

こちらもどうぞ・・・

 Ch. igai Takaha “RIKU” Sparkling Wine Chapel Vineyard Sta. Rita Hills 2018
★シャトー・イガイ・タカハ “リク” スパークリングワイン シャペル・ヴィンヤード サンタ・リタ・ヒルズ 2018 ¥5,940

カリフォルニアワイン業界では日本一有名な家紋を付けた、「シャトー・イガイ・タカハ」の家紋シリーズのワインです。

シャトー・イガイ・タカハの名前はオーナー杉本隆英氏の杉本家の家紋から。丸に違い鷹羽 chigai takaha から命名。いつかは嫁いでいくであろう2人の娘の結婚式を2人のワインで祝ってあげたい、と思いついたのが全ての始まりです。以後も、カリフォルニアの著名ワインメーカーの下で、和のテイストに合う、和の心を持ったワインを造り出しています。あのダイアトムから進化を遂げた、侍(シャルドネ)や園(ピノ・ノワール)などの名を付けたご存じ漢字シリーズと、家族の名前や家族にまつわる名を付けたご存じ家紋シリーズのワインがあります。

ご紹介は、家紋シリーズから、新たにリリースされたスパークリングワインです。葡萄はサンタ・リタ・ヒルズに位置するシャペル・ヴィンヤードから。2018年リク・スパークリングワインは100%シャルドネで、天然酵母で発酵し、瓶内2次発酵で造り上げました。ドサージュは無し。やや甘口のブラン・ド・ブランです。柑橘系果実のフレーバーを伴う、ちょっとイースティーなアロマ。僅かにナッツのニュアンス。ちょっと自然派的?なニュアンスも感じます。ガス圧は低めで、心地良いクリーミーでシュワシュワな甘味(旨味)を楽しめます。生産量は僅か240本です。このワインを造るのは、あのブリュワー・クリフトンの創業者のスティーブ・クリフトンです。グレッグ・ブリュワーさんの相棒ですね。

そして・・リクは・・・杉本ご夫妻が飼っていたウサギさんの名前です。なんとリクちゃんは13年の長寿だったとか。うちの2番目の子(10年6ヶ月)負けたわ(苦笑)。

100%シャルドネ
ALC14,3%
輸入元定価¥6,600(税抜¥6,000)

週末1051-1

金額は税込価格(含消費税10%)です。クール代は送料とは別途ご請求になります。

この内容は、アドレスを頂戴した方にHP公開前にメールでお送りしています。ゆえにHP公開時にはすでに売切れのワインもございます。【チアーズ!カリフォルニアワイン】は、美味しいカリフォルニアワインをお送りしています。