いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2024年12月20日配信)
カリフォルニアらしからぬ味わいなのです(苦笑)・・・
今年も新ヴィンテージを引っ提げて里帰りされました(再苦笑)・・・
《 SIX CLOVES WINES シックス・クローブズ 》
日本人女性醸造家平林園枝さんが2017年にカリフォルニアで立ち上げた「シックス・クローブズ」です。
信州北アルプス山麓、長野県のリンゴ農家に生まれた平林園枝さん。親戚が味噌醤油や酒造りを行っていたこともあり、“発酵” が常に身近にある環境で育ちました。拘りの “ものづくり” の世界への入口はこの頃すでに出来上がっていたのです。成人しアメリカへ渡ります。ニューヨークでの商社勤務時代にワインショップでの週末ワインテイスティングを楽しむうちにワインの素晴らしさに魅せられ醸造家になることを決意した彼女はすぐさまカリフォルニアへ向かいました。UCデイヴィスで醸造学を修め、2011年に卒業後、ニュージーランド(クスダ)、チリ(モンセカーノ)へ。そしてカリフォルニアへ戻ります。ビオデナミの第一人者の「リトライ(ソノマ)」で、強い抽出をしない味わいの「マサイアソン(ナパ)」で、エレガントでフードフレンドリーなワインを手掛ける一流生産者の元で経験を積みました。
合理的で商業的な醸造スタイルに疑問を抱き、自分らしいワイン造りを模索する日々。様々な経験を通じて、「健全に育てられた葡萄を使い、必要のないものを省いて丁寧に造り上げられたワインには本来持っているポテンシャルがしっかりと発揮され、飲み手に我々作り手の気持ちを伝えてくれる力がある」という考えにたどり着きました。2017年これまでの集大成として初めて自身のワインをリリースしました。ワインのコンセプトは “繊細な味覚を持つ日本人に愛されるカリフォルニアワイン”。品種はその土地固有の風土を鏡のように映すと言われるシャルドネを選びました。ものづくり精神の承継の意味を込めて先祖の屋号であった “六丁字” にちなみ “Six Cloves” と名付けました。
6度目の(6年目の)リリースとなる、新ヴィンテージの2022年シャルドネとピノ・ノワールが入荷しました(2022年は初めてジンファンデルを造りましたが、残念ですが日本入荷はありません)。園枝さんは新ヴィンテージを引っ提げて今年も12月上旬に里帰りされました。シックス・クローヴズの正規輸入元が変わりました。今回は輸入元主催によるセミナーがありませんでしたが、某百貨店で即売会を行うということで、私会いに行って参りました。新ヴィンテージのお話を少しお聞きすることが出来ました。(下記のブログは園枝さんのお姿だけですが。。。)
ブログ【園枝さんとご対面!(シックス・クローヴズ)】(12月8日)
Six Cloves Linda Vista Vineyard Chardonnay Oak Knoll Napa Valley 2020
★シックス・クローヴズ リンダ・ヴィスタ・ヴィンヤード シャルドネ オーク・ノール ナパ・ヴァレー 2020 ¥7,370 残少
Six Cloves Linda Vista Vineyard Chardonnay Oak Knoll Napa Valley 2022
★シックス・クローヴズ リンダ・ヴィスタ・ヴィンヤード シャルドネ オーク・ノール ナパ・ヴァレー 2022 ¥11,880 WE90 新ヴィンテージ
Six Cloves Buf-Wehr Ranch Pinot Noir Russian River Valley 2022
★シックス・クローブズ バフ・ヴェール・ランチ ピノ・ノワール ルシアン・リヴァー・ヴァレー 2022 ¥14,850 WE90 新ヴィンテージ
日本人女性醸造家平林園枝さんが2017年にカリフォルニアで立ち上げた「シックス・クローブズ」です。
6度目の(6年目の)リリースとなる、新着の2022年シャルドネはシックス・クローヴズの白の定番とも言えるリンダ・ヴィスタ・シャルドネが復活しました。葡萄はナパ・ヴァレー南部オーク・ノールのリンダ・ヴィスタ・ヴィンヤードから。1989年にナパの老舗ワイナリーのベリンジャーが植樹した畑です。あの「パリスの審判」で優勝したシャトー・モンテレーナのシャルドネに使われた畑としても有名です。現在ナパの一流畑を管理しているスティーブ・マサイアソンがオーガニック栽培を行っています。
100%全房プレス。天然酵母で樽発酵。シュール・リーにて(19%新樽)にて9ヶ月熟成。100%マロラクティック発酵。清澄なし。軽い濾過。オルモ・クローンの特徴である高い酸味と柑橘系のキャラクターは2022年も健在です。ストーンフルーツのアロマ。トーストしたヘーゼルナッツ。綺麗ではありますが、綺麗というよりしたたかなテクスチャー(秘めた旨味を持つ)を持つ素敵なシャルドネです。この2022年にワイン・エンスージアスト誌が90点を付けました。残念ですがけっこう値上がりです。
100%シャルドネ
ALC13,5%
輸入元定価¥13,200(税抜¥12,000)
6度目の(6年目の)リリースとなる、新着の2022年ピノ・ノワールはルシアン・リヴァー・ヴァレーから。ウインザーの町の西に位置する小さな畑バフ・ヴェール・ヴィンヤードです。バフトン&モリーン・クリス夫妻の裏庭の畑で、ポマール・クローンが有機栽培されています。栽培を担当するのはこの地で40年に亘り栽培をしている栽培家です。手入れの行き届いた葡萄を見て、園枝さんはすぐに購入を決めたそうです。
50%全房発酵。天然酵母で発酵(発酵途中で酵母を添加)。ニュートラルのフレンチオークにて9ヶ月熟成。瓶詰め直前に全房と除梗したロットをブレンドしました。ラズベリーやダークチェリーのアロマ。ドライ・セージやタイムなども。そしてほのかなココア・パウダーも。ポマール・クローンと言うと黒のイメージですが、このピノ・ノワールは赤い果実味が印象的な、美しく抑制されたピノ・ノワールです。この2022年にワイン・エンスージアスト誌が90点を付けました。残念ですがけっこう値上がりです。
100%ピノ・ノワール
ALC13,1%
輸入元定価¥16,500(税抜¥15,000)
こちらもどうぞ・・・
Six Cloves Alder Springs Vineyard Chardonnay Mendocino County 2021
★シックス・クローブズ アルダー・スプリングス・ヴィンヤード シャルドネ メンドシーノ・カウンティ 2021 ¥7,370 WE94 残少
Six Cloves Alder Springs Vineyard Pinot Noir Mendocino County 2021
★シックス・クローブズ アルダー・スプリングス・ヴィンヤード ピノ・ノワール メンドシーノ・カウンティ 2021 ¥9,020 WE94 残少
5度目(5年目)のリリースとなる2021年はアルダー・スプリングス・ヴィンヤードからのシャルドネとピノ・ノワールです。シャルドネのクローンは95(シャンパーニュ・クローン)と76(ブルゴーニュ・クローン)です。100%全房プレスで樽発酵しました。ピノ・ノワールのクローンは1993年植樹の459というクローンです。459は栽培が難しく、色や風味が淡いため、カリフォルニアではあまり植えられていないそうです。本当にカリフォルニアらしからぬ味わいなのです。そのアルダー・スプリングスからのワインですが、プロフェッショナルも参考とする Wine Enthusiast ワイン・エンスージアスト誌がシャルドネに94点、ピノ・ノワールにも94点という高い評価を付けました(2024年7月にレイティング)。
【カリフォルニアらしからぬ味わいなのです(苦笑)・・・只今凱旋里帰りしております・・・】(2023年11月28日配信)
その他カリフォルニアの日本人醸造家のワインはこちらからどうぞ・・・お正月のお節料理とどうぞ・・・
Maboroshi Estate Pinot Noir Biodynamic Clone 667 Russian River Valley 2021
★マボロシ マボロシ・ヴィンヤード ピノ・ノワール バイオダイナミック クローン667 ルシアン・リヴァー・ヴァレー 2021 ¥19,800 新ヴィンテージ 10月にご紹介済み
Maboroshi Estate Pinot Noir Biodynamic Clone 115 Russian River Valley 2021
★マボロシ マボロシ・ヴィンヤード ピノ・ノワール バイオダイナミック クローン115 ルシアン・リヴァー・ヴァレー 2021 ¥17,820 新ヴィンテージ 3月にご紹介済み
私市友宏さんが造る、ムートンとイーグルが描かれた印象的なラベルの「マボロシ」です。マボロシのピノ・ノワールは初リリース以来ディジョンクローン115と667のブレンド(50%づつ)で醸造されています。ですが、2021年ヴィンテージは単独のクローンでのピノ・ノワールとなりました。なぜそうしたのか理由は分かりません(苦笑)。クローン667は僅か67ケース、クローン115は僅か50ケースです。
【やはり115だけではありませんでした・・・667が入荷しました・・・】(2023年10月24日配信)
【最新ヴィンテージのピノ・ノワールが到着しました・・・今までとはちょっとスタイルが違います・・・】(2023年3月17日配信)
Freeman Ko-fu Riesling Sonoma Coast 2022
★フリーマン 光風 リースリング ソノマ・コースト 2022 ¥8,250 初リリース 希少限定品 9月にご紹介済み
Freeman Akiko’s Cuvee Pinot Noir Sonoma Coast 2018
★フリーマン ユーキ・エステート ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2018 ¥10,780 WE95 AG94 JD92 残少
Freeman Akiko’s Cuvee Pinot Noir Sonoma Coast 2018
★フリーマン アキコズ・キュヴェ ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2018 ¥11,990 JD93 AG93 WE92 残少
カリフォルニアにおける日本人女性醸造家のパイオニアであるアキコ・フリーマンさんが造るご存じ「フリーマン」です。そのフリーマンから初のアロマティック品種であるリースリングが誕生しました。このリースリングは、フリーマン・ワイナリーの向かいに位置する Abigails アビゲイルズ・ヴィンヤードから。ペリー夫妻が1990年代半ばにピノ・ノワールを植えた畑で(主にスパークリングワインに使われているとか)、2019年からロス・コブと一緒にリースリングを植え栽培を始めました。ちなみに光風とは、晴れ上がった春の日に爽やかに吹く風、などの意味を持つようです。
【いちおう番外編ですが(苦笑)・・・今年3つ目のリリースは2度目のリリースとなるあの人気白ワインです・・・】(9月10日配信)
【ご存じフリーマンのワインがまたまたホワイトハウスで供されました・・・】(4月16日配信)
Noria Sangiacomo Vineyard Pinot Noir Sonoma Coast 2022
★ノリア サンジャコモ・ヴィンヤード ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2022 ¥7,920 新ヴィンテージ 数量限定品
Noria Muns Vineyard Pinot Noir Santa Cruz Mountains 2022
★ノリア マンズ・ヴィンヤード ピノ・ノワール サンタ・クルーズ・マウンテン 2022 ¥9,130 初リリース 数量限定品
非常に繊細な味わいです。中村倫久さんが造る「ノリア(ナカムラ・セラーズ)」です。初年度から造り続けているソノマ・コーストのサンジャコモ・ヴィンヤードのピノ・ノワールです。クローンは777、115、スワンです。そしてサンタ・クルーズ・マウンテンのマンズ・ヴィンヤードからのピノ・ノワールです。この2022年が初リリースです。マンズ・ヴィンヤードはこの AVA の中でも最も高所(標高800m)に位置する畑です。クローンは115、114,667,777です。印象的なアロマで、非常に繊細で深みのあるな味わいです。
【9月中旬から本格的に試飲会が始まりました・・・日本初入荷のワイン、新ヴィンテージのワイン、印象に残ったワインなどのご紹介です・・・】(10月24日配信)
ブログ【中村倫久さんが里帰りしました。初のセミナーを開催しました。(ノリア ナカムラ・セラーズ)】(11月28日)
Arthur Cellars KR Ranch Pinot Noir Russian River Valley 2019
★アーサー・セラーズ ケーアール・ランチ ピノ・ノワール ルシアン・リヴァー・ヴァレー 2019 ¥6,380 残少
Arthur Cellars Gloria Vineyard Pinot Noir Russian River Valley 2019
★アーサー・セラーズ グロリア・ヴィンヤード ピノ・ノワール ルシアン・リヴァー・ヴァレー 2019 ¥7,920 残少
桃井隆宏さんが2012年にカリフォルニアで立ち上げた「アーサー・セラーズ」です。桃井さんはエド・カーツマンに弟子入りしてワイン造りを学びました。桃井さんが造るワインは非常に優しい味わいなのです。食事と楽しめる味わいを追求しています。今年7月に最新ヴィンテージ2021年のお披露目会に参加してきました。2019年は素晴らしい出来栄えだと思います。熟成ポテンシャルもあります。そしてシャルドネも少しございます。お問い合わせください。
【どうぞこの方のお忘れなく(苦笑)・・・お待たせ致しました・・・新ヴィンテージが入荷しました・・・】(2022年5月6日配信)
ブログ【アーサー・セラーズ ワインディナー 夏の陣(苦笑)】(7月27日)
金額は税込価格(含消費税10%)です。クール代は送料とは別途ご請求になります。
この内容は、アドレスを頂戴した方にHP公開前にメールでお送りしています。ゆえにHP公開時にはすでに売切れのワインもございます。【チアーズ!カリフォルニアワイン】は、美味しいカリフォルニアワインをお送りしています。