いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2022年4月8日、12日配信)
日本に正規入荷されているワイナリーですが・・・
残念ですが極々僅かな入荷です・・・売り切れ御免です・・・
先ずはサンタ・クルーズ・マウンテンから・・・
Rhys Vineyards Ultra Brut Sparkling Wine Santa Cruz Mountains NV
★リース ウルトラ・ブリュット スパークリングワイン サンタ・クルーズ・マウンテンズ NV ¥14,740 日本初入荷 希少限定入荷品
Rhys Vineyards Horseshoe Vineyard Chardonnay Santa Cruz Mountain
★リース ホースシュー・ヴィンヤード シャルドネ サンタ・クルーズ・マウンテン 2017 ¥18,700 WA92+ AG95 希少限定入荷品
Rhys Vineyards Horseshoe Vineyard Pinot Noir Santa Cruz Mountain
★リース ホースシュー・ヴィンヤード ピノ・ノワール サンタ・クルーズ・マウンテン 2017 ¥20,900 希少限定入荷品
知る人ぞ知る?カリフォルニアワインです。世界基準(ブルゴーニュ・スタイル)のプレミアムなシャルドネとピノ・ノワールを造り出している「リース・ヴィンヤーズ」です。
リース・ヴィンヤーズはサンフランシスコの南の冷涼地サンタ・クルーズ・マウンテンズに6つの自社畑と栽培管理する1つの契約畑を持ちます。バイオダイナミック(ビオデナミ)、ドライファーミングで厳しいまでの高品質の葡萄を求めます。プレミアムなシャルドネとピノ・ノワールを造り出しています。オーナーはシリコン・バレーの起業家ケヴィン・ハーヴェイ。ソノマの老舗ワイナリーのピノ・ノワールに魅了され、その後ブルゴーニュのピノ・ノワールにも興味を持ち出しました。
シャルドネとピノ・ノワールは、リースがサンタ・クルーズ・マウンテンに所有する自社畑の1つであるホースシュー・ヴィンヤードから。リースのコンセプトを代表するワインです。カリフォルニアらしからぬエレガントな果実味と綺麗な酸を持ちます。カリフォルニアワインのイメージを覆す逸品です。シャルドネは樽発酵後フレンチオーク(25%新樽)にて熟成。火打石のアロマ。上物のブルゴーニュを思わせる堅固な凝縮感とミネラル感が特徴です。アントニオ・ガローニが95点を付けました。ピノ・ノワールはフレンチオーク(30%新樽)にて17ヶ月熟成。赤黒系果実とスパイスの芳醇なアロマ。ストレートにではなくしたたかに旨味が広がる官能的な味わいです。
そしてリースが造る話題のスパークリングワインです。シャンパーニュのトップ・レコルタン・マニュピュラン(ピエール・ぺテルス)を目指しています。ウルトラ・ブリュット・スパークリングワインは、一番最近取得した、リース6番目の自社畑マウント・パジェロ・ヴィンヤードから。モントレー湾に面するコラリトスの町(リッジのシャルドネでご紹介)に近い、太平洋から約11kmの標高270mの北西向き斜面の畑です。ウルトラ・ブリュット・スパークリングは100%シャルドネのブラン・ド・ブランで、77%が2018年、23%が2017年のワインです。特別に厳選したクローンのキュヴェをルドルフ・ぺテルス(ピエール・ぺテルス)監修の元仕込みました。フランス産の225リットル樽と300リットルのステンレス樽で熟成。瓶内2次発酵は30ヶ月。ドサージュは 3,5g/L 。デゴルジュマンは2021年6月で、さらに半年瓶熟成し、2021年12月にリリースされました。ブリオッシュなどの熟成香を感じますが、非常に秀逸な酸が全体を引き締めます。繊細でシャープなスタイル。希少限定入荷です。
100%シャルドネ
瓶内2次発酵(シャンパーニュ製法)
ALC12,5%
輸入元定価¥15,400(税抜¥14,000)
【密かに期待していましたが、やっぱりシャルドネも造っていたんですね・・・】(3月15日配信)
【超希少入荷の「リース」から新ブランドが誕生しました・・・】(2019年9月12日配信)
そしてサンタ・バーバラから・・・
Domaine de la Cote DDLC Estate Pinot Noir Sta. Rita Hills 2020
★ドメーヌ・ド・ラ・コート DDLC ピノ・ノワール サンタ・リタ・ヒルズ 2020 ¥8,800 希少限定入荷品
サンタ・バーバラ(サンタ・リタ・ヒルズ)注目のワイナリーの「ドメーヌ・ド・ラ・コート」です。
ドメーヌ・ド・ラ・コートは、AVA サンタ・リタ・ヒルズの一番海に近い西の端の標高220mの丘の上に点在する6つの区画の畑を所有します。元々は世界トップ5の偉大なる白ワイン生産者であるコント・ラフォンがオレゴン州で共同でワインを造る「イブニング・ランド・ヴィンヤーズ」がこの畑を所有していましたが、全米で最も秀逸なレストラン・グループであるマイケル・ミーナ・グループのワインディレクターのラジャ・パー(あの IPOB の発起人の1人)と、この畑に2007年より携わりワインを造り出していたサシ・ムーアマン、そして投資家のマーク・スティーブンソンの3人が共同で購入し、ドメーヌ・ド・ラ・コートを立ち上げました。
ドメーヌ・ド・ラ・コートの畑は、「Bloom’s Field ブルームス・フィールド」「La Cote ラ・コート」「Siren’s Call セイレンズ・コール」「Memorious メモリアス」「Sous Le Chene スー・シェーヌ」「Juliet ジュリエット」の6つの区画に区分されています。イブニング・ランド所有の時代にサシ・ムーアマンとクリス・キングがカリフォルニアの伝統的なクローン(マウント・エデン、スワン、カレラ)と少しのブルゴーニュ・クローンをこの地では前例のないほどに密樹しました。1エーカーに4,000本から7,000本の植樹です(1haに換算すると1万本から1万8千本です。あのロマネ・コンティは1万本と言われています)。それぞれの樹がお互いにストレスを感じ、下へ下へと根を伸ばし、個性豊かな土壌の成分を吸い上げます。
特筆すべきは土壌です。2千5百年前は海の底であった土壌が隆起し、圧迫し、堆積し、経年変化した複雑な土壌で、2つの特筆すべき土壌から成ります。1つは結晶化したシリカ土壌で石英や玄武岩を含むシレシャス。もう1つは海底に堆積した植物性プランクトンの化石である珪藻土のダイアトメイシャス。シャンパーニュの石灰質土壌、シャブリのキンメリジャン、プイィ・ヒュメのシレックス、シャンボール・ミュジミーのアルジロカリケールを思わせる白亜の土壌です。6つの区画の畑はそれぞれ地質、方位、標高、微気候が違い、たった16haの集合体であっても比類なきクリュの違いを表現します。いずれはコート・ドールの村々の区画やマウント・ハーランのカレラの区画のようにその存在を認知されるであろう約束された土壌です。畑では有機栽培が行われており、ワイン造りは「なにも足さず、なにも引かない」をモットーに、テロワールの体現を手助けするに過ぎないワイン造りを行っています。
そのドメーヌ・ド・ラ・コートからちょっと興味深いワインが入荷しました。ドメーヌ・ド・ラ・コートでは以前から自社畑のいくつかの区画をブレンドしたピノ・ノワールを生産しておりました。また “pure” Pinot Noir ピュア・ピノ・ノワールというワインも生産していました。除梗して破砕なし。SO2なし。パンチダウンなし。ポンプオーバーなし。すぐに楽しめる華やかな味わいのピノ・ノワールでした。ラベルはサシ・ムーアマンの娘さんがデザインしました。そしてこの度 DDLC (Domaine de La Cote) という名称を付けた新しいラベルのピノ・ノワールが誕生しました。16haの自社畑から、単一区画としてリリースするセクションから外れたキュヴェと、まだ単一区画としてリリースしていない区画のブレンドです。シルト土壌、粘土土壌、ローム堆積土壌など、それぞれの区画の土壌は様々です。様々な土壌の葡萄をブレンドした、エステートの味わいを代表するエントリーワインとなります。生産量は単一区画と変わらない500ケースほどのワインです。収量は1エーカー2トンほどです。天然酵母で自然のままゆっくりと発酵。コンクリートの解放発酵槽に100%全房の葡萄を入れ、発酵過程で葡萄が乾くまで待ち、ゆっくりとパンチダウンを行い果皮を沈めました。フランスの樽メーカー Hermitage エルミタージュを使い、14ヶ月の樽熟成(30%新樽)を経て、無濾過そして人工的な清澄なしで瓶詰めしました。稀少限定入荷です。
「他のカリフォルニアのピノ・ノワールと一線を画すワインの特徴は、しっかり完熟しながらワインになると決して果実味のジューシーさだけが前面に出ず、落ち着いた旨味と様々な複雑な要素が絡み合っている。豊かなボリューム感と対照的に、鋭角な酸と土壌の要素を思わせる硬いミネラル感(鉄分、血、塩味、石、岩など)を併せ持つ。まろやかな口当たり、ソフトで厚みのあるタンニンが緻密な層を成し、生き生きと呼吸するような酸のエネルギーが溢れ出す。(以上ワイナリーのコメントです。)」
100%ピノ・ノワール
ALC12,9%
生産量5,940本
輸入元定価¥9,350(税抜¥8,500)
【久しぶりの入荷です・・・ニュー・カリフォルニアワインを牽引するワインメーカーのサシ・ムーアマンが造るワインです・・・】(2019年12月3日配信)
ブログ【またまたサシさんが来日しました!(ドメーヌ・ド・ラ・コート、サンディ、イヴニング・ランド)】(2019年12月4日)
ブログ【「サンディ」のラジャさんと「リオコ」のマットさんが来日!】(2014年1月29日)
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