いつもお世話になります。
例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません(2008年3月13日配信)。
また自己満足のお話ですいません(喜)・・・
この「蛙」本当に美味しいんです・・・
《 FROG’S LEAP フロッグス・リープ 》
カエルが元気にジャ~ンプしているラベルで有名な、当店ではお馴染みのワイナリー「フロッグス・リープ」。ナパのバイオダイナミック&オーガニックの第一人者である、オーナー兼ワインメーカーのジョン・ウイリアムズ氏が昨年3月に続き、2年連続で来日しました(喜)。
今回は輸入元の移行に伴い、ジョンさんが来日しました。
一昨日は輸入元による販売店やレストランを対象にしたワイン・セミナーが行われましたが、輸入元の後援により、今週中は都内のレストランやホテルでジョンさんを囲んでのディナーが行われていました。
私は日曜日に私の師匠Kさんが主宰する【VIVA CALIFORNIA】のワイン会に出席してきました。場所は新丸ビル5Fの「○○ KITCHEN」さん。今注目のレストランです。
会場入口に近づくと、ジョンさんが気づいてくれました。男同士で仲良く抱き合いました(ただのハグです・・・笑)。
「オー、マイ・フレンド!元気でしたか?」
「はい。ジョンさん、またお会いできて嬉しいです。」
「そうそう、ナパへはいつ来るんだい?待ってるよ。」
「ありがとうございます。必ず連絡します!」
ディナースタート前にまずはジョンさんがご挨拶です。この日はフロッグス・リープを訪問したことのある方が多かったようで、お堅い説明は抜き!って感じです。
「今日は素晴らしいお料理があるので、とにかくワインを楽しみましょう。
私の全てをワインが表現してくれます。ワインを飲めば分かります。」
ジョンさん、自信満々でカッコイイです・・・
フロッグス・リープを「人生の中で一番愛したワイン」と言い切るオーナーシェフの素晴らしいお料理と共に頂戴したワインは・・・
①魅力的なアロマのソーヴィニヨン・ブランは、数年前からますます良くなってきています。本当に綺麗な味わいです。
②クリスプなシャルドネは、まさにお料理を楽しむにはピッタリのワインです。ドライでシャープで美味ーい。
③ちょっとミンティーなジンファンデルは、まさにエレガントという言葉がピッタリです。こんなに美味しいジンは他にありませーん。
④「世界一美味しい」メルローだと思います!芳醇とはこのメルローのためにある言葉でしょうか?誰が何と言おうと世界一美味しいんです!
⑤ナパらしからぬ?ドライ・フルーツの風味のカベルネ・ソーヴィニヨンはしっかりとしたストラクチャーを持つ極上品。
⑥フロッグス・リープのフラッグシップ・ワイン、ラザフォードは、まさにラザフォードの香りがします。またこの香りを嗅ぎに行きたーい。
ジョンさんが参加したみなさんのところを回ります。ユーモアたっぷりのジョンさんは本当に人気者です。わいわい、がやがやと最高に盛り上がってしまいました。
この日は、ある方のご好意で「サプライズ」も飛び出し、美味しいフロッグス・リープに全員ほろ酔い状態の最高の夜でした・・・
ワインメーカーズ・ディナーにて
ワインは・・・
1993 カベルネ・ソーヴィニヨンダブル・マグナム(3リットル)
最新リリースの、フロッグス・リープが入荷しました!
有機栽培の葡萄を天然酵母で発酵させた、フロッグス・リープのエレガントで美味しいワインは・・・
Frog’s Leap Rutherford Red Wine Napa 2004
★フロッグス・リープ ラザフォード ナパ 2004 ¥12,600
Frog’s Leap Rutherford Red Wine Napa 2003
★フロッグス・リープ ラザフォード ナパ 2003 ¥12,600
Frog’s Leap Rutherford Red Wine Napa 2003
★フロッグス・リープ ラザフォード ナパ 2003 マグナム・ボトル ¥26,775
96年より生産のフロッグス・リープの「フラッグシップ」
ウイリアムズ氏の1番のお気に入りで、1番の自信作です
コルクを抜くと、ラザフォードの土の香りがします!
ダークチェリー、ドライ・フルーツの香り
ストラクチャーがありながらも、バランスの取れた、
エレガントな赤黒系果実の味わい
2004年は・・・
92%カベルネ、8%フラン
100%フレンチオークで24ヶ月熟成
ALC13,6%
生産量1188ケース
日本へは84本だけの入荷
輸入元定価¥14,700
2003年は・・・
100%カベルネ・ソーヴィニヨン
(96年以来若干のフランをブレンドしていましたが、
03年は初めてカベルネ100%になりました)
100%フレンチオークで24ヶ月熟成
ALC13,5%
生産量610ケース
日本へは72本だけの入荷
輸入元定価¥14,700
Frog’s Leap Cabernet Sauvignon Napa 2005
★フロッグス・リープ カベルネ ナパ 2005 ¥6.615
Frog’s Leap Cabernet Sauvignon Napa 2004
★フロッグス・リープ カベルネ ナパ 2004 ¥6,615 残少
ブラックベリー、ドライ・ハーブ、スパイスの香り
ナパ特有の濃縮したベリーの風味を持ちながらも、
骨格のある引き締まった味わいが強く出ています
2005年は・・・
87%カベルネ、9%フラン、4%メルロー
ALC13,6% 11400ケース
輸入元定価¥7,665
2004年は・・・
91%カベルネ、9%フラン
ALC13,6% 10500ケース
Frog’s Leap Merlot Napa 2005
★フロッグス・リープ メルロー ナパ 2005 ¥5,670
Frog’s Leap Merlot Napa 2004
★フロッグス・リープ メルロー ナパ 2004 ¥5,460 残少
ブルーベリー、プラム、カシスの香り
ビタースイート・チョコが舌の上でとろけるようなタッチ
引締まったストラクチャー、心地良いタンニンです
2005年は・・・
100%メルロー
フレンチとアメリカンオークで18ヶ月熟成
ALC13,5% 10300ケース
輸入元定価¥6,615
2004年は・・・
100%メルロー
フレンチとアメリカンオークで18ヶ月熟成
ALC13,6% 10200ケース
Frog’s Leap Zinfandel Napa 2006
★フロッグス・リープ ジンファンデル ナパ 2006 ¥4,725
Frog’s Leap Zinfandel Napa 2005
★フロッグス・リープ ジンファンデル ナパ 2005 ¥4,725 残少
ワイルドチェリー、ドライ・ハーブ、スパイスの香り
このZINにはチャーミングという言葉が似合うんです!
ただ甘いだけのそのへんのちゃちなZINとは違います
2006年は・・・
87%ジンファンデル、10%プティ・シラー、
3%カリニャン
アメリカンオークで12ヶ月熟成
ALC13,5% 11250ケース
輸入元定価¥5,670
2005年は・・・
75%ジンファンデル、17%プティ・シラー、
5%カリニャン、3%ナパ・ガメー
アメリカンオークで12ヶ月熟成
ALC14,2% 9400ケース
Frog’s Leap Chardonnay Napa 2006
★フロッグス・リープ シャルドネ ナパ 2006 ¥4,200
本人いわく、「現地で最も人気のないシャルドネだ!」
ジョンさんのジョークです!だってめちゃ美味しいもん・・・
是非お料理と一緒にお楽しみください!
2006年は・・・
100%シャルドネ
22%ステンレスタンク、78%フレンチオーク
オーク熟成はシュール・リー状態で9ヶ月
ALC13,4% 10030ケース
輸入元定価¥5,145
Frog’s Leap Sauvignon Blanc Rutherford Napa 2007
★フロッグス・リープ ソーヴィニヨン・ブラン 2007 ¥3,360
2001年から100%ラザフォードの葡萄を使用
綺麗で清涼感があり、もう笑顔しかありません!
本当に恐ろしいほどに美味いのです・・・
2007年は・・・
100%ソーヴィニヨン・ブラン
100%ラザフォードから
100%ステンレススチールタンクで発酵
NO・オーク・コンタクト NO・マロラクティック
ALC12,7% 18500ケース
輸入元定価¥4,095
金額は全て税込価格です。
クール代は送料とは別途ご請求になります。
フロッグス・リープ
ナパ、ラザフォード地区
素晴らしいワイン、美味しいワインに出会った時、そのワインがどんなところでどんな人によって作られているのだろうかと思い巡らすことはありませんか?
私にとってフロッグス・リープはまさにそのワインで、こんなに楽しい、こんなに美味しいワインを造っている方に是非お会いしたいと思い続けていました。
いろいろな方のおかげで、ジョンさんと出会うことができました。いろいろなお話を聞いて、私はワインに対してだけでなく、ジョンさんの物事に対する考え方や人生に対する考え方に深く感銘を受けました。
空が青~い!
そして、風見鶏ならぬ風見蛙(笑)!
ナパのバイオダイナミック&オーガニックの第一人者と言われるジョン・ウイリアムズ氏。
ナパ・ヴァレーでは、今でこそ多くのエステート・ワイナリーやグロワーが有機栽培を行なっていますが、20数年前は有機栽培など考える人もいませんでした。ナパ・ヴァレーで初めて有機栽培をはじめたのがジョンさんです。
セントヘレナでワインを造りはじめたフロッグス・リープは1994年に現在のラザフォードに移動しました。当時のラザフォードは生物というものが存在しないほど有毒性の高い、非常に不健康な土地だったとのこと。ジョンさんは、益虫、害虫を食べる鳥、土地を肥やす植物などが混在する「バイオ・ディヴァーシティー(生物的多様性)」が必要と考え、敷地内に野菜を植え育てることにより、その効用を研究しました。
畑にはマメ科の植物が植えられ、益虫が生存することにより、自然生態が守られ、葡萄の樹に栄養分を与える土中の微生物の数は、一般の畑の数百倍も存在しています。1990年代初頭にナパ・ヴァレーを襲ったフィロキセラにもジョンさんの畑は一切被害はなかったとのこと。これに驚いたのがかの有名なUCデイヴィス。環境に優しく、自然生態と一体となった有機農法がこれほどの力を持つとは思いもよらなかったようです。
1998年からはさらなるオーガニック・ワイン造りへと発展していきます。灌漑をしない、ドライ・ファームは現在100エーカー以上に広がりました。健全な土地は健全な樹を育て、健全な樹は健全な葡萄を生み、健全な葡萄は素晴らしいワインを与えてくれる。そして、素晴らしいワインへの感動と感謝はまたその土地に戻るのだと。
また、最高のワインとは、その土地の地質学上の性格、葡萄が育つ土壌・気候の、最も簡潔な表現そのものでなければならない。何よりもテロワールに正直であること、ワインはそのテロワールの表れであること、とジョンさんは強調します。
カリフォルニアにありがちな「高アルコール度のビッグなワイン」。しかし、ジョンさんのワインは、赤でもアルコール度が13%台。白のソーヴィニヨン・ブランにいたってはなんと12%台です。収穫糖度が他の畑よりも低いのがその理由です。高アルコール度のビッグなワインに対してジョンさんは、「そんなワインはboring!(つまらない!)」とおっしゃっていました。
「ワインを造っていると、人は時々バランスを失ってしまう。人に強い印象を与えることを優先したり、ワインに特別な意味を持たせたり、他の人が作っていないようなワインを造ってるんだぞといった自慢話に終始したりね。違うんだよ。ワインは人生の楽しい表現の1つであるべきなんだ。ワインは、地球のナチュラル・プロダクトなんだってことを忘れてはいけないんだ。」
現在ワイナリーでは「ソーラー・パワー・システム」を導入しています。2005年にワイナリーを訪問した時はまだ導入したばかりのようでしたが、ずいぶんと拡張されているようです。これも環境保全型農法(サスティナブル・アグリカルチャー)を推進するトップ・ワイナリーが導入を始め、ナパ・ヴァレーでもちらほらと見受けられるようになりました。
生産量は約6万ケース。10年前からほとんど変っていません。必要以上に欲張ったり、もっと規模を大きくしていくことによって「生きることの楽しさ」が失われたり、環境が破壊されていくのはジョンさんのビジネス・スタイルから外れてしまうからです。
私はジョンさんにお会いできたことに感謝しています。ジョークばかり飛ばしている楽しい方ですが、そのハートはめちゃくちゃ熱い方です。ワイナリーでお話を聞いた時の言葉が忘れられません。
「ワインを作るための葡萄樹を育てているんじゃない。自然があって、良い土地があって、そこにたまたま葡萄の樹があるだけ」「心からのものを作りたい。心に感じるものを。」
マスタード・グラスに覆われる、
フロッグス・リープの畑
またまた今回もジョンさんにお世話になってしまった私です・・・
一昨日お別れの時に・・・
「ナパへ来る時は必ず連絡をくれよ。今度は一緒にジャイアンツ戦に行こう!」
「ありがとうございます。必ず連絡します(涙)・・・ GO!GIANTS」
「GO!GIANTS」
本当にサンキュー!ジョン!
合言葉は「GO!GIANTS」
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ゆえにHP公開時にはすでに売切れのワインもございます。