ジョンさんが来日しました!(フロッグス・リープ)

私が最も尊敬する、「フロッグス・リープ」のオーナー兼ワインメーカーのジョンさんこと、ジョン・ウイリアムス氏が来日しました。本日輸入元主催のセミナーに参加してきました。

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カエルが元気にジャ~ンプしているラベルで有名な、当店ではもうお馴染みのワイナリー「フロッグス・リープ」。オーナー兼ワインメーカーはナパのバイオダイナミック&オーガニックの第一人者であるジョン・ウイリアムス氏です。エリートなキャリアを持ちながらけっしてユーモアを忘れない人です。1981年フロッグス・リープは、かつて蛙の養殖場であったセントヘレナのミル・クリーク沿いに設立されました。100年前この養殖場の蛙はサンフランシスコのグルメ・レストランに1ダース33セントで売られていたそうです。現在ラザフォードにあるワイナリー(1994年移転)は、もともと1884年にワイナリーとして建てられた建物で、レッドバーンと呼ばれる歴史ある建物です。ワイナリーの屋根には「風見鶏」ならぬ「風見蛙」があります。

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前回ジョンさんとお会いしたのは2010年3月。その時のメーカーズ・ディナーで私めずらしく泥酔してしまいました。体調が悪かったのではなく、あまりにも楽しくてワインが早く凄く体の中を駆け巡ったみたいです(笑えない)。セミナーが行なわれるホテルのレストランの個室に入るとジョンさんいました!「Hi! John-san! Long time no see. I miss you. Kiss me please!」おもわずジョンさんを抱きしめ、2人で大笑いでした。「ジョンさん、前回は酔っぱらってしまいすいませんでした。」「全く問題ない。俺も酔っぱらってたから(笑)。」「ジョンさん、写真撮りましょ!写真!ジョンさんのおかげでたくさんの方からサイン頂戴することができました。もう50人以上です。」「はははははぁ。」(恒例のツーショット写真は最後に・・・)

さてさてセミナー開始です。フロッグス・リープが実践するのはオーガニックバイオダイナミックドライ・ファーミング。オーガニック、バイオダイナミックを実践するワイナリーはナパ・ヴァレーにいくつかありますが、さらにドライ・ファーミングを実践するワイナリーはナパ・ヴァレーではフロッグス・リープだけです。この3つのコンビネーションから誕生するワインは、低アルコールで繊細な味わいを持ちます。そしてしっかりとしたストラクチャーも持ちます。以前ジョンさんはこうコメントしました。「ロバート・パーカーが高得点を付けるのはビッグでパワフルなワイン。そんなワインは boring! (つまらない!)」そうです!そんなワインとは全く正反対で、繊細でエレガントで、食事とマッチするのがフロッグス・リープのワインです。

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テイスティングはこちらです・・・(価格は輸入元定価です・・・)

Frog’s Leap Sauvignon Blanc Rutherford Napa Valley 2012
★フロッグス・リープ ソーヴィニヨン・ブラン ラザフォード ナパ 2012 ¥3,900(税別)
Frog’s Leap Chardonnay Napa Valley 2012
★フロッグス・リープ シャルドネ ナパ 2012 ¥4,900(税別)
Frog’s Leap Zinfandel Napa Valley 2011
★フロッグス・リープ ジンファンデル ナパ 2011 ¥5,400(税別)
Frog’s Leap Merlot Rutherford Napa Valley 2011
★フロッグス・リープ メルロー ラザフォード ナパ 2011 ¥6,300(税別)
Frog’s Leap Cabernet Sauvignon Napa Valley 2011
★フロッグス・リープ カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ 2011 ¥7,300(税別)
Frog’s Leap Rutherford Red Wine Napa Valley 2008
★フロッグス・リープ ラザフォード レッド ナパ 2008 ¥14,000(税別)
Frog’s Leap Zinfandel Napa Valley 1999
★フロッグス・リープ ジンファンデル ナパ 1999

1981年のスタートからフロッグス・リープの看板ワインなのがソーヴィニヨン・ブラン。とにかくアロマティックで、クリーンでシャープな味わいです。これ飲んだら他のソーヴィニヨン・ブランは飲めません。自社畑からの葡萄の比率が高いフロッグス・リープですが、シャルドネだけはカーネロスのトルシャード・ヴィンヤードから。バレル発酵しますが、その後コンクリートタンクで熟成。ありがちなトロピカルトロピカルではなく、軽いタッチのミネラルを持ちクリーンでエレガントな味わいです。ジンファンデルはジンファンデルにプティ・シラー、カリニャンのフィールド・ブレンド(混植)です。パーカーが高得点を付けるビッグ・ジンファンデルではありません。補助品種がジンファンデルの個性をより引き立て、チャーミングささえ感じさせます。メルローは2006年からほぼ全てを自社畑の葡萄からとなりました。メルローに必要なコールド・ソイルで育ったこのメルローはソフトながら非常にストラクチャーのある味わいです。2011年は非常に厳しいヴィンテージとなりましたが、さすがジョンさん、素敵な味わいに仕上がっています。ラザフォードといえばカベルネ・ソーヴィニヨンのメッカです。ジョンさんが造るカベルネ・ソーヴィニヨンはラザフォードの先駆者アンドレ・チェリチェフ(カリフォルニアワインの育ての親)、ジョン・ダニエル(伝説のワイナリー「イングルヌック」の元オーナー)、ジョージ・ドゥ・ラトゥールらが造り上げたカベルネを受け継ぐものです。ブラックカラント、シガーボックス、プラムを思わせる深い芳香性と凝縮した果実味のバランスが素晴らしいです。そしてフロッグス・リープのフラッグシップのラザフォード・レッドです。ジョンさんのラザフォードという土地に対する思い入れと情熱、そして自信がこの上なく詰まっているワインです。まさにラザフォードの香りがするワインです。強いオーク香を避けるため、1年使用のフレンチオークで熟成されます。そして最後にワイナリー蔵出しの1990年のジンファンデルを頂戴しました。少し色褪せ、これ以上の熟成はなさそうですが、美味しいアマローネや熟成ポートを彷彿させる美味なお味でした。ジョンさんの頭の中にあることは「バランス、ひかえめさ、テロワール」。バイオダイナミック、オーガニック、ドライ・ファーミングからとにかく良質な葡萄を造ることが、30年、40年熟成できるワインを造れる重要な要因とのことです。

久しぶりにジョンさんとお話しできて本当に嬉しかったです。「ジョンさん、今日はお会いできて本当に嬉しかったです。今ちょっと訳ありで日本を離れることができませんが、必ずまたワイナリーを訪問します。」「楽しみに待ってるよ。」「ありがとうございます。ゴー!ジャイアンツ。」「はははははぁ(笑)」

「 The First Quarter-Century of Frog’s Leap」にサイン頂戴しました・・・ ジョン3
 ジャイアンツのジャージはこの人から始まりました・・・  CIMG1425

めっちゃラザフォードに行きたいぃ!

 ニヒル(大笑)なジョンさんです・・・  ジョン1

【溺愛ワイナリーから久しぶりにかわいいハーフボトルが届きました・・・】(2013年11月12日配信)

 

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