いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません(2015年3月24日配信)。
番外編(笑)です・・・
ご案内がかなり遅くなりましたが・・・お花見にいかがでしょうか・・・
《 OLIVIER BONHOMME オリビエ・ボノーム 》
「自然派ワインの天才」として注目を浴びるティエリ・ピュズラ。
ボルドー(クロ・フルテ)、マコン、南仏を渡り歩いたティエリ・ピュズラは、1994年父の畑を兄と共に継ぎ、「クロ・デュ・テュエ・ブフ」を立ち上げました。1999年にはネゴシアン「ティエリ・ピュズラ」を立ち上げました。そして、2009年からはオリビエ・ボノームとの共同経営になり、「ピュズラ・ボノーム」となりました。
ティエリ・ピュズラは2007年来日の際に2件の酒蔵を見学しました。杜氏の話を聞いたティエリ・ピュズラは「ワインと日本酒の違いはあれど、国の伝統、文化が反映されている醸造酒にかわりはない」と深く感銘を受けたそうです。「蔵」は、ティエリ・ピュズラが日本の酒文化、酒蔵に敬意をこめて造り出したワインです。
ティエリ・ピュズラが自身のドメーヌに専念するため、2014年末にオリビエ・ボノームはネゴシアン経営を全て引き継ぎ、今年2015年から新たに「ピエール・オリヴィエ・ボノーム」のブランドでスタートを切りました。実際ネゴシアンは2012年からほぼオリビエ・ボノームが仕切っていたので、名称は変わっても今までと何も変わるものはありません。オリビエ・ボノームは「今以上にワインの完成度を高めていくつもりだが、今後もティエリのスタイルを変えるつもりはない」と断言しています。ティエリ・ピュズラが絶対の信頼を寄せるオリビエ・ボノーム。ヴァンナチュール界でも、すでに次世代を引っ張っていく生産者として注目されています。
オリビエ・ボノームは、弱冠18歳の時にル・クロ・デュ・テュエ・ブッフの収穫に参加し、そこでティエリ・ピュズラに才能を見いだされ、共同経営を前提にスカウトされました。2006年から08年までアンボワーズのワイン学校に通いながらティエリ・ピュズラのネゴスで経験を積みます。2009年ティエリ・ピュズラと共同でネゴシアン「ピュズラ・ボノーム」を立ち上げました。
久しぶりの入荷です!新名称での初リリースとなった、ご存じ「蔵」です!
Pierre-Olivier Bonhomme Cuvee KURA Blanc VdF
★ピエール・オリヴィエ・ボノーム クラ(蔵) ブラン 2014 ¥2,268
Pierre-Olivier Bonhomme Cuvee KURA Rouge VdF
★ピエール・オリヴィエ・ボノーム クラ(蔵) ルージュ 2014 ¥2,268
エチケットに漢字で「蔵」と書かれています・・・
「2014年は、例年になく冬が暖かく、霜もほとんど下りずにそのまま春を迎えた。春は5月上旬までまるで初夏のような良い天気に恵まれ、葡萄の成長ペースも1ヶ月ほど早かった。だが5月中旬に入ると一転して、気温の上がらない雨がちな天気が続いた。開花は順調だったが、それ以降は葡萄の成長スピードが鈍化し、畑に病気が出始めるようになった。病気が本格的に蔓延したのは7月中旬から8月中旬にかけて。長雨と湿気によりミルデューが猛威を振るい、特にブリュノ・アリオン、アラン・コクトーの畑があるシェール川周辺に被害が集中した。この時点で、各葡萄栽培者のミルデューによる被害は20~60%。9月に入ってから天候が回復しミルデューはおさまったが、今度はスズキというショウジョウバエの被害が発生し、一部晩熟のピノ・ドニスやコーなどの収量は10%ほど減収となってしまった。去年同様収量自体は例年を大幅に下回っているが、でも葡萄の完熟度は例年以上に高く、酸もしっかりとあり、ワインの品質的には当たり年と言えよう。(ピエール・オリビエ・ボノーム)」
ブランは、100%ソーヴィニヨン・ブランです。
葡萄はビオデナミ葡萄栽培者ブリュノ・アリオンとアラン・コクトーから。樹齢は平均36年。マセラシオンはなしで、自然酵母で3ヶ月発酵。ファイバータンクで3ヶ月熟成。発酵が終わらず残糖8g/L の時点でフィルターをかけています。SO2無添加。
青リンゴ、ライチ、シトラス、アーモンドの香り。フレッシュで、桃ジュースのようなほんのりとした甘味と微かに苦味を持ったミネラルがあります。それが真っ直ぐの酸とバランスが取れています。蔵本来のコンセプトである、日本酒のようなやさしいソーヴィニヨン・ブランの風味です。
ルージュは、60%ガメイ、40%ピノ・ノワールです。
蔵は2007年がファースト・ヴィンテージになります。初期はガメイとグロロのブレンドでしたが、2011年のルージュには初めてピノ・ノワールがアッサンブラージュされました。そして今回2014年も、2011年以来久しぶりにピノ・ノワールがアッサンブラージュされました。
葡萄はガメイがオリヴィエ・ボノームの自社畑から、ピノ・ノワールはフランク・リオから。樹齢は平均35年。ファイバータンクと木桶タンクで12日間のスミマセラシオンカルボニック。自然酵母で45日間発酵。古樽で2ヶ月熟成。SO2無添加。アンフィルター。
グロゼイユ、フランボワーズ、バナナ、ボンボンの香り。華やかで瑞々しい果実味。やさしいミネラル感。酸化防止とフレッシュさを残すためにあえてガスを残したとのこと。そのため開けたては少し硬くかつ微発砲な感じですが、そのまま飲んでも楽しめます。ガスを抜くことでより華やかな香りと優しい果実味を味わえます(カラフがおすすめ)。
農法はビオロジック
ブランはALC13%、ルージュはALC13%
ブラン、ルージュ共に輸入元定価¥2,646(税抜¥2,450)
蔵は、出来立てほやほやの風味をいち早く味わっていただきたいというコンセプトで造られたワインです。SO2無添加、アンフィルターですので、長期保存向きのワインではありません。フレッシュな風味を楽しんでいただきたいので、是非お早目にお召し上がりください。
週末の有料試飲【ピュズラ・ボノーム クラ(蔵) ルージュ 2011】(2012年3月9日、10日)
こちらもどうぞ・・・残り僅かです・・・
Puzelat-Bonhomme Vincoeur Vincul Blanc Touraine
★ピュズラ・ボノーム ヴァンクール・ヴァンキュ ブラン トゥーレーヌ 2013 ¥2,592 残少
ヴァンクール・シリーズはコストパフォーマンス溢れるワインです。お値段はお安いのですが、このシリーズを「総合的に見て、ティエリの中でも最高傑作!」と断言する方もいるほど魅力的なワインです。ヴァンクール・ヴァンキュ・ブランは100%ソーヴィニヨン・ブラン。アペラシオンはトゥーレーヌです。葡萄はビオデナミ生産者ブリュノ・アリオンから。
【番外編!2014年ボジョレー情報! and ピュズラ・ボノームとパタポン・シャペルが来たぁ~!】(2014年8月7日配信)
2014年末にネゴシアン経営を全て引き継ぎ、新たに「ピエール・オリヴィエ・ボノーム」のブランドでスタートを切ったオリビエ・ボノーム。昨年7月その引き継ぎのアナウンスも兼ねて2人で来日されました。オリビエは初来日です。若干28歳ですが、ティエリに見初められるだけあって、若くして大物ヴィニョロンのオーラが出ていました(それとも緊張していたのか・・・笑)。
お写真ちょこっとだけですが・・・
《 DOMAINE LE BRISEAU ドメーヌ・ル・ブリゾー 》
その「自然派ワインの天才」と呼ばれるティエリ・ピュズラにワイン造りを教えたのがご紹介のクリスチャン・ショサールなのです。残念ながら2012年9月クリスチャン・ショサールはトラクターでの事故でお亡くなりになりました。
1988年クリスチャン・ショサールはヴヴレーに畑を借りて本格的にワイン造りを始めました。ビニョロンと醸造学校の講師を掛け持ちしながら1999年までワイン造りを続けました。彼のワインは「魔法のワイン」と呼ばれ、「ロワールでいえば、あのマーク・アンジェリー(サンソニエール)やニコラ・ジョリー(クーレ・ド・セラン)のワインよりも濃縮した味わいの凄いワインだ」と言う方もいたほど。しかし、かたくなに自身のワイン造りを追及するあまり、INAO(原産地呼称統制委員会)に自身のワインを否定されることになったクリスチャンは突然ワイン造りを辞めてしまいました。それほどクリスチャン・ショサールのワインは頭の固い委員会の方々にとっては「前例のないワイン」だったようです。
2002年クリスチャン・ショサールはジャニエールに「ドメーヌ・ル・ブリゾー」を立ち上げ、ワイン造りを再開しました。ドメーヌの畑は9ヘクタールで、農法は2006年からビオロジックからビオデナミになりました(現在はビオロジック)。また、2006年にはネゴシアン「ナナ・ヴァン・エ・カンパニー」を立ち上げました。ネゴシアン名は奥様のナタリー・ゴビシェールの愛称から名付けられました。ナナ・ヴァン・エ・カンパニーでは、”よりナチュラルに”をモットーに、楽しい美味しいワインを造り出しました。
クリスチャンが2012年に亡くなってから早2年、気持ちが沈んでいたナタリーもやっと元気を取り戻しました。実際女手ひとつで子供を育て、同時にドメーヌとネゴスを管理していくのは並大抵の苦労ではありません。一時ドメーヌを閉めるという噂が飛び交ったのも状況を考えれば分からなくもありませんが、現在ナタリーはその噂を「NO」ときっぱり否定しています。常にクリスチャンという偉大なビニョロンと比較されてしまうナタリーですが、もともと彼女自身のワインセンスは高く、まわりのビニョロンからも一目置かれていました(クリスチャンが頑なに拒んでいたあの往年の100%ピノ・ドニスのパタポンが復活したのも実はナタリーの意見が大きく影響していました・・・)。真の実力は未知数の、新生ナタリーです!
そのナタリーが造り出した、素敵なペティアンです!
Domaine Le Briseau Petillant Naturel Patapon Blanc
★ドメーヌ・ル・ブリゾー ペティアン・ナチュレ パタポン ブラン 2013 ¥3,240
しっかりとガス圧のある、本格的なスパークリングワインです!
2013年は雨の影響で収量が大幅に落ちました。最初はスティルワインとして自社畑ブリゾーもブランドリエールも別々に樽発酵しましたが、アルコール度数が低く酸味の際立つ味わいでした。そこでナタリーは機転を利かせ、発酵中のワインを樽から抜いて、2つのキュヴェをアッサンブラージュし、パタポン白のペティアンとして仕込みました。残糖は4g/L ありますが、味わいはしっかりとブリュットになっています。
100%シュナン・ブランです。葡萄は自社畑ブリゾーとブランドリエールから。発酵は自然酵母にて古樽で2ヶ月。2次発酵は瓶内で8ヶ月。デゴルジュマンは2014年7月。残糖4g/L で、ガス圧は6気圧。SO2無添加。ノンフィルター。
ライム、シトラス、白い花、タイムの香り。ストレートな酸とシャープな泡立ち。果実味は硬質で、ドライでシャープな味わい。ミネラル感が全体を整えます。グレートなペティアンです。
ALC11,5%
王冠で封印
輸入元定価¥3,780(税抜¥3,500)
こちらもどうぞ・・・残り僅かです・・・
Domaine Le Briseau Patapon Chapelle Rouge VdF
★ドメーヌ・ル・ブリゾー パタポン シャペル ルージュ 2012 ¥3,402 残少
クリスチャンの代名詞とも言われる「パタポン」、そのパタポンのスペシャル・キュヴェ「パタポン・シャペル」です。2度目の日本入荷です。
2012年9月収穫を直前に亡くなったクリスチャン。独り残され深い悲しみで途方に暮れる妻のナタリーでしたが、クリスチャンのために、クリスチャンのワインを待つ人々のためにナタリーが造り上げた特別な至極のワインです。
【番外編!2014年ボジョレー情報! and ピュズラ・ボノームとパタポン・シャペルが来たぁ~!】(2014年8月7日配信)
金額は税込価格(含消費税8%)です。クール代は送料とは別途ご請求になります。
西海岸湾岸ストの影響で入荷が遅れましたが・・・
カリフォルニアからはこちらが入荷します!
Lucy SAKURA Rose of Pinot Noir Santa Lucia Highlands
★ルーシー 桜 ロゼ・オブ・ピノ・ノワール サンタ・ルシア・ハイランズ 2014 ¥3,240
あのピゾーニ家が自社畑からのピノ・ノワールで造るロゼワイン「桜」です!
今年のラベルの「桜」は書家小林覚さんが書かれました。また、ルーシーは従来通りピンクリボン運動に参加します(1本につき1ドルを寄付)。
【あのピゾーニ・エステートと並び賞されるロアーです!そしてピゾーニ・エステートからは日本限定「桜」が入荷です!】(2014年2月27日配信)
この内容は、アドレスを頂戴した方にHP公開前にメールでお送りしています。ゆえにHP公開時にはすでに売切れのワインもございます。【チアーズ!カリフォルニアワイン】は、美味しいカリフォルニアワインをお送りしています。