秋の試飲会ガンガン続いております。本日はJ社の試飲会に参加してきました。J社は元々はヨーロッパワインを主に扱う輸入元でしたが、近年カリフォルニアワインの充実を計り、現在では、カレラ、オー・ボン・クリマ、タリー、デュモル、ウイリアムズ・セリエム、クロ・デュ・ヴァル、ヴェリテなどカリフォルニアの超一流ワイナリーのワインを取り扱っています。本日はなんと約150アイテムのワインが並びました(内2/3がカリフォルニアです)。
”ナパのマルゴー””ナパの女王”と呼ばれる「スポッツウッド」の社長兼CEOのべス・ノバック女史が来日しました。スポッツウッドは輸入元がJ社に変更となり、べス・ノバック女史がこの試飲会に参加し、新ヴィンテージをお披露目しました。
スポッツウッドに現在も存続する石造りのワイナリーとビクトリア朝の邸宅は、19世紀末にドイツ移民でナパ・ワインのパイオニアの1人であるジョージ・ショーネンワルドが建てたものです。その後幾度か所有者が変わりましたが、禁酒法以前にアルバート・スポットが所有していたこの屋敷と敷地を1972年に購入したのがべス・ノバック女史の両親、ジャック&メアリー・ノバック夫妻です。
スポッツウッドのファースト・ヴィンテージは1982年。畑の開発は、アロウホ、コルギン、ブライアント・ファミリーなどのカルトワイナリーに携わったナパの・トップ・ヴィンヤード・マネージャー、デヴィッド・エイブリュー。ワインメーカーは、アロウホ、ダラ・ヴァレ、ニーボム・コッポラなどでワイン造りに携わったナパのトップ・ワインメーカー、トニー・ソータ。たちまちナパの一流ワイナリーの仲間入りをしました。エステートのカベルネの評価は非常に高く、近年は、05年WA96、06年WA95、そして期待の07年は惜しくもWA99、08年WA95+、09年WA97、10年WA95+でした。しかし、当店が2010年を販売開始した直後に(2013年11月)パーカー再評価によりなんと100点格上げされました。2010年はワイナリー初のパーカー100点となりました。(すいません、売切れております・・・)
本日はセミナーには参加できませんでしたが、スポッツウッドの新ヴィンテージをテイスティングしてきました。(上の画像です・・・価格は輸入元税抜価格です・・・)
Spottswoode Sauvignon Blanc
★スポッツウッド ソーヴィニヨン・ブラン 2013 ¥5,000
Spottswoode Lyndenhurst Cabernet Sauvignon Napa Valley
★スポッツウッド リンデンハースト カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ 2011 ¥11,000
Spottswoode Cabernet Sauvignon Napa Valley
★スポッツウッド カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ 2011 ¥22,000
2002年スポッツウッド訪問日は、毎年2月に開催されるプルミエール・ナパ・ヴァレー・オークションの前日ということでワイナリーは解放状態のお祭り状態でした。べス・ノバックさんがセラーの入口でソーヴィニヨン・ブランをグラスに注いでくださり、「今日は忙しいからあとは勝手に飲んでちょーだい!」とのこと。貴重なバック・ヴィンテージがたくさん並んでいました。マグナムとかダブルマグナムもありました。こんな美味しいワイン吐き出すなんてことできません。しかも飲み放題ですよ。めちゃくちゃハイになっちゃいました(笑)・・・
なんてことをお話したくて、べス・ノバックさんのところへ。通訳兼お世話役として同行しているワインジャーナリストのカフマン恵美子さんのご協力も得て(笑)。「こんにちは。ツミタと申します。私スポッツウッドを訪問したことあります。あの~このシャツにサイン頂戴できますか。」「なにこれ。みんな友達よ。これ凄いわね。」と大笑いでサイン頂戴しました。「あなた、これどうするの?」「ナパ・ヴァレー・オークションにでも出そうかと。」「グッド・アイディア!(笑)」
(特に背中の、ジョン・ウイリアムス背番号00を見て、べスさんは大笑いしていました。フロッグス・リープ初のワインはソーヴィニヨン・ブラン。実はこのソーヴィニヨン・ブランの葡萄はスポッツウッドから分けてもらったものでした。だからかな・・・笑)
会場を後にする時、べスさんに最後のご挨拶。「これ着てナパ・ヴァレーでお会いしたいです。」「OK!待ってるわよ。」
べスさんと・・・ | |
サインは右下です・・・ | |
スポッツウッドの詳しいお話はこちらからどうぞ・・・
パーカー100点の2010年カベルネ・ソーヴィニヨンは売り切れました・・・
【パーカー100点獲得!(追記) スペシャル・プライスです!このワインがこの価格ってありえません!】(2013年10月22日配信)