いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2021年5月20日配信)
和食に最も合うカリフォルニアワインはこの人が造るワインかも・・・
その人が造る気軽に楽しめる安旨ワイン(テーブルワイン)です・・・
《 MATTHIASSON WINES マサイアソン 》
とにかくアロマティックでエレガントです。「マサイアソン」です。
幼い頃から農業に興味があったスティーブ・マサイアソンは大学で哲学を専攻しますが、家庭菜園と料理を趣味とする農芸マニアでした。大学院(園芸学)在学中にはサスティナブル・アグリカルチャー(環境保全型農業)を推進するコンサルタント事業に携わり、1999年にはカリフォルニアにおけるサスティナブル葡萄農法のガイドブックの共同執筆者としてその名を連ねました。2002年からナパ・ヴァレーで栽培コンサルタントの仕事に携わります。クライアントリストにはアローホ(現アイズリー)、シャペレ、スポッツウッドなどの大御所ワイナリーの名が連ねました。今やスティーブ・マサイアソンはナパ・ヴァレー屈指のヴィンヤード・コンサルタントです。
マサイアソン・ファミリー・ヴィンヤードは家族経営の小さなワイナリーです。スティーブ・マサイアソンが造る白ワインはイタリア・フリウリがモデルです。リポッラ・ジャッラなどの珍しい葡萄も醸造します。赤ワインはフランス・ボルドーのワインがモデルです。カリフォルニアらしい旨味を持ちながらもクラシカルなスタイルです。彼にとってワインを造ることは畑仕事の延長にしかすぎません。担当するナパ・ヴァレーとソノマ・ヴァレーの10ほどの畑はスティーブ本人が育成期を通して栽培管理しています。自身の醸造では特にアルコール度数(低い度数)を重要視しています。葡萄が育つ土壌と品種の個性をワインに反映させることを一番にし、エレガントでバランスのとれたワインを造り出しています。
2014年アメリカの有力紙サンフランシスコ・クロニクル紙の Winemaker of The Yearに選ばれました。2015年には IPOB (In Pursuit of Balance) のメンバーに加盟しました。スティーブ・マサイアソンのは “カリフォルニアの新潮流(ニュー・カリフォルニアワイン)”と言われる生産者の中でも最も注目される生産者の1人です。
スティーブ・マサイアソンのワインをいろいろ飲んでみると、和食に最も合うカリフォルニアワインはこの人が造るワインかも、と思ってしまいます。気軽に楽しめる安旨ワイン(テーブルワイン)として誕生した「タンデュ」のご紹介です。(ちなみにマサイアソンのレギュラーワインは日本市場で5千円から1万円ほどです・・・)
Matthiasson TENDU Cortese Clarksburg
★マサイアソン “タンデュ” コルテーゼ クラークスバーグ 2019 ¥2,970
あのスティーブ・マサイアソンが造る、気軽に楽しめるテーブルワインの「タンデュ」です。
タンデュは「緊張させる、張る、伸ばしきる」。バレエでは「指の付け根を床から離して脚をつま先まで伸ばし切る」という動きを表す言葉。気軽に楽しめて、快活でテンションが感じられるワインを意味します。元々は現地レストランのバイ・ザ・グラス用に造られたワインです。
「18年冬と19年春には待ちに待った雨が降り、土壌と葡萄の樹を生き返らせてくれました。乾燥していた6~8年間よりもタンニンと凝縮感は穏やかになり、トーンが高めの果実感とデリケートな口当たりの明るいワインに仕上がりました。以前はタンデュの区画のみが有機農法で栽培されていましたが、収穫された葡萄の質の良さが認められて、現在ではその畑の全てが有機栽培になり、カリフォルニア農業への小さな貢献になりました。
このコルテーゼは、深さのある粘土質ローム土壌のロスト・スロウ・ヴィンヤードで栽培されています。クラークスバーグ AVA (サクラメントの南)で最南端に位置するこの畑は、歴史的な中国系移民の居住地として知られるロックの町の近くにあり、夏の夜間の気温が下がるため葡萄にはしっかりとした酸が残ります。土着酵母を使い、ニュートラルオーク樽で発酵しました。自然発生のマロラクティック発酵をさせることで、無濾過で瓶詰めできるようにしました。(スティーブ・マサイアソン)」
イタリア北西部のピエモンテ州で生産される最高ランクワイン DOCG のガヴィに使われる葡萄として有名なコルテーゼです。ややジューシーですが実に心地良い果実味です。
100%コルテーゼ
ALC11,71%
生産量537ケース
輸入元定価¥3,190(税抜¥2,900)
Matthiasson TENDU Vermentino Dunnigan Hills
★マサイアソン “タンデュ” ヴェルメンティーノ ダニガン・ヒルズ 2019 ¥2,970
あのスティーブ・マサイアソンが造る、気軽に楽しめるテーブルワインの「タンデュ」です。
タンデュは「緊張させる、張る、伸ばしきる」。バレエでは「指の付け根を床から離して脚をつま先まで伸ばし切る」という動きを表す言葉。気軽に楽しめて、快活でテンションが感じられるワインを意味します。元々は現地レストランのバイ・ザ・グラス用に造られたワインです。
「8年目にしてヴェルメンティーノがラインナップに戻ってきました。痩せていて風化した砂利質堆積土壌のウィンドミル・ヴィンヤードという CCOF 有機認証取得の畑の葡萄を使っています。フレッシュな味わいを出すために収穫は早めに行いました。また、乾燥しているので果実はとても健康で、畑での亜硫酸塩の使用も最低限に抑えられています。硫黄以外の添加物や清澄剤は一切使用していません。マロラクティック発酵をしていないため、無菌フィルターにかけて瓶詰めしました。(スティーブ・マサイアソン)」
イタリアのサルディーニャ島の代表品種として有名なヴェルメンティーノです。トスカーナ州でも少量栽培されています。フランスではコルシカ島やプロヴァンス地方で。ややジューシーですが実に心地良い果実味です。
100%ヴェルメンティーノ
ALC10,85%
生産量452ケース
輸入元定価¥3,190(税抜¥2,900)
Matthiasson TENDU Red Wine Dunnigan Hills
★マサイアソン “タンデュ” レッドワイン ダニガン・ヒルズ 2019 ¥2,970
あのスティーブ・マサイアソンが造る、気軽に楽しめるテーブルワインの「タンデュ」です。
タンデュは「緊張させる、張る、伸ばしきる」。バレエでは「指の付け根を床から離して脚をつま先まで伸ばし切る」という動きを表す言葉。気軽に楽しめて、快活でテンションが感じられるワインを意味します。元々は現地レストランのバイ・ザ・グラス用に造られたワインです。
「ワインは2つの畑で収穫されたバルベーラ、アリアニコ、モンテプルチアーノ、サンソー、カリニャンのブレンドです。土壌は共に痩せていて風化した砂利質堆積土壌です。バルベーラの多くはミュラー・ヴィンヤードの、その他はウィンドミル・ヴィンヤード(上記ヴェルメンティーノの畑)の葡萄です。これらの畑は AVA ダニガン・ヒルズのヨロ郡ウッドランド(サクラメントの南)にあります。標高はそれほど高くなく日中の気温はかなり上がる場所です。土着酵母を使い、低温でステンレスタンクで発酵しました。旧樽にて5ヶ月間熟成をし、亜硫酸塩は一切使用せずに無濾過無清澄で瓶詰めしました。(スティーブ・マサイアソン)」
イタリアを代表する3つの赤葡萄の、バルベーラ(北部の代表品種)、アリアニコ(南部の代表品種)、モンテプルチアーノ(中央部の代表品種)のブレンド。ややジューシーですが実に心地良い果実味です。少し濃厚なサングリア(苦笑)って感じでしょうか。
44%バルベーラ、26%アリアニコ、24%モンテプルチアーノ、
6%その他ローヌ系品種
ALC11,59%
生産量1,345ケース
輸入元定価¥3,190(税抜¥2,900)
こちらもどうぞ・・・
Matthiasson Linda Vista Vineyard Chardonnay Oak Knoll Napa Valley
★マサイアソン リンダ・ヴィスタ・ヴィンヤード シャルドネ オーク・ノール ナパ・ヴァレー 2019 ¥4,950 新ヴィンテージ
Matthiasson Linda Vista Vineyard Chardonnay Oak Knoll Napa Valley
★マサイアソン リンダ・ヴィスタ・ヴィンヤード シャルドネ オーク・ノール ナパ・ヴァレー 2018 ¥4,950 残少
葡萄はナパ・ヴァレー南部オーク・ノールに位置するリンダ・ヴィスタ・ヴィンヤードから。1989年にナパの老舗ワイナリーのベリンジャーが植樹した畑です。あの「パリスの審判」で優勝したシャトー・モンテレーナのシャルドネに使われた畑としても有名です。スティーブ・マサイアソンがオーガニック栽培を行っています。
2019年リンダ・ヴィスタ・ヴィンヤード・シャルドネは、フレンチオーク旧樽にて全房発酵そして熟成。約25%をマロラクティック発酵しました。バトナージュ及びラッキングなし。ゴールデンデリシャスのリンゴや蜂蜜のアロマ。強い抽出をしないことで、複雑味を持ちながらも、綺麗でバランスのとれた味わいに仕上がっています。アルコール度数はなんと12,5%です。
Matthiasson Cabernet Sauvignon Napa Valley
★マサイアソン カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー 2015 ¥8,800
スティーブ・マサイアソンは自身の醸造では特にアルコール度数を重要視し、葡萄の個性を反映させたバランスの良いワインを造り出しています。2014年サンフランシスコ・クロニクルの Winemaker of The Year に選ばれました。IPOB の元メンバーでした。
このカベルネ・ソーヴィニヨンは80年代のロバート・モンダビのリザーブ・カベルネ・ソーヴィニヨンをイメージしているとか。2015年ナパ・ヴァレー・カベルネ・ソーヴィニヨンは、ラザフォード、そして冷涼地のクームスヴィルと自社畑マサイアソン・ヴィンヤードを含むオークノールの3つの畑から。カベルネ・ソーヴィニヨン主体で、少量のカベルネ・フラン、メルロー、プティ・ヴェルドをブレンド。低温で発酵し、強い抽出はしない。フレンチオーク(20%新樽)にて20ヶ月熟成。アルコール度数は13,6%です。生き生きとした赤黒系果実。優しいタンニンと美しい酸。まさにクラシカルなカベルネ・ソーヴィニヨンを思わせる味わいです。
ブログ【スティーブ・マサイアソン氏来日!(マサイアソン)】(2017年2月7日)
【蛸の次は鯖の泡です・・・そして珍しいピノ・ムニエの泡も・・・】(2020年12月8日配信)
金額は税込価格(含消費税10%)です。クール代は送料とは別途ご請求になります。
コスパに優れたあの美味なワインが入荷しました・・・
Luli Sauvignon Blanc Arroyo Seco 2019
★ルリ ソーヴィニヨン・ブラン アロヨ・セコ 2019 ¥4,510 新ヴィンテージ 新ラベル
ちょっと久しぶりのご紹介になります。コスパに優れた「ルリ」です。
ベイエリアで長年に亘りワインビジネスに携わってきた、マスターソムリエの資格を持つサラ・フロイド女史と、ご存じ“カリフォルニアのラ・ターシュ”と言われるピゾーニ・ピノ・ノワールを造り出しているピゾーニ・ファミリーがコラボして造り出した「ルリ」です。葡萄はマーク・ピゾーニ(長男)がサンタ・ルシア・ハイランズのサスティナブル畑からセレクト。醸造はジェフ・ピゾーニ(次男)がピゾーニ・ワイナリーで行います。デビュー・ヴィンテージから高い評価を得ています。
ルリはシャルドネとピノ・ノワールを主体に、シラー、グルナッシュ(ロゼ)、ソーヴィニヨン・ブランなどを造り出しています。新着のソーヴィニヨン・ブランはサンタ・ルシア・ハイランズの南に位置するアロヨ・セコの単一畑から(2016年から)。100%全房プレス。ニュートラルの樽で熟成。マロラクティック発酵なし。実に爽やかな柑橘系果実のフレーバー。フレッシュ!フレッシュ!フレッ~シュ!40年前の聖子ちゃんのような味わいです(苦笑)。このヴィンテージからエチケットが変わりました。
100%ソーヴィニヨン・ブラン
ALC13,6%
輸入元定価¥5,082(税抜¥4,620)
【非常にコスパ溢れる人気のあのワインです・・・久しぶりにソーヴィニヨン・ブランが入荷しました・・・】(2017年10月3日配信)
この内容は、アドレスを頂戴した方にHP公開前にメールでお送りしています。ゆえにHP公開時にはすでに売切れのワインもございます。【チアーズ!カリフォルニアワイン】は、美味しいカリフォルニアワインをお送りしています。