ジャン・シャルル・ボワセ氏来日!(JCB by Jean-Charles Boisset)

ブルゴーニュの名門ボワセ家当主で、カリフォルニアを中心に展開する「JCB by Jean-Charles Boisset」のオーナーであるジャン・シャルル・ボワセ氏が来日しました。何度も日本を訪問しているジャン・シャルル・ボワセ氏ですが、トレード向けのテイスティング・セミナーを開催するのは今回が初めてです。輸入元主催のセミナーに参加しました。

ブルゴーニュの名門ボワセ家当主のジャン・シャルル・ボワセ氏は、クロ・ブージョから数メートルの実家で生まれ育ちました。遊び場はもちろん畑でありセラーであり。幼い頃から葡萄やワインについて(主に祖母から)英才教育を受けました。現在ブルゴーニュのモメサン、ブシャール、ドメーヌ・ド・ラ・ヴ―ジュレ、J. モロー、ジャン・クロード・ボワセなど、カリフォルニアのデ・ローチ、ブエナ・ビスタ、レイモンド、オークヴィル・グロッサリーなど、多くのメゾンとワイナリーを所有します(全部で21とか)。イギリスやカナダでもワインを生産しています。

そして、カリフォルニアを中心に展開する、自身の名前を冠したブランドが「JCB by Jean-Charles Boisset」です。カリフォルニアからは、ソノマ産のシャルドネとピノ・ノワールを、ナパ産のカベルネ・ソーヴィニョンを造り出しています。フランスからは、クレマン・ド・ブルゴーニュや今流行のペットナットを造り出しています。それぞれのワインには、自身にとって意味のある数字を付け、3つのイメージワードを持たせています。また特別なワインにはニックネームを付けています。奥様は、カリフォルニアを代表するワイナリーの1つ、あの「ガロ」のオーナーの娘であるジーナ・ガロ女史です。まさにブルゴーニュとカリフォルニアの融合を地でいく方です。

 ジャン・シャルル2

テイスティングはこちらです・・・(価格は輸入元税抜上代価格です・・・)

JCB by Jean Charles Boisset

No.21 Brut Cremant de Bourgogne NV
★No.21 ブリュット クレマン・ド・ブルゴーニュ NV ¥4,000
“French Kiss” Red Babbles Boujolais NV
★”フレンチ・キス” レッド・バブルス ボジョレー NV ¥2,800
No.81 Chardonnay Sonoma Coast 2016
★No.81 シャルドネ ソノマ・コースト 2016 ¥6,000
No.11 Pinot Noir Sonoma Coast 2016
★No.11 ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2016 ¥9,000
“Passion” Red Wine Napa Valley 2015
★”パッション” レッドワイン ナパ・ヴァレー 2015 ¥10,000
No.1 Cabernet Sauvignon Napa Valley 2013
★No.1 カベルネ・ソーヴィニョン ナパ・ヴァレー 2013 ¥43,000

NO.21 クレマン・ド・ブルゴーニュは、シャルドネとピノ・ノワールだけで、瓶内2次発酵で、瓶熟成は15ヶ月。ドサージュは10g。アーモンドの香ばしさ。フローラルなフレーバーと優しい泡のエレガントな味わいです。No.21 は、生まれ故郷ブルゴーニュのコート・ドールに敬意を表して、コート・ドールの政府行政番号である21を付けました。イメージワードは、RADIANT(輝かしいお祝いに)、MYSTERIOUS(魅惑的で魅了する)、LUMINOUS(輝かしい泡立ち)。”フレンチ・キス” レッド・バブルスは、今流行のメトード・アンセルトラルによるペティアン・ナチュレ(ペットナット)です。ボジョレーの100%ガメイ。フレッシュなガメイを低温で発酵させ、その途中で圧搾し、アルコール発酵の途中で瓶詰め。残りの糖分によって瓶内発酵による二酸化炭素が泡となります(シャンパーニュのように2次発酵を促す糖分添加を行わない)。ゆえに泡が軽く、アルコール度数も低い。瓶内発酵・熟成は3ヶ月。アルコール度数7,5度。残糖55~60g/L。クランベリーやストロベリーの軽やかで華やかな味わい。魅惑的な甘酸っぱい酸とほんのりとした甘味。イメージワードは、IRRESISTIBLE(惹きつけてやまない)、TENDER(感動的な)、UNFORGETTABLE(忘れがたい)。No.81 シャルドネは、ソノマ・コーストの100%シャルドネ。樽発酵樽熟成。50%パンチョン(500L)と50%バリック(225L)で熟成。樽の風味が前面に出ない、樽のニュアンスがバランス良く表れた仕上がり。非常に綺麗な果実味です。No.81 は、ジャン・シャルル・ボワセ氏が初めてカリフォルニアを訪れた年にちなんで付けられました。イメージワードは、ALLURING(うっとりする魅力)、EPHEMERAL(刹那的ではかない魅力)、INSATIABLE(飽くことのない欲望)。NO.11 ピノ・ノワールは、ソノマ・コーストの100%ピノ・ノワール。ブルゴーニュ同様の垂直プレスで。開放式のオークタンクで発酵。フレンチオーク(57%新樽)で14ヶ月熟成。薫り高いアロマ。華やかなブルゴーニュスタイルながら、凝縮したスパイシーなカリフォルニアの一面も見える。非常に優雅な果実味です。No.11 は、ジャン・シャルル・ボワセ氏にとってのマジカル・タイム。魅惑的なお年頃だったとか。イメージワードは、SPONTANEOUS(自発的で自然な様)、GRACEFUL(高貴さを持ちあわせる)ROMANTIC(幻想的)。”パッション” レッドワインは、ラザフォード、セントヘレナ、カーネロスの5つの畑からの葡萄をパッション用にブレンド。その絶妙なブレンドは”情熱(パッション)”をもって磨き上げられると。88%カベルネ・ソーヴィニョン、12%プティ・シラーで、フレンチオーク(26%新樽)で17ヶ月熟成。黒スグリ、プラム、ブルーベリーのアロマ。なめらかな赤黒系の果実味は非常にエレガントです。WA誌で94点獲得。No.1 カベルネ・ソーヴィニョンは、ブルゴーニュ出身のジャン・シャルル・ボワセ氏がカリフォルニアの地でその代表となるナパ・ヴァレーのカベルネを初めて造るにあたり唯一無二のトップワインを造ろうと決意したことに命名。100%カベルネ・ソーヴィニョンで、フレンチオーク(50%新樽)で19ヶ月熟成。非常に長い醸しを行った(トータル60日以上)このカベルネ・ソーヴィニョンは非常に官能的で魅惑的な味わい。ナパのカベルネらしさを持ちながらも非常にエレガントな味わいに仕上がっています。WA誌で95点獲得(パーカー評価)。レッドワイン及びカベルネ・ソーヴィニョンは、カルト・カベルネの四天王の1人である、あのフィリップ・メルカがコンサルタントしています。まさにカリフォルニアで造り出されたブルゴーニュワインの雰囲気を持つ JCB でした。

 ジャン・シャルル1

ちゃきちゃきな(笑)ブルゴーニュ出身の方ですから、「今日はユーのサインなんかいらねえよ!」と思ってましたが。想像してたのと全く逆で。派手なお衣装(特に靴が・・・写真撮りたかった・・・笑)。豪快な人柄で凄く楽しい方でした。コンサルタントを務めるフィリップ・メルカのサインを見せると、「俺もサインする!」って(笑)。サイン書くとこないから、秘蔵サインのある内側へ(ここがいいって・・・ビル・ハーラン氏の上にサイン書きやがった・・・苦笑)。ジャン・シャルルさんはなんだかめっちゃ喜んでました。そしてジャン・シャルルさんと同行しているスタッフ?の方々が「このシャツまじ凄げえ~」って写真パチパチ撮ってましたけど(笑)。本当は奥様(ジーナ・ガロ女史)のサインが欲しかったです(大笑)。そして恒例のツーショットはピンボケでした(再大笑)。

 ジャン・シャルル
 ジャン・シャルルさんと・・・  CIMG2400
 襟のタグの下に・・・  CIMG2402

ジャン・シャルルさんからサイン頂戴してしまったので、後ほど JCB のワインをご紹介するかもです(笑)・・・

 

 

 

 

 

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