昨日は「和食処　徳竹」さんに行ってきました・・・

茅場町の路地裏にある隠れ家的な存在の徳竹さん。旬の食材に拘り、その時の一番美味しい食べ方で提供してくださいます。

実は女将は船橋出身の方です。私がワインを勉強し始めた頃からのお付き合いという古いお知り合いです。そして徳竹大将もなんと船橋出身の方です。なにかとご縁のあるご夫婦でしたが、昨年超久しぶりに再会できました。

「和食処　徳竹」 （中央区新川）

昨夜は営業も兼ねまして（笑）。和食に合うカリフォルニアワインを持ち込みさせていただきました。ゴールドラッシュ発祥の地で誕生したシダーヴィルは、和食を引き立てるという強気な態度ではなく、和食に優しくしっかりと寄り添ってくれるという態度の味わいを持ちます。上品な旨味があり綺麗な果実味を持つワインです。（シダーヴィルのお問い合わせは山城屋にどうぞ・・・笑）

シダーヴィル・ヴィンヤーズ（ヴィオニエ、グルナッシュ、シラー、ジンファンデル）

お通し（水ナス）

前菜（ボラ煎餅、サルエビ唐揚げ、鱧寿司、新蓮根刺身、焼玉蜀黍の冷たい茶碗蒸し）

お造り（鮪、甘鯛、アイナメ、マコカレイ、）

え～と、とりあえずビール（笑）で乾杯。今回はおまかせのコースです。前菜はヴィオニエで。煎餅や唐揚げはドライですが繊細な味わいのヴィオニエとよく合います。鱧寿司はグルナッシュで。甘いタレがグルナッシュの甘味とよく合います。お造りは挑戦的な意味合いでグルナッシュとシラーで。赤身はもちろん、昆布〆もグルナッシュやシラーと全く違和感がありません。まさに旨味と旨味のマリアージュです。

冷製トマトの肉詰め

夏野菜の炊き合わせ

冬瓜の蟹あんかけ

新生姜肉巻き揚げ

銀ダラの西京焼き

床伏とアスパラのバター焼き

丸ナスと合鴨の鍬焼き

和風ミニステーキ

メインは１人３品セレクトでいろいろ頂戴しました。冷製トマトの肉詰めは鴨と鶏で、優しく新鮮なお味。新生姜肉巻き揚げは食感が楽しい。王道の西京焼きは見事に大ぶりの銀ダラです。床伏し旨い。丸ナス旨い。全てが色合いも綺麗で素晴らしく、美味でした。全てのお料理でシダーヴィルと相性を楽しみました。和食と赤ワインのマリアージュ、それがまた楽しかったです。そしてお食事（焼おにぎり、お茶漬け）へと。その前にちょっと塩辛が食べたくて注文したのですが、残念ながら只今なし。その代わりに自家製からすみを頂戴しました。特別に食べ比べのセットで出していただきました。こちといさきのからすみは食感がとてもおもしろかったです。やっぱり日本酒が飲みた～い（笑）。

自家製からすみ（こち、ぼら、いさき）

最後のデザートはバニラアイスになんと秘蔵の古酒がけ。これまた美味でしたが、一気に酔いが回りました（笑えない）。大将、女将、本当に本当にごちそうさまでした。純な和食の中にも隠し味があり、ワインととても良く合いました。

徳竹さんは、以前はランチもやってましたが、現在は止めているそうです。またお料理教室を開催しています。そして暮れにはお節料理や自家製からすみを販売しています。間違って東西線茅場町で降りちゃった際には（笑）是非是非徳竹さんへお寄りください。

女将の京子さんと・・・

「和食処　徳竹」　中央区新川１－２５－１

http://www.toku-take.com/