いつもお世話になります。
週末の有料試飲です。(1月17日、18日)
2020年最初の有料試飲は番外編から(笑)・・・
★深川ワイナリー東京 山梨県産マスカット・ベーリーA 無濾過 2019 ¥2,640
試飲は50ミリで¥200です。多めに注いでおります(笑)・・・
お買上げの場合は試飲代金をお返し致します・・・
2016年に東京下町(江東区古石場)に誕生した小さなワイナリーの「深川ワイナリー東京」です。カリフォルニアワインでご紹介しましたが、ニューヨークやサンフランシスコなど近年世界の大都市で見られるようになったアーバン・ワイナリー(都市型ワイナリー)です。
当店から一番近いワイナリーです(笑)。今までの既存のワイナリーのように遠方や郊外ではなく、大都市の街中に醸造所を構えるアーバン・ワイナリー。消費者が遠地に足を運ぶのではなく、葡萄に街中に来てもらうというシステム。深川ワイナリー東京では、全国の生産者から買い付けた葡萄のそれぞれの個性を活かし、東京で丁寧に造り上げます。醸造は、常に十分な観察を行い、最適のタイミングでその都度必要な作業を行います。
醸造責任者は上野浩輔さん。山梨大学工学部醸造学科を卒業後、滋賀で17年6ヶ月、新潟で5ヶ月ワイン醸造に携わりました。以下上野さんのコメントです。
「ワイン作りは工程が少ないからこそ、よりシンプルに自然でいいと思います。そして、ただただ発酵が進むのを待ち、きちんと熟成を観察してあげることが重要です(ここが本当に大切)。ワイン作りはやっぱり自然でいいという思いから、私達は自然発酵を促し、酸化防止剤を僅かに駆使し、時には酸化防止剤を一切使わず、無補糖、無補酸、無清澄で、ワインを仕上げることがしばしばあります。健全な葡萄であることで、葡萄に付着した天然酵母から自然に発酵が始まり、酸化防止剤を使わないことで、本来のワインの香りが開き、華やかで、苦みのない、より自然なワインの仕上がりにたどり着くことができます。自然発酵であることは、決して予測のつかない発酵の様子とワインの仕上がりを見せてくれ、魅力的です。出来上がりのワインが濁った状態で美味しい時は無濾過でワインを仕上げ、また、濁った成分を取り除いたほうが美味しい時には素直に濾過し、1つの銘柄で無濾過と濾過のワインの両方の飲み比べを楽しんでいただけます。無濾過ワインは果肉と皮と酵母の成分を十分に含んでいるので、濾過のワインに比べ、果実そのものを食べているかのようにジュース感を強く感じます。瓶底に酒石(結晶)や澱が出ますが、果実由来成分ですので品質に問題はなくご安心くださいませ。」
深川ワイナリー東京は、様々な地域の様々な葡萄品種から造られる多種多様なワインにチャレンジしています。また近隣の東京海洋大学と海中熟成ワインのメカニズムの研究を行っています。全国各地から人や食材や情報が集まる東京。その東京の新たなシンボルとなることを目指しています。工場見学できます。そして併設のレストランでワインを楽しめます。実は、我が家は木場そして門前仲町(深川ワイナリー東京の最寄り駅)とは深いご縁があり、個人的にも応援したいワイナリーであります。ご紹介はずいぶん遅くなりましたが(苦笑)。
様々なワインを造り出していますが、今回は最新リリースのこちらをご紹介します。
★深川ワイナリー東京 山梨県産マスカット・ベーリーA 無濾過 2019 ¥2,640
葡萄は、山梨県韮崎市上ノ山のマスカット・ベーリーAです。日本固有品種であるご存じマスカット・ベーリーAです。生産数は1,426本です。
開放タンクにてかもし発酵後ステンレスタンクで熟成。酸化防止剤は極僅かの使用。葡萄本来の香りと味わいを引き出し、自然な仕上がりを求めるために無濾過で瓶詰めしました。やや深みのある鮮やかなルビー色。ブラックチェリーやクランベリーの華やかなアロマ。フレッシュでフルーティーな果実味ですが、ありがちなキャンディぽさはなく、しっかりとした果実味を持ちます。柔らかなタンニンが旨味を引き出します。フードフレンドリーです。醤油や味醂を使った和食と相性が良いと思います。野菜の煮炊き、魚の照り焼き、すき焼きなどで。
こちらもどうぞ・・・(こちらは少量入荷です・・・)
★深川ワイナリー東京 北海道産ナイアガラ スパークリングワイン 2019 ¥2,860
★深川ワイナリー東京 青森県産スチューベン スパークリングワイン 2018 ¥2,640
瓶内2次発酵のスパークリングワイン(弱発泡)です。無濾過ですので濁りがあります。
北海道余市町のナイアガラです。アメリカ原産のコンコード種とヴィニフェラ系品種の交雑種で、フォクシーフレーバーと言われる独特の香りを持つ葡萄です。バタークッキー?の華やかな独特のアロマ。辛口仕立てですが、芳醇な旨味を持つ味わいです。ナイアガラ好きにはたまらないシュワシュワです(笑)。そして青森県五所川原市のスチューベンです。スチューベンはニューヨーク生まれの葡萄。冷涼な気候に適する葡萄で、日本では青森県を主に東北地方や北海道で生産されています。薄い(笑)パープルレッド色。スイートチェリーのアロマ。辛口仕立てですが、華やかで美味な味わいです。ゴクゴク飲める止まらないシュワシュワです(笑)。
ブログ【深川ワイナリー東京(東京都江東区)】(2020年1月15日)
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