日本初入荷!オレゴンのケン・ライト!

いつもお世話になります。
例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません(2011年5月24日配信)。

4月の中旬、まだまだ余震が続き、原発問題が世界に報道されるなか、オレゴンから日本にやって来たのはケン・ライト氏。

遂に「ケン・ライト」日本正規入荷です!

《 KEN WRIGHT CELLERS  ケン・ライト 》

イリノイ州のシカゴ近郊に生れたケン・ライト氏は、ケンタッキー州に移り世界のファインワインに接し、ワイン造りへの情熱が芽生えました。カリフォルニア州に移り、UCデイヴィスで醸造と栽培を修めます。その後モントレーの「ヴェンタナ」「タルボット」で8年間ワイン造りに携わりました。

ピノ・ノワールに魅了されたケン・ライト氏は、モントレーでワイン造りをしている間オレゴンのウィラメット・ヴァレーを訪れ、時間をかけて土壌を調査しました。彼はこの時この地がピノ・ノワールに適していることを確信しました。時は70年代後半。まだこの地でピノ・ノワールを生産する者がほとんどいない時です(ブルゴーニュのジョセフ・ドルーアンがオレゴンに進出したのがこの10年後です。また、彼がこの時に調査したデータは、ウィラメット・ヴァレー北部の6つの新しいAVAの認可に多大に貢献するものとなりました。)

1986年オレゴン州ウィラメット・ヴァレーに移り、自身最初のワイナリー「パンサー・クリーク」を設立します。93年パンサー・クリークを売却し、「ケン・ライト・セラーズ」を設立しました。現在オレゴンのトップ・ワイナリーの1つである「ドメーヌ・セリーン」のワインメーカーを93年から96年まで務めました。

「ワイン造りはソース(テロワール)が全てです。偉大なワインは偉大な畑の葡萄で造られます。葡萄畑の健康と、凝縮したアロマ、フレーバーと質感を作り出す極端に低い収穫量への拘りなくして偉大なワインは造ることができません。この世の中には手を掛けないでそのままにした方がよいものがあります。ワイン造りも人間の介入を最小限にして自然の贈り物をそのままに保つことが極めて重要です。」

最上級畑のテロワールをそのまま表現した単一畑のピノ・ノワール造りに専念するケン・ライト氏です。初の日本正規入荷のシングル・ヴィンヤード・ピノ・ノワールは下記の4種類です。位置的に北から順番にご紹介します。

 Ken Wright  Savoya Vineyard Pinot Noir Yamhill-Carlton
★ケン・ライト サヴォイア ピノ・ノワール ヤムヒル・カールトン 2008 ¥6,300

「ブルーベリーやブラックベリー、クローブ、茶葉のアロマ。火山性土壌の畑より酸は低く、香りとスムースな口当りにも表れてくる複雑なフレーバー。とても豊かで存在感のあるワイン。(ケン・ライト氏)」

AVA:ヤムヒル・カールトン  土壌:ウィラケンジー&ウェルスデール
クローン:115、777  植付年:1999年、2002年
ALC13,5% 生産量240ケース
輸入元定価¥7,560

濃縮感あり! 個人的には一番!のお味でした・・・

 Ken Wright  Guadalupe Vineyard Pinot Noir Yamhill-Carlton
★ケン・ライト グアダルーペ ピノ・ノワール ヤムヒル・カールトン 2008 ¥6,300

「タバコと杉を伴った、リッチなブルーベリーとブラックチェリーのアロマ。コーラとチョコレートを加えたアロマがフレーバーにも表れている。タンニンと酸も少なく果実味が前面に出ている。浅い土壌の温暖な場所にある畑で、毎年一番初めに葡萄は熟し、ワインはリリースの時点で楽しめる。(ケン・ライト氏)」

AVA:ヤムヒル・カールトン  土壌:ウィラケンジー
クローン:115、Wadenswill  植付年:1989年
ALC13,5% 生産量400ケース
輸入元定価¥7,560

これも濃縮感あり! ニュイ・サン・ジョルジュ?のお味でした・・・

 Ken Wright  Carter Vineyard Pinot Noir Eola-Amity
★ケン・ライト カーター ピノ・ノワール イオラ・アミティ 2008 ¥6,300

「ブラックチェリー、チョコレートと皮革のアロマ。タンニンは他の畑のワインより多く、酸も素晴らしい。このストラクチャーは容易にごく自然な熟成をもたらしてくれる。生き生きとしたプラムやブルーベリー、ココアの味わいのワイン。(ケン・ライト氏」)

AVA:イオラ・アミティ  土壌:ネカイア
クローン:115、667、777、Pommard、Wadenswill 植付年:1983年
ALC13,2% 生産量650ケース
輸入元定価¥7,560

ちょっとおとなしい? いえいえ、バランスのとれたお味でした・・・

 Ken Wright  Canary Hill Vineyard Pinot Noir Eola-Amity
★ケン・ライト カナリー・ヒル ピノ・ノワール イオラ・アミティ 2008 ¥6,300

「明瞭なチェリーやコーラをベースとしたアロマ。口の中で快活に長く続くいきいきとした酸。タンニンは十二分に溶け込んで一体化しており、非常になめらかで口当りがよい。高い音域のアロマが多く、このワインは我々が作っているワインに中ではソプラノに相当している。(ケン・ライト氏」)

AVA:イオラ・アミティ  土壌:ネカイア&ジョリー
クローン:114、777、Pommard 植付年:1983年、1984年
ALC13,3% 生産量625ケース
輸入元定価¥7,560

これはとても華やかで、エレガントなお味でした・・・

以上4つのピノ・ノワールは位置的に北から順に並べてあります。僅かな距離ですが、北と南では土壌が異なり、北のウィラケンジー土壌は黒系の果実味を生み出し、南のネカイア土壌は赤系の果実味を生み出しているとのことです。

ラベルは冬の厳しい寒さの中で剪定をしている男女の姿を描いたものだそうです。アーティストのDavid Berkvarnに依頼。添付画像はサヴォイヤ・ヴィンヤードですが、今後畑ごとにラベルが変わるようです。

  

2008 ケン・ライト
サヴォイア・ヴィンヤード ピノ・ノワール

金額は全て税込価格です。
クール代は送料とは別途ご請求になります。

まだまだ余震が続き、原発問題が世界に報道されるなか、オレゴンから日本にやって来たケン・ライト氏。4月12日三軒茶屋「のみ山」さんで、ケン・ライト氏を囲んでメーカーズ・ディナーが開かれました・・・

いちおうサンフランシスコ・ジャイアンツのユニフォームを持って行きました。ユニフォームのサインはナパやソノマのオーナーやワインメーカーばかりですからね・・・ケン・ライト氏の出身地もわからないし・・・オレゴン在住ならシアトル・マリナーズのファンかもしれないし(笑えない)・・・

ケンさんのワイン美味しかったので、酔った勢いでユニフォーム出してみました。ちょっと笑顔の反応で・・・せっかくだからサインもらっちゃおう!ってことに・・・

いちおう「ジャイアンツのファンですか?」って聞いてみたところ、笑顔で「オフ・コース!」とのお返事でした(喜)!

 

 

 

ケン・ライト氏と・・

 

 

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