日本初入荷!この方もカリフォルニアの日本人醸造家です・・・ノリア

いつもお世話になります。
例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません(2012年1月24日配信)。

この方もカリフォルニアで自身のブランドを持つ日本人醸造家です・・・
ここにたどり着くまでの道のりは本当に大変です・・・その情熱が凄いです・・・

《 NORIA ノリア 》

2010年が初ヴィンテージ。日本人醸造家、中村倫久(ノリヒサ)さんが造る「Noria ノリア」です。

中村倫久氏は大学生の時にお兄さんと飲んだワインに心を動かされました(イタリアで飲んだバルバレスコと聞いております・・・)。ワインのそばで働ける職場を希望した中村氏は大学卒業後ホテル日航に就職します。なかなか希望の部署には就けなかったようですが、6年のホテル勤務の間に日本ソムリエ協会のソムリエ資格を取得しました。

1999年ケータリング・マネージャーとしてホテル日航サンフランシスコに赴任しました。同地でカリフォルニアワインに身近に接した結果、ワイン造りを目指して退社し、ナパのワイナリーで働きながらUCデイヴィスにて葡萄栽培と醸造を修めます。2004年卒業後カスタム・クラッシュの大御所、ナパ・ワイン・カンパニーに入り、アナリスト(ワイン分析)としての地位を得ました。ここでハイジ・バレットら著名なワインメーカーのワインに対する多種多様なアプローチを目の当たりにしながら経験を積みました。2005年よりArtesaアーテッサでアシスタント・ワインメーカーとして、ハーベスト、ブレンド、ボトリングなど全オペレーションを統轄しています。

ノリア」は、スペイン語で「水車」。水車から連想される水、自然、生活の基本的なエネルギーといったシンプルかつポジティブなイメージは、ワインが持つ要素と多分に重なり合います。ワインは私達にとって常に生活の一部であり、その時々の瞬間を輝かせてくれる、いわば花火のような存在であると感じています。ノリアのロゴである無数の白い点は水しぶきと花火を同時に表現しています。」

ノリア」は、特に日本食に合うワインを目標にしているようです。ワイン生産地は世界に限りなく存在しますが、カリフォルニアほど気候に恵まれ、様々な土壌から多種のスタイルを生み出すことの出来る地域は他に類を見ません。そのため日本食に合うワインを造るにはそれに適した葡萄と地区を選択することが初期段階で最も重要な課題でした。結果、名高い栽培農家Sangiacomo サンジャコモ・ファミリーがカリフォルニアで最も繊細なワインを造り出すことが可能なソノマ・コーストに持つ畑から、ピノ・ノワールとシャルドネを見出しました。

サンジョコモ・ファミリーは3世代、80年に亘る老舗グローワー(葡萄栽培者)です。1927年にソノマに土地を購入し、林檎や洋梨の農園でスタートします。1969年から葡萄を栽培しました。現在ナパ・ヴァレーにおけるシャルドネやピノ・ノワールの銘醸地、カーネロスに広大な面積(1,000エーカー以上)の多数の所有し、またソノマ・ヴァレーやソノマ・コーストにも畑を所有します。サンジョコモの畑に信頼を寄せるクライアントは非常に多く、カリフォルニアのトップのシャルドネやピノ・ノワール生産者がその名を連ねます。その数はなんと50以上で、ほとんどのワイナリーがいろいろなコンペで受賞しています。アケイシア、シャスール、ドメーヌ・カーネロス、ドメーヌ・シャンドン、ラ・クレマ、ランドマーク、ロンバウアー、セインツベリー、シュグ、スティール、などなど。また、メルローやシラーは、マックファイル、ネイヤーズ、レイヴェンズウッドなどに供給されています。

Noria Sangiacomo Vineyard Chardonnay Sonoma Coast
★ノリア サンジャコモ シャルドネ ソノマ・コースト 2010 ¥4,200

初ヴィンテージ!もちろん日本初入荷です!

多くのクライアントが信頼を寄せるサンジョコモ・ファミリーがソノマ・コーストに所有する畑からのシャルドネです。

中村氏のコメントです・・・

「純米吟醸酒がモデル。柔軟かつ厚みのある口当たり、複雑性、粘りのある酸、そして心地良い余韻、その味わいを満たすために3つのクローン(95、ハイド、ウェンテ)をブレンド。2010年は年間通して冷涼な気候が続き、結果として酸のしっかりしたシャルドネに仕上がりました。ワインは100%フレンチオーク発酵後、10ヶ月の樽熟成(25%新樽)。ライム、洋梨、アプリコット、リンゴといった果実のアロマに加え、カルダモン、タラゴン、バジルのハーブ香が心地良く漂います。口当たりはエレガントでシトラス系の果実味が層となり口の中に優しく広がる一方、活き活きとした酸がバランスよく酒質を支えます。蜂蜜、カラメル、ベイリーフといった僅かな甘さが余韻の長いフィニッシュに美しく溶込んでいきます。」

ALC14,2% 輸入元定価¥4,830

Noria Sangiacomo Vineyard Pinot Noir Sonoma Coast
★ノリア サンジャコモ ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2010 ¥5,145

初ヴィンテージ!もちろん日本初入荷です!

多くのクライアントが信頼を寄せるサンジョコモ・ファミリーがソノマ・コーストに所有する畑からのピノ・ノワールです。

中村氏のコメントです・・・

「四季折々の素材の可能性を最大限に表現することの出来る料理に合わせるためには、透明性と繊細さを併せ持つと同時に芯のしっかりとした赤ワインを造ることが必要だと考えています。これらの要素を満たすことができる赤ワインはソノマ・コースト地区のピノ・ノワールであるという考えのもとに、クローンはピノの中でも最も酸が特徴的なスワンと果実の繊細さと豊潤さを同時に表現できる777をブレンドしました。7日間の低温浸漬後、ステンレスタンクで発酵を行い、10ヶ月のフレンチオーク熟成(30%新樽)を経て無濾過のまま瓶詰めを行いました。香り高いラズベリー、チェリー、僅かなイチゴのアロマにアニス、シナモン、バラの花、そして杉の香りが溶け込んでいきます。口当たりは柔軟で洗練された新鮮な赤系のベリーの味わいが口内を包み込んできます。魅惑的なタンニンが繊細で透明感のある酒質を構成すると同時にバランスのとれた酸が余韻をさらに引き立てます。」

ALC14,3% 輸入元定価¥5,880

こちらの方々も頑張っております・・・

ラベルに(シャガール調で)ムートンとイーグルが描かれた「幻」です!

「ラ・ターシュ」に魅了され、ワイン造りへの道をまっすぐに突っ走った私市(きさいち)友宏さん。夢を求めてフランスに旅立ち、そして夢を実現させるためにカリフォルニアに移住しました。

1999年にメルローでデビュー。2004年には念願のピノ・ノワールが誕生しました。ワインを造るなんて、そんなこと“夢か幻みたいな話”と言われたことが自身のワインの名前になりました。

Maboroshi Pinot Noir Maboroshi Vineyard Russian River Valley
★マボロシ ピノ・ノワール マボロシ・ヴィンヤード ルシアン・リヴァー・ヴァレー 2007 ¥9,030
Maboroshi Chardonnay Los Carneros Napa Valley
★マボロシ シャルドネ ロス・カーネロス ナパ 2007 ¥6,300 残少
Pour La Vie Grand Cuvee Sparkling Wine
★ポー・ラ・ヴィー グラン・キュヴェ スパークリング NV ¥2,730

ピノ・ノワールは、自社畑の115と667を半分づつ使用。タランソー、フランソワ・フレールなどの100%フレンチオークで10ヶ月熟成(50%新樽)。生産量280ケースです。

マボロシ初のシャルドネがこの2007年です。私市さんはシャルドネ造りは経験していましたが、自身の名前で生産したのはこれが初めてでした。有名ワイナリーにも供給するカーネロスの畑から。100% フレンチオーク(40%新樽)で9ヶ月熟成。生産量249ケース。

(シャルドネはまもなく最新の2010年が入荷予定です・・・)

ポー・ラ・ヴィーは、私市さんの奥様レベッカさんが造るスパークリングワインです。レベッカさんはあのカリスマ・ワインメーカーのヘレン・ターリー女史の元でワイン造りを学びました。シャルマ製法による100%シャルドネで、ドライながらフルーティーな味わいです。

全国のナカイさんからご注文を頂戴(笑)している「ナカイ」です!

1960年代に東京からサンフランシスコへ移住した中井章恵(あきよし)さん。初めての自作フルーツワインに感動し、「自分の葡萄を自分で育てる」ことを決意しました。栽培と醸造を学び、そして遂に1980年自分の畑をルシアン・リヴァー・ヴァレーに購入しました。

実は中井さんはここ地元船橋でお育ちの方です。しかもうちのすぐそばです(笑)。

Nakai Sauvignon Blanc Russian River Valley
★ナカイ ソーヴィニヨン・ブラン ルシアン・リヴァー・ヴァレー 2009 ¥3,150
Nakai Merlot Russian River Valley
★ナカイ メルロー ルシアン・リヴァー・ヴァレー 2006 ¥3,360
River Road Reserve Selection Pinot Noir Russian River Valley
★リヴァー・ロード リザーブ・セレクション ピノ・ノワール ルシアン・リヴァー・ヴァレー 2008 ¥3,150 残少

中井さんが育てたソーヴィニヨン・ブランを使っていたワイナリーのワインが4年連続で賞を受け、自身でボトリングする決心をしたようです。ソーヴィニヨン・ブランは、ステンレスタンクのみで醸造。レモンなどの柑橘系果実満載で、きりっとした酸に裏打ちされた心地良い飲み口です。

メルローは、フレンチオークとアメリカンオークにて12ヶ月熟成。100%マロラクティック発酵。深みのある赤紫色で、カシスやシダーのフレーバーを持つ心地良く、そして深みのある味わいです。できれば大きなグラスでお飲みください。

実は中井さんはピノ・ノワールの栽培を始めています。現在はこのワイナリーに葡萄を供給しています。このピノ・ノワールには中井さんの葡萄が25%使われています。上質な小さなロットの畑の葡萄をブレンドしたピノ・ノワールです。

金額は全て税込価格です。クール代は送料とは別途ご請求になります。

サンジョコモ・ヴィンヤードの名前を聞いて、私が真っ先に思い浮かんだのはやはり・・・

「ラビット・リッジ」です(笑)・・・

ソノマ時代はラビット・リッジもサンジョコモの畑の葡萄を使っていましたぁ・・・ (メルローだったと思いますが・・・)

アラメダにお住いの小林真奈美さんから今回ご紹介した中村倫久さんのことは聞いておりました・・・さっそく真奈美さんに連絡しました・・・「ナイスなニュースをありがとう」ってお返事が来ました・・・

真奈美さんのサイトご覧ください。ナパやソノマを案内してくれます!(もちろん有料ですけど・・・笑)ちなみにスポーツウーマンの真奈美さんはオークランド・アスレチックスの大ファンです。今年東京ドームでの開幕戦vsシアトル・マリナーズを一緒に観戦に行く約束でしたが・・・

http://winecountryj-guide.com

この内容は、アドレスを頂戴した方にHP公開前にメールでお送りしています。ゆえにHP公開時にはすでに売切れのワインもございます。