旧友の石原順子女史が被災地支援のワインチャリティーを行っています・・・ドメーヌ・デ・ボワルカ

いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2024年1月12日配信

この度の能登半島地震で被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

ロワールでワインを作っている旧友の石原順子女史が被災地支援のワインチャリティーを行っています。

石原順子女史と
セバスチャン・リフォー氏
セバスチャン

 Domaine des Bois Lucas Sancerre Domaine Sebastien Riffault Vinifie par Junko Arai
★ドメーヌ・デ・ボワ・ルカ サンセール ドメーヌ・セバスチャン・リフォー ヴィニフィエ・パ・ジュンコ・アライ ¥5,000 お預かり金は全額寄付されます

売上(お預かり金)は「北陸チャリティーレストラン」に寄付されます。送料はご負担ください。クール便ご利用の方はクール代をご負担ください。

ワイン学校の同級生の石原順子(旧姓新井順子)女史。縁あって2002年からフランス・ロワールでワインを造り始めました。当時彼女はビオデナミ信者ではありませんでしたが、分からないからこそ挑戦してみよう、とビオデナミ栽培を実践しました。彼女が造ったワインはフィリップ・パカレやティエリ・ピュズラを驚かせ、フレデリック・コサールと共同プロジェクトを行うという、フランスの自然派生産者から絶大な信頼を得ました。そして2009年には初めて1人でボジョレー・ヌーボーに挑戦しました。(諸事情ありで残念ですが当店は2021年ヴィンテージを最後にボジョレー・ヌーボーの取り扱いを止めました。)

2011年の東日本大震災の際は、彼女は実際に被災地を廻り、日本への思い、日本の将来への思いを改めて強くしました。2016年の熊本地震の際は、熊本の南阿蘇と八代から無農薬米を仕入れ、東日本大震災で被災した茨城の常陸太田の酒蔵を借りて、熊本支援のために日本酒を造り出しました。また来日したパトリック・メイエやマルク・テンペなどのフランスの自然派生産者と全国を廻り、支援イベントを開催しました。2020年を持っていったん日本酒造りは終了しましたが、その後も梅酒を造るなど日本の農家さんとのお付き合いは広がっています。

元旦夕方に能登半島で発生した大地震。こういう時にジッとしていられないのが順子さんです。被災地をよく知る彼女は、まだ被災地は混乱しているので今はとりあえず後方支援に徹するとのことで(とにかくインフラが先)、寄付による支援を考えました。実は、輪島や七尾のトップ・レストランのシェフ達が自分達も被災者でありながら七尾市と協力してすぐに炊き出しを始めました。現在は金沢のシェフ達も応援に駆けつけているようです。温かい食べ物で少しでも元気になって欲しい。その炊き出しチームの「北陸チャリティーレストラン」を支える支援金をお願いしたいとのことです。ちなみに北陸チャリティーレストランは熊本地震の際に石川県の飲食店が立ち上げた支援グループです。

彼女が造った、現在熟成中のサンセールを600本無償提供します。売上(お預かり金)は「北陸チャリティーレストラン」に寄付されます。

このサンセールは、石原順子女史と、サンセールを代表する自然派生産者のセバスチャン・リフォーのコラボワインです。セバスチャン・リフォーは代々農業を営む家に生まれました。彼の父親エチエンヌ・リフォーが自家栽培そして自家醸造を始めました(その当時は無農薬ではありません)。セバスチャンはマコンの大学で醸造を学び、2004年に正式にデビューしました。受け継いだ畑は粘土石灰土壌の12haで、そのほとんどがソーヴィニヨン・ブランで僅かな残りはピノ・ノワールです。ソーヴィニヨン・ブランの樹齢は30~50年です。彼は徐々に畑を無農薬畑に変え、2007年に完全無農薬畑に仕上げました(カリテ・フランスの BIO 認証済み)。彼が造るサンセールは、いわゆる私達が知るスタンダードなサンセールとは少し異なると思います。彼が言うには、50年前のサンセールを作っている、と。少し酸化熟成のニュアンスや自然派のネガティブ?な要素を感じる味わいのワインです(あくまで個人的感想です)。トップ・キュヴェは50%貴腐葡萄を使用したオクシニス、そして30%貴腐葡萄を使用したアクメニネというワインです。そのエネルギッシュな、秘めた旨味を持つワインから、彼は自然派ロワールの異端児?的存在としても有名なようです。

さて、チャリティーワインの2016年サンセール(ドメーヌ・セバスチャン・リフォー)は、セバスチャン・リフォーの畑の葡萄を使用し、先ずはステンレスタンクでデブルバージュ(澱の取り除き)し、上澄みの果汁を自然酵母で新樽で発酵そして熟成しました。SO2 の添加なし。テイスティングしていませんので、お味についてはコメントできませんが、順子さんの話ではどうやらこのワインにも貴腐葡萄が使用されているようです。順子さんは「このワインはまだ熟成中の難しいワインで、最低10年の熟成が必要で、2026年くらいから美味しくなります。あと2年かかります。(震災地の)復興も2年なんてあっという間です。2026年まで寝かせて、みんなで同時に私のワインで各々一緒に乾杯できれば最高です。」とコメントしています。

 セバスチャン2

と、メルマガ書いていたら順子さんからコメント届きました・・・

「色はかなり酸化してますが、それは、SO2 無添加と、外気が暑い時に瓶詰めしたため、です。見た目と味わいが比例していません。色が先行してアンバランスなのです。だからまだ寝かせたいのです。味わいはまだまだ酸が強いです。ロワールは北に位置していますから、元々酸が強いうえに、畑の下の下のミネラルが豊富なのです。それが強すぎて MLF がかなりゆっくりです。貴腐がたくさん付くほど葡萄を完熟させ、アルコール度数は13%以上とボディーがしっかりしているので、この酸とのアンバランスが落ち着くのに10年かかるパワーです。なので10年経過したら毎年毎年柔らかく美味しくなります。セバスチャンの家に行くと、やっと2007年や2006年が美味しいです。この2016年は20年寝かせてくださると嬉しいです。(石原順子)」

数は限られておりますが当店から購入可能です。facebook をお使いの方は直接のご購入もできます。「北陸チャリティーレストラン」に寄付をしていただき、振込の明細書を石原順子さんに確認していただきます。そしたら順子さんがワインを発送してくださいます。石原順子または積田耕作の facebook の投稿をご覧ください。

https://www.facebook.com/profile.php?id=100006352922772 (石原順子)

サンセール

新井順子女史、そしてドメーヌ・ボワ・ルカのお話はこちらからどうぞ・・・(ワインは全て売り切れておりますが・・・)

【番外編!新春第一弾はこれだぁ~!ボワ・ルカのソーヴィニヨン・ブランです!】(2013年1月14日)

【番外編!2021年ボジョレーヌーボー情報 その4(最終)】(2021年11月9日)

【番外編!これが本当に最後です・・・ご存じ旧友の新井順子女史の日本酒「順子」です・・・】(2020年6月10日)

Domaine des Bois Lucas 
2009 Touraine Sauvignon Blanc 
 ボワルカ

金額は税込価格(含消費税10%)です。クール代は送料とは別途ご請求になります。

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