数年前に日本市場に姿を見せたのですが・・・この度また輸入元が移行しました・・・メリーヴェール

いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。（２０２１年６月４日配信）

９０年代中頃から販売しておりましたが・・・その後日本市場から消えてしまい・・・

数年前に日本市場に姿を見せたですが・・・この度また輸入元が移行しました・・・

《　ＭＥＲＲＹＶＡＬＥ　ＶＩＮＥＹＡＲＤＳ　メリーヴェール　》

日本市場に正式に復活しました。「メリーヴェール」です。（１９９０年代中頃から２０００年代初頭まで販売しておりました・・・）


Profile Red Wine

メリーヴェールは少し長いお話が必要です。これはナパ・ヴァレーの歴史の１つでもあります。１９３３年ジャック・リオダが Sunnyhill Winery を設立。すぐに Sunny St.Helena Winery と改名。禁酒法廃止後ナパ・ヴァレーに最初に建設されたワイナリーです。１９３７年ロバート＆ピーター・モンダビの父であるセザール・モンダビがサニー・セントヘレナ・ワイナリーの共同オーナーとして参加しました。ロバートとピーターの２人のワインメイキングのキャリアはここから始まりました。（サニー・セントヘレナ・ワイナリーはワイン協会のメンバーであり、ロバート・モンダビはそこでナパ伝説のワイナリー「イングルヌック」の伝説的ワインメーカーのジョン・ダニエルと出会い多くの影響を受けました。）

その後サニー・セントヘレナ・ワイナリーは何人かの手に渡りましたが、１９８６年ビル・ハーランがサニー・セントヘレナ・ワイナリーを買収。ビル・ハーラン、ビルの不動産事業のパートナーのピーター・ストッカー、ジョン・モンゴメリー、そしてロビン・ダニエル（ジョン・ダニエルの娘で、元ドミナスの共同オーナー、現レイル・ヴィンヤーズのオーナー）と「Merryvale メリーヴェール」を立ち上げました。ビル・ハーランがメリーヴェールを立ち上げた理由の１つはハーラン・エステートを立ち上げるための準備学習でした。土地を捜し土壌を調査し、畑を捜し葡萄を調査するためでした。またビル・ハーランはこの時にミシェル・ロランと出会いました。（ワイナリー買収は８６年ですが、ビル・ハーランは８３年からメリーヴェールのブランドでワインを造り出しました。）メリーヴェールの名前は、ビル・ハーランの不動産事業の会社パシフィック・ユニオン・ランド・カンパニーが当時入居していた、サンフランシスコの歴史的な建物 Gas Light Building で営業していた「メリーヴェール・アンティーク」に由来します。このオフィスのことをメリーヴェールと呼んでいたそうです。

メリーヴェールの初代ワインメーカーはリック・フォーマン（現フォーマンのオーナー）。ジェイソン・パルメイヤーも初期のメリーヴェールでキャリアを積んだようです。１９８８年ボブ・レヴィ（ハーラン及びボンドの醸造ディレクター）がメリーヴェールの醸造ディレクターに就任。メリーヴェールのトップキュヴェとして誕生するのが Profile プロファイルというカベルネ・ソーヴィニヨン主体のレッドブレンドワインですが、このワインに使われたのが Melbury メルバリーと Vecina ヴァシィーナの２つの畑の葡萄です。メリーヴェール時代に出会ったこの２つの畑は後にボンドのプロジェクトに受け継がれました。１９９１年スイス出身の実業家のジャック・シュラッターがパートナーとして参加。その後（１９９６年に）全ての株式を取得し単独オーナーとなりました。ジャック・シュラッターは自社畑の取得に乗り出し、１９９６年にセントヘレナ東の丘陵地に畑を購入。デビッド・エイブリューの管理の元ミシェル・ロランとボブ・レヴィ―も加わり畑を一から改植しました。Profile Estate Vineyard プロファイル・エステート・ヴィンヤードの誕生です。また２００３年にはカーネロスの歴史ある畑スタンリー・ランチ・ヴィンヤード（１８７２年植樹）を取得しました。現在メリーヴェールは息子ルネ・シュラッターが全てを統括しています。現在メリーヴェールは、Starmont スターモント（セカンド的ワイン）、Forward Kidd フォワード・キッド、Merryvale メリーヴェール、Profile Collection プロファイルの４つのブランドを所有します。

当店では１９９０年代中頃から２０００年代初頭まで販売しておりましたが、その後日本市場から消えてしまい。数年前に日本市場に姿を見せたのですが。この度また輸入元が移行しました。ドタバタありましたが、やはりこのワインはナパらしい味わいを持つ素晴らしいワインの１つだと思います。

　Merryvale Vineyards Chardonnay Carneros Napa Valley
★メリーヴェール　シャルドネ　カーネロス　ナパ・ヴァレー　２０１８　￥５，９４０

久しぶりに日本市場に復活した「メリーヴェール」です。

メリーヴェール・ヴィンヤーズは、ナパ・ヴァレーの畑に拘り、ナパ・ヴァレーが生み出す品種の個性を最大限に引き出すことを使命としています。ワイナリーはハイウェイ２９号線でセントヘレナに入るとまもなくして右側に。ワインメーカーはハーラン、ボンド、プロモントリーでキャリアを積んだアンドリュー・ライトです。

カーネロス・シャルドネは、自社畑 Stanly Ranch Estate Vineyard スタンリー・ランチ・ヴィンヤードといくつかのカーネロスの畑から。スタンリー・ランチ・ヴィンヤードは１８７２年にジョン・スタンリー判事によって造られた、カーネロスでは歴史ある畑です。２００３年にメリーヴェール・ヴィンヤーズが取得。１５ｈａのうち９ｈａがシャルドネです（トップキュヴェのプロファイルのシャルドネもこの畑の特別な区画から造られます）。２０１８年カーネロス・シャルドネはスタンリー・ランチを主体に、ハイド、ベイヴューからの１００％シャルドネ。野生酵母により１００％樽発酵。フレンチオーク（３０％新樽）にて１１ヶ月熟成。２０１８年は理想的なヴィンテージとなりました。パイナップル、レモンカスタード。そしてトーストのアロマ。自然な酸を残しながらもリッチな味わいに仕上がりました。（個人的には以前よりもさらに上品になったかなと・・・）

※他に、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワール、メルロー（全てナパ・ヴァレー産）が日本入荷しています。お取り寄せ可能です。お問い合わせください。

１００％シャルドネ
フレンチオーク（３０％新樽）にて１１ヶ月熟成
ＡＬＣ１３，９％
輸入元定価￥６，６００（税抜￥６，０００）

　Merryvale Vineyards Cabernet Sauvignon Napa Valley
★メリーヴェール　カベルネ・ソーヴィニヨン　ナパ・ヴァレー　２０１６　￥９．９００

久しぶりに日本市場に復活した「メリーヴェール」です。

ナパ・ヴァレー・カベルネ・ソーヴィニョンは、ナパ・ヴァレーの銘醸畑の１つであるStagecoach ステージコーチ、Hardman ハードマン、Rancho Chimiles ランチョ・チマイルスから。２０１６年ナパ・ヴァレー・カベルネ・ソーヴィニヨンは、７７％カベルネ・ソーヴィニヨン、１３％メルロー、６％マルベック、４％カベルネ・フラン。畑ごとに小さなタンクで５日間低温でキープした後天然酵母で発酵。フレンチオーク（５０％新樽）にて２２ヶ月熟成。アンフィルター、アンファインにてボトリング。２０１６年はほとんどパーフェクトなヴィンテージ。プラム、ブラックチェリー、ブラックベリーのダークフルーツのアロマ。ふくよかで美しい果実味。柔らかなタンニンとヴェルヴェットのような口当たり。洗練されたモダンでクラシカルなスタイルのカベルネ・ソーヴィニヨンです。（美味しさは以前と変わらないですね・・・これぞナパのカベルネ、これぞナパの味わいって感じですね・・・）

７７％カベルネ・ソーヴィニヨン、
１３％メルロー、６％マルベック、４％カベルネ・フラン
フレンチオーク（５０％新樽）にて２２ヶ月熟成
ＡＬＣ１４，７％
輸入元定価￥１１，０００（税抜￥１０，０００）

　Merryvale Vineyards Profile Chardonnay Carneros Napa Valley
★メリーヴェール　プロファイル　シルエット　シャルドネ　カーネロス　ナパ・ヴァレー　２０１８　￥１０，３４０
　Merryvale Vineyards Profile Red Wine Napa Valley 2016
★メリーヴェール　プロファイル　レッドワイン　ナパ・ヴァレー　２０１６　￥２８，６００

久しぶりに日本市場に復活した「メリーヴェール」です。

メリーヴェール伝統のアイコニックワインであるプロファイルです。ビル・ハーランはハーラン・エステート立ち上げのためにサニー・セントヘレナ・ワイナリーを購入しメリーヴェールを立ち上げました。土地を捜し畑を調査しました。１９８３年にプロファイル・レッドワインをリリース。このワインに使われたのが Melbury メルバリーと Vecina ヴァシィーナという畑のカベルネ・ソーヴィニヨンです。ビル・ハーランお気に入りのこの２つの畑はハーラン・エステート設立後ボンドのプロジェクトに受け継がれました。

１９９６年にメリーヴェールの単独オーナーとなったジャック・シュラッターは自社畑の取得に乗り出しました。セントヘレナ東の丘陵地に畑を購入。デビッド・エイブリューの管理の元、ミシェル・ロランとボブ・レヴィ―も加わり畑を一から改植しました。Profile Estate Vineyard プロファイル・エステート・ヴィンヤードの誕生です。現在約１０ｈａで、フォグラインの上に位置する標高３００ｍの場所に位置します。シルト、砂、砂利などが入り組んだ土壌で、小さなブロックに区画分けして個々に管理しています。２０１６年プロファイル・レッドワインは自社畑プロファイル・エステート・ヴィンヤードからの、８８％カベルネ・ソーヴィニヨン、７％カベルネ・フラン、５％プティ・ヴェルド。各ブロックごとに最適なタイミングで夜間に手摘みで収穫。１８～２８日間かけて自然発酵。その後樽にてマロラクティック発酵。フランス産トロンセ樽（７５％新樽）にて２６ヶ月熟成。アンフィルター、アンファインにてボトリング。２０１６年はほとんどパーフェクトなヴィンテージ。ブラックベリー、チョコレートのアロマ。ドライハーブ。香ばしいロースト香。緊張感のあるデリケートなアプローチから凝縮した赤黒系果実味が広がります。複雑で美しく柔らかいタンニンが品格を形成します。（イメージ的には以前のプロファイルと大きな違いはないと思います・・・プロファイルはやはりプロファイルという存在そして味わいなのでしょうか・・・）

８８％カベルネ・ソーヴィニヨン、７％カベルネ・フラン、５％プティ・ヴェルド
フランス産トロンセ樽（７５％新樽）にて２６ヶ月熟成
アンフィルター、アンファインにてボトリング
ＡＬＣ１４，７％
輸入元定価￥３０，８００（税抜￥２８，０００）

そしてプロファイルのシルエット・シャルドネです。２０１８年の葡萄はカーネロスの自社畑スタンリー・ランチ（９６％）とカーネロスのグランクリュ畑ハイド（４％）から。夜間に手摘みで収穫。全房プレス。温度制御されたステンレスタンクで落ち着かせてからフレンチオークへ。天然酵母で自発的な樽発酵。穏やかなバトナージュ。自発的なマロラクティック発酵。トロンセ樽などで４０％新樽で１８ヶ月熟成。澱引き後ボトリング。ジャスミンやレモン。そして砂糖漬けのパイナップルのアロマ。ミネラル感も十分にありオイリーでたっぷりした味わいながら、バランスのとれた洗練されたスタイルに仕上がっています。

１００％シャルドネ
フレンチオーク（４０％新樽）にて１８ヶ月熟成
ＡＬＣ１４，２％
輸入元定価￥１１，０００（税抜￥１０，０００）

プロファイルのラベルの形状は以前とあまり変わらないのですが、なぜかグレー一色で（ちょっとエンボス加工で）。ラベルの端にオーナー夫妻のお顔が描かれています。そしてボトルの裏に Profile の文字が記載されています。

金額は税込価格（含消費税１０％）です。クール代は送料とは別途ご請求になります。

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