いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2023年6月22日配信)
お待たせ致しました・・・1ヴィンテージ飛んで入荷です・・・
超人気ワインですし相変わらずの少量入荷ですから輸入元完売は早いと思います・・・
《 ROAR WINES ロアー 》
美しい港町として世界中から観光客が訪れるモントレー・カウンティ。モントレーの内陸部に位置する葡萄栽培地がサンタ・ルシア・ハイランズ。ここまで言えば真っ先に思い起こすのはやはり「ピゾーニ・ワイナリー」ですね。ゲーリー・ピゾーニがパンツの中に隠し持ち込んだというブルゴーニュの至宝ラ・ターシュのクローンから生まれたのがピゾーニ・ヴィンヤード。現在カリフォルニアで最上のピノ・ノワールを生み出すと言われる畑です。この畑の葡萄を使える生産者は極限られた者だけ。生産者にとっても憧れの畑です。
このピゾーニ・ワイナリーと並び賞されるのがご紹介の「ロアー Roar Wines 」です。
ロアーのオーナーのゲーリー・フランシオーニ家はサンタ・ルシア・ハイランズで100年続いた農家でした。1996年ゲーリー・フランシオーニはピゾーニ・ワイナリーのオーナーであり竹馬の友であるゲーリー・ピゾーニにすすめられて葡萄栽培を始めました。まず最初に誕生したのが奥様の名前を付けたロゼラズ・ヴ ィンヤード Rosella’s Vineyardです(ロゼラズ・ヴィンヤードに最初に植えられたのはピノ・ノワールではなくシャルドネでした。その後ピノ・ノワールも植えられました)。そして翌年ラ・ターシュ・クローンのピゾーニ・ヴィンヤードのバドウッドから、自身フランシオーニとピゾーニの2人のゲーリーの名前を付けたゲーリーズ・ヴィンヤード Garys’ Vineyard を誕生させました。ゲーリーズの葡萄はシドゥーリ、ローリング、テスタロッサ、コスタ・ブラウンなどの一流生産者に供給されました。そして親友のシドゥーリのアダム・リーの協力を得て、2001年自身のブランド「ロアー・ワインズ」を設立しました。2007年からはピノ・ノワール造りの名手エド・カーツマンがワインメーカーを務めました。
(ワイン・エンスージアスト誌の「アメリカにグランクリュ格付があればどの畑が選ばれるか」という特集で選ばれた5つの畑は、「Allen」「Hirsh」「Garys’」「Pisoni」「Shea」でした。アレンはロキオリ、ウイリアムズ・セリエムなどで有名なルシアン・リヴァー・ヴァレーの畑、ハーシュはキスラー、シドゥーリなどで有名なソノマ・コーストの畑、シェアはシン・クア・ノンなどで有名なオレゴン州の畑です。そしてゲーリーズとピゾーニです。)
ロアーは過去幾度かの単発入荷がありましたが、2009年ヴィンテージより日本正規入荷となりました。アメリカでもなかなか入手困難なワインです。日本市場における販売実績が認められ徐々に入荷数が増えていますが、それでも限られた数量です(現在アメリカのいくつかのディストリビューターと日本だけでの販売です)。お待たせ致しました。1ヴィンテージ飛んで入荷です(2020年は生産なしでした)。超人気ワインですし、日本へは相変わらずの少量入荷ですから、完売は早いと思います。
※残念ですが、人気のヴィオニエは今回は入荷なしのようです(涙)。。。
Roar Chardonnay Santa Lucia Highlands 2021
★ロアー シャルドネ サンタ・ルシア・ハイランズ 2021 ¥9,130 新ヴィンテージ
ピゾーニ・エステートと並び賞される「ロアー」です。
このサンタ・ルシア・ハイランズ・シャルドネはかつてワイナリー公式ウェブサイトにも記載されない希少&貴重アイテムでした(メーリングリスト登録者にも案内されないこともあったそうです)。このシャルドネは、フランシオーニ家が所有する畑とピゾーニ家と共同管理する畑の葡萄で造られます。買い付け葡萄は使用していません。ロアーはあまり情報を公開していませんが。2021年サンタ・ルシア・ハイランズ・シャルドネは、クローンは 76、96、Hyde、Monty、Wente です、100%フレンチオーク(新樽比率40%ほど)にて熟成。シトラス、ストーンフルーツ、火打石が感じられます。上品な果実味と絶妙の樽風味がマリアージュしています。心地良い酸とフレーバーがフィニッシュまで続きます。初期のロアーはカリフォルニアらしい?味わい(樽風味の強い濃厚な味わい)を持ちましたが、近年は非常にエレガントな味わいになっています。
2013年からワインメーカーが変わりました。ピノ・ノワール生産者として多くの注目を浴びたエド・カーツマンを受け継いだのがスコット・シェイプリーです。スコットはモントレー出身。シドゥーリでアシスタントワインメーカーを務め、当時ロアーのワインメーカーだったアダム・リーとロアーの醸造に携わっていました。その後銘醸畑の葡萄からのピノ・ノワールで有名なロースラーなど幾つかのワイナリーを経て再びロアーに戻りました。スコットもピノ・ノワールに関しては卓越したワインメーカーです。
ALC14,7%
生産量404ケース
輸入元定価¥9,900(税抜¥9,000)
Roar Pinot Noir Santa Lucia Highlands 2021
★ロアー ピノ・ノワール サンタ・ルシア・ハイランズ 2021 ¥10,230 新ヴィンテージ
ピゾーニ・エステートと並び賞される「ロアー」です。
このサンタ・ルシア・ハイランズ・ピノ・ノワールもフランシオーニ家が所有する畑とピゾーニ家と共同管理する畑の葡萄で造られます。買い付け葡萄は使用していません。ロアーはあまり情報を公開していませんが。2021年サンタ・ルシア・ハイランズ・ピノ・ノワールは、クローンは Pisoni、Calera、Pommard、Swan、667、777、943、23 で、100%フレンチオーク(45%新樽)にて11ヶ月熟成。樽はフランソワ・フレール、ラトゥール、エルミタージュなどが使われます。1度のラッキングで、アンフィルター&アンファインにて瓶詰めされます。サンタ・ルチア・ハイランズのクラシカルな赤い果実の香りが感じられます。土っぽさに包まれたハーブのニュアンスも。優しく深く複雑味があります。初期のロアーはカリフォルニアらしい?味わい(樽風味の強い濃厚な味わい)を持ちましたが、近年は非常にエレガントな味わいになっています。
2013年からワインメーカーが変わりました。ピノ・ノワール生産者として多くの注目を浴びたエド・カーツマンを受け継いだのがスコット・シェイプリーです。スコットはモントレー出身。シドゥーリでアシスタントワインメーカーを務め、当時ロアーのワインメーカーだったアダム・リーとロアーの醸造に携わっていました。その後銘醸畑の葡萄からのピノ・ノワールで有名なロースラーなど幾つかのワイナリーを経て再びロアーに戻りました。スコットもピノ・ノワールに関しては卓越したワインメーカーです。
ちなみに前ヴィンテージの2019年は、ジェブ・ダナックが94点を、ワイン・エンスージアスト誌も94点を付けました。
ALC14,8%
生産量1,840ケース
輸入元定価¥11,000(税抜¥10,000)
Roar Rosella’s Vineyard Pinot Noir Santa Lucia Highlands 2021
★ロアー ロゼラズ・ヴィンヤード ピノ・ノワール サンタ・ルシア・ハイランズ 2021 ¥13,530 新ヴィンテージ 数量限定品
ピゾーニ・エステートと並び賞される「ロアー」です。
ロアー最初の畑ロゼラズ・ヴィンヤードは、オーナーのゲーリー・フランシオーニの奥様の名前が付けられた畑です。サンタ・ルシア・ハイランズの北部に位置する50エーカーの畑です。1996年植樹。現在シャルドネ、ピノ・ノワール、シラーが栽培されています。ロアーはあまり情報を公開していませんが。2021年ロゼラズ・ヴィンヤード・ピノ・ノワールのクローンは Pisoni、Pommard、667、777、23 です。100%フレンチオーク(68%新樽)にて11ヶ月熟成。樽はフランソワ・フレール、ラトゥール、エルミタージュなどが使われます。1度のラッキングで、アンフィルター&アンファインにて瓶詰めされます。プラムソースとブラックベリージャムのニュアンス。焦げたトースト、ウッドスパイス、リコリスのアクセントがフィニッシュまで続きます。上品で優雅で、そして妖艶な味わい。雄大さも持ち合わせます。美味です。
ちなみに前ヴィンテージの2019年にワイン・スペクテーター誌が93点を付けました。2018年はワイン・スペクテーター誌が93点を、ワイン・アドヴォケイト誌が93点を、ワイン・エンスージアスト誌が94点を、そしてジェブ・ダナックが96点を付けました。また2012年ヴィンテージはワイン・スペクテータ誌年間トップ100ワイン(2014年)で71位にランクインしています。
2013年からワインメーカーが変わりました。ピノ・ノワール生産者として多くの注目を浴びたエド・カーツマンを受け継いだのがスコット・シェイプリーです。スコットはモントレー出身。シドゥーリでアシスタントワインメーカーを務め、当時ロアーのワインメーカーだったアダム・リーとロアーの醸造に携わっていました。その後銘醸畑の葡萄からのピノ・ノワールで有名なロースラーなど幾つかのワイナリーを経て再びロアーに戻りました。スコットもピノ・ノワールに関しては卓越したワインメーカーです。
ALC14,8%
生産量643ケース
輸入元定価¥14,300(税抜¥13,000)
【コロナ禍でどこもワインの入荷が遅れておりますが・・・お待たせ致しました・・・】(2021年4月13日配信)
【あのピゾーニ・エステートと並び賞される「ロアー」です・・・】(2020年8月4日配信)
そしてピゾーニ・ワイナリーからは新ワインが誕生しました・・・
“カリフォルニアのラ・ターシュ” と例えられる、ご存じピゾーニ・ピゾーニ・ピノ・ノワールを造り出している「ピゾーニ・ワイナリー」です。トップ・キュヴェはご存じピゾーニ・ピゾーニ・ピノ・ノワールで、ワイナリーの柱となるのが「ルシア」というブランドのワインです。ルシアはもちろん自社畑ピゾーニ・ヴィンヤードとゲーリーズ・ヴィンヤード、そして新しい自社畑ソベラネス・ヴィンヤードからの葡萄で造られます。そのルシアの妹分として誕生したのが「ルーシー」です。ルーシーのロゼ・オブ・ピノ・ノワールはご存じのかたも多いと思いますが、この度ルーシーから新ワインが誕生しました。
Lucy Pico Blanco White Wine Monterey County 2022
★ルーシー ピコ・ブランコ ホワイトワイン モントレー・カウンティ 2022 ¥5,720 新ヴィンテージ セカンドリリース
Lucy Gamay Noir Santa Lucia Highlands 2022
★ルーシー ガメイ・ノワール サンタ・ルシア・ハイランズ 2022 ¥5,940 初リリース
Lucy Rose of Pinot Noir Santa Lucia Highlands 2022
★ルーシー ロゼ・オブ・ピノ・ノワール サンタ・ルシア・ハイランズ 2022 ¥5,280 新ヴィンテージ
ピゾーニ・ワイナリーの柱となるブランドが「ルシア」。自社畑の葡萄から素晴らしいシャルドネとピノ・ノワールを造り出しています。そのルシアのシスター・ブランドである「ルーシー」から新ワインが誕生しました。ルーシーは若木や(トップ・キュヴェの)格落ち?の葡萄樹から造られます。ジェフ・ピゾーニの妻でもあるビビアナ・ゴンザレス・レーヴ(カトレア・ワインズ)もワインメーカーとして参加しています。
先ずはピコ・ブランコです。セカンド・リリースです(昨年ファースト・リリースが日本入荷しております)。ピコ・ブランコの葡萄はサンタ・ルシア・ハイランズとアロヨ・セコから。85%ピノ・グリ、15%ピノ・ブランのブレンドです。100%全房発酵(ホールクラスター・プレス)。古樽で熟成。マロラクティック発酵なし。清澄なし。濾過はボトリング前に。スイカズラ、白桃、砂糖漬けの生姜。濡れた石と海の空気を感じる、しなやかなテクスチャーを持ちます。カリフォルニアワインらしからぬ味わいで(苦笑)、爽やかで綺麗な果実味で、シンプルに美味しいワインです。ピゾーニ・ファミリーはこのボトル1本につき1ドルをモントレー湾の海洋保護活動に寄付しています。
ALC14,1%
生産量852ケース
輸入元定価¥6,380(税抜¥5,800)
そしてファースト・リリースのガメイ・ノワールです。ガメイ・ノワールの葡萄はサンタ・ルシア・ハイランズから。100%ガメイ・ノワールです。自然酵母で発酵。60%を全房発酵。古樽で熟成。清澄なし。濾過はボトリング前に。若々しいルビー色。スミレ、ラズベリー、ビングチェリーのアロマ。ドライハーブのニュアンスも。親しみやすいアタックと生き生きとした果実味。穏やかな酸。フランスの品種をアメリカ風に(苦笑)エキサイティングに表現しました。(濃縮した果実味ですので、)少し冷やして飲まれたほうが美味しいかなと。ピゾーニ・ファミリーはこのボトル1本につき1ドルを山火事対応に活躍したビッグサー消防署に寄付しています。
ALC13,5%
生産量520ケース
輸入元定価¥6,600(税抜¥6,000)
そしてお馴染みのロゼ・オブ・ピノ・ノワールです。「桜ラベル」が発売されたのをご記憶の方も多いと思います。100%ピノ・ノワールです。自然酵母で発酵。70%を全房プレス、30%セニエで。古樽で熟成。マロラクティック発酵なし。清澄なし。濾過はボトリング前に。2022年は記憶に残る素晴らしいヴィンテージとなりました。桃の花、新鮮なイチゴ、ウォーターメロンのアロマ。バラの花びらや酸味のあるラズベリーと共に、みかんやオレンジピールの柑橘系の味わいが広がります。繊細なミネラル感も感じる、テクスチャーのあるロゼワインです。ピゾーニ・ファミリーはこのボトル1本につき1ドルを乳がん研究に寄付しています。これまでに20万ドルを超える寄付が集まりました。
ALC13,5%
生産量1,535ケース
輸入元定価¥5,940(税抜¥5,400)
Luli Sauvignon Blanc Arroyo Seco 2022
★ルリ ソーヴィニヨン・ブラン アロヨ・セコ 2022 ¥5,060 新ヴィンテージ
そしてこちらもピゾーニ・ワイナリーが造るワインです。「ルリ」です。
ベイエリアで長年に亘りワインビジネスに携わってきたマスターソムリエの資格を持つサラ・フロイド女史とピゾーニ・ファミリーがコラボして造り出した「ルリ」です。葡萄はピゾーニ・ワイナリー創業オーナーのゲーリー・ピゾーニの息子マーク・ピゾーニ(長男)がサンタ・ルシア・ハイランズのサスティナブル畑からセレクト。醸造はジェフ・ピゾーニ(次男)がピゾーニ・ワイナリーで行います。デビュー・ヴィンテージから高い評価を得ています。ルリはシャルドネとピノ・ノワールを主体に、シラー、グルナッシュ(ロゼ)、ソーヴィニヨン・ブランなどを造り出しています。
人気のこのソーヴィニヨン・ブランはサンタ・ルシア・ハイランズの南に位置するアロヨ・セコの単一畑から(2016年から)。100%全房プレス。ニュートラルの樽で熟成。澱の上で3ヶ月の熟成。マロラクティック発酵なし。外観は淡い麦わら色と緑が混じる色合い。ライムの皮、レモングラス、ジューシーなグレープフルーツのアロマ。少しのハーブのニュアンスも。清涼感と十分な旨味を感じるソーヴィニヨン・ブランです。前回2021年5月にご紹介した2019年ヴィンテージからエチケットが変わりました。値上がりは厳しいですが。
100%ソーヴィニヨン・ブラン
ALC14,1%
輸入元定価¥5,720(税抜¥5,200)
【久しぶりに正式にご紹介できることとなりましたが・・・ですが相変わらずの極少量の入荷です・・・】(2022年1月11日配信)
【和食に最も合うカリフォルニアワインはこの人が造るワインかも・・・】(2021年5月20日配信)
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