番外編!2018年ボジョレー・ヌーボー情報! その2

いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2018年10月4日配信

番外編!ボジョレー・ヌーボー情報です・・・その2です・・・

新井順子女史からレポートが届きました・・・ちょっと長いです(笑)・・・

「2017年のボジョレーは春先に霜の被害、6月に雹と大変な年でした。2018年はおかげさまでそういう問題がなく、天候にも恵まれ、結果質も収量も良い年となりました。私のヌーボーは9月8日に収穫開始。収穫者は基本的に土日は働きませんが、葡萄の糖度の関係でお願いしました。毎年お手伝いくださるポーランドの方々は土日でも嫌な顔ひとつ見せず明るく引き受けて下さいました。

まずは赤のヌーボー、Le Pont du Diable のガメイから収穫が始まりました。今年は記念すべき10年目、私にはけじめのヴィンテージです。そういう年にこれだけ良い天候に恵まれたのは神様の贈り物のような気がします。この“悪魔の橋”という名前は、急斜面になっており、収穫がとても大変です。しかしそのため綺麗な酸が残るのです。春と収穫後の秋の2回に羊を200匹も放して雑草を食べてもらいます。無農薬の畑は雑草が大変ですが、葡萄がない季節だけ羊さん達にお手伝いをしてもらいます。そうやって大切に管理してきました。10年この同じ畑で作っていると、葡萄達は10歳古くなり、味わいは年々深くなりますが、収量はどうしても減ってしまいます。今年はいろんな思いで収穫をさせてもらいました。その葡萄は今40lhの大きな発酵槽で寝ております。

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翌日9日はシャルドネの収穫です。去年は2つの畑を収穫しました。今年はラッキーなことに同じ Beaujolais un Quancie 村のシモンという無農薬生産者の畑のシャルドネを新しく買うことができたのです。ガメイがほとんどのボジョレーで質の良いシャルドネを見つけるのはとても大変です。おかげさまでそのシャルドネ白ヌーボーは去年より注文が増え、同時にシモンと正式に契約し、来年も買うことができます。本当にありがたいです。シモンはまだ若い生産者で、一昨年まで南仏の無農薬生産者のところで2年修行し、2017年に実家へ戻りました。お父様はワイン生産者ですが、慣行農業です。去年からシモンが戻り、お父さんの畑を全部無農薬に切り替えました。まだ3年経過していないので正式な認証はありませんが、素晴らしい管理の畑です。シモン自身南仏で赤のナチュラルワインをしっかり勉強してきましたので、彼のワイナリーのガメイを100%ナチュラルワインに切り替えました。でも白までは手が回らないので、シャルドネだけは我々に売ってくれることになったのです。その葡萄の素晴らしいこと。まだ樹齢の若いJoubertさんのシャルドネより葡萄そのものは濃いのです。今年はその葡萄が加わった分味わいが向上しました。朝は涼しいので、シャルドネの収穫は午前中だけです。去年と同じなら午前中で終わりますが、今年はシモンの畑のシャルドネも買うので、午前中では間に合いません。ですので、彼の収穫者にも助けてもらい、我々は30人で Joubert さんの畑、そしてシモン達は15名で彼の畑とグループを分け、大人数で一気に収穫。そしてそれを一気にプレスしました。温度の低い状態で良い収穫ができ、本当に今年は満足です。今年の白を飲めばそれはすぐにわかります。

赤は畑がたくさんあるので足りなくなることは稀です。しかし白の収量は畑が限られているのと、絞ってからでないと生産量が確定できないので、毎年実は白に関してはハラハラなのです。しかしおかげさまで予定のジュースが絞り上がり、それを今大きなフードルで発酵してあります。今年も予定通りペティヤンにしますので、10日~2週間後に瓶詰めしますが、発酵速度によって予定が変わります。しかしジュースはもう絞れて試飲しておりますので、2017年よりステップアップした味わいになります。が、ガス圧はもう少し抑える予定です。去年はちょいと勢いがよかったので、今年は去年より弱いガス圧にしますね。

9月9日午後と10日午前はロゼのガメイの収穫です。赤のヌーボーは坂の畑で複雑な味わいに葡萄ですが、このロゼは平らな畑で、葡萄の実も大きいので味わいはジューシーで果実香が強いです。また Le Pont du Diable に比べジュースがたくさん取れます。味わいは優しく、タンニンも少ないので、ロゼに向きます。ここの土壌の関係で、赤より遅い収穫でも酸味が残るのです。ですので、ちょうどペティヤンに向いているガメイなのです。ポーランドの収穫者は収穫に慣れているので、このロゼもあっという間に終わり、すぐにプレスです。そして足りない分だけ、翌日プロの収穫者ではなく、我々スタッフだけの小さな収穫をしました。ポーランドの収穫者達は若者ばかりで平均年齢が30歳くらいですが、我々スタッフだけのおじさんのグループはみな引退したマルセルのお友達なのでぐっと平均年齢が上がります(笑)。(新井順子 9月11日)」

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今年も昨年同様、ボジョレー・ヌーボーとロゼ・ヌーボーの2アイテムの取り扱いになります・・・

 Le Pont du Diable Beaujolais Villages Nouveau Vinifie au Domaine Joubert par Junko
ル・ポント・ドゥ・ディアーブル ボジョレー・ヴィラージュ ヌーボー 2018 ¥3,240 予定価格

10回目になります!記念すべきヴィンテージです!

ワイン学校の同級生の新井順子女史。今や日本のワイン業界で彼女の名前を知らない人はいないほど。さらに日本人よりフランス人のほうが彼女のことを良く知っている(凄)。2009年に初めて1人でヌーボーに挑戦しました。

ル・ポント・ドゥ・ディアーブル(小悪魔の橋)は、AOCはボジョレー・ヴィラージュですが、すぐ隣がボジョレー・クリュの1つ、ブルイィ(Brouilly)です。畑の所有者はジョヴェール家。4代目マルセル氏の娘カリーヌが管理しています。樹齢60年の単一畑で、もちろん無農薬畑(ビオロジックで認証はなし)です。SO2無添加。

ヌーボーはクール便でのお届けとなります。(クール代ご負担ください。)

輸入元定価¥3,672(税抜¥3,400)

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 Domaine des Bois Lucas Gamey Rose Nouveau VdF Vinifie par Junko
ボワ・ルカ ガメイ ロゼ ヌーボー 2018 ¥3,402 予定価格

3回目のリリースとなる、人気のロゼのヌーボーです!

一昨年上記のボジョレー・ヌーボーのル・ポント・ドゥ・ディアーブルを造り出す、ドメーヌ・ジョヴェールの畑からロゼのペティヤンを造る予定でしたが、やはり熟成の時間が足りず、若干のガスを残したスティルワインとなりました。

今年も同じスタイルになるようです。通常のロゼよりは少し赤に近い色調。ガメイの華やかな風味を持ち、フレッシュで爽やかな味わいのロゼ・ヌーボーです。収穫後直ちにプレスし、タンクで発酵熟成。SO2無添加。瓶詰め後の仕上がりは若干のガスを残す可能性がありますので昨年同様ZORKというキャップで封印の予定です。

ヌーボーはクール便でのお届けとなります。(クール代ご負担ください。)

輸入元定価¥3,780(税別¥3,500)

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【番外編!2018年ボジョレー・ヌーボー情報! その1】(8月2日配信)

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金額は税込価格(含消費税8%)です。クール代は送料とは別途ご請求になります。

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