ナパ・ヴァレー、ラザフォードで秀逸なソーヴィニヨン・ブランとカベルネ・ソーヴィニヨンを生産している「ホニッグ・ヴィンヤード＆ワイナリー Honig Vineyard & Winery」のオーナー夫人で、セールス・ディレクターを務めるステファニー・ホニッグさんが来日しました。輸入元主催のセミナーに参加しました。

１９６４年ルイ・ホニッグはナパ・ヴァレーの中心部ラザフォードに土地を購入し、ソーヴィニヨン・ブランとカベルネ・ソーヴィニヨンを植え、近隣のワイナリーに葡萄を供給し出しました。「ホニッグ・ヴィンヤード」創業。１９８１年オレンジ・カウンティのコンクールでソーヴィニヨン・ブランが金メダルを受賞。ホニッグの名はいちやく注目されました。８４年からルイ・ホニッグの孫で、現オーナーのマイケル・ホニッグが引き継ぎ、ワイナリーは本格的に起動に乗り始めました。

ホニッグはサスティナブル・アグリカルチャー（環境保全型農業）を実践しています。自然環境への負担を最小限にし、他の生態系との調和を重視する栽培を行っています。オーナーのマイケルはサスティナブル・アグリカルチャー推進の中心者です。ホニッグが造るワインはソーヴィニヨン・ブランとカベルネ・ソーヴィニヨンです。ホニッグはナパ・ヴァレーにおけるソーヴィニヨン・ブランのパイオニアです。ラザフォードと言えばカベルネ・ソーヴィニヨンのメッカですが、やはりホニッグの名をいちやく有名にしたソーヴィニヨン・ブランはとても美味です。ワインスペクテーター誌でも白ワイン・ベストバリューに選ばれていますし、２０１１年春のワイン＆スピリッツ誌「Restaurant Poll」ではホニッグのソーヴィニヨン・ブランが Most Popular Sauvignon Blanc で見事第１位に選ばれています。

テイスティングはこちらです・・・（価格は輸入元税抜定価です・・・）

　Honig Sauvignon Blanc Napa Valley
★ホニッグ　ソーヴィニヨン・ブラン　ナパ　２０１４　￥３，５００
　Honig Reserve Sauvignon Blanc Rutherford Napa Valley
★ホニッグ　リザーブ　ソーヴィニヨン・ブラン　ラザフォード　ナパ　２０１３　￥５，０００　希少限定品
　Honig Cabernet Sauvignon Napa Valley
★ホニッグ　カベルネ・ソーヴィニヨン　ナパ　２０１２　￥７，０００
　Honig Bartolucci Vineyard Cabernet Sauvignon Napa Valley
★ホニッグ　バルトルッチ　カベルネ・ソーヴィニヨン　ナパ　２０１２　￥１５，０００
　Honig Bartolucci Vineyard Cabernet Sauvignon Napa Valley
★ホニッグ　バルトルッチ　カベルネ・ソーヴィニヨン　ナパ　２００６　マグナムボトル　参考品

ステファニーさんから、ナパ・ヴァレーそしてワイナリーのあるラザフォードの個性についてお話がありました。そしてホニッグ・ワイナリーの歴史やワインについてもお話がありました。

ホニッグのソーヴィニヨン・ブランは本当にクリスプ。ほとんど樽は使用せず、ステンレスタンクだけで醸造。ＭＬＦなし。レモングラス、シトラス、青りんごなどの風味があり、フレッシュで清涼感のあるフルーツの果実味を持ちます。リザーブ・ソーヴィニヨン・ブランは１００％自社畑から。６０％はステンレスタンクで発酵後数年使用の樽で熟成、４０％はフレンチオーク新樽で発酵後フレンチオーク新樽で熟成。パイナップル、マンゴーなどのトロピカルフルーツの風味があり、樽に由来するバニラやトースティさが加わります。リッチで複雑味を持つソーヴィニヨン・ブランです。ナパ・ヴァレー・カベルネはラザフォードの自社畑と、ラザフォードとセントヘレナの小規模栽培農家から。アメリカンオーク（３５％新樽）で熟成。カシス、ブルーベリー、スパイス。この地特有のラザフォードダストと呼ばれる風味を持ちます。エレレガントでフィネスのある、そしてけっして重すぎることのない味わいです。バルトルッチ・ヴィンヤードはスプリング・マウンテンに位置し、１００年近い歴史を持つ畑です。この古樹の葡萄から造られたカベルネはブラックベリーやドライハーブの香りを持ち、ブラックフルーツの果実味と深くふくよかなタンニンのストラクチャーのある味わいです。１００％カベルネ・ソーヴィニヨンで、フレンチオーク（１００％新樽）で２０ヶ月熟成。そして蔵出しの２００６年バルトリッチ・カベルネのマグナムをテイスティングさせていただきました。熟したブラックフルーツの味わいで、なめらかなタンニンと長い余韻を持ちます。

テイスティングの２０１２年ナパ・ヴァレー・カベルネ・ソーヴィニヨンは、２０１５年３月から１年間ＡＮＡアメリカ線のファーストクラスで提供されています。２０１２年は、８９％カベルネ・ソーヴィニヨン、７％プティ・ヴェルド、４％カベルネ・フランで、アメリカンオーク（３５％新樽）で１８ヶ月熟成です。

ステファニーさんは２０１０年５月に初来日。そして２０１２年６月に再来日。今回３度目のご対面となりました。セミナー会場の入り口でばったり遭遇。顔を見合わせた瞬間２人は笑顔に（私のこと覚えててくださったんですね・・・）。「ステファニーさん、ご無沙汰です。」「またお会いできて嬉しいです。ジャージのサインはどこだったかしら？」「ここです！」ステファニーさんは、サインを頂戴したジャイアンツのユニフォームを懐かしそうに見回していました。初めてサインを頂戴した時は、ステファニーさんはキャーキャー言いながらサインしてくださいました（笑）。

ステファニーさんと・・・

【ステファニー・ホニッグさん来日！】（２０１２年６月２６日）