いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません（２０１４年１２月１６日配信）。

９月に入荷した、”世界一のシャルドネ”の称号を持つ「タルボット」ですが・・・

もう１つのフラッグシップ・ワインが入荷しました・・・

《　ＴＡＬＢＯＴＴ　ＶＩＮＥＹＡＲＤＳ　タルボット　》

”世界一のシャルドネ”の栄誉に輝き、ワインスペクテータ誌にてカリフォルニア初の１００点シャルドネとなった「タルボット・ヴィンヤーズ」です。（後に修正され、１００点は取り消しとなりましたが・・・）

サンフランシスコの南、美しい港町のあるモントレー・ベイで有名なモントレー・カウンティー。カリフォルニア・オタク（笑）の方ならモントレーと聞いて真っ先に思い出すのはサンタ・ルシア・ハイランズですね。モントレーのグランクリュ畑と言えば、そのサンタ・ルシア・ハイランズのピゾーニ・ヴィンヤードとゲーリーズ・ヴィンヤード。そしてスリーピー・ホロー・ヴィンヤードです。このモントレー３大グランクリュ畑の１つ、スリーピー・ホロー・ヴィンヤードを所有するのが「タルボット・ヴィンヤーズ」です。

タルボット・ヴィンヤーズの歴史は、１９８２年ロバート・タルボットによってカーメル・ベイから少し内陸に入った山頂に植えられたシャルドネから始まります。海抜３６０ｍに植えられたシャルドネはコルトン・シャルルマーニュのクローンで、この畑は「ダイヤモンド・ティー」と名付けられました。

その後１９９０年ロバート・タルボットはサンタ・ルシア・ハイランズに５０ｈａの土地を購入。ここに「リヴァーロード・ヴィンヤード」とワイナリーが誕生しました。このワイナリーに隣接するのが「スリーピー・ホロー・ヴィンヤード」でした。スリーピー・ホロー・ヴィンヤードが分割して売りに出されることになった時、ロバート・タルボットが畑全てを買い取ったことでこの畑は名実ともにグランクリュ畑として存続することになりました。

１９９７年パリでワインスペクテーター主催の「ザ・シャルドネ・チャレンジ」というイベントが行われました。ブルゴーニュとカリフォルニアから選び抜かれた１９９０年と１９９５年ヴィンテージのシャルドネが集結。ブルゴーニュからはコント・ラフォン（９０年ＷＳ１００点）やマルク・コラン（９５年ＷＳ９９点）のモンラッシェも登場。ブルゴーニュの意地の見せ所でした。

ここで№１シャルドネに選ばれたのがタルボットの１９９０年モントレー・シャルドネでした。このシャルドネを生み出した畑が「スリーピー・ホロー・ヴィンヤード」です。”ドーヴネを彷彿させる”と賞賛され、ワインスペクテーターは１００点を授与しました。（この時はまだスリーピー・ホローの表記はありませんでした・・・）

（ちなみにワインスペクテーターが１００点を付けたシャルドネは、ジョセフ・ドルーアンの１９８５年マルキ・ド・ラギッシュ、コント・ラフォンの１９９０年モンラッシェ、ルフレーヴの１９９５年シュヴァリエ・モンラッシェだけです。）

創業者ロバート＆シンシア・タルボット夫妻は子供達をできるだけ自然の環境の中で育てたいと思い、ワインビジネスを始めました。タルボットのワインは全てエステートの畑から造られます。そして、タルボットのワインにはタルボット夫妻の子供達の名前が付けられています。サラ・ケース、ロバート・ローガン、カーリー・ハートです。畑の区画や樹齢の違い、目指すスタイルによってそれぞれのワインは造られます。

９月に久しぶりに日本入荷したタルボットですが、この度タルボットのもう１つのフラッグシップ・ワインが入荷しました・・・

　Talbott Diamond T Vineyard Chardonnay Monterey
★タルボット　ダイアモンド Ｔ　シャルドネ　モントレー　２０１２　￥８，６４０　数量限定品

タルボットのもう１つのフラッグシップ・ワイン「ダイアモンド Ｔ」です！

１９８２年ロバート・タルボットによってコルトン・シャルルマーニュのクローンが植えられたこの９，６ｈａの畑は、畝と畝の間が極めて狭く、ほとんど表土がないと言っていいほどチョーク質頁岩が海抜３６０ｍという山陵一帯を覆っています。モントレーのカーメル湾からはわずか１３ｋｍという距離に位置にしていて、朝と夕方に流れ込む海からの冷たい霧はこの地方の気候を和らげ、育成期が長期に渡るのが特徴です。困難の多い山陵の育成環境であるため収量は極めて低く、１エーカー当たり１，５トン以下となります。風味が強く、素晴らしく凝縮した葡萄が少量のダイアモンド Ｔ・エステート・シャルドネとなります。

トロピカルな果実味と十分なミネラルが見事に融合しています。フレンチオークで熟成したことで、奥行きのある複雑味が加わっていますが、樽に左右されない凝縮した果実味がこのシャルドネの特徴です。さらに心地良い酸が全体を引き締めます。長い余韻。

１００％エステート・グロウン・シャルドネ
（コルトン・シャルルマーニュ・クローン）
１００％樽発酵
１００％フレンチオーク（４５％新樽）にて１１ヶ月熟成
ＡＬＣ１４，５％　スクリューキャップ使用
輸入元定価￥９，７２０（税別￥９，０００）

こちら再入荷しました・・・
（申し訳ありません、若干値上がりしました・・・）

　Talbott Sleepy Hollow Vineyard Chardonnay Santa Lucia Highlands
★タルボット　スリーピー・ホロー　シャルドネ　サンタ・ルシア・ハイランズ　２０１２　￥６，６９６　ＩＷＣ９２

世界一のシャルドネを生み出した「スリーピー・ホロー」です！

モントレー湾から南に２０ｋｍのサンタ・ルシア・ハイランズに位置するスリーピー・ホロー・ヴィンヤード。小高い斜面に広がる１８０ｈａの畑は小石の多いアロヨ・セコと呼ばれるローム土に覆われ、葡萄樹の根は深く伸びることができるため下層土からのミネラル分を十分に引き出すことにより複雑な味わいをもたらします。また表土が浅く水はけの良いこの土壌は、収量を制限されることで凝縮した葡萄が育ちます。太平洋に近いため気温は穏やかで涼しい栽培環境を生み出しています。

スリーピー・ホロー・ヴィンヤードのシャルドネは主にウエンテ・クローン、ピノ・ノワールはマルティーニ・クローンで、樹齢３０年以上の自根で栽培されています。２０１２年スリーピー・ホロー・シャルドネは、サウスブロックの樹齢４０年以上のウエンテ・クローン葡萄と樹齢２０年以上のディジョン・クローン葡萄を使用しました。

近年稀にみる冷涼な年だった前年の２０１１年はＷＡ９２でした。グレート・ヴィンテージの２０１２年が再入荷しました。辛口評論家タンザーは９２点を付けています。オークに由来する力強い風味ですがオークの風味に負けない凝縮した果実味です。アタックは非常に滑らかです。ミネラル分も豊富で、伸びやかな果実が魅力です。

フレンチオークにて発酵
フレンチオーク（３０％新樽）にて１０ヶ月熟成
樽はフランソワ・フレール、マルサネ
ＡＬＣ１４，５％　スクリューキャップ使用
輸入元定価￥７，４５２（税抜￥６，９００）

２０１３年ローガン・ピノ・ノワールが入荷しました・・・
（シャルドネは前回同様２０１３年ですが、やはり若干値上がりしました・・・

　Talbott Logan Chardonnay Santa Lucia Highlands
★タルボット　ローガン　シャルドネ　サンタ・ルシア・ハイランズ　２０１３　￥４，１０４　ＩＷＣ９０
　Talbott Logan Pinot Noir Santa Lucia Highlands
★タルボット　ローガン　ピノ・ノワール　サンタ・ルシア・ハイランズ　２０１３　￥４，２１２

こちらも「スリーピー・ホロー」の葡萄を使用しています！

ロバート・タルボットの息子ローガンの名前の付いたワインは、スリーピー・ホロー・ヴィンヤードの若樹が主体となるワインです。トップ・キュヴェのスリーピー・ホローと比べると、ややフレッシュで生き生きとした果実味が魅力のワインです。

シャルドネは、前回ご案内の２０１３年が再入荷しました。２０１３年もパーフェクトに近いシーズンでした。樹齢２０年から４０年のウエンテ・クローン葡萄を使用。ほのかなヴァニラやトーストも感じさせながら、トロピカルな果実味のバランスのとれた味わい。食事と楽しみたいスタイルになっています。

８０％フレンチオーク発酵、２０％ステンレスタンク発酵
フレンチオーク（２０％新樽）にて１０ヶ月熟成
樽はフランソワ・フレール、マルサネ
ＡＬＣ１４，６％
輸入元定価￥４，６４４（税抜￥４，３００）

ピノ・ノワールは、２０１３年が入荷しました。２０１３年もパーフェクトに近いシーズンでした。樹齢１０年から３０年以上のマルティーニ・クローン葡萄を使用。濃いガーネット色で、華やかなチェリーやブルーベリーの香りを持ち、オークに由来するシナモンやバニラの風味も有します。十分なしっかりとしたタンニンと濃縮した果実味、そして心地良い酸を持ちます。

オープントップタンクにて発酵
フレンチオーク（２０％新樽）にて１０ヶ月熟成
樽はフランソワ・フレール、マルサネ
ＡＬＣ１４，８％
輸入元定価￥４，７５２（税抜￥４，４００）

 

 

前回入荷のタルボットはこちらからどうぞ・・・

【久しぶりの入荷です！”世界一のシャルドネ”の栄誉に輝いた「タルボット」です！】（９月９日配信）

金額は税込価格（含消費税８％）です。クール代は送料とは別途ご請求になります。

イギリス経済の繁栄に寄与した功績を称えられ、エリザベス女王から「sir」の称号を授与されたピーター・マイケル卿。１９８２年カリフォルニアに移住し、１９８７年当時未開の地であったナイツ・ヴァレーに「ピーター・マイケル・ワイナリー」を設立しました。

現在ワイナリーの総指揮を執る息子ポール・マイケル氏が先週来日しました。３年連続の来日です。日本がとても気にいっているとのことです。

ブログ【ポール・マイケル氏来日！（ピーター・マイケル）】（１２月１１日）

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