いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません（２０１４年１０月１６日配信）。

日本入荷が途絶えていたため、こちらも久しぶりのご紹介になります・・・

以前に比べ、非常にエレガントなテイストになっています・・・

《　ＣＵＶＡＩＳＯＮ　クヴェゾン　》

ナパ・カーネロスを語る上で欠かすことのできない造り手の１つ「クヴェゾン」です。”シャルドネのクヴェゾン” ”カーネロスのクヴェゾン” などと称されます。

クヴェゾンは１９６９年米国人によってナパ・ヴァレー北部のカリストガに設立されましたが、１９７９年スイスのシュメット・ヘイニー家がオーナーになり、同時にナパ・カーネロスに約４００エーカーの畑を取得しました。このエステートではシャルドネ、ピノ・ノワールを中心にサスティナブル（環境保全型）農法で栽培され、２００７年に完成したワイナリーは徹底してエコにこだわり運営されています。また２００９年には最新設備を備えたテイスティング・ルームが完成しました。

またクヴェゾンは１９９８年ナパ４大マウンテンの１つ、マウント・ヴィーダーの歴史ある畑、ブランドリン・ヴィンヤードを購入しました。その歴史は１８７０年代まで遡り、１９２６年からブランドリン・ファミリーが栽培していました。クヴェゾンは以前からこの畑の葡萄を購入し、ナパ・ヴァレー・カベルネ・ソーヴィニヨンを生産していましたが、現在はエステートワインとして独立したブランドになっています。

ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、クヴェゾンで社長も務めたジョン・タッカーが長きに亘りワインメーカーを務め、クヴェゾンの名声を高めました。現在のワインメーカーはスティーブ・ログスタッド。ネイヤーズ、ヴィアダー、ドミナス、そして”キング・オブ・カーネロス”と呼ばれるセインツベリーでワイン造りに携わり、クヴェゾンに参加しました。「私のワイン造りのスタイルと哲学は、自社葡萄のユニークな特徴を最大限に表現することであり、できるだけ人の手を加えないことである。このような希にみる素晴らしい葡萄を使うことができるという幸福を手にしているのだから。」とコメントしています。

リザーブ・シャルドネがローマ法王訪米の際に供されるなど、クヴェゾンはホワイトハウスご用達ワインになっています。生産量の約２０％が世界２０ヶ国以上で愛されており、各国航空会社のファースト・クラスで採用され、クイーン・エリザベス２世でもオン・メニューされました。

エチケットのデザインは基本的には以前と同じですが、中央に描かれていた素敵な絵が無くなりました。以前のエチケットを知る方にはちょっと残念かもしれません。味わいは以前に比べ、非常にエレガントなテイストになりました。

　Cuvaison Estate Grown Chardonnay Carneros Napa Valley
★クヴェゾン　エステート　シャルドネ　カーネロス　ナパ　２０１１　￥３，６７２

カーネロスに所有する自社畑から。

”シャルドネのクヴェゾン”と称されるほど国際的にも常に高い評価を得ています。カーネロスのシャルドネの典型とも言える芳醇な果実味の味わい、そしてしっかりとした酸味。エレガントでバランスのとれたフレンチスタイルです。

「２０１１年はほど良い酸があり、充分なミネラルを持っています。青リンゴ、白桃、ライム、キウイフルーツを思わせます。奥にジンジャーとバニラのニュアンスがあり、ジャスミンやオレンジの花の香も感じられます。余韻も長く、骨格もしっかりしてボリュームもあり素晴らしい仕上がりです。（ウェブサイトより）」

フレンチオークの小樽（２５％新樽）にて８ヶ月熟成
ＡＬＣ１３，５％
輸入元定価￥４，１０４（税抜￥３，８００）

　Cuvaison Estate Grown Pinot Noir Carneros Napa Valley
★クヴェゾン　エステート　ピノ・ノワール　カーネロス　ナパ　２０１１　￥４，３２０

カーネロスに所有する自社畑から。

畑は２００４年から「土地を活かす」を基本にオーガニックに（保全型農業の認証あり）。こちらもカーネロスのピノ・ノワールの典型とも言える赤系の果実味とスパイスが特徴。シルキーなテクスチャー、しっかりとした酸を持つ、エレガントでバランスのとれた味わいです。

「２０１１年は収穫の後半に寒くなったこともあり、魅力的でエレガントなスタイルのピノ・ノワールに仕上がりました。ラズベリー、野生の苺、ザクロとライラックの風味やアニスのタッチを感じます。口中では綺麗な酸味、チャーミングな甘味、そして最も印象に残るのは優雅なタンニンです。間違いなく偉大な年であったことを裏付けています。（ウェブサイトより）」

フレンチオークの小樽（４０％新樽）にて１１ヶ月熟成
ＡＬＣ１３，５％
輸入元定価￥４，８６０（税抜￥４，５００）

　Brandlin Estate Grown Cabernet Sauvignon Mount Veeder Napa Valley
★ブランドリン　エステート　カベルネ・ソーヴィニヨン　マウント・ヴィーダー　ナパ・ヴァレー　２０１０　￥６，２６４

１９９８年に取得したブランドリン・ヴィンヤードから。

ナパ４大マウンテン・エリアの１つ、マウント・ヴィーダー。ヘス・コレクション、マウント・ヴィーダー、１９７６年パリ事件に参加したマヤカマスなどが素晴らしい山カベ（山のカベルネ・ソーヴィニヨン）を造り出しています。パーカー１００点獲得生産者ロコヤのマウント・ヴィーダー・カベルネも長期熟成型の山カベです。

この地区で最古の畑の１つと伝えられているのがブランドリン・ヴィンヤードです。その歴史は１８７０年代まで遡ります。ブランドリン家は１８７０年代にマウント・ヴィーダーに定住。岩だらけの急斜面を開拓し、１９２６年に葡萄栽培を始めたこの地のパイオニアです。クヴェゾンは１９９８年にこの１７０エーカーの畑を購入しました。現在葡萄樹の平均樹齢は３８年です。

「全てクヴェゾンの自社畑のエステート・ヴィンヤードから収穫される葡萄から造られます。このワインは、ブラックチェリーやカシスやモカのニュアンスを感じますが、日照が長く風通しの良い急斜面の葡萄畑の特徴と言えます。土地は保水力が少なく、葡萄はタンニンが凝縮され、芳醇で肉厚のワインとなります。（ウェブサイトより）」

９４％カベルネ・ソーヴィニヨン、４％プティ・ヴェルド、
１％カベルネ・フラン、１％マルベック
フレンチオークにて２４ヶ月熟成
ＡＬＣ１４，５％
輸入元定価￥７，０２０（税抜￥６，５００）

 

こじつけでこちらもどうぞ・・・

　Peter Franus Brandlin Vineyard Zinfandel Mount Veeder Napa Valley
★ピーター・フラヌス　ブランドリン・ヴィンヤード　ジンファンデル　マウント・ヴィーダー　２０１１　￥５，９４０

ジンファンデル・ファンにとっては神のようなの存在の「ピーター・フラヌス」です。

現地ではオーナー兼ワインメーカーのピーター・フラヌスを信奉する醸造家は非常に多く、ワインジャーナリズムからも多大な賞賛を浴びています。彼は、１９７６年パリ事件のリターン・マッチでブルゴーニュ銘醸を返り討ちにあわせたシャローンや、ワインステクテーター誌の栄えあるワイン・オブ・ザ・イヤーに輝いたシャトー・セントジーンでもワイン造りに携わりました。

ナパ４大マウンテン・エリアの１つマウント・ヴィーダーから。この地区で最古の畑の１つと伝えられているブランドリン・ヴィンヤードから。その歴史は１８７０年代まで遡ります。樹齢９０年前後の古樹は「不作は全くない」と言われるほどたくましい葡萄を実らせています。ピーター・フラヌスは１９９１年からこの葡萄を使用しています。

ストラクチャーがありながらも優雅でバランスのとれた印象的な味わい。ジンファンデルとして評価するのではなく、１つの偉大な赤ワインとして評価したいワインです。ロバート・パーカーはこのジンファンデルについて「非の打ち所のない享楽的なジンファンデル」とコメントしています。

９２％ジンファンデル、
８％シャルボノ、ムールヴェードル、カリニャン
１００％フレンチ・バーガンディ・クーパー（３５％新樽）にて１７ヶ月熟成
ＡＬＣ１４，９％　生産量６３０ケース
輸入元定価￥６，３７２（税抜￥５，９００）

さらにこじつけでこちらもどうぞ・・・

　Hudson Vineyards Chardonnay Carneros
★ハドソン・ヴィンヤーズ　シャルドネ　カーネロス　２０１１　￥８，６４０　２本

ナパ最高のシャルドネと評価され、幾多の有名ワイナリーがこの畑の葡萄を熱望します。その畑こそがナパ・カーネロスのハドソン・ヴィンヤードです。畑の特徴を熟知したグロワーズ・ワインの完成形がハドソンのシャルドネです。

カリフォルニアの２０１１年は近年稀にみる冷涼な年でした。ですが全ての地域、全ての葡萄に悪い影響が出たわけではありません。たしかにナパ・ヴァレーのカベルネなどには本当に厳しい年ではありましたが、「カーネロスでは糖分は落ちたが酸がよくのったので、シャルドネに悪い影響が出た年ではなかった」とリー・ハドソン氏は語っていました。

　Hudson Vineyards Old Master Red Wine Carneros
★ハドソン・ヴィンヤーズ　オールド・マスター　レッド　カーネロス　２０１１　￥１９，４４０　数量限定

初リリース！リー・ハドソンが一番お気に入りの区画からの究極のワイン！

１９８１年に購入した土地は約８００ｈａで、現在でもそのほとんどは森林状態です。そのうち畑は僅か８０ｈａです。主にハドソンのワインに使われるのは、ワイナリーの近くに位置するホーム・ランチ（南部）とヘンリー・ロード・ランチ（北部）という畑の葡萄です。オールド・マスターはホーム・ランチの「Ｄ」という区画から。

この「Ｄ」という区画はあるワイナリーに供給していた区画ですが、諸事情のため契約が切れ、他の契約者を見つけるより、自分自身が惚れ込んでいる区画のため、リー・ハドソンはハドソン・ワインとして自らがワインを造ることを決意しました。樹齢は２０年で、非常に低収量です。

「２０１１年は、私の３２年に及ぶ葡萄栽培家としてのキャリアの中でも一番挑戦しがいのあるヴィンテージとなった。春から夏にかけて非常に涼しく、６月の開花時期には雨があり結実が少なく非常に収量の少ない年となることが見込まれ、７月８月とも記録的な涼しさだった。収穫は通常より３週間遅くまで待ち、見込める収量は非常に少量となるのは確実であった。その後１０月に入ってからの雨により、一部のダメージした葡萄は全て落とし、十分に熟した良い果実だけを収穫することにより、量は少ないが、非常にクオリティが高く秀逸な酸が残る凝縮した素晴らしい果実を得ることができた。（リー・ハドソン）」

「２０１１年初リリースとなるオールド・マスターはこの難しい年であるにも関わらず、素晴らしいものとなった。涼しいながら長く取れた育成期間により、十分に熟成、凝縮し、細部に様々な要素を含んだ葡萄が得られたのも綿密な畑仕事のおかげである。糖度は例年より低いながら、味わいの要素となる複雑さが備わっている。アルコール度数も例年より低めであるが、ナパ・ヴァレーのワインとは思えないような香りの豊かさと輝きを持っている。メルローとカベルネ・フランは別々に醸造され、天然酵母、圧搾なしにフレンチオーク（ダナジュー、シルヴァン、フランソワ・フレール）にて８ヶ月熟成後ブレンドし、追熟成を９ヶ月行い、２０１４年４月に瓶詰め。（ワインメーカー/クリストファー・ヴァンデンドリーシュ）」

薔薇の花びら、ドライ・プラムなどの非常に薫り高いフルーツに由来するアロマ。また、湿った土、石などのミネラル感溢れる魅惑的なストラクチャー。凝縮感は十分ですが、強く抽出せず葡萄本来の味わいを引き出したため、重く引きずることなく上品で深みのある仕上がりになっています。

６０％メルロー、４０％カベルネ・フラン
ＡＬＣ１４，５％
輸入元定価￥２１，６００（税抜￥２０，０００）

【２度目の日本正規入荷です！ナパ最高のシャルドネ畑から！】（３月２５日配信）

金額は税込価格（含消費税８％）です。クール代は送料とは別途ご請求になります。

この内容は、アドレスを頂戴した方にＨＰ公開前にメールでお送りしています。ゆえにＨＰ公開時にはすでに売切れのワインもございます。【チアーズ！カリフォルニアワイン】は、美味しいカリフォルニアワインをお送りしています。