文句のつけようのない美味しさです・・・愛娘オグスティナさんとお会いできました・・・ポール・ホッブス

いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2018年9月10日配信

こちらも先日の輸入元主催の試飲会でやはり美味しいなと思ったワインです・・・

文句のつけようのない美味しさです・・・

《 PAUL HOBBS ポール・ホッブス 》

今やワインメーカーとしてスーパースター並みの人気と実力を持つポール・ホッブス氏です。

ワインとの出会いは、子供の頃に父親が紙コップに注いだ1962年のシャトー・ディケムを舐めたことに始まるとのこと。その芳醇な味わいに感動したポール・ホッブスは葡萄という作物に愛情を抱くようになりました。ニューヨーク州北部の農場に父親が所有するリンゴ園をポール・ホッブスは葡萄畑に変えるよう父親に嘆願し、植えた畑の葡萄の手入れを自ら手伝うようになりました。ノートルダム大学在学中にクリスチャン・ブラザーズで醸造責任者を務めた教授の下で世界のワインを体験したポール・ホッブスは1975年にUCデイヴィス大学院へと進みました。この時オーク樽熟成に関する論文を書き上げたポール・ホッブスはすでにワイン産業界の人々から大きな注目を集めていました。

そしてロバート・モンダビ・カンパニーに入社。ロバート・モンダビ氏はポール・ホッブスを研究技術者として雇いましたが、ワイン造りを志すポール・ホッブスは研究者の白衣よりもセラー係りの作業衣を希望しました。1979年ロバート・モンダビ・ワイナリーで醸造家としてデビュー。すぐにオパス・ワンの醸造チームに選ばれ、オパス・ワンのファースト・ヴィンテージの仕込みに携わりました。81年から4年間はヘッドとしてオパス・ワンの醸造責任者を務めます。(ちなみに私はなぜか81年のオパス・ワンがとても興味深く、印象が強く残っています・・・)

1985年ポール・ホッブスはソノマの歴史あるシミ・ワイナリーにアシスタント・ワインメーカーとして迎え入れられました。新しいスタイルを取り入れたシミのワインは雑誌や評論誌で高く評価され、停滞していたシミは新たな復活を遂げました。89年には副社長兼ワインメーカーを務め、プレミアム・ワインの醸造プログラムを指揮する立場にまでなりました。

1991年何人かのパートナーと一緒にソノマに「ポール・ホッブス・ワイナリー」を設立。少量生産でシングル・ヴィンヤードのスーパープレミアムワインを造り始めました(現在はルシアン・リヴァー・ヴァレー南部、セバストポールにワイナリーがあります)。また、ピーター・マイケル、ヴァイン・クリフ、ルイス、レアードなどのトップ・ワイナリーのコンサルタントを務めるようになりました。また、アルゼンチンを訪問した時にそのユニークなテロワールとマルベックに魅了されたポール・ホッブスは現在アルゼンチンでもワインを生産しています。

2000年12月コノシュアーズガイドで「2000年度ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」の名誉に輝きました。2004年ザ・クオータリー・レヴュー・オブ・ワインズで「モースト・インポータント・ワインメーカー・イン・カリフォルニア」に選出されました。“天才的”とも言われるポール・ホッブスのワイン造り。2002年ベクストファー・トゥー・カロン・カベルネ・ソーヴィニヨンで遂にパーカー100点を獲得しました。

 Crossbarn Chardonnay Sonoma Coast
クロスバーン シャルドネ ソノマ・コースト 2016 ¥3,888
 Crossbarn Pinot Noir Russian River Valley
クロスバーン ピノ・ノワール ルシアン・リヴァー・ヴァレー 2015 ¥5,508

「ポール・ホッブス」のセカンド的存在の「クロスバーン」です。ですが決して格落ちのワインではありません。トップ・キュヴェと比べても全く色あせた感じはありませんし、見劣りしないクオリティーを持ちます。

ポール・ホッブスは家族が経営するニューヨーク州の農場で育ちました。自然の中で育った彼のお気に入りの遊び場は農場の真ん中にあったクロスバーン(納屋)でした。土地への愛情や厳しい労働の後に獲る喜びや働く家族への尊敬を学んだ場所でもありました。この思いを環境保全型農法やポール・ホッブス・ワイナリーで培われた栽培と醸造で表現したのがクロスバーン・ワイナリーです。新しいアイデアや最新技術を用いてワインを造ることができる、常に若い世代の消費者をイメージして造られる、いわば最先端を走るワイナリーです。クロスバーンのワインは各地の選び抜かれた畑の葡萄から造られます。トップ・キュヴェのポール・ホッブスが熟成を要するのに対してクロスバーンは早くから楽しむことが出来ます。コストパフォーマンスに優れた、バランスのとれた華やかな味わいのワインです。

シャルドネは、天然&培養酵母で発酵(90%ステンレスタンク、10%樽)。フレンチオークにて5ヶ月熟成。100%マロラクティック発酵。無清澄。トロピカルフルーツと、樽に由来するバター、ナッツ、バニラの華やかな香りが素敵です。クリーミーな口当たりで、重すぎないクリーンな果実味です。心地良い酸があります。この価格で十分に飲み応えのあるシャルドネです。輸入元定価¥3,980(税抜)です。

ピノ・ノワールは天然酵母で発酵。5%ホール・クラスター(全房発酵)。フレンチオーク(11%新樽)にて10ヶ月熟成。無清澄。チェリー、ラズベリーなどの赤い果実の香り。スパイスの風味も。濃縮した果実味ですが、華やかな赤い果実味です。心地良い酸があります。ポール・ホッブスのピノ・ノワールに決して見劣りしないクオリティーを持ちます。華やかさではクロスバーンのほうが上です。チャーミングです。輸入元定価¥5,600(税抜)です。

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 Paul Hobbs Pinot Noir Russian River Valley
ポール・ホッブス ピノ・ノワール ルシアン・リヴァー・ヴァレー 2015 ¥7,776

2010年ワインスペクテーター誌が選ぶ年間トップ100ワインで見事6位(2008年ヴィンテージ)に選ばれた「ポール・ホッブス」のルシアン・リヴァー・ヴァレー・ピノ・ノワールです。文句のつけようがない美味しさです。

葡萄は、ワイナリーを囲む自社畑キャサリン・リンゼイKatherine Lindsay Estate、そしてGold Ridge Estate、Shall Ranch Estate、Gap’s Crown などから。クローンは、Calera、Mt.Eden、Swan、115、667、777、828など。夜間に手摘みで収穫。開放式のステンレスタンクで土着酵母で発酵。8%ホール・クラスター(全房発酵)。5日間のコールドソーク、16日間のマセラシオン。フレンチオーク(44%新樽)にて11ヶ月熟成。樽は、フランソワ・フレールFrancois Freresを主体に、Damy、Cadus、Remond、Louis Latourなどを使用。アンフィルター(無濾過)&アンファイン(無清澄)。

2015年は旱魃最終年で、収量は減りましたが、バランス良くまろやかなテクスチャーを持つ葡萄となりました。やや黒の見える濃厚なルビー色。カシス、カラント、ブラックチェリーの香り。スパイスの風味も。樽に由来するヴァニラの風味も。なめらかで深みのあるアタック。凝縮した赤黒系の果実味。パワーも共存しますがヘビーではありません。十分な旨味ですね。全体のバランスも良く、文句のつけようがない美味しさです。

A classic rendering of Russian River Valley pinot noir, this wine offers a dark cherry hue and aromas of black cherry and bright strawberry. Rich, dark fruits dominate the palate, with accents of red fruit and complex undertones of white pepper and nutmeg. The fine-grained tannins and fresh acidity add layers and tension, accentuating the flavors and velvet-like mouthfeel for an elegant finish.

ALC14,2%
輸入元定価¥8,424(税抜¥7,800)

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「ポール・ホッブス」のシャルドネのトップ・キュヴェは愛娘の名を冠したキュヴェ・オグスティナです。そのオグスティナ・ホッブスさんが来日しました。

【オグスティナ・ホッブスさん来日!(ポール・ホッブス)】(9月5日)

【ポール・ホッブス氏来日!(ポール・ホッブス)】(2015年10月30日配信)

試飲会133

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