スーパーカップルのアンディさんとアニーさんが久しぶりに来日しました!(ファヴィア)

ハイジ・バレットの後任として、あのスクリーミング・イーグルを再びパーカー100点に返り咲かせたアンディ・エリクソン。デヴィッド・エイブリューの元で学び、スクリーミング・イーグルの畑の栽培管理を担当したアニー・ファヴィア。スーパーカップル(ご夫婦)が10年振りの来日しました。

2人が造り出すワイン「ファヴィア」を取り扱う、カリフォルニアワイン業界のトップに君臨する(株)中川ワインの試飲会が開催され、アンディ・エリクソンさんとアニー・ファヴィアさんが試飲ブースに立ちました。

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実はアンディさんとアニーさんとは2012年の初来日の時にお会いしています。その時にしっかりサイン頂戴しております(苦笑)。ファヴィアのブースへ。。。

アニーさん、アンディさん、これ覚えていますか?」とジャージをお見せすると、アニーさんが「オーマイガー!ジャイアンツ!」と叫びます。アンディさんは静かに苦笑。アニーさんが「サインしたの思い出したけど、なんて書いたのかしら? 私は Fear the Beard ね。アンディは Humm Baby ね。」と爆笑でサインを確認。アンディさんは静かに苦笑。相変わらずアニーさんはめっちゃオチャメです(苦笑)。そしてアンディさんは相変わらずめっちゃ無口です(苦笑)。

(Fear the Beard と Humm Baby はサンフランシスコ・ジャイアンツを愛する方には分かる言葉なのです・・・苦笑)

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サイン

(Fear the Beard と Humm Baby はサンフランシスコ・ジャイアンツを愛する方には分かる言葉なのです・・・苦笑)

アンディ・エリクソンはインディアナ出身で、サンフランシスコで働き出してからワインに興味を持ち出しました。UC デイヴィスで醸造学を修め、たまたまアルゼンチンでの収穫に参加したアンディはそこでポール・ホッブスに出会います。それが縁で、ニュートンでジョン・コングスガードに出会い、ハーランでボブ・レヴィの元でアシスタントワインメーカーを務めました。その後スタッグリン・ファミリーでワインメーカーを務め、アリエッタ、ハートウェルなどでもワイン造りに携わり、2006年にハイジ・バレットの後任としてスクリーミング・イーグルのワインメーカーに就任しました。彼が造り上げた2007年スクリーミング・イーグルは久しぶりにパーカー100点を獲得しました。その後もアリエッタ、マヤカマス、オヴィッド、ダラ・ヴァレ、そしてトゥ・カロン・ワイン・カンパニー(ハイエスト・ビューティー)などでワイン造りに携わります。アニー・ファヴィアは大学卒業後ニュートンでジョン・コングスガードの元でワイン造りを修行しましたが、キャシー・コリソンと出会い栽培の重要性を知り、大学に戻り栽培の博士号を取得しました。その後ナパのトップ・ヴィンヤードマネージャーのデヴィッド・エイブリューの栽培管理会社で働き出しました。その間にスクリーミング・イーグルの畑の栽培管理を担当しています。

アンディ・エリクソンとアニー・ファヴィアは2003年に ”ソウルフルなワインを造ること。畑の個性を忠実に再現すること。” をポリシーに「Favia ファヴィア」を創業しました(現在取扱いがありませんが、ファヴィアのセカンドワイン「Leviathan リヴァイアサン」は、サンフランシスコ・クロニクル紙で ”次世代カルトワイン” に選ばれています。)。2016年にクームスヴィルのアントニオ・カルボーネ・ワイン・セラーズのワイナリー(1868年に建設)を買い取り、ファヴィア専用にリノヴェーションしました。

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一通り(苦笑)試飲を済ませ、セミナーに参加しました。テイスティングはこちらです・・・(価格は輸入元税抜き上代価格です・・・)

 Carbone Chardonnay Coombsville Napa Valley 2021
★カルボーン シャルドネ クームスヴィル ナパ・ヴァレー 2021 ¥9,200 JD94
 Favia “Suize” Viognier Amador County 2019
★ファヴィア ”スイーズ” ヴィオニエ アマドール・カウンティ 2019 ¥15,000
 Corbone Cabernet Sauvignon Napa Valley 2020
★カルボーン カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー 2020 ¥14,000
JD91

 Favia “Cerro Sur” Red Wine Napa Valley 2018
★ファヴィア ”セロ・スール” レッドワイン ナパ・ヴァレー 2018 ¥38,000 WS94 JD97
 Favia “La Magdalene” Red Wine Oakville Napa Valley 2018
★ファヴィア ”ラ・マグダレーナ” レッドワイン オークヴィル ナパ・ヴァレー 2018 ¥38,000 WS95 JD99
 Favia Cabernet Sauvignon Oakville Napa Valley 2018
★ファヴィア カベルネ・ソーヴィニヨン オークヴィル ナパ・ヴァレー 2018 ¥38,000 WS96 JD98

入手したクームスヴィルのワイナリーの名を冠したカルボーンのワインはファヴィアのセカンドワインになります。カルボーンのシャルドネはワイナリーのすぐ横にある樹齢30年の畑から。100%シャルドネで、全房プレス後、フレンチオークで樽発酵。マロラクティック発酵なし。シュールリーにて樽熟成(新樽は僅かな使用)。クリーミーな口当たりですが、冷涼地クームスヴィルの特徴がよく表れたシャルドネです。ファヴィアではシラーやグルナッシュなどの南仏系品種を使用したワインも造り出しています。ファヴィアのヴィオニエはアマドール・カウンティの、高い標高(冷涼)に位置するシェイク・リッジ・ヴィンヤードから。100%ヴィオニエで、全房で優しくプレスし、数年使用の樽で発酵。天然酵母。マロラクティック発酵。熟成は16ヶ月。無清澄そして無濾過でボトリング。ジャスミンやハニーサックルの心地良いアロマ。リッチですが重くなく、生き生きとした果実味です。ワイン名のスイーズはゴールドラッシュ時代の女傑マリー・スイーズの苗字から。フランスで生まれ、ゴールドラッシュに沸くアメリカに渡り、荒くれ男と一緒に働いた女性で、初めてアメリカでズボンを履く(男装する)ことを認められた女性だそうです。ファヴィアが契約するこの畑を栽培している女性がスイーズを思い出させることから命名したとのことです。

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カルボーンのカベルネ・ソーヴィニヨンは、ファヴィアとしての調達する契約畑の葡萄をヴィンテージによりセレクトします。オークヴィル、クームスヴィル、アトラス・ピークなどから。2020年ナパ・ヴァレー・カベルネ・ソーヴィニヨンは、77%カベルネ・ソーヴィニヨン、13%メルロー、10%カベルネ・フランで、ステンレスと木製の発酵槽で発酵後、フレンチオークで16ヶ月熟成。人工的な清澄や濾過はなし。しなやかでなめらかな口当たりのリッチな果実味。アフターにスパイスやハーブの風味が残ります。ファヴィアのセロ・スールはスペイン語で ”南の丘” という意味で、アニーとアンディがとても好きなエリアをこう呼んでいます。クームスヴィルから東に進み、ウッドン・ヴァレーにかけてうねるように起伏し、さらにサクラメント・ヴァレーまで続くエリアの丘のことです。2018年セロ・スール・レッドワインは、77%カベルネ・フラン、23%カベルネ・ソーヴィニヨンで、フレンチオーク(50%新樽)で22ヶ月熟成。印象的なドライハーブやリコリスのアロマ。フランにありがちないわゆる青っぽさは少ないですが、タイトで力強さを感じさせる果実味です。アニーさんとアンディさんはカベルネ・フランが大好きとのことです。セロ・スールのカベルネ・フランはヴァカ山脈の山頂にあるランチョ・チマイラス(アトラス・ピーク)の樹齢40年のカベルネ・フランを使用。カベルネ・ソーヴィニヨンはクームスヴィルから。2018年は16度目のヴィンテージになります。生産量は341ケースです。ワイン・スペクテーター誌が94点を、ジェブ・ダナック(元ワイン・アドヴォケイト誌)が97点を付けました。こちらも創業から造り続けている、ファヴィアのトップ・キュヴェのラ・マグダレーナです。葡萄はオークヴィル東のオークヴィル・ランチ・ヴィンヤードから。オークヴィルの最東端のごつごつした斜面に位置し、斜面下にはダラ・ヴァレやピーター・マイケルの畑が広がり、斜面上部はプリチャード・ヒルに繋がる、最高のロケーションにある畑です。畑のオーナーとファヴィア・エリクソン・ワイングロワーズが共同で栽培管理しています。その畑の最上部にある最高の区画の葡萄をファヴィアは使用しています。セロ・スールとは真逆のセパージュで、2018年ラ・マグダレーナ・レッドワインは、58%カベルネ・ソーヴィニヨン、42%カベルネ・フランで、フレンチオークで22ヶ月熟成。フィルターなしでボトリング。さらに1年瓶熟成。バラ、カシス、リコリス(セロ・スールより青くない)の力強いアロマ。濃厚な青と赤の果実味。ふくよかなタンニン。見事なバランスです。生産量は446ケースです。ワイン・スペクテーター誌が95点を、ジェブ・ダナックが99点を付けました。最後のオークヴィル・カベルネ・ソーヴィニヨンは、オークヴィル・ランチ・ヴィンヤードのブロック・セレクションになります。ロバート・パーカーはこのワインについて「オークヴィルからのワインはまるでジューシーで柔らかい高級なテンダーロインステーキのようだ」とコメントしています。2018年オークヴィル・カベルネ・ソーヴィニヨンは100%カベルネ・ソーヴィニヨンで、フレンチオークで22ヶ月熟成。アンフィルター&アンファインでボトリング。さらに1年瓶熟成。土っぽさを感じる複雑なアロマ。黒い果実の風味ですが、非常に洗練されたテクスチャーを持ちます。スクリーミング・イーグルはいつ飲んだらよいか分からないワインですが、ファヴィアはいつ飲んでも美味しいワインです(苦笑)。生産量は356ケースです。ワイン・スペクテーター誌が96点を、ジェブ・ダナックが98点を付けました。

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セミナー終了後に最後のご挨拶へ。「ナパで待ってるわよ。」「このパンツ履いて、お2人に会いに行きます。」アニーさんはまたまた大爆笑。アンディさんはまたまた静かに苦笑。

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実は、アニーさん、私が履いていたデニムがめっちゃお気に入りになったようです。これです(苦笑)。。。

キューン3

#Favia Erickson Winegrowers
#Favia Wines

【元スクリーミング・イーグルのワインメーカー来日!】(2012年2月13日)

【「オーヴィッド」のジャネット・パガーノさん来日!】(2013年3月26日)

【フィリップ・メルカ氏来日!(メルカ・ワインズ)】(2016年5月17日)

【トーマス・ブラウン氏来日!(リヴァース・マリー)】(2017年3月14日)

 

 

 

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