パーカー１００点生産者のご存じ「シェイファー・ヴィンヤーズ」から新社長のマシュー・シャープ氏が初来日しました。

シェイファーの創始者ジョン・シェイファーがシカゴでのキャリアを離れ、第２の人生を求めてカリフォルニアのナパ・ヴァレーにやって来たのが１９７２年です。スタッグス・リープ地区の８０ｈａに及ぶ土地を購入したジョン・シェイファーは、１９２０年代にその地に作られた葡萄畑を復活させ、１９７８年に初めてのカベルネ・ソーヴィニヨンを１，０００ケース造りました。その後 UC デイヴィスで醸造を学んだ息子ダグ・シェイファーが加わり、ダグと同級生（UC デイヴィス）であったイライアス・フェルナンデスがワインメーカーとして参加します。以後この３人のコンビがシェイファー・ヴィンヤーズを不動の位置に押し上げました。（残念ながらジョン・シェイファー氏は２０１９年３月に他界されました。）

２０２２年２月シェイファー・ヴィンヤーズは韓国の新世界プロパティにより買収されました。買収金額は２億５，０００万ドルとか。ダグ・シェイファーはスーパーバイザーとしてしばらく残ります。イライアス・フェルナンデスはそのままワインメーカーを続けます。スタッフもそのまま残ります。

新体制となったシェイファー・ヴィンヤーズから新社長マシュー・シャープ氏が初来日し、輸入元の試飲会に立ち会いました。試飲ワインは下記のワインです。ワインについては後ほど。（２０１８年リレントレスと２０１８年ヒルサイド・セレクトはご紹介済みです。）

★Shafer Red Soulder Ranch Chardonnay Napa Valley 2021
★Shafer TD-9 Cabernet Sauvignon Napa Valley 2021
★Shafer One Point Five Cabernet Sauvignon Napa Valley 2021
★Shafer Relentless Red Wine (Syrah) Napa Valley 2018 JS97 JD98
★Shafer Hillside Select Cabernet Sauvignon Stag’s Leap District Napa Valley 2018 WA98

新社長マシューさんとは初のご対面です。「はじめまして。小さなワイン屋してます。シェイファーには２度訪問しました。ダグさんは古い友達です。」「そうですか。」「これ見てください。」とジャイアンツのジャージを取り出す。「おお！」「カリフォルニアのワイナリーのオーナーとワインメーカーのサインです。」「素晴らしい！」実は裏情報でマシューさんが大のジャイアンツ・ファンであることを知っていました。「ダグさんのサインはこれです。そばにサインお願いします。」「私の？いいの？」とマシューさんは大喜びです。「一番最初のサインはジョン・ウイリアムスさんで、二番がダグさんです。」「（笑）」「次回ワイナリーに行く時はこのジャージ着て行きます。」「ウエルカムだよ。待ってるよ。」「いや、ワイナリーじゃなくてオラクル・パーク（ジャイアンツのスタジアム）で会いましょう。」「（大笑）」ジャイアンツのジャージを隅から隅まで眺めて感動のマシューさんでした（苦笑）。

マシューさんと

ダグさんと （２０１３年９月）

ダグさんがシェイファーを離れるのはちょっと寂しいですね。。。

ブログ【ウェビナー（シェイファー・ヴィンヤーズ）】（２０２１年８月２１日）

ブログ【久しぶりにダグさんとご対面！（シェイファー）】（２０１９年６月１７日）