ナパ・ヴァレーで、ハイ・クオリティーながらロー・プライスのワインを造り出している「フープス・ヴィンヤーズ Hoopes Vineyards 」のリンゼイ・フープスさんが初来日しました。輸入元主催のメーカーズ・ディナーに参加してきました。
ワインに携わる夢を持ち続けてきたスペンサー・フープス氏は1983年ナパ・ヴァレーの銘醸地オークヴィルに10エーカーの畑を手に入れました。葡萄栽培家としてスタート。オークヴィルの素晴らしいテロワールに加え、フープス氏の絶え間ない努力により、まもなく彼の育てる葡萄は周辺の著名なワイナリーに買い取られ、ナパのトップクラスのワインになっていきました。
1998年フープス氏は遂に自身のブランドを立ち上げました。家族の一員であったテリア犬のダンテと、自分の名字であるフープス(丸い輪)を描いたラベルを作りました。コレクターズアイテムになるようなカルトワインではなく、普段の生活の中で楽しめるワインを、できる限り手取りやすい価格で提供できるワインを目指しています。葡萄栽培に真摯に向き合う父の姿を見て育った娘のリンゼイ・フープスさんが現在はワイナリーの経営を担い、フープスのワインの素晴らしさを世界中に広めています。
フープスは、オーガニックで育てた葡萄を伝統的な醸造を用いてワインを造り出しています。2012年ヴィンテージからフープスのワインメーカーになったのがアン・ヴァウター女史。彼女はワシントン州の出身で、UCデイヴィスで醸造学を学び、国内外で経験を積んだ後ナパに戻り、あのカリスマ醸造家ハイジ・バレットの元で長きに渡りアシスタント・ワインメーカーを務め、その腕を磨きました。
メーカーズ・ディナーのワインはこちらです。(価格は輸入元定価です・・・)
Hoopla Chardonnay Yountville Napa Valley
★フープラ シャルドネ ヨントヴィル 2013 ¥3,564
Hoopla The Mutt Cabernet Sauvignon Napa Valley
★フープラ ザ・マット カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ 2012 ¥4,104
Hoopes Oakville Cabernet Sauvignon Napa Valley
★フープス オークヴィル カベルネ・ソーヴィニヨン オークヴィル 2012 ¥13,824
Liparita Cellars Yountville Cabernet Sauvignon Napa Valley
★リパリタ ヨントヴィル カベルネ・ソーヴィニヨン ヨントヴィル 2012 ¥10,800
★北海道産ホタテとアボカドのタルタル カブのクレマとマンゴーのソース
★蝦夷鹿とレンコンのラグー 手打ちカバテッリで
★US産リブアイのグリル フレッシュベリーと赤ワインのソース
現在フープスは、ヨントヴィルに2つの畑を、オークヴィルに3つの畑を持ちます。フープラ・シャルドネはヨントヴィルから。熟成は10%のみオーク樽使用。フレッシュでクリスプで、バタリーなクリーミーではないクリーミーな味わい。ホタテとアボカドのタルタルのクリーミーさととても合いました。フープラ・カベルネはオークヴィルから。ラズベリー、ブラックベリー、カシスのベリー系のアロマ。凝縮した果実味ですが重くなく、バランスのとれた味わい。マットは雑種。トップ・キュヴェの残りの、3つの自社畑の葡萄のブレンドを意味しています。98%カベルネ・ソーヴィニヨン、2%メルローで、フレンチオーク(40%新樽)にて18ヶ月熟成。そしてフラッグシップのフープス・カベルネです。リッチで凝縮感があり、しっかりとした骨格ながらやはりバランスの良い味わいです。オークヴィルの特徴を忠実に表現しているワインです。97%カベルネ・ソーヴィニヨン、3%メルローで、フレンチオーク(70%新樽)にて22ヶ月熟成。リパリタは1880年に設立されたワイナリーで、1900年パリ万博でゴールドメダルを獲得しました。あのパリ・ジャッジメントより50年以上も前に世界に知られたカリフォルニアのワイナリーです。ですが禁酒法によりワイナリーは消滅。スペンサー・フープス氏はこの古いブランドを買い取り、2006年からオリジナルの名前とラベルでワインを復活させました。濃縮した果実味と柔らかなタンニンで、非常にシルキーな口当たりです。官能的で長いフィニッシュを持ちます。97%カベルネ・ソーヴィニヨン、3%メルローで、フレンチオーク(40%新樽)にて22ヶ月熟成。特にこれら2012年ヴィンテージは、リンゼイさんが畑の管理からワインの瓶詰めまで全てをマネージングした年で、彼女にとって思い入れのある記念のヴィンテージになりました。
「 あじる亭カリフォルニア(赤坂)」 | |
遅刻かなぁと思いきや、10分前にお店に到着。なんと一番乗りでした。すぐにリンゼイさんと、お友達でやはりワイン関係のお仕事をしているエリンさんにご挨拶。例のごとく「私のシャツにサイン欲しいのですが・・・」とジャイアンツのジャージを取り出すとお2人は大絶叫でした(笑)。なんとお2人とも大のジャイアンツ・ファンでした。ジャイアンツの話で盛り上がり、AT&Tパーク(ジャイアンツのホームスタジアム)で撮った写真を見せあいっこしました(笑)。リンゼイさんは陽気でアメリカ~ンな素敵な女性でした。
リンゼイさんと・・・ | |