いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2022年3月15日配信)
密かに期待していましたが、やっぱりシャルドネも造ってたんですね・・・
先日の試飲会でテイスティングして、また「ざわざわする」気分になりました・・・
《 RIDGE VINEYARDS リッジ・ヴィンヤーズ 》
カリフォルニアワイン・ファン、そしてジンファンデル・ファンにはご説明不要の、ジンファンデルとカベルネ・ソーヴィニヨンの帝王の「リッジ・ヴィンヤーズ」です。
リッジはレイヴェンズウッド Ravenswood、ローゼンブルム Rosenblum と共にジンファンデル3大Rと言われました。リッジが誇るジンファンデルの2枚看板であるガイザーヴィルとリットン・スプリングスはジンファンデル・ファンでなくても垂涎のワインだと思います。
そしてリッジはカベルネ・ソーヴィニョンの帝王でもあります。カリフォルニアワインを世界に知らしめたご存じ1976年の「パリスの審判」。リッジもアメリカ代表ワインに選ばれました。1971年モンテベロ(カベルネ・ソーヴィニヨン)です。この時は、1973年スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ、1970年シャトー・ムートン、1970年シャトー・オー・ブリオン、1970年シャトー・モンローズに続いて第5位の評価でしたが、2006年に行われたパリスの審判30周年記念テイスティングでは見事リッジが第1位に輝きました。
リッジのお話はこちらからどうぞ・・・(下記ページのワインは全て売り切れております・・・)
【前回のご紹介は歴代最高のWA95でした・・・今回も期待大です・・・】(2015年5月19日配信)
リッジの詳しい話はさておき、とにかく本題へ・・・
なんとそのリッジがピノ・ノワールを造りました。なんと47年振りの生産です。実はリッジは1971年にピノ・ノワールを生産しているのですが、この度47年振りに新しいピノ・ノワールを造り上げました。
と、2020年6月にご紹介しましたが、なんとそのピノ・ノワールを造り出した畑からシャルドネも造っていたのです。
モンテベロ・シャルドネ、エステート・シャルドネに次ぐ、3番目のシャルドネです。ちなみにこのシャルドネはリッジの公式ウェブサイトでは紹介されておりません。
【CALIFORNIA WINES ALIVE TASTING 2022】(3月10日)
Ridge Corralitos Chardonnay Santa Cruz County 2019
★リッジ コラリトス シャルドネ サンタ・クルーズ・カウンティ 2019 ¥7,920 セカンドリリース 数量限定品
あのリッジから、モンテベロ・シャルドネ、エステート・シャルドネに次ぐ、3番目のシャルドネが誕生しておりました。コラリトス・シャルドネです。
2020年6月にご紹介した、リッジが47年振りに生産したピノ・ノワールと同じ畑からシャルドネも生産されていました。コラリトス地区のガリ・ヴィンヤードからのシャルドネ(買い付け葡萄)です。本拠地モンテベロの山から60km強太平洋側に向かった冷涼なコラリトス地区は太平洋に近く海風の影響を強く受けるためモンテベロよりさらに涼しい環境にあります。ガリ・ヴィンヤードは海から10km以内の場所に位置し、標高は75~90m。ロス・オソスのローム土壌で、シャルドネは2013年に僅か1エーカーだけに植えられました。長梢剪定の垣根仕立てです。
2019年コラリトス・シャルドネは2度目のリリースになります。ファースト・リリースはピノ・ノワールと同じ2018年です。手作業で収穫。収穫糖度は平均で24,2度。収量は3,3トン。全房圧搾の後天然酵母で樽発酵。100%マロラクティック発酵。天然乾燥させたアメリカンオークを100%使用。25%が1年使用樽、25%が3年使用樽、50%が6年使用樽です。熟成期間は11ヶ月。最小限の亜硫酸添加(樽入れ時に 30ppm、熟成期間中に 45ppm を添加)。最小限の人為的介入のみで醸造。
「この年の育成期間には、長く続いた雨の多い冬のおかげで葡萄樹が豊富な水分にありつけることになった。夏になっても気温があまり上がらなかったのと異例なほどの濃い霧のせいで、成熟がゆっくりとなり、収穫は9月の中旬に行われた。全房圧搾により得られた果汁には素晴らしい風味としっかりした酸味が見られた。涼しい地下セラーで樽発酵させたのだが、発酵開始までに2週間、辛口になるまでに2ヶ月を要している。マロラクティック発酵は翌年2月までかかり、その後は落ち着き自然に澄んでいった。2020年8月に瓶詰め。この爽やかなシャルドネはこれから4年から6年の間が最も楽しめるだろう。エリック・ボーハー(ワインメーカー)」
リッジの自社畑より冷涼な気候地にあるため、既存のリッジのシャルドネより引き締まったシャープな味わいに仕上がっています。また新樽を使用していないため、オークの強い風味が前面には出てきません。100%アメリカンオーク熟成とは思えないようなエレガントさです。リッジ・ヴィンヤーズのすぐ近くに位置するリース Rhys のシャルドネを知る方にとっては、このシャルドネはリースよりほんの少し旨味(甘味?)が乗った感じの味わいでしょうか。ほんの少しです(苦笑)。ちなみにこのコラリトス・シャルドネはリッジの公式ウェブサイトでは紹介されておりません。ピノ・ノワールと同じく日本で先行発売のようです。
100%シャルドネ
ALC14,3%
輸入元定価¥7,920(税抜¥7,200)
残念ですがピノ・ノワールは売り切れております・・・
Ridge Corralitos Pinot Noir Santa Cruz County 2018
★リッジ コラリトス ピノ・ノワール サンタ・クルーズ・カウンティ 2018 ¥9,900 初リリース 売り切れ
あのリッジが47年振りに造り上げたピノ・ノワールです。コラリトス・ピノ・ノワールです。
実はリッジは1971年にピノ・ノワールを生産しているのですが、47年振りに新しいピノ・ノワールを造り上げました。この2018年が初リリースとなります。本拠地モンテベロの山から60km強太平洋側に向かった冷涼なコラリトス地区に位置するガリ・ヴィンヤードからのピノ・ノワールです。僅かにサンタ・クルーズ・マウンテンの領域から外れているため、AVA はサンタ・クルーズ・カウンティになっています。
長きに亘りリッジを支えた、「聖人」「神の手を持つ男」と呼ばれた偉大なる醸造家ポール・ドレイバーは2016年リッジを去りました。このピノ・ノワールを造り上げたのは現モンテベロ・ワイナリーの醸造責任者を務めるエリック・ボーハーです。彼は20年以上に亘りポール・ドレイバーに師事しました。ポール・ドレイバーはピノ・ノワールにはあまり興味がなかったようです(苦笑)。ポール・ドレイバーの引退は本当に残念ですが、この交代劇があったからこそ誕生したピノ・ノワールなのかもしれません。たしかに一昔前からカリフォルニアワインを知る人にとっては、リッジとピノ・ノワールってぴんときませんよね(苦笑)。
100%ピノ・ノワール
ALC13,8%
輸入元定価¥9,900(税抜¥9,000)
【ジンとカベルネの偉大な造り手であるあのワイナリーがなんとピノ・ノワールを造りました・・・】(2020年6月26日配信)
【前回のご紹介は歴代最高のWA95でした・・・今回も期待大です・・・】(2015年5月19日配信)
リッジのすぐお隣です・・・注目の生産者です・・・
Rhys Vineyards Horseshoe Vineyard Chardonnay Santa Cruz Mountain
★リース ホースシュー・ヴィンヤード シャルドネ サンタ・クルーズ・マウンテン 2017 ¥18,700 WA92+ AG95 希少限定品 残少
Rhys Vineyards Horseshoe Vineyard Pinot Noir Santa Cruz Mountain
★リース ホースシュー・ヴィンヤード ピノ・ノワール サンタ・クルーズ・マウンテン 2017 ¥20,900 希少限定品 残少
知る人ぞ知る?カリフォルニアワインです。世界基準(ブルゴーニュ・スタイル)のプレミアムなシャルドネとピノ・ノワールを造り出している「リース・ヴィンヤーズ」です。
リース・ヴィンヤーズがサンタ・クルーズ・マウンテンに所有する自社畑の1つであるホースシュー・ヴィンヤードから。リースのコンセプトを代表するワインです。カリフォルニアらしからぬエレガントな果実味と綺麗な酸を持ちます。カリフォルニアワインのイメージを覆す逸品です。シャルドネは樽発酵後フレンチオーク(25%新樽)にて熟成。火打石のアロマ。上物のブルゴーニュを思わせる堅固な凝縮感とミネラル感が特徴です。アントニオ・ガローニが95点を付けました。ピノ・ノワールはフレンチオーク(30%新樽)にて17ヶ月熟成。赤黒系果実とスパイスの芳醇なアロマ。ストレートにではなくしたたかに旨味が広がる官能的な味わいです。
【超希少入荷の「リース」から新ブランドが誕生しました・・・】(2019年9月12日配信)
金額は税込価格(含消費税10%)です。クール代は送料とは別途ご請求になります。
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