いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません(2013年3月12日配信)。
先日の試飲会で、カリフォルニアで素晴らしいワインを造る私市さん、中村さんと再会。お2人の最新ヴィンテージワインが入荷しました・・・
当店ではお馴染みの、中井さんのワインのご紹介もあります・・・さらに・・・
《 MABOROSHI WINERY 幻(マボロシ) 》
ラベルに(シャガール調で)ムートンとイーグルが描かれた「幻」です・・・
ラ・ターシュに魅了され、ワイン造りへの道をまっすぐに突っ走った私市(きさいち)友宏さん。夢を求めてフランスに旅立ち、そして夢を実現させるためにカリフォルニアに移住しました。
1999年にメルローでデビュー。2004年には念願のピノ・ノワールが誕生しました。ワインを造るなんて、そんなこと“夢か幻みたいな話”と言われたことが自身のワインの名前になりました。
最新ヴィンテージの2009年はスペシャル・キュヴェとなりました・・・
Maboroshi AIMEE Maboroshi Vineyard Pinot Noir Russian River Valley
★マボロシ エイミー マボロシ・ヴィンヤード ピノ・ノワール ルシアン・リヴァー・ヴァレー 2009 ¥14,175
マボロシの10周年を記念する2009年、時期を同じくして大学を卒業した愛娘エイミー(詠美)に捧げる特別なワインが誕生しました。まだ4つの幼い頃、私市さんが独自の最高のピノ・ノワールを造ることに没頭していた傍らでエイミーはシャンベルタンのグランクリュ畑を飛び回っていたそうです。そのエイミーも今や素敵なレディとなり、父私市さんの造るマボロシも広く人気のワインとなりました。家族の思いが詰まった素敵なスペシャル・キュヴェです。
MABOROSHI Vineyard 10th Anniversary |
私市さんのコメントです・・・
「2009年は穏やかな天候により葡萄の育成がスムースで葡萄の房の熟し方も程良くハングタイムを長めにとることができ、9月の終わりに収穫を迎えました。最初は少し閉じた印象でしたが、秘められた凝縮感があり、長期熟成も楽しみなワインとなりました。ブラックチェリーやブルーベリーの香りに土っぽさなどが重なります。続いてアジアのエキゾチックなスパイス、パイプタバコ、くすんだバラのような複雑な香りが感じられることでしょう。ボディは重く、滑らかなブラックカラント、ラズベリーなどのニュアンスのある余韻がどこまでも心地良く続きます。凝縮した果実の味わいとエレガントな酸の調和が美しい、まさにエイミーのようなピノ・ノワールです。」
長期熟成する非常に凝縮した果実味です・・・
希少キュヴェです・・・売切れ御免です・・・
自社畑マボロシ・ヴィンヤードから
100%ピノ・ノワール
100%フレンチオーク(25%新樽)にて9ヶ月熟成
収穫時BRIX 25,4度 ALC14,3%
生産量75ケース(12本入)
輸入元定価¥15,750
AIMEE Pinot Noir 2009 |
こちらもどうぞ・・・
Maboroshi Maboroshi Vineyard Pinot Noir Russian River Valley
★マボロシ マボロシ・ヴィンヤード ピノ・ノワール ルシアン・リヴァー・ヴァレー 2007 ¥9,030
Maboroshi Chardonnay Los Carneros
★マボロシ シャルドネ ロス・カーネロス ナパ 2010 ¥6,300
マボロシ2007年ピノ・ノワールは、自社畑の115と667を半分づつ使用。タランソー、フランソワ・フレールなどの100%フレンチオークで10ヶ月熟成(50%新樽)。生産量280ケースです。
実は現地の方の依頼で私市さんは何度かシャルドネの仕込みを経験していたそうです。ただし、マボロシとしては2007年が初めての仕込みです。2008年は生産なしで、2009年は日本未入荷でしたので、この2010年が2度目のご紹介になります。
Rebecca K Pinot Noir Sonoma Coast
★レベッカ K ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2006 ¥5,407 残少
Pour La Vie Grand Cuvee Sparkling Wine
★ポー・ラ・ヴィー グラン・キュヴェ スパークリング NV ¥2,730
私市さんの奥様、レベッカさんの名前が付いたピノ・ノワール、レベッカ Kは同じマボロシ・ヴィンヤードのクローン115の葡萄から造られます(マボロシは115と667を使用)。マボロシのピノ・ノワールに比べると、色合いはやや薄めの綺麗なルビー色で、清涼感のある、チャーミングでエレガントな味わいを醸し出しています。
ポー・ラ・ヴィーは、レベッカさんが造るスパークリングワインです。レベッカさんはあのカリスマ・ワインメーカーのヘレン・ターリー女史の元でワイン造りを学びました。シャルマ製法による100%シャルドネで、ドライながらフルーティーな味わいです。
詳しくはこちらからどうぞ・・・
マボロシ2007年ピノ・ノワールはこちらから・・・
【最新ヴィンテージの幻ピノ・ノワール入荷!】(2010年4月6日配信)
マボロシ2010年シャルドネはこちらから・・・
週末の有料試飲【レベッカ K ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2006】(2012年7月20日、21日)
私市友宏さんと・・・ |
《 NAKANURA CELLARS ナカムラ・セラーズ 》
日本食に合うワインをカリフォルニアで造り出す「ナカムラ・セラーズ」です・・・
昨年年明けに入荷した2010年が初ヴィンテージ。日本人醸造家、中村倫久さんが造るノリアです。ノリアは、スペイン語で“水車”。ノリアは、特に日本食に合うワインを目標にしているようです。多くのクライアントが信頼を寄せるサンジョコモ・ファミリーがソノマ・コーストに所有する畑からのシャルドネとピノ・ノワールです。
セカンド・リリースとなる2011年ヴィンテージが入荷しました・・・
Noria Sangiacomo Vineyard Chardonnay Sonoma Coast
★ノリア サンジャコモ シャルドネ ソノマ・コースト 2011 ¥4,200
多くのクライアントが信頼を寄せるサンジョコモ・ファミリーがソノマ・コーストに所有する畑からのシャルドネです。
中村さんのコメントです・・・
「純米吟醸酒がモデル。柔軟かつ厚みのある口当たり、複雑性、粘りのある酸、そして心地良い余韻、その味わいを満たすために3つのクローン(95、ハイド、ウェンテ)をブレンド。2010年は年間通して冷涼な気候が続き、結果として酸のしっかりしたシャルドネに仕上がりました。ワインは100%フレンチオーク発酵後、10ヶ月の樽熟成(30%新樽)。ライム、洋梨、アプリコット、リンゴといった果実のアロマに加え、カルダモン、タラゴン、バジルのハーブ香が心地良く漂います。口当たりはエレガントでシトラス系の果実味が層となり口の中に優しく広がる一方、活き活きとした酸がバランスよく酒質を支えます。蜂蜜、カラメル、ベイリーフといった僅かな甘さが余韻の長いフィニッシュに美しく溶込んでいきます。」
美味しい日本酒を思わせる風合いです・・・
ALC13,8% 輸入元定価¥4,830
Sangiacomo Chardonnay 2011 |
Noria Sangiacomo Vineyard Pinot Noir Sonoma Coast
★ノリア サンジャコモ ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2011 ¥5,145
多くのクライアントが信頼を寄せるサンジョコモ・ファミリーがソノマ・コーストに所有する畑からのピノ・ノワールです。
中村さんのコメントです・・・
「四季折々の素材の可能性を最大限に表現することの出来る料理に合わせるためには、透明性と繊細さを併せ持つと同時に芯のしっかりとした赤ワインを造ることが必要だと考えています。これらの要素を満たすことができる赤ワインはソノマ・コースト地区のピノ・ノワールであるという考えのもとに、クローンはピノの中でも最も酸が特徴的なスワンと果実の繊細さと豊潤さを同時に表現できる777をブレンドしました。5日間の低温浸漬後、ステンレスタンクで発酵を行い、10ヶ月のフレンチオーク熟成(40%新樽)を経て瓶詰めを行いました。香り高いラズベリー、チェリー、僅かなイチゴのアロマにアニス、シナモン、バラの花、そして杉の香りが溶け込んでいきます。口当たりは柔軟で洗練された新鮮な赤系のベリーの味わいが口内を包み込んできます。魅惑的なタンニンが繊細で透明感のある酒質を構成すると同時にバランスのとれた酸が余韻をさらに引き立てます。」
非常にソフトでエレガントな味わいです・・・
ALC13,8% 輸入元定価¥5,880
Sangiacomo Pinot Noir 2011 |
詳しくはこちらからどうぞ・・・
【日本初入荷!この方もカリフォルニアの日本人醸造家です・・・】(2012年1月24日配信)
中村倫久さんと・・・ |
《 NAKAI VINEYARD ナカイ・ヴィンヤード 》
昨年の暮れも当店に来てくださいました・・・全国のナカイさんからご注文を頂戴(笑)している「ナカイ」です・・・
1960年代に東京からサンフランシスコへ移住した中井章恵(あきよし)さん。初めての自作フルーツワインに感動し、「自分の葡萄を自分で育てる」ことを決意しました。栽培と醸造を学び、そして遂に1980年自分の畑をルシアン・リヴァー・ヴァレーに購入しました。
実は中井さんはここ地元船橋でお育ちの方です。しかもうちのすぐそばです(笑)・・・
Nakai Merlot Russian River Valley
★ナカイ メルロー ルシアン・リヴァー・ヴァレー 2006 ¥3,360
メルローは、フレンチオークとアメリカンオークにて12ヶ月熟成。100%マロラクティック発酵。深みのある赤紫色で、カシスやシダーのフレーバーを持つ心地良く、そして深みのある味わいです。中井さん自信の2006年はこれからが飲み頃です。できれば大きなグラスでお飲みください。
ALC14,2% 輸入元定価¥3,990
Nakai Sauvignon Blanc Russian River Valley
★ナカイ ソーヴィニヨン・ブラン ルシアン・リヴァー・ヴァレー 2009 ¥3,150 残少
中井さんが育てたソーヴィニヨン・ブランを使っていたワイナリーのワインが4年連続で賞を受け、自身でボトリングする決心をしました。ソーヴィニヨン・ブランは、ステンレスタンクのみで醸造。レモンなどの柑橘系果実満載で、きりっとした酸に裏打ちされた心地良い飲み口です。
ALC13,4% 輸入元定価¥3,675
中井さんのサイン入りボトルございます・・・
そして、私にとって番外編とは言えない日本のこの方もご紹介です・・・
《 渡邊葡萄園醸造 那須ワイン 》
栃木県黒磯市で渡邊葡萄園醸造を運営する渡邊嘉也さんです。嘉也さんが4代目当主になる歴史ある葡萄園を持つ醸造所です。渡邊葡萄園醸造は、1882年(明治15年)にワイン造りのための葡萄の栽培を始めました。1903年(明治36年)に現在の那須塩原市共墾社に移転し現在に至ります。
嘉也さんはワイン造りのさらなる向上を目指し渡仏、ボルドー大学に入学しました。いくつかのシャトーで経験を重ね、1997年ボルドー格付け2級の最高峰シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドに入社し、トーマ・ド・シ・ナム氏に師事します。そしてピション・ラランドの醸造家に抜擢されました。
また、サンテミリオンのシンデレラワインとして彗星のごとく誕生した、あのシャトー・ヴァランドローの醸造家としてミシェル・ロラン氏と共に世界最高峰のワイン造りに携わりました。さらに、シャトー・ピション・ラランドが運営するシャトー・ベルナドットの立ち上げにも第一線で参加し、その手腕を発揮しました。
2002年帰国。嘉也さんは新たにボルドー品種の栽培を始めました。ヨーロッパのワイナリーの概念を那須の地に実現させるという理念にもとずき、修業したボルドー・ポイヤック村のグラン・クリュの伝統的な醸造技術を取り入れたワイン造りに挑戦しています。
渡邊葡萄園醸造のエチケットは2種類ありますが、今回ご紹介は「和」を感じさせるクラシックなラベルのワインです。嘉也さんいわく、「外国人から見た日本のイメージ」とのこと。日本の国花と言っても良い、桜が描かれています。天皇陛下に献上したら間違いなくお喜びになられるような素敵なエチケットです。
もし嘉也さんがカリフォルニアに行ってたら・・・パルメイヤーあたりでワイン造ってたら、パルメイヤーはパーカー100点生産者になってたかも(笑)・・・
すいません、諸事情により若干値上がりしました。
★渡邊葡萄園醸造 ナイアガラ(白) クラシックラベル 2010 ¥2,100
ナイアガラは、アメリカ原産のコンコード種とヴィニフェラ系のカサディ種の交雑種葡萄で、フォクシーフレーバーと言われる独特の香りを持ちます。アメリカ・ニューヨーク州や南米ブラジルで多く栽培されています。
(ナイアガラの香りは好き嫌いが別れる香りですが・・・ 私、兎香はよく解るのですが、狐香はよく解りません・・・笑)
冗談はさておいて、通常のナイアガラは甘酸っぱいジューシーな味わいのちょっと物足りない(失礼)ワインなのですが、嘉也さんのナイアガラは全く違います。非常に個性的で興味深い素晴らしいワインです。
やや黄色が強い色合いで、アプリコットやオレンジマーマレード、そしてバタークッキーを思わせるような香りがあります。女性のマニキュア?も。マスカットやライチの風味を持つ果実味は清涼感がありながらもボリューム満点です。しっかりとした酸が全体をまとめています。辛口に仕立てられていますのでお料理と一緒に楽しめます。鶏のホワイトクリームソースとかいいですね。
好き嫌い別れるかもしれませんが、非常に面白いワインだと思います。美味しいナイアガラに当たったことない方、是非お試しください。ナイアガラ未体験の方、是非チャレンジしてみてください。
★渡邊葡萄園醸造 メルロー他 クラシックラベル NV(年号なし) ¥1,890
こちらは誰もがほほ笑む美味しいワインです(笑)・・・
那須ワインの入門ワインといった感じですが、バランスの良い飲み心地で気軽に楽しめるワインです。
やや透明感のある赤紫色で、スミレやバラを思わせる香りがあります。非常に柔らかい優しいアタックですが、華やかなベリー系果実の風味としっかりとした旨味が広がります。90%ほどをメルローが占め、骨格を作るためのカベルネ・ソーヴィニヨンと香りを作るためのマスカット・ベリーAがブレンドされています。すき焼きとか肉じゃがとかいいですね。
★渡邊葡萄園醸造 マスカット・ベリーA 樽熟成 クラシックラベル 2009 ¥3,360
★渡邊葡萄園醸造 マスカット・ベリーA 樽熟成 クラシックラベル 2008 ¥3,150 残少
ベリーAの樽熟成はいくつか飲んでいますが・・・
これ、凄いです!美味いです!
黒色が占める濃厚なルビー色で、カシスやブルーベリーを思わせる濃厚な香りがあります。樽熟成によるバニラやマロングラッセの香りも。通常のベリーAはキャンディのような風味とジューシーな味わいですが、これは全く違います。収量を抑え、さらに樽熟成したことで凝縮感が生まれ、濃密な果実味となっています。ミネラル感も十分で、凝縮したベリー系果実とややスパイシーな風味に驚かされます。
これはちょっとしっかりしたお料理が欲しくなります。鴨や豚のローストなどがいいですね。バルサミコなどで味付けしてください。このワイン、お料理に負けませんよ・・・
詳しくはこちらからどうぞ・・・
【番外編!お正月にでもゆっくりと飲んでみませんか・・・】(2011年11月22日配信)
金額は全て税込価格です。クール代は送料とは別途ご請求になります。
3月6日ウエスティン東京で行なわれたカリフォルニアワイン・インスティテュート主催の試飲会で私市友宏さん、中村倫久さんと再会しました。そしてなんとアキコ・フリーマン(フリーマン)さんと久しぶりにお会いできました。みなさんのサインはすでにSFジャイアンツのジャージにあるので、今回はツーショット写真はございませんが(笑)・・・
ブログ【CALIFORNIA WINE TASTING 2013 (ウェスティン東京)】(3月6日)
その前2月25日に青山ダイヤモンドホールで行われた東京ワインコンプレックス主催の試飲会で渡邉葡萄園醸造の渡邊嘉也さんにお会いしました。
やっぱり生産者の方の前でワインを飲むとさらに美味しく感じられます(笑)・・・
最後にもう1人ご紹介です・・・
Alpha Omega ⅡRed Wine Napa Valley
★アルファ・オメガ Ⅱ レッド・ワイン ナパ 2008 ¥5,985
日本初入荷!今回はスペシャル価格で!
ライジング・スター「アルファ・オメガ」が造る秘蔵のワイン「Ⅱ」です!ウェブサイトでも未販売!現地でも見かけることのないワインです!
今回ご紹介の「アルファ・オメガ」は、鬼崎徳朗さんが設立した「Sun Bridge」という会社が取り扱うワインです。鬼崎さんは、カリフォルニア州立大学フレスノ校で醸造学、准化学学を学び、ソノマのグロリア・フェアーでセラーワーカー、ワイン成分分析官、ナパのコールドウェル(カルドウェル)でセラーワーカー、トレフェセンでワイン検査技師、醸造士補佐を務めました。
鬼崎さんのウェブサイトはこちらです・・・
アルファ・オメガはこちらからどうぞ・・・
【ナパの次世代を担うライジング・スターの筆頭「アルファ・オメガ」遂に日本上陸!】(3月5日配信)
この内容は、アドレスを頂戴した方にHP公開前にメールでお送りしています。ゆえにHP公開時にはすでに売切れのワインもございます。【チアーズ!カリフォルニアワイン】は、美味しいカリフォルニアワインをお送りしています。