いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2019年10月10日配信)
番外編!ボジョレー・ヌーボー情報です・・・
新井順子女史からまたまたお便りが届きました・・・
「今年は非常に暑い年で、かつ8月にボジョレーがかなり雹の害を受けました。そのため葡萄が少なくなり、輸入会社も今年のヌーボーを辞めたところもあると聞きました。おかげさまでジョベールさんの畑はその被害を免がれ、今年も無事収穫を終えることができました。本当にありがたく思います。
9月16日まずは白シャルドネの収穫が始まりました。シャルドネはジョベールさんの友人の畑とジョベールさんの畑で最初作っておりましたが、年々注文が多くなり、去年からシモンという若者のシャルドネも買うことになりました。もちろん彼は無農薬の栽培家ですが、とても情熱のある栽培家で、今年のシャルドネは去年より質も量も増えました。結果2018年より良い出来になりそうです。比重が1,094にもなったので単純計算でアルコール度数が13,25%になります。私はあまりアルコール度数を高くしたいと思ってはおりません。葡萄の熟度に合わせて収穫日を決めておりますが、今年のシャルドネは別格になりそうです。去年までは白のプレスは友人の最先端のプレス機を使用しておりました。ジョベール家のプレス機は昔の赤ワインに向くタイプです。しかし娘のカリーヌの時代になり2台必要と判断し、今年最新式の白に合うプレス機を導入しました。そのため白は時間差で2回絞ったのですが、2台同時にプレス機を回すことができたので仕込みも楽に、そしてより理想に近く仕込めました。今ゆっくりと発酵をしております。
白の収穫を午前中に終え、午後は毎年赤を作っている単一畑ル・ポント・ドゥ・ディア―ブルに向かいます。この葡萄でヌーボーを作り始めて11年目。年々樹齢と共に美味しくなってきました。春と収穫後に200匹の羊を放牧して草刈りをします。おかげさまで今年も綺麗な葡萄で、取り除く作業がほとんどなく、収穫が予定通り午後いっぱいで終了しました。そして毎年仕込む大きな木の開放桶に葡萄を仕込み、ガスで締めます。翌日9月17日は日曜日にも拘わらず収穫者の方々が収穫を続けてくれました。おかげさまで受注が伸び、ル・ポント・ドゥ・ディア―ブルだけでは足りないので、ジョベール家の前の畑のガメイを収穫し、不足分を仕込みに足しました。朝の8時から10時で終了。比重も1,082とアルコール度数が12度弱なので、重たくないスタイルに今年はなりそうです。
さて最後はロゼの収穫です。赤のガメイを終えた後、続けてロゼのガメイです。ジョベール家の前の畑の葡萄はル・ポント・ドゥ・ディア―ブルより粒が大きめなのでジュースが取れるのです。そのためロゼにとても向いているのです。味わいは優しくタンニンは少なめですが、土壌の関係で赤より遅い収穫でも酸味が残ります。その一部を赤に入れたので、今年の赤は優しい味わいになると言ったのはそのためです。この日は夏のように暑く、9月なのに昼間は34度。収穫していても葡萄が心配でした。普通は2時間に1度休憩ですが、この日は1時間おきに休憩。そうでないと倒れてしまいそうです。夕方まで収穫をして夜に絞りました。その頃は外気が下がったので少しほっとしました。絞り終え、比重は1,085で、これもアルコール度数12度弱なので狙いどころの収穫ができました。今年は天候が急に暑くなったりするので、読みが難しかったのです。
この5~6年続けてお手伝いに来て下さったポーランド人達の収穫者が今年は来ませんでした。ですのでフランス人だけでの収穫。畑の中もフランス語だけ。毎年解らないポーランド語が聞けなくてちょっと寂しかったですが、なんとか無事に収穫が終わりました。第一弾はOKですが、この後注意深く発酵を見守っていかないといけません。まだまだ緊張が続きます。(新井順子)」
注文承ります・・・ロゼが残り僅かです・・・
Le Pont du Diable Beaujolais Villages Nouveau Vinifie au Domaine Joubert par Junko
★ル・ポント・ドゥ・ディアーブル ボジョレー・ヴィラージュ ヌーボー 2019 ¥3,300 予定価格
11回目になります!
ワイン学校の同級生の新井順子女史。縁あって2002年からフランス・ロワールでワインを造り始めました。今や日本のワイン業界で彼女の名前を知らない人はいないほど。さらに日本人よりフランス人のほうが彼女のことを良く知っている(凄)。そして2009年に初めて1人でヌーボーに挑戦しました。
ル・ポント・ドゥ・ディアーブル(小悪魔の橋)は、AOCはボジョレー・ヴィラージュですが、すぐ隣がボジョレー・クリュの1つ、ブルイィ(Brouilly)です。畑の所有者はジョヴェール家。4代目マルセル氏の娘カリーヌが管理しています。樹齢60年の単一畑で、もちろん無農薬畑(ビオロジックで認証はなし)です。カルボニックで発酵後木桶で熟成。SO2無添加。
ヌーボーはクール便でのお届けとなります。(クール代ご負担ください。)
予定輸入元定価¥3,740(税抜¥3,400)
Domaine des Bois Lucas Gamey Rose Nouveau VdF Vinifie par Junko
★ボワ・ルカ ガメイ ロゼ ヌーボー 2019 ¥3,465 予定価格
4回目のリリースとなる、人気のロゼのヌーボーです!
2016年上記のボジョレー・ヌーボーのル・ポント・ドゥ・ディアーブルを造り出す、ドメーヌ・ジョヴェールの畑からロゼのペティヤンを造る予定でしたが、熟成の時間が足りず、若干のガスを残したスティルワインとなりました。
今年も同じスタイルになるようです。通常のロゼよりは少し赤に近い色調。ガメイの華やかな風味を持ち、フレッシュで爽やかな味わいのロゼ・ヌーボーです。収穫後直ちにプレスし、タンクで発酵熟成。SO2無添加。瓶詰め後の仕上がりは若干のガスを残す可能性がありますので今までと同様ZORKというキャップで封印の予定です。
ヌーボーはクール便でのお届けとなります。(クール代ご負担ください。)
予定輸入元定価¥3.850(税別¥3,500)
本当に毎年大好評のヌーボーです。もちろん生産量は限られていますので、近年輸入元は店舗割り当てせざるを得ない状況です。
【番外編!2019年ボジョレー・ヌーボー情報! その1】(8月8日配信)
金額は税込価格(含消費税8%)です。クール代は送料とは別途ご請求になります。
この内容は、アドレスを頂戴した方にHP公開前にメールでお送りしています。ゆえにHP公開時にはすでに売切れのワインもございます。【チアーズ!カリフォルニアワイン】は、美味しいカリフォルニアワインをお送りしています。