最近親しいワイン仲間内でなぜかカベルネ・フランが話題になっています（苦笑）・・・ダックホーン、パラダックス

いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。（２０２３年４月６日配信）

最近親しいワイン仲間内でなぜかカベルネ・フランが話題になっています（苦笑）・・・

フランは生産量が少ないので日本入荷は限られた数量のものが多いです・・・

《　ＤＵＣＫＨＯＲＮ　ＶＩＮＥＹＡＲＤＳ　ダックホーン　》

ご存じナパ・ヴァレーにおけるメルロー造りのパイオニアである「ダックホーン・ヴィンヤーズ」です。

１９７６年ダニエル＆マーガレット・ダックホーン夫妻はナパ・ヴァレー北部に２０エーカーの畑と古いワイナリーを購入し、ダックホーン・ヴィンヤーズをスタートさせました。１９７８年に初めて葡萄を収穫し、最初のワインはカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローをリリースしました。ボルドー右岸のメルローのエレガントさに魅了されていたダックホーン夫妻は、当時ブレンド用にしか使われていなかったメルローを単独で使用したワインを造り上げました。ダックホーンはナパにおけるメルロー造りのパイオニアです。ラベルにはオーナー夫妻の苗字にちなみ、鴨が描かれました。（残念ですが、昨年１１月にマーガレット・ダックホーンさんが他界されました。ワイナリーで１度、日本で１度お会いしておりますが、笑顔がとても素敵な方でした。）

ダックホーン・ヴィンヤーズは、この初ヴィンテージからスリー・パームス・ヴィンヤードの葡萄を使用したワインを造り出しています。カリストガの南に位置するスリー・パームス・ヴィンヤードはカリフォルニアでも指折りのメルローのシングル・ヴィンヤードとして知られる伝説的存在の畑です。その名の通り畑には象徴的な３本のヤシの木が植えられています。ダックホーン・ヴィンヤーズは、２０１１年からスリー・パームス・ヴィンヤードの葡萄の専売契約をしていましたが、２０１５年長年の夢を叶えスリー・パームス・ヴィンヤードを買い取り自社畑としました。２０１７年４月デカンタ誌の “世界が認めるメルロー６本” であのペトリュスと共にスリー・パームス・ヴィンヤード・メルローが選ばれました。そして２０１１年１１月ワイン・スペクテーター誌の年間トップ１００ワインでスリー・パームス・ヴィンヤード・メルローが見事１位に輝き、ダックホーン・ヴィンヤーズは遂にワイン・オブ・ザ・イヤーを獲得しました。

現在ダックホーン・ワイン・カンパニーは６つのブランドを持ちます。本家の「ダックホーン・ヴィンヤーズ（ナパ・ヴァレー）」、そして「パラダックス（ナパ・ヴァレー）」「デコイ（ソノマ・カウンティ）」「マイグレーション（ルシアン・リヴァー・ヴァレー）」「ゴールデンアイ（メンドシーノ・カウンティ）」「キャンバスバック（ワシントン州）」です。それぞれの地域に所有する自社畑及び厳選した契約畑の葡萄からクオリティの高いワインを生産しています。１つのブランドに１人のワインメーカーを配置しています。（現在ダックホーン・ヴィンヤーズでチーフワインメーカーを務めるレネ・アリー女史が今月来日します。２０１７年ＷＳ誌年間トップ１００ワインでワイン・オブ・ザ・イヤーを獲得したスリーパームス・ヴィンヤード・メルローを造り上げた方です。お会いするの楽しみです。）

最近親しいワイン仲間内でなぜかカベルネ・フランが話題になっています（苦笑）・・・カベルネ・フランのワインは生産量が少ないので日本入荷は限られた数量です・・・

まずはデコイから・・・こちらはカベルネ・フランではございません（苦笑）・・・

　Decoy Decoy Limited Methode Champenoise Brut Rose Sparkling Wine NV
★デコイ　デコイ・リミテッド　メトード・シャンプノワ　ブリュット・ロゼ　スパークリングワイン　ＮＶ　￥５，８３０　日本初入荷
　Decoy Brut Cuvee Sparkling Wine California NV
★デコイ　ブリュット・キュヴェ　スパークリングワイン　ＮＶ　￥３，３００

ダックホーン・ワイン・カンパニーは現在６つのブランドを持ちます。その１つが「デコイ」です。

１９８５年ダックホーンはメルローとカベルネ・ソーヴィニヨンを主体とした赤ワイン Napa Valley Red Wine を醸造。このワインにデコイが描かれたラベルを貼り付けました。デコイワインの誕生です。ダックホーンのセカンド的ワインとして誕生したデコイはその後ソノマ・カウンティの葡萄を主体としてブランドを築き上げました。デコイのポリシーは Reputation for delivering great quality at a remarkable price （高品質なワインをリーズナブルな価格で）。そのデコイから２０１８年に格上キュヴェとなるデコイ・リミテッドが誕生しました。ちなみにデコイは鴨猟の時におとりとして使われる実物大の模型の鳥です。装飾品としても非常に人気で、ワイナリーにはたくさんの素晴らしいデコイが飾られています。

ゴールデンアイの限定品としてスパークリングワインを造り上げたことがありますが、ダックホーンはデコイのブランドで本格的なスパークリングワインの生産を始めました。２０２０年の５月にブリュット・キュヴェ（白）が日本初入荷しております。そしてこの度デコイ・リミテッドからロゼのスパークリングワインが誕生しました。日本初入荷のブリュット・ロゼは、８０％ピノ・ノワール、２０％シャルドネで、シャンパーニュと同じ瓶内２次発酵で造られます。デゴルジュマン後、シュールリー（澱と一緒に）で１２ヶ月熟成。残糖は 1,2g/L です。アメリカンチェリーやワイルドストロベリーの華やかで豊かな味わいです。デコイ・リミテッドはデコイの上級キュヴェですので、このロゼは白とは違い残念ながらポンポンと開けられるお値段ではありませんが、クオリティは高いと思います。

８０％ピノ・ノワール、２０％シャルドネ
シャンパーニュ製法（瓶内２次発酵）
輸入元定価￥６，３８０（税抜￥５，８００）

ブリュット・キュヴェはこちらからどうぞ・・・

【あのダックホーン・ヴィンヤーズが日本のダックホーン・ファンをサポートします・・・】（２０２０年５月１９日配信）

デコイ・リミテッドはこちらからどうぞ・・・

【カベルネ・ソーヴィニヨンに続き、シャルドネとピノ・ノワールが日本初入荷です・・・】（２０２１年１０月２６日配信）

そしてパラダックスです・・・カベルネ・フラン主体のワインです・・・

　Paraduxx Rector Creek Vineyard Block-5 Red Wine Napa Valley 2019
★パラダックス　レクター・クリーク・ヴィンヤード　ブロック５　レッドワイン　ナパ・ヴァレー　２０１９　￥１１，８８０　ＷＥ９１　日本初入荷　数量限定品

　Paraduxx Proprietary Red Wine Napa Valley 2019
★パラダックス　プロプライエタリー・レッドワイン　ナパ・ヴァレー　２０１９　￥６，８２０　新ヴィンテージ　入荷待ち
　Paraduxx Proprietary Red Wine Napa Valley 2018 25th Harvest Anniversary Label
★パラダックス　プロプライエタリー・レッドワイン　ナパ・ヴァレー　２０１８　￥５，９４０　２５周年記念ラベル　売り切れ

ダックホーン・ワイン・カンパニーは現在６つのブランドを持ちます。その１つが「パラダックス」です。

パラダックスはダックホーン・ヴィンヤーズにおいて２番目に誕生したブランドです。ダン・ダックホーンは、ティニャネロ（イタリア）やベガ・シシリア（スペイン）を飲んでいたく感銘し、ナパ・ヴァレーでもナパ独自の赤ワインを造れないものかと考えました。そしてカリフォルニア特有の品種であるジンファンデルを主体にカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドしたプレミアム・レッドブレンドワインを造り出しました（自国固有の品種にカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドするスタイル。例えば、ティニャネロはサンジョヴェーゼにカベルネ・ソーヴィニヨン、ベガ・シシリアはテンプラニーリョにカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンド）。パラダックスは、スーパー・タスカンならぬ、スーパー・スパニッシュならぬ、まさにスーパー・カリフォルニアです（笑）。

パラダックスは１９９４年がファースト・ヴィンテージです。パラダックスのベースとなるのはジンファンデルとカベルネ・ソーヴィニヨンという、一見矛盾した、または不合理のようなブレンドで、実は調和した美味な味わいになるというパダドクス（逆説）とダックホーン・ファミリーのダック（鴨）を掛け合わせました。ファースト・ヴィンテージからカリフォルニア北部の水鳥を描くアーティストの作品がラベルを飾りました。つがいの２羽の鴨を描いた、スタンプ（切手）のようなラベルはコレクターもいるほどの人気でした。パラダックスはペアー・オブ・ダックスをもじった造語でもあります。残念ながらこの人気ラベルは２００８年で終了。２００９年からラベルは現在のようなモノトーンのラベルとなりました。そして２０１２年からパラダックスはスタイルを変えました。以前とはセパージュが逆さまになり、カベルネ・ソーヴィニヨン主体でジンファンデルをブレンドしたワインとなりました。パラダックスの目標は現代的なナパ・ヴァレーのレッドブレンドワインです。

現在パラダックスは、ティニャネロをインスパイアしたアトラス・ピーク・レッドワイン（カベルネ・ソーヴィニヨン主体でサンジョヴェーゼをブレンド）、ヴェガ・シシリアをインスパイアしたリッジライン・レッドワイン（カベルネ・ソーヴィニヨン主体でテンプラニーリョをブレンド）、グランジをインスパイアしたハウエル・マウンテン・レッドワイン（カベルネ・ソーヴィニヨン主体でシラーをブレンド）など、たくさんのレッドワインを造り出しています。今回入荷のワインは、自社畑レクター・クリークのカベルネ・フランを主体としたレッドワインです。シルバラード・トレイル沿いの（ヨントヴィル・クロスロードを越えて間もなく）、ヨントヴィル地区に位置するパラダックス・ワイナリー。ワイナリー周辺に広がる自社畑レクター・クリーク・ヴィンヤード（３９エーカー）には、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロー、ジンファンデルなどが植えられています。２０１９年レクター・クリーク・ヴィンヤード・レッドワインは、ブロック５からの、５１％カベルネ・フラン、４５％ジンファンデル、４％カベルネ・ソーヴィニヨンで、フレンチオーク（６０％新樽）にて１８ヶ月熟成。ラズベリーやブラックチェリーの風味が漂う濃縮した果実味。そしてカベルネ・フラン由来のシナモンやクローブ、そしてプロヴァンス・ハーブなどの風味がふくよかな果実味を引き締めています。ワイン・エンスージアスト誌が９１点を付けました。

５１％カベルネ・フラン、４５％ジンファンデル、その他
フレンチオーク（６０％新樽）にて１８ヶ月熟成
ＡＬＣ１４，５％
輸入元定価￥１３，２００（税抜￥１２，０００）

２０１８年プロプライアタリー・レッドワインはパラダックス２５周年記念ラベルでした。残念ですがすでに売り切れております。新着（入荷待ち）の２０１９年プロプライエタリー・レッドワインは、５３％カベルネ・ソーヴィニヨン、１２％プティ・シラー、１２％ジンファンデル、１１％プティ・ヴェルド、７％シラー、５％マルベックです。カベルネ・ソーヴィニヨンが主体になり、益々評価と人気が高まっているパラダックスのプロプライアタリー・レッドワインです。残念ですが値上げです。輸入元定価￥７，４８０（税込）です。ちなみに、印象的なラベルで人気だったパラダックスの時代に、レクター・クリーク・ヴィンヤードからのシングル・ヴィンヤード・ワインを造り出したことがありました。

２５周年記念のパラダックスはこちらからどうぞ・・・

【大好きなワインです・・・正確には大好きなワインでした・・・限定リリースの白ワインと周年記念ラベルの赤ワインが入荷しました・・・】（２０２２年２月２２日配信）

パラダックスのワインメーカーとお会いできました・・・

ブログ【大好きなワインです！ドン・ラボード氏来日！（パラダックス）】（２０１７年５月２５日）

そして本家ダックホーン・ヴィンヤーズが造るカベルネ・フランです・・・

　Duckhonn Vineyards Cabernet Franc Napa Valley 2019
★ダックホーン・ヴィンヤーズ　カベルネ・フラン　ナパ・ヴァレー　２０１９　￥１０，８９０　ＷＥ９２　日本初入荷　数量限定品

　Duckhonn Vineyards Merlot Napa Valley 2020
★ダックホーン・ヴィンヤーズ　メルロー　ナパ・ヴァレー　２０２０　￥８，３６０　新ヴィンテージ
　Duckhonn Vineyards Merlot Napa Valley 2019
★ダックホーン・ヴィンヤーズ　メルロー　ナパ・ヴァレー　２０１９　￥７，９２０　残少

ナパ・ヴァレーにおけるメルロー造りのパイオニアである「ダックホーン・ヴィンヤーズ」です。

現在ダックホーン・ヴィンヤーズはナパ・ヴァレーに７つの自社畑を持ちます。その１つがスリーパームス・ヴィンヤードです。ダックホーン・ヴィンヤーズは、初ヴィンテージからスリー・パームス・ヴィンヤードの葡萄を使用したワインを造り出しています。カリストガの南に位置するスリー・パームス・ヴィンヤードはカリフォルニアでも指折りのメルローのシングル・ヴィンヤードとして知られる伝説的存在の畑です。その名の通り畑には象徴的な３本のヤシの木が植えられています。ダックホーン・ヴィンヤーズは、２０１１年からスリー・パームス・ヴィンヤードの葡萄の専売契約をしていましたが、２０１５年長年の夢を叶え、スリー・パームス・ヴィンヤードを買い取り自社畑としました。２０１７年４月デカンタ誌の“世界が認めるメルロー６本”であのペトリュスと共にスリー・パームス・ヴィンヤード・メルローが選ばれました。そして２０１１年１１月ワイン・スペクテーター誌の年間トップ１００ワインでスリー・パームス・ヴィンヤード・メルローが見事１位に輝き、ダックホーン・ヴィンヤーズは遂にワイン・オブ・ザ・イヤーを獲得しました。

ダックホーン・ヴィンヤーズは１５年ほど前からカベルネ・フランを造り始めたようです。２０１９年ナパ・ヴァレー・カベルネ・フランの葡萄は、全て自社畑からで、４９％スリーパームス・ヴィンヤード Three Palms （カリストガ）、３２％スタウト・ヴィンヤード Stout （ハウエル・マウンテン）、１８％モニター・レッジ・ヴィンヤード Monitor Ledge （カリストガ）、１％パッジマロ・ヴィンヤード Patzimaro （セントヘレナ）から。自社畑の古樹を中心に、ヴァレー・フロアーとマウンテン・ヴィンヤードの葡萄をバランス良くブレンドしました。２０１９年ナパ・ヴァレー・カベルネ・フランは、９５％カベルネ・フラン、５％メルローで、フレンチオーク（５０％新樽）にて１６ヶ月熟成。ラズベリーやダークチェリーのアロマ。タバコの葉の印象的なアロマがカベルネ・フランの特徴をよく表しています。（強くはないですが）青い風味をやや感じながらも洗練された味わいに仕上がっています。ワイン・エンスージアスト誌が９２点を付けました。

９５％カベルネ・フラン、５％メルロー
フレンチオーク（５０％新樽）にて１６ヶ月熟成
ＡＬＣ１４，５％
輸入元定価￥１２，１００（税抜￥１１，０００）

新着の２０２０年ナパ・ヴァレー・メルローは、８０％メルロー、１７％カベルネ・ソーヴィニヨン、２％カベルネ・フラン、１％プティ・ヴェルドで、フレンチオーク（４０％新樽）で１５ヶ月熟成です。輸入元定価￥９，３５０（税込）。２０１９年ナパ・ヴァレー・メルローは、９０％メルロー、８％カベルネ・ソーヴィニヨン、１％カベルネ・フラン、１％プティ・ヴェルドで、フレンチオーク（４０％新樽）にて１５ヶ月熟成。輸入元定価￥８，６９０（税込）。凝縮した果実味とオークの風味が見事に溶け合った、まさにナパ・ヴァレーらしいメルローです。

あるイベント用に用意されたワインです・・・詳しくは後ほど・・・

　Duckhonn Vineyards Patzimaro Vineyard Cabernet Sauvignon Napa Valley 2016
★ダックホーン・ヴィンヤーズ　パッツィマロ・ヴィンヤード　カベルネ・ソーヴィニヨン　ナパ・ヴァレー　２０１６　￥１４，８５０　数量限定品

メルローのイメージが強いダックホーンですが、カベルネ・ソーヴィニヨンも高い評価を得ています。現在ダックホーンはナパ・ヴァレーに９つの自社畑を所有します。その１つがご紹介のパッツィマロ・ヴィンヤードです。

パッツィマロ・ヴィンヤードはセントヘレナの西側に位置し、カリフォルニアのシャトー・マルゴーと言われるパーカー１００点生産者のスポッツウッドの畑、そしてトップ・ヴィンヤードマネージャーのデヴィッド・エイブリューが造り出すワインの供給元であるマドロナ・ランチの畑に隣接し、さらに近隣にはベクストファーの３つの畑（ドクター・クレイン他）もあるという、この地区最高のロケーションに位置する畑です。パッツィマロはダックホーンの自社畑の中で最も安定して素晴らしい葡萄を供給する畑です。２０１６年パッツィマロ・ヴィンヤード・カベルネ・ソーヴィニヨンは、７６％カベルネ・ソーヴィニヨン、１９％メルロー、５％カベルネ・フランで、１００％フレンチオーク（８５％新樽）で１８ヶ月熟成。現在穏やかに熟成中です。日本市場にダックホーンのシングルヴィンヤードのカベルネ・ソーヴィニヨンが出回ることは非常に少ないです。しかもバックヴィンテージです。お見逃しなく。。。

ＡＬＣ１４，３％
輸入元定価￥１５，５００（税抜￥１５，０００）

ソーヴィニヨン・ブランのスタイルが変わりました・・・

【５月に新ラベルになったことをご案内しましたが・・・新ヴィンテージの新ラベルワインが入荷しました・・・】（２０２２年１１月１日配信）

スリーパームス・ヴィンヤードはこちらからどうぞ・・・

【日本初入荷です・・・ある意味レアと言えばレアなワインですかね（苦笑）・・・】（２０２１年４月２２日配信）

デコイから美味なセルツァーが誕生しました・・・

【実に爽やかで美味しいのです・・・デコイから新しいスタイルのスパークリングドリンクが誕生しました・・・】（２０２１年７月２２日配信）

ちなみに私はダックホーンのみなさまには大変お世話になっております。例のジャイアンツのジャージには、創業者マーガレット・ダックホーン夫人、社長のアレックス・ライアン氏、副社長のピート・プリジビリンスキー氏、海外輸出部長のブライアント・ボストウィック氏をはじめ、歴代のワインメーカーのサインがございます（左肩部分はダックホーンのエリアとなっています笑）。２００２年ダックホーン訪問時のワインメーカーはあのベリンジャー一族の５世代目のマーク・ベリンジャー氏でした。もちろんマークさんのサインもございます。（さらにジョシュ・ジェンセン氏のサインがすぐ近くにあるのは自分でも驚きです・・・）　ということで、とにかくダックホーンのワインたくさん売らないとマジ怒られます（笑）

こちらもどうぞ・・・カベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランのブレンドです・・・

　Favia Wines “Suize” Viognier Amador County 2019
★ファヴィア　”スイーズ“　ヴィオニエ　アマドール・カウンティ　２０１９　￥１４，８５０　希少限定品
　Favia Wines “La Magdalena” Red Wine Oakville Napa Valley 2018
★ファヴィア　”ラ・マグダレーナ“　レッドワイン　ナパ・ヴァレー　２０１８　￥３７，４００　ＷＳ９６　ＪＤ９９　希少限定品

アニーとアンディのスーパーカップルが造る「ファヴィア」です。

ハイジ・バレットの後任として、あのスクリーミング・イーグルを再びパーカー１００点に返り咲かせたアンディ・エリクソン。デヴィッド・エイブリューの元で学び、スクリーミング・イーグルの栽培管理を担当したアニー・ファヴィア。２人は２００３年に ”ソウルフルなワインを造ること“ ”畑の個性を忠実に再現すること“ をポリシーに「Favia ファヴィア」を創業しました。ファヴィアのセカンドワインとして誕生した Leviathan リヴァイアサンはサンフランシスコ・クロニクル紙で ”次世代カルトワイン“ に選ばれています。２０１６年にクームスヴィルのアントニオ・カルボーネ・ワインセラーズのワイナリー（１８６８年に建設）を買い取り、ファヴィア専用にリノベーションしました。スクリーミング・イーグルはいつ飲んだらよいか分からないワインですが、ファヴィアはいつ飲んでも美味しいワインです（苦笑）。

ファヴィアではシラーやグルナッシュなどの南仏系品種を使用したワインも造り出しています。ファヴィアのヴィオニエはアマドール・カウンティの、高い標高（冷涼）に位置するシェイク・リッジ・ヴィンヤードから。２０１９年スイ―ズ・ヴィオニエは、１００％ヴィオニエで、全房で優しくプレスし、数年使用の樽で発酵。天然酵母。マロラクティック発酵。熟成は１６ヶ月。無清澄そして無濾過でボトリング。ジャスミンやハニーサックルの心地良いアロマ。リッチですが重くなく、生き生きとした果実味です。ワイン名のスイーズはゴールドラッシュ時代の女傑マリー・スイーズの苗字から。マリー・スイーズはフランスで生まれ、ゴールドラッシュに沸くアメリカに渡り、荒くれ男と一緒に働いた女性で、初めてアメリカでズボンを履く（男装する）ことを認められた女性だそうです。ファヴィアが契約するこの畑を栽培している女性がスイーズを思い出させることから命名したとのことです。

１００％ヴィオニエ
ＡＬＣ１４，１％
輸入元定価￥１６，５００（税抜￥１５，０００）

そして創業から造り続けている、ファヴィアのトップ・キュヴェのラ・マグダレーナです。葡萄はオークヴィル東のオークヴィル・ランチ・ヴィンヤードから。オークヴィルの最東端のごつごつした斜面に位置し、斜面下にはダラ・ヴァレやピーター・マイケルの畑が広がり、斜面上部はプリチャード・ヒルに繋がる、最高のロケーションにある畑です。畑のオーナーとファヴィア・エリクソン・ワイングロワーズが共同で栽培管理しています。その畑の最上部にある最高の区画の葡萄をファヴィアは使用しています。２０１８年ラ・マグダレーナ・レッドワインは、５８％カベルネ・ソーヴィニヨン、４２％カベルネ・フランで、フレンチオークで２２ヶ月熟成。フィルターなしでボトリング。さらに１年瓶熟成。バラ、カシス、リコリス（フラン主体のセロ・スールよりは青くない）の力強いアロマ。濃厚な青と赤の果実味。ふくよかなタンニン。見事なバランスです。生産量は４４６ケースです。ワイン・スペクテーター誌が９５点を、ジェブ・ダナックが９９点を付けました。

５８％カベルネ・ソーヴィニヨン、４２％カベルネ・フラン
ＡＬＣ１４，８％
輸入元定価￥４１，８００（税抜￥３８．０００）

アニーさんとアンディさんが１０年振りに来日しました。参加したセミナーでのお話ですが・・・アニーさんとアンディさんはカベルネ・フランがとても好きとのことでした。実は、ラ・マグダレーナとはセパージュが逆（フランが主体）のセロ・スールというワインも生産しています。ならば１００％または１００％に近いカベルネ・フランのワインは作らないのですか？という質問に・・・やはり１００％カベルネ・フランは（栽培なども含め）やはり味わい的に難しいと。カベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドすることで、味わい深く、バランスが取れると。まあ２人ともカベルネ・フランが好きとは言っていますが、もっと好きなのはカベルネ・ソーヴィニヨンみたいですから（苦笑）。。。

１０年振りの来日でした・・・

ブログ【スーパーカップルのアンディさんとアニーさんが久しぶりに来日しました！（ファヴィア）】（３月２３日）

さらにこちらもどうぞ・・・カベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランのブレンドです・・・

　Viader Proprietary Red Wine Napa Valley 2018
★ヴィアディア　プロプライエタリー・レッドワイン　ナパ・ヴァレー　２０１８　￥３１，９００　数量限定品

”カリフォルニアのシュヴァル・ブラン“ を目指す「ヴィアディア」です。（以前はヴィアダーと記載していましたが・・・）

アルゼンチンで生まれ育ったデリア・ヴィアディアは大学院で経営学を学ぶためにカリフォルニアに移住しました。そして出会ったのがカリフォルニアワインでした。カリフォルニアワインに魅了されたデリアさんは UC デイヴィスで栽培と醸造を学びました。父親がハウエル・マウンテンに所有していた土地を譲り受け、１９８７年に「Viader ヴィアディア」を設立。ハウエル・マウンテンの中腹の東向きの急斜面にボルドー品種を植樹しましたが、好きなカベルネ・フランの栽培に力を入れ、シュヴァル・ブランをカリフォルニアで再現することを目指しました。ヴィアディアは１０年足らずでナパのトップ・ワイナリーに上りつめました。１９９８年から生産された「V」というワインは、プティ・ヴェルド主体の当時としては珍しいセパージュのワインで、僅か２００ケースほどの生産量でしたので日本市場でも奪い合いとなりました。ヴィアディアは９０年代終盤からはカルト的な人気がありました。

２００２年にワイナリーを訪問しました。白亜の御殿でディナーを頂戴しました。もう辺りは暗いので畑はよく見えませんでしたが、御殿の庭から見下ろす（畑の）３３度の急斜面は恐ろしかったです（苦笑）。子猫がミィヤ～ンと鳴くようなお声でお話されるキュートなデリアさんですから、デリアさんにお会いした男性は間違いなくデリアさんのことを好きになると思います。訂正。デリアさんのワインが好きになると思います（苦笑）。ちなみにデリアさんが造るワインは男性顔負けの力強さがありますが（再苦笑）。その後２００６年に日本でお会いした時にサイン頂戴しました。「私のシャツにサイン頂戴お願いします。」とジャージをお見せするとデリアさんは苦笑して「私は野球には興味ないの。息子が野球好きだからサインするわ。」と。息子のアラン・ヴィアディアが現在ワインメーカーを務めます。アランさんとは２０１９年に日本でお会いできました。ワイナリー訪問の話やサインの話を大笑いで聞いてくださいました。

２０１８年プロプライアタリー・レッドワインは、５３％カベルネ・ソーヴィニヨン、４７％カベルネ・フランで、フレンチオーク（６８％新樽）にて２４ヶ月熟成。深い色合いのガーネット色。ブラックベリーやブラックカラントの深みのあるアロマ。青いイメージのフランがどこにも感じられない？アロマ（苦笑）。杉や鉛筆の芯なども。チョコレートで覆われたベリー系果実の黒い凝縮した果実味ですが、とても深くて優しいタンニンが上品さを造り上げています（デリアさんの時代のワインと比べると飲みやすくなっている？ような気もします）。長期の熟成後に楽しみたいワインでもあります。

５３％カベルネ・ソーヴィニヨン、４７％カベルネ・フラン
ＡＬＣ１４，９％
輸入元定価￥３５，２００（税抜￥３２，０００）

ヴィアディアはちょっと久しぶりのご紹介です。一時期は本当に凄い人気でしたが、セパージュ的に受け入れられない方も多かったような気がします（苦笑）。ちなみに、ナパ最高の畑であるあのトゥ・カロン・ヴィンヤードからの１００％カベルネ・フランのワインを作り出しているワイナリーがあるのですが・・・その１００％カベルネ・フランのワインは日本市場で３万円以上します。なかなか素晴らしいお味なのですが、入手するのちょっと躊躇してしまいます（苦笑）。

ワインご紹介のページが見つからず（苦笑）・・・顔写真だけですが（苦笑）・・・

ブログ【 TASTE NAPA VALLEY ２０１９春】（２０１９年１月１６日）

金額は税込価格（含消費税１０％）です。クール代は送料とは別途ご請求になります。

この内容は、アドレスを頂戴した方にＨＰ公開前にメールでお送りしています。ゆえにＨＰ公開時にはすでに売切れのワインもございます。【チアーズ！カリフォルニアワイン】は、美味しいカリフォルニアワインをお送りしています。