いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2023年10月3日配信)
輸入元が変わりました・・・
ですが相変わらずトップキュヴェの日本入荷は極々少量です・・・
《 PISONI FAMILY VINEYRDS ピゾーニ 》
“カリフォルニアのラ・ターシュ” と例えられる、ご存じピゾーニ・ピゾーニ・ピノ・ノワールを造り出している「ピゾーニ・ファミリー・ヴィンヤーズ」です。
サンフランシスコの南、モントレーの奥地に広がるサンタ・ルチア・ハイランズ。ゲーリー・ピゾーニはこの地に3代続く農家に生まれました。ピゾーニ・ファームを営んでいた父親の代にはレタス、アスパラガス、ブロッコリーなどの栽培で成功を収めていましたが、ゲーリー・ピゾーニはワイン用の葡萄栽培を始めたい思いに駆られ、1982年に父親が購入していた山腹の土地に葡萄を植えました。2haの畑です。
当初はその土地にどの品種が合うか判らず、シャルドネ、ピノ・ノワール、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー等多くの品種を植えましたが、なかでもピノ・ノワールはDRCラ・ターシュのクローンが用いられました。6回に渡って井戸を掘り、畑内に水源を探し当て灌漑が可能になるまでは毎日水を運ぶ苦労を重ねました。1990年代に入ると、ピーター・マイケル、パッツ&ホール、シドゥーリ、オーハイなどの有名ワイナリーがピゾーニの葡萄を使うようになり、一気にピゾーニ・ヴィンヤードの名前は有名になりました。
1988年自らピノ・ノワールの醸造を手がけました。最初の2年間は多くのカルトワインに携わり自らもカルトワインを有するマーク・オベールがワインメーカーを務めましたが、以降はゲーリー・ピゾーニ自らが行いました。そして1998年からは次男のジェフ・ピゾーニがワインメーカーを務めています。長男のマーク・ピゾーニはヴィンヤード・マネージャーを務めています。DRCラ・ターシュのクローンから誕生したピゾーニ・ピゾーニ・ピノ・ノワールは2008年ヴィンテージがパーカー98点を獲得し、現在カリフォルニアを代表するピノ・ノワールの1つとなっています。
Pisoni Vineyard Santa Lucia Highlands |
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2021年ピゾーニ・ピゾーニ・ピノ・ノワール入荷です。そして3つの自社畑から造られるルチアも入荷です。ですが相変わらず極々少量の入荷です。売り切れ御免です。
Pisoni Estate Pinot Noir Pisoni Vineyard Santa Lucia Highlands 2021
★ピゾーニ エステート ピノ・ノワール ピゾーニ・ヴィンヤード サンタ・ルチア・ハイランズ 2021 ¥20,900 新ヴィンテージ 希少限定品 販売条件あり
現ピゾーニ・ワイナリーのオーナーのゲーリー・ピゾーニがパンツの中に隠し持ちこんだというブルゴーニュの至宝ラ・ターシュのクローンから生まれたのがサンタ・ルチア・ハイランズのピゾーニ・ヴィンヤードです。(このエピソードは笑い話として軽くお流しください・・・苦笑)
サンタ・ルチア・ハイランズは、1991年にAVA(栽培指定地域)として認定されました。ピゾーニ・ヴィンヤードは、ゲイリー・ピゾーニによって1982年に5エーカー(約2ha)に入植され、現在は40エーカー(約16ha)に広がっています。海抜1,300フィート(約400m)に位置し、南東に面した斜面で、土壌はグラナイトとサンディロームで構成されています。畑は30のブロックに分かれていて、100%サスティナブル農法を実践しています。
ピゾーニ・ヴィンヤードの葡萄のポテンシャルを最大限に引き出すことが出来る生産者にだけ葡萄が供給されます。その選ばれた生産者は、「アルカディアン」「キャピオー」「ミウラ」「パッツ&ホール」「ポール・ラトー」「ピーター・マイケル」「ロアー」「シドゥーリ」「タンタラ」「テスタロッサ」などの超一流の生産者達です(現在生産していない生産者もあります)。そして自らもボトリングします。ピゾーニ・ヴィンヤードの最上のブロックの最上の葡萄を使うのはやはり本家本元のピゾーニ・ワイナリーです。
ピゾーニ・ワイナリーはグラヴィティ・フロー(重力移動)にて醸造しています。伝統的なブルゴーニュの手法にて醸造。ピゾーニ・ピゾーニ・ピノ・ノワールは天然酵母にて発酵後、厳選された100%フレンチオーク(新樽比率約60%)にて熟成。アンフィルター&アンファインにてボトリングされます。生産量は近年600ケース前後です。ワイン・アドヴォケイト誌における最高得点は2008年ヴィンテージの98点です。近年の評価は、2012年は96点、2013年は96+点、2014年は95点、2016年は94点、2017年は95点です。2018年はピゾーニ・ピゾーニ20周年記念ワインでした(当店へは残念ながら入荷なし)。前回ご紹介の2019年ヴィンテージはワイン・エンスージアスト誌が96点を、ジェブ・ダナックが97点を付けました。
2021年は雨の少ない年でしたが、穏やかな春から夏、熱波の来ない夏、涼しい秋で、9月の終わりまで収穫を延ばすことが出来ました。結果として、小粒ながら、酸がキープされた素晴らしい品質の葡萄が収穫できました。2021年ピゾーニ・ピゾーニ・ピノ・ノワールは、6つの区画から手摘みで収穫され、厳しい選果の後、天然酵母のみで40%を全房発酵しました。厳選されたフレンチオーク(68%新樽)で約1年の熟成。ピゾーニらしい、リッチで凝縮感のある黒系ベリーの果実味ですが、エレガントさを持ち合わせます。680ケースの生産です。
ALC14,1%
輸入元定価¥22,000(税抜¥20,000)
※相変わらずの希少入荷のため、申し訳ありませんが、下記のピノ・ノワール・エステート・キュヴェとの抱き合わせ販売とさせていただきます。
【久しぶりに正式にご紹介できることとなりましたが・・・ですが相変わらずの極少量の入荷です・・・】(2022年1月11日配信)
そしてルチア( Lucia by Pisoni )です・・・
Lucia by Pisoni Pinot Noir Estate Cuvee Santa Lucia Highlands 2021
★ルチア ピノ・ノワール エステート・キュヴェ サンタ・ルチア・ハイランズ 2021 ¥10,450 日本初入荷 数量限定品
Lucia by Pisoni Pinot Noir Garys’ Vineyard Santa Lucia Highlands 2021
★ルチア ピノ・ノワール ゲーリーズ・ヴィンヤード サンタ・ルチア・ハイランズ 2021 ¥14,630 新ヴィンテージ 希少限定品
“カリフォルニアのラ・ターシュ” と例えられる、ご存じピゾーニ・ピゾーニ・ピノ・ノワールを造り出している「ピゾーニ・ワイナリー」です。
ルチアは、ピゾーニ・ワイナリーの主力となるもう1つのブランドです。2000年に新プロジェクトとしてスタートしました。ルチアに使う葡萄はもちろん所有する3つの自社畑、ピゾーニ・ヴィンヤード(1982年植樹)、ゲーリーズ・ヴィンヤード(1997年植樹)、そして比較的新しいソベラネス・ヴィンヤード(2008年植樹)から。ピゾーニ・ピゾーニ・ピノ・ノワール同様ゲーリー・ピゾーニの2人の息子、UCデイヴス出身の長男マーク・ピゾーニ(ヴィンヤード・マネージャー)と、UCフレスノ出身の次男ジェフ・ピゾーニ(ワインメーカー)によって造られます。
先ずは日本初入荷のピノ・ノワール・エステート・キュヴェです。ピゾーニ・ワイナリーが所有する3つの畑、ピゾーニ・ヴィンヤード、ゲーリーズ・ヴィンヤード、ソベラネス・ヴィンヤードの葡萄のブレンドになります。2021年ピノ・ノワール・エステート・キュヴェは、60%ピゾーニ・ヴィンヤード、23%ゲーリーズ・ヴィンヤード、17%ソベラネス・ヴィンヤードのブレンドです。グランクリュ級の畑のブレンド、しかも半分以上がピゾーニ・ヴィンヤードからです。手摘みで収穫され、厳しい選果の後、天然酵母のみで発酵しました。厳選されたフレンチオーク(53%新樽)で8ヶ月の熟成。魅惑のルビー色。ストロベリーの甘煮、紅茶のアロマ。発酵時の抽出に最新の注意を払ったため、果実は濃すぎず、適度なフレッシュさと深い複雑味を併せ持ちます。プラムやブラックチェリーの風味に、セージやクローヴやヴァニラなどのスパイスが相乗効果をもたらします。十分な果実味と秀逸な酸を持つ、非常にバランスの取れた美しい味わいです。
ちなみに、日本初入荷とお話しましたが、今までご紹介してきました、AVA サンタ・ルシア・ハイランズの名称を付けたシャルドネとピノ・ノワールと同じものです。完全にエステートの葡萄から、ということでワインの名称が変更になったようです。
ALC14,1%
輸入元定価¥11,000(税抜¥10,000)
そして希少キュヴェのピノ・ノワール・ゲーリーズ・ヴィンヤードです。ゲーリーズ・ヴィンヤードは、1997年に植樹された畑で、ゲーリー・ピゾーニ(ピゾーニのオーナー)とゲーリー・フランシオーニ(ロアーのオーナー)が共同で所有そして栽培管理する畑です。サンタ・ルチア・ハイランズの中央部に位置し、東向きのなだらかな斜面で、ほとんどがピノ・ノワールで、少しのシラーが植えられています。ワイン・エンスージアスト誌が「アメリカにグランクリュ畑があるとすればどの畑か」という特集では5つの畑が選ばれ、ピゾーニ・ヴィンヤードとゲーリーズ・ヴィンヤードが選ばれています。
2021年ピノ・ノワール・ゲーリーズ・ヴィンヤードは、手摘みで収穫され、厳しい選果の後、天然酵母のみで発酵しました(10%全房発酵)。厳選されたフレンチオーク(55%新樽)で11ヶ月の熟成。深いルビー色。ブラックチェリーやワイルドストロベリーのアロマ。クローブやセージ、そして杉の風味が2次的な香りとして立ち上がります。エレガントでもありますが、複雑味のあるふくよかなフルーツとしっかりとしたストラクチャーを持ちます。単一畑のユニークな個性を持った、スケールの大きいピノ・ノワールです。生産量は約700ケースです。前回ご紹介の2018年ヴィンテージに、ジェブ・ダナックが96点、アントニオ・ガローニが95点、ワイン・エンスージアスト誌が95点、ワイン・スペクテーター誌が93点を付けました。
ちなみに、新輸入元は Lucia をルチアと表記することにしたようです。前輸入元はルシアと表記していました。当店は新輸入元に合わせ、今後ルチアで表記します。(ちなみに大昔はルチアと呼んでいたような。)
ALC14,1%
輸入元定価¥15,400(税抜¥14,000)
【久しぶりに正式にご紹介できることとなりましたが・・・ですが相変わらずの極少量の入荷です・・・】(2022年1月11日配信)
こちらもどうぞ・・・こちらも輸入元が変わりましたが・・・
Lucy Pico Blanco White Wine Monterey County 2022
★ルーシー ピコ・ブランコ ホワイトワイン モントレー・カウンティ 2022 ¥5,720 新ヴィンテージ セカンドリリース 残少
Lucy Gamay Noir Santa Lucia Highlands 2022
★ルーシー ガメイ・ノワール サンタ・ルチア・ハイランズ 2022 ¥5,940 初リリース 残少
Lucy Rose of Pinot Noir Santa Lucia Highlands 2022
★ルーシー ロゼ・オブ・ピノ・ノワール サンタ・ルチア・ハイランズ 2022 ¥4,840 新ヴィンテージ 新輸入元から 新価格
ピゾーニ・ワイナリーが造るお手頃ブランドの「ルーシー」です。
ピゾーニ・ワイナリーの柱となるブランドが「ルチア」。自社畑の葡萄から素晴らしいシャルドネとピノ・ノワールを造り出しています。そのルチアのシスター・ブランドである「ルーシー」から新ワインが誕生しました。ルーシーは若木や(トップ・キュヴェの)格落ち?の葡萄樹の葡萄から造られます。
先ずはピコ・ブランコです。セカンド・リリースです(昨年ファースト・リリースが日本入荷しております)。ピコ・ブランコの葡萄はサンタ・ルチア・ハイランズとアロヨ・セコから。85%ピノ・グリ、15%ピノ・ブランのブレンドです。カリフォルニアワインらしからぬ味わいで(苦笑)、バランス良く、シンプルに美味しいワインです。そしてファースト・リリースのガメイ・ノワールです。葡萄はサンタ・ルチア・ハイランズから。100%ガメイ・ノワールです。親しみやすいアタックと生き生きとした果実味。穏やかな酸。フランスの品種をアメリカ風にエキサイティングに表現しました。
ちなみに、このピコ・ブランコとガメイ・ノワールは旧輸入元から仕入れたものです。終売後新輸入元から仕入れる予定です。新輸入元からの販売価格は、ピコ・ブランコが5,170円(輸入元定価5,720円)に、ガメイ・ノワールは5,940円(輸入元定価6,490円)になります。
そしてお馴染みのロゼ・オブ・ピノ・ノワールです。桜ラベルが発売されたのをご記憶の方も多いと思います。100%ピノ・ノワールです。バラの花びらやラズベリーの風味。ミネラル感も感じる、テクスチャーのあるロゼワインです。
ちなみに、このロゼ・オブ・ピノ・ノワールは新輸入元から仕入れたものです。少しお値段がお安くなりました。新輸入元の定価は¥5,390(税込)です。
【お待たせ致しました・・・1ヴィンテージ飛んで入荷です・・・ロアー・ワインズ、ピゾーニ・ワイナリー】(6月22日配信)
素晴らしいシャルドネとピノ・ノワールが生まれる冷涼な葡萄産地サンタ・ルチア・ハイランズ。地図の右下から左へ行くとゲイリーズ・ヴィンヤードとソベラネス・ヴィンヤードがあります。左上にピゾーニ・ヴィンヤードがあります。(地図の右下が北です。)
金額は税込価格(含消費税10%)です。クール代は送料とは別途ご請求になります。
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