いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2025年3月19日配信)
非常に高い評価を得ました・・・
ソノマ・コーストの2023年ヴィンテージのワインは要チェックだと思います・・・
《 レイン RAEN 》
“カリフォルニアワインの父” と呼ばれた故ロバート・モンダビ翁。そのロバート・モンダビの次男ティム・モンダビの息子であるカルロ・モンダビとダンテ・モンダビは2013年にソノマ・コーストのピノ・ノワールに特化した「 Raen レイン」を立ち上げました。
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ロバート・モンダビの父で、イタリアからの移民であるチェザーレ・モンダビがカリフォルニアへやって来たのが1919年です。葡萄を運搬する仕事を始めました。モンダビ家では自家用のワインを製造していました。1943年チェザーレ・モンダビはナパ最初のワイナリーと言われる「チャールズ・クルッグ・ワイナリー」を購入。チェザーレの2人の息子、ロバート(長男)とピーター(次男)と共にワイン造りを始めました。その後ロバート・モンダビはチャールズ・クルッグを離れ、1966年にご存じ「ロバート・モンダビ・ワイナリー」を設立。ロバートの2人の息子、マイケル(長男)とティム(次男)もワイン造りに携わり、ロバート・モンダビ・ワイナリーはカリフォルニアワインの普及と発展の象徴となりました。しかし残念なことにあまりにも巨大化したロバート・モンダビ・ワイナリーは2004年に倒産。当時世界最大のワイン販売会社であったコンステレーションに買収されました。そして2008年ロバート・モンダビ逝去。ロバートの意志はマイケルとティムに受け継がれました。マイケル・モンダビはロバート・モンダビ・ワイナリーを継承する「マイケル・モンダビ・ファミリー」を立ち上げ、ティム・モンダビはオパス・ワンを継承する「コンティニュアム」を立ち上げました。
モンダビ・ファミリー4世代目となるカルロ・モンダビとダンテ・モンダビは幼い頃からロバート・モンダビ・ワイナリーやオパス・ワンでワインに触れ、父ティム・モンダビが立ち上げたコンティニュアムでは父ティムの下で設立当初から栽培や醸造に携わりました。カルロとダンテがピノ・ノワールに魅了されたのは祖父ロバートと父ティムの影響でした。全盛期のロバート・モンダビ・ワイナリーで醸造を担当していた父ティムは、ブルゴーニュの神様と言われたアンリ・ジャイエと親交があり、カリフォルニアにおけるピノ・ノワールのパイオニアとしても知られていました。その父ティムのブルゴーニュワインへの強いパッションを2人は受け継ぎました。2013年カルロとダンテはソノマ・コーストのピノ・ノワールに特化した「レイン」を立ち上げました。世界に通用するカリフォルニア産のピノ・ノワールを造りたい・・・そんな思いから始まったのがレインです。
レインの名前は Research in Agriculture and Enology Naturally の頭文字を1つの単語にしたもので、2人の農業とワイン醸造への研究心を表しています。畑に降った雨は樹木によって吸い上げられ、ワインの原料となる葡萄に形を変えます。その葡萄の生命の源となる雨も掛けています。葡萄はいくつかの契約畑から。醸造は、土着の酵母で発酵し、主にニュートラルのフレンチオーク(フランソワ・フレール)で熟成します。新樽比率は10~15%ほどです。無濾過そして無清澄にて瓶詰め。カルロいわく、「マイクロ・フローラ(ビオデナミを越える栽培醸造のことで2人はこう呼んでいます)のワイン造りを心がけています」。またワインのラベルはAVA名が大きく記載されていて、フランスのワインを思わせる雰囲気があります。これは、生産者である自分達の名前やレインというブランドのアピールよりも、畑やテロワールを全面的に出した造りを味わってもらいたいという願いが込められています。
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2023年ワイン・スペクテーター誌年間トップ100ワインで、レインのロイヤル・セント・ロバート・ピノ・ノワール(2021年)がトップ10(第4位)入りしました。カリフォルニアワインをよく知る方にはレインの名前はすでに知れ渡っていましたが、このあたりから一気に注目度が増しましたね。新ヴィンテージの2023年が入荷しました。2023年はレインにとって最高のヴィンテージとなりました。歴代最高の評価を受けました。レインは生産量が少ないため日本入荷も極少量です。売り切れ御免です。(レインに限らず、ソノマ・コーストの2023年ヴィンテージのワインは要チェックだと思います。)
Raen Lady Marjorie Chardonnay Sonoma Coast 2023
★レイン レディ・マージョリー シャルドネ ソノマ・コースト 2023 ¥17,050 JS99 VI91 数量限定品
2023年ワイン・スペクテーター誌年間トップ100ワインでトップ10(第4位)入りした「レイン」です。
世界に通用するピノ・ノワールを。ということで2013年にピノ・ノワールでスタートしたレインですが、2016年からシャルドネを造り始めました。Charles Ranch Chardonnay チャールズ・ランチ・シャルドネです。そしてこの lady Marjorie Chardonnay レディ・マージョリー・シャルドネは2021年から生産を始めた新アイテムのシャルドネです。祖母のマージョリーに捧げるワインです。
レディ・マージョリー・シャルドネの葡萄はソノマ・コーストの人里離れた荒涼な地形の場所にある畑から。約2haの畑で、有機栽培そして環境再生型農業が行われています。クローンはウェンテと4です。全房発酵。土着酵母で発酵。フレンチオークで熟成。ライムやレモンの皮。ストーンフルーツのニュアンス。フレーバーを伴う(重くない)華やかな果実味。砕けた砂利や塩味を感じるミネラル感。レインのシャルドネは濃くないのですよね重くないのですよね。綺麗で繊細な味わいです。2023年は冬の大雨で始まり、涼しい春そして穏やかな夏となりました。収穫期も沿岸沿いの霧が葡萄を優しく包み込み、太陽の光が上空を柔らかく照らしました。ソノマ・コーストの2023年はグレート・ヴィンテージと言っても良いかと。2023年はレインにとって最高のヴィンテージとなりました。この2023年レディ・マージョリー・シャルドネにジェームス・サックリングが99点、ヴィノスが91点を付けました。ちなみに2023年の Charles Ranch Chardonnay Fort Ross-Seaview チャールズ・ランチ・シャルドネ(輸入元上代¥25,300)にジェームス・サックリングが100点満点を付けました。
(ジェームス・サックリングは、アメリカの2大ワイン評価誌の1つであるご存じ「ワイン・スペクテーター」の副編集長およびヨーロッパ局長を務めた後、2010年に自身のワインメディア James Suckling .com を立ち上げました。昨年10月上旬に来日され、世界各国から選ばれた JS 90点以上のワインがテイスティングできるという「 Great Wines World TOKYO 2024 」が盛大に開催されました。)
100%シャルドネ
ALC12,5%
輸入元定価¥18,700(税抜¥17,000)
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Raen Royal St. Robert Cuvee Pinot Noir Sonoma Coast 2023
★レイン ロイヤル・セント・ロバート・キュヴェ ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2023 ¥16,060 JS99 VI93 数量限定品
Raen Royal St. Robert Cuvee Pinot Noir Sonoma Coast 2021
★レイン ロイヤル・セント・ロバート・キュヴェ ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2021 ¥13,530 WS95 2023年WS誌年間トップ100ワイン4位売り切れ
2023年ワイン・スペクテーター誌年間トップ100ワインでトップ10(第4位)入りした「レイン」です。
このロイヤル・セント・ロバート・ピノ・ノワールの2021年ヴィンテージがワイン・スペクテーター誌の年間トップ100ワインでトップ10(第4位)入りしました。ワイン・アドヴォケイト誌と共に絶大な人気を持つワイン・スペクテーター誌。年間トップ100ワインは、1年間に試飲した1万本以上にも及ぶワインの中から90点以上を獲得したワインで、品質はもちろんトータルに評価されたワインです。
ロイヤル・セント・ロバート・ピノ・ノワールの葡萄はボデガ・ベイを見渡すソノマ・コーストの入り組んだ丘の畑から。ルシアン・リヴァー・ヴァレーのサブ・アぺレーションであるグリーン・ヴァレーに位置する約6haの畑です。有機栽培そして環境再生型農業が行われています。クローンはカレラ、スワン、115、667、777です。全房発酵。土着酵母で発酵。フレンチオークで熟成。バラの花びら。野生のベリー系果実。ドライハーブのニュアンス。エキゾチックなスパイスも感じます。しっかりとした赤黒系の果実味ですが、やはり重くなく繊細な一面を持ち合わせます。クラシカルな雰囲気のあるピノ・ノワールです。2023年は冬の大雨で始まり、涼しい春そして穏やかな夏となりました。収穫期も沿岸沿いの霧が葡萄を優しく包み込み、太陽の光が上空を柔らかく照らしました。ソノマ・コーストの2023年はグレート・ヴィンテージと言っても良いかと。2023年はレインにとって最高のヴィンテージとなりました。この2023年ロイヤル・セント・ロバート・ピノ・ノワールにジェームス・サックリングが99点、ヴィノスが93点を付けました。ちなみに2023年の Sea Field Pinot Noir Fort Ross-Seaview シー・フィールド・ピノ・ノワールに99点を、そして Bodega Pinot Noir Freestone Occidental ボデガ・ヴィンヤード・ピノ・ノワール(輸入元上代¥35,200)にジェームス・サックリングが100点満点を付けました。
(ジェームス・サックリングは、アメリカの2大ワイン評価誌の1つであるご存じ「ワイン・スペクテーター」の副編集長およびヨーロッパ局長を務めた後、2010年に自身のワインメディア James Suckling .com を立ち上げました。昨年10月上旬に来日され、世界各国から選ばれた JS 90点以上のワインがテイスティングできるという「 Great Wines World TOKYO 2024 」が盛大に開催されました。)
100%ピノ・ノワール
ALC13,0%
輸入元定価¥17,600(税抜¥16,000)
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【年末恒例のワイン・スペクテーター誌年間トップ100ワインが発表されました・・・レイン、オクシデンタル】(2023年11月17日配信)
ブログ【カルロ・モンダビ氏来日!(レイン)】(2017年4月27日)
2月下旬にカルロ・モンダビ氏が来日しました。公式には3度目の来日かなと。輸入元主催のセミナーにお声がけいただいたのですが、なんと同時期に来日していたロス・コブ氏のセミナーと見事にバッティングしました(涙)・・・
ということで、こちらもどうぞ・・・
Cobb Coastlands Vineyard Pinot Noir Sonoma Coast 2021
★コブ コーストランズ・ヴィンヤード ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2021 ¥19,690 WA96 D95 数量限定品
ソノマ・コーストで非常に繊細なそして優美な味わいのワインを造り出している「コブ・ワインズ」です。2月下旬にロス・コブ氏が来日しました。2年振りのご対面となりました。
1989年に海洋学者であった父親デヴィッド・コブがソノマ・コースト(オクシデンタル地区)にコーストランズ・ヴィンヤードを開拓。その葡萄はウイリアムズ・セリエムのワインに使われ高い評価を得ました。葡萄栽培に興味を持ったロス・コブは UC サンタ・クルーズで土壌化学を学びました。1998年からウイリアムズ・セリエムで修行。その後フラワーズ(2000~2008年)そしてハーシュ(2009~2015年)でワインメーカーを務めました。2001年コーストランズ・ヴィンヤードから130ケースのワインを造り上げました。「コブ・ワインズ」を設立。
久しぶりの入荷です。1989年に入植した自社畑コーストランズ・ヴィンヤードのピノ・ノワールです。コーストランズ・ヴィンヤードは太平洋から僅か3マイルの、標高1,150フィートに位置し、標高が高いですが有機物を多く含む海洋性土壌の特徴を持ちます。ここはルシアン・リヴァー・ヴァレーの南西に位置し、新 AVA のウエスト・ソノマ・コーストのエリアにギリギリ入っていませんが、ウエスト・ソノマ・コーストの特徴を持つ畑と言えます。クローンはフィールド・ブレンドです。開拓当時 UC デイヴィスはディジョン・クローンの提供をしておらず、独自の根株にヘリテージ・クローンを植樹しました。2023年コーストランズ・ピノ・ノワールは40%を全房発酵。フレンチオーク(30%新樽)で22ヶ月熟成。775ケースの生産です。レッドベリーやブラッドオレンジのアロマ。ミントの風味も。重くはありませんがふくよかな果実味です。長期の熟成が期待されます。ワイン・アドヴォケイト誌が96点、デキャンタが95点を付けました。
100%ピノ・ノワール
ALC13,5%
輸入元定価¥21,670(税抜¥19,700)
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金額は税込価格(含消費税10%)です。クール代は送料とは別途ご請求になります。
Violetta Late Harvest Wine |
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実は21年振りのご対面でした・・・
ご存じ、1976年パリ・ブラインドテイスティング(パリスの審判)の白ワイン部門で優勝したのがシャトー・モンテレーナの1973年ナパ・ヴァレー・シャルドネ。このワインを造ったのがミリェンコ・マイク・ガーギッジです。ルーロ Roulot の1973年ムルソー・シャルム、ジョセフ・ドルーアン Joseph Drouhin の1973年ボーヌ・クロ・デ・ム―シュ、ラモネ Ramonet の1973年バタール・モンラッシェを打ち破りました。パリスの審判の翌年にマイク・ガーギッチはヒルズ・ブラザーズ・コーヒーのオースティン・ヒルズと「ガーギッチ・ヒルズ・セラー」を設立しました。
そのマイク・ガーギッチ氏の愛娘で、現在ガーギッチ・ヒルズ・エステート(2007年に改名)で CEO と President を務めるヴァイオレット・ガーギッチ女史が来日しました。輸入元主催の試飲会に参加されました。ヴァイオレットさんは21年振りの来日です。私、21年前にヴァイオレットさんにお会いしています。その時の写真をヴァイオレットさんにお見せするととても喜んでくださいました。「その写真撮らせて!」ってご自分のスマホでその写真撮ってました(苦笑)。楽しい再会でした。
【ヴァイオレット・ガーギッチ女史来日!(ガーギッチ・ヒルズ・エステート)】(3月18日)
【今年最初のご紹介は・・・ガーギッチ・ヒルズ・エステート】(2024年1月5日配信)
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この内容は、アドレスを頂戴した方にHP公開前にメールでお送りしています。ゆえにHP公開時にはすでに売切れのワインもございます。【チアーズ!カリフォルニアワイン】は、美味しいカリフォルニアワインをお送りしています。