本年も何卒よろしくお願い致します (そして新年第1弾は番外編からです・・・ニコラ・テスタール)

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。本年も何卒よろしくお願い致します。

例のジャイアンツのジャージですが・・・

一昨年までで60人以上の方のサインがあり、昨年は初対面の方が多く20人以上の方からサインを頂戴しました。100人まであと少しですが、もう本当にスペースがないので、100人は無理かな(苦笑)。。。

【今年もたくさんの方にお会いできました・・・】(2014年12月26日公開)

山城屋 代表取締役 積田耕作

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いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません(2015年1月6日配信)。

新年第1弾は番外編(笑)からです・・・

本来なら「ヒツジ」の登場でしょうが・・・またまた「ウサギ」の登場で申し訳ありません・・・

《 LAPIN AU FEMININ ラパン・オ・フェミニン 》

地平線まで広がる大自然が魅力のブルゴーニュ・ボジョレー地区。ブルゴーニュ出身のニコラ・テスタールは1979年生まれの若手生産者ですが、経験はとても豊富です。幼い頃から葡萄畑で遊んでいたニコラは、学校卒業後ティエリー・ヴィオロー=ギィマールの元で修業を開始しました。その後、3年間はジャイエ・ジルと働き、2000年から2005年まであのプリューレ・ロックワイン造りを学びました。

最初の1年間は当時プリューレ・ロックを手掛けていたフィリップ・パカレと共にワインをり上げ、2001年からは自らの手でプリューレ・ロックを造り上げました。シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ、クロ・ド・ヴージョなどの特級畑を手掛けた経験は彼にとってとても大きなものとなりました。

プリューレ・ロックの当主であり、ロマネ・コンティのオーナーでもあるアンリ・フレデリック・ロックと共に試飲した年代物のブルゴーニュワイン(まだ化学物資が栽培や醸造に使わていなかった時代のワイン)の味覚をニコラは体の芯まで覚えているとのこと。アンリは大切な顧客が来ると惜しみなく年代物のブルゴーニュを開けたそうです。そんな時はいつもニコラ呼ばれてソムリエ係を担当しました。当然パカレの造ったワインもよく飲んだようです。体全体でピノの真髄を覚えていきました。

そのニコラは今フルーリーを本拠地とし、ボジョレー地区でガメイを醸しています。ニコラが造るワインの情熱と繊細さに魅力を感じたシャトー・デュ・モンソーとドメーヌ・デ・ラジャのオーナーは、「是非ワイン造りを任せたい!」とニコラにオファーをしました。しかし、任され各畑の土壌はまだ科学物資や殺虫剤を使用していたため、彼の最初の仕事は畑の浄化でした。ニコラは少しづつビオデナミでの栽培に変更しました。(シャトー・デュ・モンソーはボジョレー・ヌーボーでお馴染みのラパン畑の所有者です。)

2008年ニコラは自分の畑を借り、自分のワインを造り出しました。ボジョレーでは様々な土壌が存在し、それぞれの生産者が異なる土壌でワイン造りをしています。ニコラが手掛る畑も区画により土壌質は全く違います。ニコラが造るワインは、テロワールの特徴と自然が生み出すアロマを尊重しています。ニコラは言います。土のやわらかさがガメイに上品さとなめらかさを与えています。それぞれの土壌をうまく生かせるかが大切なのです。ボジョレー地区は大陸性気候で、これはガメイの品種には抜群の気候だ。」

今回のご紹介は、ボジョレー地方からのシャルドネ(オレンジワイン)。そしてニコラ念願のブルゴーニュ地方からのピノ・ノワールです。ピノ・ノワールは初のリリースです。

Lapin au Feminin ラパン・オ・フェミナン(フェミニンなウサギ)」は、ニコラが買い葡萄で手掛けるネゴシアン・ラインです。妻キャロル、長女ジュスティン、次女クレマンスに敬意を表して名付けられました。アンリ・フレデリック・ロック、フィリップ・パカレ、そしてフレデリック・コサールと、まさにブルゴーニュを代表する巨人達に師事したニコラ。独立して10年、卓越した経験と実践を元に、誰の真似でもない自分のスタイルを確立するに至りました。

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 Lapin au Feminin “Clemence” Blanc VdF
★ラパン・オ・フェミニン ”クレマンス” ブラン 2013 500ミリ ¥3,780

白でも赤でもない、オレンジワインと言われるクレマンスです。

クレマンスの初リリースは2011年。2013年はアルナスのコミューンに位置する小区画のシャルドネを使用。全房のまま赤ワインのように果皮浸漬を10日間行ないました。手動の小型木製圧搾機でゆっくりとプレスし、そのまま樽へ移します。アルコール発酵、マロラクティック発酵共に樽発酵。サン・ロマンの小樽で6ヶ月熟成。月に1度のウイヤージュ(目減り分の補填)以外全く干渉しません。

色調に僅かの褐色。エキゾチックな果実の甘香り。橙(だいだい)の果肉を思わせる風味。余韻に収斂性があり、まとまりを見せています。味わいは辛口に仕上がっています。遮光ボトルを使用。2013年は容量500ミリです。

100%シャルドネ
ALC12% 容量500ミリ
輸入元定価¥4,320(税抜¥4,000)

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 Lapin au Feminin “Le Lapinot” Bourgogne
★ラパン・オ・フェミニン ”ル・ラピノ” ブルゴーニュ 2013 ¥4,752

2013年ニコラは念願のピノ・ノワールを手掛けました。Lapin (ウサギ)と Pinot Noir を掛けて “Le Lapinot” という名前を付けました。

ニコラの親族が所有している Bligny les Beaune の畑から。樹齢42年。手摘みで収穫。除梗せずに、全房のままマセラシオン・セミ・カルボニック。空圧式プレスで圧搾。15日間のキュヴェゾン。醸造時には SO2 使用せず。228リットルのブルゴーニュ樽で7ヶ月熟成。澱引きも清澄もせず、ウイヤージュのみ。瓶詰め時に2g/hl の SO2 を添加。

2013年は全体的に湿度が高い年となり、葡萄の熟成は均一ではありませんでした。ですが、過剰な成熟はありませんでした。全房発酵に由来するスパイス感があります。動物的な香りも。若いタンニンの収斂が前面に出ます。今現在はまだ落ち着きがなく、決してバランスが取れているとは言えませんが、期待を感じさせます。プリューレ・ロック時代に体験した、除梗、低温浸漬以前のピノ・ノワールをイメージしたとのこと。1950年代の古酒を思わせるピノ・ノワールに仕上げたとのことです。すぐに飲まれる場合は早めの抜栓をおすすめします。

100%ピノ・ノワール
ALC12%
輸入元定価¥5,400(税抜¥5,000)

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こちらもどうぞ・・・

 Nicolas Testard “ Rouge Rabbit” Beaujolais Rouge
★ニコラ・テスタール ”ルージュ・ラビット” ボジョレー ルージュ 2011 ¥1,836 残少

パカレの後継者としてプリューレ・ロックで醸造指揮を執った若きヴィニュロン、ニコラ・テスタールが自らのワイン造りに選んだボジョレーです。

週末の有料試飲【ニコラ・テスタール ”ルージュ・ラビット” ボジョレー ルージュ 2011】(9月12日、13日)

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 Nicolas Testard “Les Lapin”  Beaujolais Villarges Primeur
★ニコラ・テスタール “ラパン” ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール 2014 ¥3,456 残少

ラパンはフレデリック・コサールとニコラ・テスタールの共作ではありましたが、特にニコラがプリューレ・ロックを辞めてからは実質的にはニコラ・テスタールの作品と言えます。畑の管理はニコラが担当していましたし、フレデリックが現場を離れている間ワインを見守り続けたのもニコラです。

熟成させる意味はないかもしれませんが、熟成するボジョレー・ヴィラージュ・プリムールです。プライベート・ストックとして少し残してあります。よろしければどうぞ(涙)。

【番外編!2014年ボジョレー情報! その3(最終回)】(11月6日配信)

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