いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2016年5月24日配信)
番外編です!新井順子女史、日本酒造りへの挑戦!待望の正式リリースです!
先日熊本支援の募金にご協力いただいたお客様、ありがとうございました。この清酒は熊本支援「順子 吟のさと」をご購入いただいたお客様を優先して販売させていただきます。
≪ 順子 純米酒 ≫
2002年からフランス・ロワールでワイン造りをしている、ご存じ旧友新井順子女史。
2011年3月の東北大震災後、彼女は現地に赴き、その惨状を目の当たりにしました。彼女の人生観はそこで一気に変わったようです。日本への思いを、日本の将来への思いをさらに強くしたようです。
新井さんは2年間福島のために自分のやり方でチャリティー活動を行いました。「私にできることはやはりお酒を造ることだけ。」継続的な支援活動を行うために彼女が思いついたのは日本酒を造るということでした。やはり東北大震災で大きな被害を受けた北茨城の酒蔵を借りることができました。お米は彼女の活動に賛同した熊本の南阿蘇と八代の農家さんが譲ってくださいました。
そして遂に新井順子女史初の日本酒が誕生したのですが、残念なことにトラブルが発生し、販売は中止となりました。しかし彼女は負けません。初の日本酒は販売はできませんでしたが、その日本酒で今度は熊本地震で被害を受けた南阿蘇や八代の農家さんに恩返しのために支援募金を募りました。
【号外!熊本支援募金 新井順子女史初の日本酒「順子」を販売(全額寄付)します!】(4月21日配信)
販売できなかった200本の清酒で200万円を集めました。寄付は公の機関ではなく、早く効果的に使ってもらえるところへ送金しました。100万円は南阿蘇へ。「順子」の山田錦を生産している高島さんへ。彼女と共に「南阿蘇よみがえり」というボランティア活動をしている澤田さんに渡りました。大きな被害を受けた地区の方々のために使われているようです。もう100万円は八代へ。「順子」の吟のさとを生産している稲本さんへ。八代は幸いにも被害が少なかったようで、稲本さんの提案で非常に大きな被害を受けた瑞鷹酒造さんへの支援金となりました。ご存じの方も多いと思いますが、瑞鷹酒造さんは熊本が誇る熊本の歴史でもある酒蔵です。必ず有効に使用してくださる方へと渡ったようです。
さて、新井順子女史初の日本酒、待望の正式リリースです!
新井さんからコメント届いています・・・
「ワインの原料は質(葡萄)が8割、醸造技術が2割。日本酒の原料は質(米)が2割、醸造技術が8割とよく言われます。それを試したくなり、無謀にも日本酒造りに挑戦しました。
日本のお酒造りは税収が目的であり、管轄は財務省。そこに日本酒の悲劇があります。海外でブームになりつつある日本酒をもっともっと日本で広めたい。日本酒離れしている飲み手の導入酒となる日本酒を造りたいと思っているのです。
2014年に水戸技術センターで学び、2015年から茨城県常陸太田市にある剛烈富永酒造店に私の選んだ無農薬米を持ち込み、この蔵の杜氏さんとコラボという形で仕込みました。法律上の製造はこの蔵の名前になりますが、実際はほぼ私が造っております。今回使用した山田錦は、熊本県南阿蘇村河陽地区で30年無農薬栽培をされている「喜多いきいきクラブ」の高島和子さんから素晴らしいお米を譲っていただきました。
私は3.11以降、いろんなものへの価値観が変わり、日本の将来のために何かできないか?と、このお酒を仕込みました。その思いに賛同してくださった生産者の方々です。譲ってくださる条件をいただきました。
『我々が一生懸命作ったお米をできるだけ磨いて欲しくない!』
杜氏さんはお酒の価値は技術で決まると思っております。勿論そうですが、その考え方はワインを造っている者として原料そのもののお米の価値をあまりにも軽く捉えていると思うのです。南阿蘇の和子お姉さまと約束しました。
『低精米で作ります!』と。
日本酒の世界では、YK35(Y:山田錦、K:9号酵母、35:精米歩合35%)がコンクールで勝ちやすい条件と言われていますが、私はそういう日本酒を仕込みたいとは思ってはおりません。私はコンクールで勝つために作るのではありません。日本酒離れしている人に、がぶがぶと気軽に飲んでもらいたい!肩の力を抜いて気軽にナチュラルワインのような感覚で日常的に飲んでもらいたいのです。あ~こういうスタイルの日本酒もあるんだね、と思っていたらいつの間にか1本飲んじゃったね、という日本酒を作りたいのです。初年度は精米歩合80%の純米酒だけにさせていただきました。
初めてのことなので失敗だらけ。未熟者すぎてお恥ずかしい出来ですが、是非お試しくださいませ。(新井順子)」
醸造違いで3種類造りましたが、当店での販売は下記の2種類になります。。。
(3種類ともラベルは同じです。。。)
★順子 純米 山田錦 ピンクキャップ 720ミリ ¥1,836
火入れあり。濾過あり。
熊本産山田錦100% 精米歩合80% 酵母:協会7号
日本酒度:+10,3 酸度:1,5 アルコール度数:13度
★順子 純米 山田錦 無濾過生酒 ホワイトキャップ 720ミリ ¥1,836
火入れなし。濾過なし。
熊本産山田錦100% 精米歩合80% 酵母:協会7号
日本酒度:+10,9 酸度:1,6 アルコール度数:13度
甘い果実を感じさせる華やかな香り。口に含むとふわっと広がるお米の甘みと舌の上をなめらかに転がる瑞々しさ。ワイン醸造の経験から生み出される爽やかさはアルコール度数を忘れさせます。まさに納得のがぶ飲み清酒です。
生産量が少ないため、各店舗割り当て数量での販売です。売り切れ御免です。また、申し訳ありませんが、熊本支援「順子 吟のさと」をご購入いただいたお客様を優先して販売させていただきます。
配送の場合、無濾過生酒は必ずクール便をご利用ください。
※火入れあり、火入れなし、を各1本セットでお買い上げの場合は、各々¥1,728です!
順子ちゃんについてはこちらからどうぞ・・・
(下記ページのワインは全て売り切れております・・・)
【新春第一弾はこれだぁ~!ボワ・ルカのソーヴィニヨン・ブランです!】(2013年1月10日配信)
ボワ・ルカ最後のソーヴィニヨン・ブラン 2011年です・・・ |
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金額は税込価格(含消費税8%)です。クール代は送料とは別途ご請求になります。
この山田錦を仕込んでいた4月中旬、順子ちゃんは来日したパトリック・メイエ、マルク・テンペなどのフランス自然派生産者と東京、名古屋、京都、大阪でイベントを開催しました。輸入元D社創立15周年のイベントで、「Coupe de Foudre (衝撃の一目惚れ)」と名付けられた限定出荷ワインも登場しました。(ワインについてはお問い合せください・・・)
この内容は、アドレスを頂戴した方にHP公開前にメールでお送りしています。ゆえにHP公開時にはすでに売切れのワインもございます。【チアーズ!カリフォルニアワイン】は、美味しいカリフォルニアワインをお送りしています。