今年最初のご紹介は・・・ガーギッチ・ヒルズ・エステート

いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2024年1月5日配信

今年最初のご紹介は・・・(昨年暮れに SNS ではご紹介済みですが・・・)

希少限定入荷です・・・売り切れ御免です・・・

 スミソニアン博物館に展示されている
シャトー・モンテレーナのボトル
 モンテレーナ

 Grgich Hills Estate Paris Tasting Commemorative Chardonnay Estate Grown Napa Valley 2020
★ガーギッチ・ヒルズ・エステート パリ・テイスティング・コメモラティブ・シャルドネ エステート・グロウン ナパ・ヴァレー 2020 ¥20,900 希少限定品

「パリスの審判」の翌年に創業しました。「ガーギッチ・ヒルズ・エステート」です。

ご存じ、1976年パリ・ブラインドテイスティング(パリスの審判)の白ワイン部門で優勝したのが「シャトー・モンテレーナ」の1973年ナパ・ヴァレー・シャルドネ。このワインを造ったのがミリェンコ・マイク・ガーギッジです。

ちなみに、1位はシャトー・モンテレーナ Chateau Montelena の1973年シャルドネ、2位はルーロ Roulot の1973年ムルソー・シャルム、3位はシャローン Chalone の1973年シャルドネ、4位はスプリング・マウンテン Spring Mountain の1973年シャルドネ、5位はジョセフ・ドルーアン Joseph Drouhin の1973年ボーヌ・クロ・デ・ム―シュ、6位はフリーマーク・アビー Freemark Abbey の1972年シャルドネ、7位はラモネ Ramonet の1973年バタール・モンラッシェ、8位はルフレーヴ Leflaive の1972年ピュリニー・モンラッシェでした。

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マイク・ガーギッジはクロアチア出身。ボリュー、ロバート・モンダビなどでワイン造りを学びワイン造りに携わりました。そしてジム・バレットに誘われて、創業したばかりのシャトー・モンテレーナに参加しました。優勝したシャルドネはナパ・ヴァレーの2つの畑とソノマの畑の葡萄をブレンドしたものでした。ちなみにシャトー・モンテレーナのシャルドネの初ヴィンテージは前年の1972年です。マイク・ガーギッチはパリ・ブラインドテイスティングの翌年に「ガーギッチ・ヒルズ・セラー」を設立しました。パートナーはヒルズ・ブラザーズ・コーヒーのオースティン・ヒルズです。その日は独立記念日だったそうです。

ご紹介のワインは、マイク・ガーギッチ生誕100年に敬意を表して造られた、生誕100周年記念ラベルのワインです。Celebrating Miljenko’s 100th Birthday の文字が刻まれています。シャルドネはカーネロスに位置する自社畑からで、1989年に植樹された最も樹齢の高い区画のウェンテ・クローンです。自社畑は、環境再生型農業 Regenerative Organic Certified 、オーガニック認証 CCOF (実際はビオデナミ農法を実践)を受けています。ガーギッチ・ヒルズ・セラーは早くからオーガニック栽培を行っていましたが、2006年からバイオダイナミック栽培に移行しました。また、2007年にはワイナリー名を「ガーギッチ・ヒルズ・エステート」と改名し、自社畑の葡萄のみからワインを生産しています。2020年はご存じのように大きな山火事があった年ですが、山火事がなかったら最高のヴィンテージになったと言われている年です(白はぎりぎりセーフですが、赤は大きなダメージを受けました)。干ばつは続いており、夏の終わりに熱波があり、とても少ない収量でしたが、このシャルドネはそれらのストレスにうまく対応でき、カーネロスらしい綺麗な酸を持つ葡萄となりました。

2020年パリ・テイスティング・コメモラティブ・シャルドネは土着酵母を使用し4週間かけて樽発酵。フレンチオーク(53%樽、47%フードル)で15ヶ月熟成しました。フレッシュなレモンやライムのアロマ。ストーンフルーツのニュアンス。ほのかにキャラメルやバニラビーンズの風味も。芳醇な果実味、瑞々しい酸、心地良いミネラル感、のバランスのとれた味わいです。

マイク・ガーギッチ氏は昨年享年100歳を迎えました。お元気そうな様子が SNS で伝えられておりましたが、12月13日にお亡くなりになりました。ご冥福をお祈り致します。余談ですが、2004年4月ナパ・ヴァレー・ヴィントナーズ来日の際、マイク・ガーギッチの愛娘ヴィオレッタさんとお会いしました。彼女の名を冠したレイト・ハーベストをご存じでしょうか。も~感激ものの出会いでした。なぜサイン頂戴しなかったのか(涙)。。。ツーショット写真見たい方は個人的にご連絡ください(笑)。。。

100%シャルドネ
ALC13,5%
輸入元定価¥22,000(税抜¥20,000)

【あの「パリスの審判」の立役者の1人です・・・お宝ですよ・・・お宝(苦笑)・・・ガーギッチ・ヒルズ40周年のシャルドネです・・・】(2017年6月8日配信)

ブログ【ボー・バレット氏と再々会!(シャトー・モンテレーナ)】(2016年4月15日)

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金額は税込価格(含消費税10%)です。クール代は送料とは別途ご請求になります。

蛇の神とのことですが、なんか今年の干支の「辰」に見えます(苦笑)・・・

 Realm Cellars Precious Twin Rose Wine Napa Valley 2020
★レアム・セラーズ プレシャス・ツイン ロゼワイン ナパ・ヴァレー 2020 ¥12,100 希少限定品

10以上のパーカー100点を有する「レアム・セラーズ」です。

2002年ホアン・メルカードによって設立された「レアム・セラーズ」です。レアムには “王国、領土” という意味がありますが、シェークスピアによって16世紀に書かれた史劇であり悲劇である「リチャード二世」の第二幕第一場のセリフからとられました。2011年2月よりブノア・トゥケがチーフワインメーカーに就任。ブノアはボルドー生まれのフランス人。ボルドー大学(醸造と科学で修士号)を卒業後、シャトー・ラ・ルーヴィエール、シャトー・クーアン・リュルトンでワイン造りを学びました。ミシェル・ロランにその手腕を買われカリフォルニアに渡り、アンディ・エリクソン(元スクリーミング・イーグルのワインメーカー)の元で修行しました。その後レアム・セラーズは一気に開花します。2012年ヴィンテージで初のパーカー100点を獲得。以後10以上のパーカー100点を獲得しています。コンサルタントはミシェル・ロランです。(2019年にホアン・メルカードは引退し、元ハーラン・エステートのスコット・ベッカーが社長に就任しました。)

プレシャス・ツイン・ロゼワインはこのヴィンテージだけのロゼワインです。2020年8月に起こった山火事でレアム・セラーズは赤ワインの生産を断念しました。スタッグス・リープ地区のレアム・エステートとクームスヴィル地区のフェアラ・ヴィンヤードから8月後半のまだ完熟する前の酸の乗った黒葡萄を収穫。このヴィンテージだけの特別ワインを造り上げました。2021年夏にボルドーボトルでラ・フェと名付けたロゼワインを少量リリースし、2022年春にこのお洒落なボトルで再リリースしました(ゆえにラ・フェよりタンク熟成が半年長い)。プレシャス・ツインの名前は、リリースのタイミングが違う2つの兄弟ワインであることを、そしてラベルに描かれたマヤ文明の蛇の神が対あるいは双子として崇められていることを意味します。2020年プレシャス・ツイン・ロゼワインは、90%メルロー、10%カベルネ・ソーヴィニヨンです。淡い色調(綺麗なサーモンピンク色)ですが、いわゆる普通のロゼワインよりもややしっかりとしたボディがあり、かつ秀逸な酸が存在します。おそらくレアム最初で最後のロゼワインだと思われます。

メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン
ALC13,9%
輸入元定価¥13,200(税抜¥12,000)

【カリフォルニアワイン協会主催による「インスタグラム・キャンペーン」が開催されています・・・】(2023年4月14日配信)

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この内容は、アドレスを頂戴した方にHP公開前にメールでお送りしています。ゆえにHP公開時にはすでに売切れのワインもございます。【チアーズ!カリフォルニアワイン】は、美味しいカリフォルニアワインをお送りしています。