番外編!ちょこっと2013年ボジョレー情報! and 新着フランス自然派ワイン!

暑中お見舞い申し上げます。

いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません(2013年8月6日配信)。

久しぶりの番外編(笑)です・・・

ボジョレー・ヌーボー情報と、人気のフランス自然派の新ヴィンテージのご案内です・・・

早いもので、業界ではボジョレー・ヌーボーの注文受付が始まっています・・・

当店のヌーボーはいつも通りこちらの2つです・・・

Fredric Cossard Beaujolais Villarge Primeur Les Lapin
★フレデリック・コサール ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール “ラパン”
2013 ¥3,150(予定)

10回目になります!飛び跳ねる美味しさ、ラパンです!(ウサギだけに・・・)

ブルゴーニュで今最も注目を浴びている若きビオデナミ醸造家、フレデリック・コサール氏が造るボジョレー・ヴィラージュ・プリムール「ラパン」です。樹齢100年の無農薬のモノポール(単一畑)「ラパン」はわずか1,3haです。このラパンの区画だけなぜかウサギがたくさん集まるとか・・・(それはもちろん葡萄が美味しいからです・・・笑)

ラパンの古樹一部植え替えのため、2013年はラパン区画以外の葡萄をブレンドする予定だそうです。ラベルから「モノポール」の表示がなくなります。

「今年は、苦渋の決断だが、ラパンの葡萄の樹の一部を植え替えることにした。樹齢が100年を超すヴィエーユ・ヴィーニュは本当に魅力的だが、所々が歯抜け状態で、年々収量も落ちている。2012年は極め付けで、平均収量が25 hl/ha と例年の半分しかとれず、2012年はフランス国内に全くラパンをまわすことができなかった。毎年ヌーボーを楽しみに待っているお客さんのことや、パートナーであるニコラ・テスタールの生計のことを考えると、ヴィエーユ・ヴィーニュやモノポールに固執して年々収量が落ちていくのはあまり現実的でない。幸い、ニコラはラパン以外にも、まわりにラパンと同じ土壌のヴィラージュ畑をいくつか持っているので、今年はラパンとその畑の葡萄とのアッサンブラージュでヌーボーを造る予定だ。ワインの品質については心配しないでほしい。今のところ葡萄は病気ひとつなく健全な状態にあるし、房もたくさんある。たとえ2012年同様に試練の年でも、必ず美味しいワインに仕上げるよう全力を尽くすつもりだ。(フレデリック・コサール 6月26日)」

2013年は開花が大幅に遅れたため収穫も9月20日頃の開始と遅いスタートになりそうとのこと。ただでさえ短い醸造期間が心配です。また、先日7月23日にコート・ド・ボーヌが雹に見舞われ、畑は壊滅状態だそうです。シャンパーニュ、ボルドーも被害にあったようです。ちょっと心配です・・・

Le Pont du Diable Beaujolais Villarge Primeur Vinifie par Junko ARAI
★ル・ポント・ドゥ・ディアーブル ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール 2013 ¥3,150(予定)

5回目になります!毎年順子ちゃんのヌーボーはホントに好評です!

ワイン学校の同級生の新井順子女史。今や日本のワイン業界で彼女の名前を知らない人はいないほど。さらに日本人よりフランス人のほうが彼女のことをよく知っている(凄)。2004年から上記のフレデリック・コサール氏とボジョレー「ラパン」を造り続けてきましたが、2009年心機一転!2009年に初めて1人でヌーボーに挑戦しました!

ル・ポント・ドゥ・ディアーブル(小悪魔の橋)は、AOCはボジョレー・ヴィラージュですが、すぐ隣がボジョレー・クリュの1つ、ブルイィ(Brouilly)です。畑の所有者はジョヴェール家。現当主マルセル氏は4代目です。樹齢60年の単一畑で、もちろん無農薬畑です。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、新井さんは「石原順子」の名前で政治家を目指すことになりました。

先月の参議院選で茨城から立候補しました(残念ながら落選しましたが)。東日本大震災の被災地を廻った彼女はひどく心を痛めたようです。「日本の根本的な部分を変えなくては」と思い悩み、政治家になる決心をしました。「原発を止めたい」「日本の農業に明るい未来を残したい」「私が何をできるかわかりません。でも純粋に日本を良くしたい!できることは一生懸命やりたい!この思いを止めることが自分でもできないのです。」

現在までの活動状況はこちらのブログ「ジャンヌダルク農業大改革」からご覧いただけます。(後日正式にホームページを立ち上げるようです。)

http://ameblo.jp/junkoishihara/

さて、順子ちゃんのヌーボーですが・・・詳しいことは判りませんが、とにかく今年も造るようです・・・情報入り次第お伝え致します・・・

昨年のボジョレー情報はこちらから・・・

【番外編!ちょこっと2012年ボジョレー情報!その3】(2012年10月11日配信)

久しぶりにこちらが入荷です・・・

「自然派ワインの天才」として注目を浴びるティエリ・ピュズラです。

ボルドー(クロ・フルテ)、マコン、南仏とワイン畑を渡り歩いたティエリ・ピュズラは1994年父の畑を兄と共に継ぎ、「クロ・デュ・テュエ・ブフ」を立ち上げました。1999年にはネゴシアン「ティエリ・ピュズラ」を始めました。2009年からはオリビエ・ボノームとの共同経営になり、「ピュズラ・ボノーム」として現在に至ります。農法はビオロジック(1997年カリテ・フランス認証)。

ご紹介のヴァンクール・シリーズはコストパフォーマンス溢れるワインです。お値段はお安いのですが、このシリーズを「総合的に見て、ティエリの中でも最高傑作」と断言する方もいるほど魅力的なワインです。

Puzelat-Bonhomme Vincoeur Blanc Touraine
★ピュズラ・ボノーム ヴァンクール ブラン トゥーレーヌ 2012 ¥2,205

コストパフォーマンス溢れる人気の「ヴァンクール」。2012年は100%樽発酵&樽熟成です!

ヴァンクール・ブランは100%ソーヴィニヨン・ブラン。アペラシオンはトゥーレーヌです。葡萄はビオデナミ生産者フランク・リオから。収量は25 hl/ha で残糖は6g です。

マセラシオンなし。発酵は自然酵母で45日間。古樽で4ヶ月熟成。2012年は全体の収量が少なく、樽が余ったため樽発酵&樽熟成したとのことです。

「2012年はアルコール度数こそ高くないものの、ワインにフィネスがあり、葡萄のエキスも適度に凝縮されている。口に含んだ印象は、いつものヴァンクール白にあるフレッシュ感と優しい果実味に加え、柑橘系の心地良い苦味、ほのかに樽の風味を感じる。樽を使用した効果なのか、味わいが単調ではなく立体的でまとまりと一体感がある。(オリビエ・ボノーム)」

ALC12,5% 輸入元定価¥2,520

こちらは新ヴィンテージが入荷です・・・

人気ボジョレー・ヌーボー「ラパン」でお馴染みのフレデリック・コサールです。

DRCの醸造長の誘いを断り独立したフィリップ・パカレ、自然派ワイン界の天才と言われるティエリ・ピュズラに今や肩を並べるフレデリック・コサール。ニュイ・サン・ジョルジュのネゴシアンで働いていた彼はワイン造りに大きな情熱を持っていました。1996年「シャソルネイ」を立ち上げ。デビューと同時に雑誌フィガロに取り上げられ、パリのワイン通の間で密かなブームになったとか。栽培方法、収穫方法、醸造方法すべて自己流とのことですが、100%本人が携わるという情熱的な造り手です。

そのフレデリックが注目したのが南仏です。トゥールーズの近くに住む家族に会いに行く途中でたまたま通りかかった葡萄畑に一目惚れ。その所有者(ロドルフ・ジャネジニ)を探し訪ねることから始まった南仏プロジェクト。特に“南のピノ・ノワール”とも言われるグルナッシュ(樹齢130年もあり・・・)に心惹かれました。

Chassorney du Sud Cuvee G Vin de France
★シャソルネ・デュ・スッド キュヴェ・ジェー(G) 2011 ¥1,995

2005年から始まった「シャソルネイ・デュ・スッド」です。シャソルネイのブルゴーニュワインと同じスタイルのワインを造り上げることを目標にしています。

キュヴェ・ジェー(G)は100%グルナッシュ。樹齢は32年から132年まで。収量は35 hl/ha 。土壌は石灰質、粘土質で、地下層は全てシストでワインに十分なミネラル感を与えています。冬に一定の降雨があり、夏は日差しが強く乾燥する地中海性気候。農法はビオロジック(認証なし)。

スミマセラシオン・カルボニックをセメントタンクで3週間。発酵は自然酵母で10日間。セメントタンクで9ヶ月半熟成。

ジェー(G)のコンセプトは「骨格のあるミネラルと花のような華やかな香り」。天草、カカオ、カシス、ペッパーの香り。フレーバーを伴った新鮮で生き生きとした果実味で凝縮感ありありです。ミネラル感も十分。ピュアな酸。このワインを飲むと、グルナッシュってこんなに濃厚でしかも華やかなの?っていつも思います。たしかに“南のピノ・ノワール”です。

ALC14% 輸入元定価¥2,310

週末の有料試飲【ピュズラ&ボノーム クラ(蔵) ルージュ 2011】(2012年3月9日、10日)

番外編の番外編です(笑)・・・

スペインから自然派のシードラ(シードル)です・・・

イパラギレ・サガルドアク社は家族経営の小規模な生産者で、現在3代目、4代目が一緒にシードラ造りを行っています。リンゴ栽培からシードラ醸造まで、代々継承してきた伝統を尊重し、品質第一で昔ながらのシードラ造りを行っています。

ウルニオラは、バスク州政府が許諾するパイス・バスコの品質保証マークのエウスコ・ラベルを取得したシードラです。

Urniola Sidra Natural Pais Vasco
★ウルニオラ シードラ・ナトゥラル パイス・バスコ 2012 ¥1,606

ウルニオラは、バスコ産のリンゴのみを用いて、昔ながら伝統製法で造られた高品質なまさに農家のシードラです。オーガニック栽培のリンゴ品種は、ゴイコエチェ、モコ、ウルテビ・チキ、ウルテビ・アンディ、チャラカなど(シードラ用リンゴは生食用リンゴとは別です)。

伝統製法とは、絞ったリンゴ果汁のみを温度管理のもと樽に入れて発酵させ、加糖も炭酸ガス注入も行わないで造る製法です。3日間かけて伝統的な圧搾機でゆっくり圧搾し、自然酵母で発酵させます。澱引きの回数は少なく、自然の風味を残しています。アルコール度数はシードラとしてはやや高めの6%です。

軽く濁りのある黄金色。熟した果実のアロマで、酸と苦味のバランスがとれた果実味です。ボディ、タンニンがしっかりとした味わい。ミネラル感も十分です。フランスのシードルのように、甘味旨味が前面に出ず、かなりドライな風味に仕上がっています。香草焼きの魚や肉と合いそうです。

こちらはフランス自然派のシードルです・・・

かつて存在した本物のシードルをひたすら追求する古き良き時代の継承者」と言われるジュリアン・フレモンが造る魅惑のシードルです。

Domaine de Fort Manel Cidre Brut per Nature
★フォール・マネル シードル ブリュット パー・ナチュール 2011 ¥2,100 残少

自然の環境で育てられたリンゴと、伝統的な仕込みによって、他では味わいない最高に味わい深いシードルが出来上がります。フォール・マネルのシードルは辛口から甘口までの3タイプです。パー・ナチュール(残糖15g)、シレックス(残糖20g)、アルジル(残糖40g)です。フォール・マネルの一番人気のパー・ナチュールです。

週末の有料試飲【フォール・マネル シードル パー・ナチュール 2011】(2012年12月7日、8日)

金額は全て税込価格です。クール代は送料とは別途ご請求になります。

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