いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2021年4月27日配信)
日本入荷はもともと僅かな数量ですが・・・
これはもう業界の中でも奪い合いですよ・・・奪い合い(笑えない)・・・
《 PAUL LATO ポール・ラトー 》
「ポール・ラトー」は、ロバート・パーカーが選ぶ最高峰エクストラ・オーディナリーの17のピノ・ノワール生産者の1人です。(マーカシン、キスラー、オベール、ロキオリ、ハートフォードコート、シャスール、モレ、ブリュワー・クリフトン、メルヴィル、シースモーク、フォクスン、ピゾーニ・エステート、ルシア、ロアー、カレラ、タリー、ポール・ラトー)
ポール・ラトーはポーランド生まれ。ヨーロッパからカナダへ移り住み、ソムリエとしてワイン業界に携わっていましたが、ある日飲んだオー・ボン・クリマのシャルドネに心惹かれ、自分の手でワインを造りたいという思いに駆られました。1996年オー・ボン・クリマのジム・クレンデネンの招きでカリフォルニアのセントラル・コーストを訪ねました。「君はソムリエとしてもうこれ以上本を読んだりする必要はない。収穫の時にワイン造りを手伝ってみなさい。そうしたら仕組みが理解できるから。」と言われました。
アメリカへの移住の許可を得たポール・ラトーはセントラル・コーストへ移住しました。オー・ボン・クリマ、キュぺ、そして「パリスの審判」30周年記念イベント(2006年開催)で総合評価第1位の米シャルドネとなったタリーでもワイン造りに携わりました。2002年に自身初めてのワインを6樽生産しました(ピノ・ノワール3樽、シラー3樽)。ポール・ラトーのもとへロバート・パーカーがやってきました。「ワインを造るソムリエというのは君か。自分はテイスターだからなんでも試飲する。君のワインを試飲してみたい。もし出来が良くなければ、そう言う。」ロバート・パーカーは試飲した後、「ワイナリーの名前はもう決めたのか?君は素晴らしい才能を持っている。もしまだなら早く決めなさい。私は君のワインを紹介する最初の人になりたい。」2005年のワインがパーカーから高得点(2アイテムがP94を獲得)を授与されポール・ラトーは一躍注目されました。
ポール・ラトーのワインは1種類のワインの生産量はせいぜい200ケースの少量生産ワイナリーです。大半はメーリングリストで販売され、そしてフレンチランドリーなどの有名レストランに卸され、一般市場にはほとんど流通しません。ちなみに、ミシュラン3星の全米 №1レストランの、あのフレンチ・ランドリーの ”Highly Recommended” に幾度と選出されています。ポール・ラトー氏は日本文化への憧憬の念が深く、輸入元の熱意もあり、少ない生産量の中から僅かですが日本へ出荷してくれています。今やセントラル・コーストを代表する、いえいえカリフォルニアを代表するワインメーカーの1人となったポール・ラトーです。
そのポール・ラトーからレアものが入荷です。ポール・ラトーが初めてあの銘醸畑の葡萄からシャルドネとピノ・ノワールをリリースしました。そして非常に評価の高いあのシラーが久しぶりに入荷です。これはもう業界の中でも奪い合いですよ・・・奪い合い(笑えない)・・・
Paul Lato “Goldberg Variation” No.1 Hyde Vineyard Chardonnay Carneros
★ポール・ラトー “ゴールドバーグ ヴァリエーション No,1” ハイド・ヴィンヤード シャルドネ カーネロス 2018 WA96 ¥15,400 希少限定品
ポール・ラトーがカーネロスの銘醸畑ハイド・ヴィンヤードからシャルドネを初リリースしました。日本入荷は僅か60本です。売り切れ御免です。
ナパ・ヴァレー、カーネロスの2大グランクリュ畑の1つであるご存じハイド・ヴィンヤード(もう1つはハドソン・ヴィンヤード)。当主は伝説的な葡萄栽培家ラリー・ハイド。初の入植は1979年で、現在畑は約200エーカーに及びます。あまたの生産者がこの畑の葡萄を望みますが、キスラー、コングスガード、レミー、パッツ&ホール、ポール・ホッブスなどの、世界的にも評価の高い超一流生産者のみにその葡萄は供給されます。
2006年5月に行われた「パリスの審判」30周年記念の仏米対決では、カリフォルニア代表の白ワイン(シャルドネ)6銘柄中2銘柄がハイド・ヴィンヤードの葡萄を使用したものでした。総合評価では、1位がタリーのローズマリー・ヴィンヤード・シャルドネ、2位がレミーのハイド・ヴィンヤード・シャルドネ、3位がパッツ&ホールのハイド・ヴィンヤード・シャルドネでした。ピノ・ノワールもトップ生産者にのみ供給されていますが、2000年に立ち上げた、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティの当主オベール・ド・ヴィレーヌとのジョイントベンチャーである HdV ハイド・ド・ヴィレーヌで遂にピノ・ノワールを造り上げ、ハイド・ヴィンヤードはここでも注目を浴びています。また希少なソーヴィニヨン・ブラン(ムスケ・クローン)は4大女性醸造家の1人であるミア・クラインが造るセレーンやスポッツウッドなどで有名です。現在ラリー・ハイドの2人の息子が「Larry Hyde & Sons ラリー・ハイド&サンズ」で自らのブランドワインを造り出しています。
ポール・ラトーは醸造データを公開しておりません。以下ワイン・アドヴォケイト誌のコメントです。96点を獲得しました。
The 2018 Chardonnay Goldberg Variations Hyde Vineyard was made with full malolactic fermentation and aged in 80% new oak. It opens with notes of iodine and crushed shell with notes of jasmine, spices and preserved lemon. The palate is powerful but weightless, concentrated but lively, with minerally notes and loads of floral perfume, finishing long and pure. 190 cases were made.
輸入元定価¥16,500(税抜¥15,000)
Paul Lato “Magic Moments” Hyde Vineyard Pinot Noir Carneros Napa Valley
★ポール・ラトー “マジック・モーメント” ハイド・ヴィンヤード ピノ・ノワール カーネロス 2018 ¥16,500 WA97+ 希少限定品
ポール・ラトーがカーネロスの銘醸畑ハイド・ヴィンヤードからピノ・ノワールを初リリースしました。日本入荷は僅か24本です。売り切れ御免です。
カーネロス(ナパ・ヴァレー)の2大グランクリュ畑の1つであるご存じハイド・ヴィンヤード(もう1つはハドソン・ヴィンヤード)。当主は伝説的な葡萄栽培家ラリー・ハイド。初の入植は1979年で、現在畑は約200エーカーに及びます。あまたの生産者がこの畑の葡萄を望みますが、キスラー、コングスガード、レミー、パッツ&ホール、ポール・ホッブスなどの、世界的にも評価の高い超一流生産者のみにその葡萄は供給されます。
2006年5月に行われた「パリスの審判」30周年記念の仏米対決では、カリフォルニア代表の白ワイン(シャルドネ)6銘柄中2銘柄がハイド・ヴィンヤードの葡萄を使用したものでした。総合評価では、1位がタリーのローズマリー・ヴィンヤード・シャルドネ、2位がレミーのハイド・ヴィンヤード・シャルドネ、3位がパッツ&ホールのハイド・ヴィンヤード・シャルドネでした。ピノ・ノワールもトップ生産者にのみ供給されていますが、2000年に立ち上げた、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティの当主オベール・ド・ヴィレーヌとのジョイントベンチャーである HdV ハイド・ド・ヴィレーヌで遂にピノ・ノワールを造り上げ、ハイド・ヴィンヤードはここでも注目を浴びています。また希少なソーヴィニヨン・ブラン(ムスケ・クローン)は4大女性醸造家の1人であるミア・クラインが造るセレーンやスポッツツウッドなどで有名です。現在ラリー・ハイドの2人の息子が「Larry Hyde & Sons ラリー・ハイド&サンズ」で自らのブランドワインを造り出しています。
ポール・ラトーは醸造データを公開しておりません。以下ワイン・アドヴォケイト誌のコメントです。97+点を獲得しました。
The 2018 Pinot Noir Magic Moments Hyde Vineyard is an incredible wine, powerful but featherweight. It has a pale to medium ruby-purple color with delicate scents of lavender, tea leaves, saline and crushed red berries, opening to deeper tones of fragrant earth and licorice with time in the glass. In the mouth, it’s smooth as silk with bright, crunchy, spicy fruits, firm but fine and detailed and finishing with a classic peacock’s tail of expanding flavors. Only 100 cases were made.
輸入元定価¥17,600(税抜¥16,000)
Paul Lato “IL Padrino” Bien Nacido Vineyard Syrah Santa Barbara County
★ポール・ラトー ”イル・パドリーノ” ビエン・ナシド・ヴィンヤード シラー サンタ・バーバラ・カウンティ 2018 ¥16,500 WA96 JD100 希少限定品
久しぶりの入荷です。ポール・ラトーのシラーの中では最も評価の高いシラーです。日本入荷は僅か24本です。売り切れ御免です。
ポール・ラトーの初のワインは2002年(ピノ・ノワールとシラー)。2005年のシラーにロバート・パーカーが高得点を付けたことで、ポール・ラトーの名は一躍有名になりました。シラーの最高評価は2007年のイル・パドリーノ(ビエン・ナシド・ヴィンヤード)のパーカー98点、そして2008年のシネマティーク(ラーナー・ヴィンヤード)のパーカー97点です。サンタ・バーバラ・カウンティの北部サンタ・マリア・ヴァレーに位置するビエン・ナシド・ヴィンヤード。ビエン・ナシドはスペイン語で「Good Born (良いものが生れる)」を意味します。4代に亘り農業を営むミラー・ファミリーが1969年に新たに葡萄を植えました(畑は19世紀中頃から存在)。900エーカーという広大な土地には、シャルドネ(300エーカー)、ピノ・ノワール(200エーカー)、ピノ・ブラン、シラー、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、そしてピノ・グリ、バルベーラ、ヴィオニエなどが植えられています。「10 Most Important Vineyards in The World」「Top Grand Cru Vineyards in California」(共にワイン・エンスージアスト誌)を受賞しています。葡萄を供給するクライアントは50にも及びます。この土地の丘の上にあのオー・ボン・クリマの自社畑ル・ボン・クリマがあります。
ポール・ラトーは醸造データを公開しておりません。以下ワイン・アドヴォケイト誌のコメントです。96点を獲得しました。また、ロバート・パーカーの後継者と言われた、元ワイン・アドヴォケイト誌の評者でフランス・ローヌやセントラル・コーストの担当だったジェブ・ダナックがポール・ラトーに初めて100点を付けました。
The 2018 Syrah Il Padrino Bien Nacido Vineyard comes from the Z block. It was co-fermented with 5% Viognier, and about 10% stems were included. Aged in 85% new oak, it has a medium to deep ruby-purple color and gorgeous scents of blackberry and boysenberry jam with pure notes of violet, pepper, menthol and coffee. Medium to full-bodied, it swells outward in flavor, supported by firm, ripe tannins and seamless freshness, and it finishes very long and flavorful. What a classy Syrah! 150 cases were made.
輸入元定価¥17,600(税抜¥16,000)
【カリフォルニアとブルゴーニュのいいとこ取りです・・・本当にずるい美味しさ(笑)を持つワインです・・・】(2020年1月23日配信)
そして北からはこんなワインが入荷しています・・・
Rivers-Marie Pinot Noir Sonoma Coast
★リヴァース・マリー ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2019 ¥5,830
Rivers-Marie Summa Vineyard Old Vine Pinot Noir Sonoma Coast
★リヴァース・マリー スーマ・ヴィンヤード オールド・ヴァイン ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2019 ¥14,300 希少限定品
注目のワインメーカーのトーマス・リヴァース・ブラウンと妻ジュヌヴィエーヴ・マリー・ウェルシュが造る「リヴァース・マリー」です。
今カリフォルニアのカルト・カベルネを牽引するワインメーカーと言えば・・・ハーラン、ボンドのボブ・レヴィ。スクリーミング・イーグル、ダラ・ヴァレ、オヴィッドのアンディ・エリクソン。ブライアント・ファミリー、ハンドレッド・エーカー、ダナのフィリップ・メルカ。そしてシュレイダー、アウトポスト、マイバックのトーマス・ブラウンの4人でしょうか。トーマス・ブラウンはシュレイダーで同一銘柄で3年連続パーカー100点を獲得するなど、ナパ・ヴァレーで最も多くパーカー100点を獲得したワインメーカーです。
そのトーマス・リヴァース・ブラウンが妻のジュヌヴィエーヴ・マリー・ウェルシュと造るのがリヴァース・マリー(2人のミドルネーム)です。トゥルー・ソノマ(真のソノマ)の1つであるオキシデンタル地区のシャルドネとピノ・ノワールに特化したブランドです(ナパ・ヴァレーからはカベルネ・ソーヴィニヨンも生産)。スーマ(現在自社畑)、プラット、オキシデンタル・リッジ、ウィロー・クリーク、シルバー・イーグル、ティエリオなどの一流畑からワインを造り出しています。
ソノマ・コースト・ピノ・ノワールはオキシデンタル地区のいくつかの畑をブレンド。コンサルタントワインメーカーとして他ブランドで造るカルト・ピノ・ノワールとは真逆の、魅惑の赤い果実味です。スーマ・ヴィンヤード・オールド・ヴァイン・ピノ・ノワールは希少入荷品です。スーマ・ヴィンヤードはウイリアムズ・セリエムが伝説のワインを造った畑として語り継がれる畑で、現在樹齢は40年ほど。トーマス・ブラウンがリヴァース・マリーを造るきっかけとなった畑であり、現在はリヴァース・マリーの自社畑となっています。そのスーマ・ヴィンヤードのオリジナルの特別の区画の葡萄から。サンダルウッド、ラベンダー、スーボワ(腐葉土)のニュアンスを持つ赤系ベリーやオレンジの風味。前年2018年ヴィンテージにアントニオ・ガローニが95点を付けました。
※やはり興味深いリヴァース・マリーのシャルドネは4月下旬入荷の予定でしたが、コロナ禍の影響で到着日未定です。
ブログ【トーマス・ブラウン氏来日!(リヴァース・マリー)】(2017年3月14日配信)
金額は税込価格(含消費税10%)です。クール代は送料とは別途ご請求になります。
この内容は、アドレスを頂戴した方にHP公開前にメールでお送りしています。ゆえにHP公開時にはすでに売切れのワインもございます。【チアーズ!カリフォルニアワイン】は、美味しいカリフォルニアワインをお送りしています。