暑中お見舞い申し上げます。
いつもお世話になります。
例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません(2009年8月11日配信)。
9月の中旬まではクール便をご利用ください!通常便によるワインの劣化は責任を負えません。クール便到着後ワインをすぐに低温の場所に置いてください。急激な温度変化を与えたことによる液漏れやラベル不良の返品や交換はお受けできませんのでお気をつけ下さい。
この方はナパ・ヴァレーの大物醸造家の1人です。
昨年春に初めて来日しました。すっかり日本贔屓になったようで、今年の5月連休明けに2度目の来日をしました。
《 SUBRAGIA FAMILY VINEYRDS スブラジア・ファミリー 》
ナパ・ヴァレー最古のワイナリーの1つ「ベリンジャー」で1976年よりワインメーカーを務めるエド・スブラジア氏は現在も名誉ワインマスターとしてベリンジャーのワイン作りに参加しています。本日のご紹介は、そのエド・スブラジア氏自身のワイナリー、「スブラジア・ファミリー・ヴィンヤーズ」です。
スブラジア・ファミリー・ヴィンヤーズ |
エド・スブラジア氏はイタリア移民の3世代目でアメリカ生まれです。
お祖父さんはイタリア・トスカーナからアメリカへやってきました。お父さんもアメリカ生まれですが、世界情勢悪化のため生後まもなくイタリアへ帰国。しかし、アメリカン・ドリームを求めて20代でアメリカへ戻りました。
やがてお父さんはソノマの中心地ヒールズバーグ近郊に20エーカーの土地を購入。畑に「プロメッサ(約束)」と名付けるほど家族の絆を大切にした方です。なんと70歳まで畑の世話をしていたそうです。
UCデイヴィスで科学を専攻、その後フレスノで醸造を学んだエド・スブラジア氏は憧れていたマイロン・ナイチンゲール氏の下で1976年からベリンジャーでワイン造りをスタートしました。マイロン・ナイチンゲール氏は、13年にも及んだ禁酒法の解禁後荒廃していたナパ・ヴァレーのワイン業界を復興させた貢献者の1人で、また妻のアリスと共にカリフォルニア最初の貴腐ワインを生み出した伝説的なワインメーカーです。
84年マイロン・ナイチンゲール氏が引退すると、エド・スブラジア氏はベリンジャーの6代目のワインメーカーに就任。79年からベリンジャーのヴィンヤードを守り続けているヴィンヤード・マネージャーのボブ・シュタインハウアー氏と二人三脚で、76年から始まった「プライベート・リザーブ」の生産に磨きをかけました。
ブレンディングの素晴らしさがエド・スブラジア氏の魅力と言えるかもしれません。ベリンジャーはナパ・ヴァレー各地のたくさんの優良畑の葡萄を使用します。特にベリンジャーのフラッグシップであるプライベート・リザーブ・カベルネ・ソーヴィニヨンは、ベリンジャーが誇る最良の9つの畑の中の選りすぐりのロットをブレンドします。このブレンドのバランスの良さがプライベート・リザーブの魅力であり、スブラジア氏の魅力であると言えます。現在のベリンジャーのワインを確立させたのはやはりスブラジア氏の力が大きいと言えます。
エド・スブラジア氏は現在名誉ワインマスターとしてベリンジャーのワインを見守りながら、自身のブランド「スブラジア・ファミリー・ヴィンヤード」に力を注いでいます。
スブラジア・ファミリー・ヴィンヤードは2004年ソノマのドライ・クリーク・ヴァレーで正式に設立(ワインは2001年から生産していますが・・・)。エド・スブラジア氏と妻のジェーンさん、エド氏の長男アダム氏と妻のキャシーさん、次男のケヴィン、長女のジーナは、家族愛を何よりも大切にし、家族全員の協力のもと、そしてスブラジア氏のお父さんからの熱い「プロメッサ」の絆のもと、スブラジア・ファミリーのワインを造り上げています。
ワインのラベルに描かれたのは、イタリア・トスカーナに何百年(すいません・・・たしか600年と聞きましたが・・・)と続くスブラジア家の「家紋」です・・・
輸出は、カナダに次いで日本が2国目です!
Sbragia Family Vineyards Home Ranch Sauvignon Blanc Dry Creek Valley
★スブラジア・ファミリー ホーム・ランチ ソーヴィニヨン・ブラン ドライ・クリーク・ヴァレー 2008 ¥5,250
ワイナリー周辺に所有する「ホームランチ」から、
ソーヴィニヨン・ブランのアロマティックな果実味とすっきりとした酸を引き出すため、ステンレスタンクで発酵。3年使用のオーク樽にて熟成。
シトラス、グリーン・アップルのフレッシュな香り スパイスのニュアンスもあり トロピカルな風味を持ちながらも、 非常にピチピチとした酸を持ちます! めちゃクリスプ! 美味しい和食が欲しくなります(涎)・・・ 上等な白身魚をグリルまたはソテーで! |
100%ソーヴィニヨン・ブラン
ALC14,1% 生産量1200ケース
ヴィノシール(ガラス栓)使用
WINE NEWS にて90ポイント獲得
ワインメーカー エド・スブラジア、アダム・スブラジア
Sbragia Family Vineyards Home Ranch Chardonnay Dry Creek Valley
★スブラジア・ファミリー ホーム・ランチ シャルドネ ドライ・クリーク 2007 ¥6,300
ワイナリー周辺に所有する「ホームランチ」から、
フレンチオークで発酵(50%新樽、50%1年使用)。100%MLF(マロラクティック発酵)後、フレンチオークにて10ヶ月熟成。シュール・リー状態で、週に1度の攪拌によって複雑味を持たせる。
洋梨、レモン、スパイスの香り こちらもトロピカルな風味を持ちながらも、 綺麗な酸味が全体を引き締めています! 余韻に充分なフレーバーとミネラル感が 長く残ります・・・ スブラジア・ファミリーでは、ベリンジャーのプライベート・リザーブ・シャルドネに使用している「ギャンブル・ランチ」のシャルドネも造っていますが、それに比べると「ホーム・ランチ」はやや樽風味を抑えています。
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ということで食事との相性はバッチリ!
こちらも是非和食で楽しみたいです(涎)・・・
極上の(笑)ネギ間を塩で!豚のしゃぶしゃぶなんか最高かも!
100%シャルドネ
ALC14,4% 生産量2657ケース
WINE NEWS にて92ポイント獲得
ワインスペクテーターにて92ポイント獲得
ワインメーカー エド・スブラジア、アダム・スブラジア
Sbragia Family Vineyards Gino’s Vineyard Zinfandel Dry Creek Valley
★スブラジア・ファミリー ジノズ ジンファンデル ドライ・クリーク 2006 ¥7,350
ワイナリー周辺に所有する「ジノズ・ヴィンヤード」から、
ジノは、エド・スブラジア氏の父親の名前で、1959年に植樹されました。
ゴールドラッシュ(1849年)でカリフォルニアへやってきた移民達の中には、美しい景観と豊かな土地に惹かれてこのドライ・クリーク住みついた者が多いと言われています。1870年には葡萄畑が開墾され、栽培も始まっていたとか。その時代にジンファンデルが入植されたため、ドライ・クリークは「ジンファンデルの里」とも言われています。
ジノズ・ヴィンヤードにはジンファンデルの他にカリニャン、プティ・シラーが栽培されています。ジンファンデルはフレンチオーク(100%新樽)にて19ヶ月熟成。ジンファンデルの風味を際立たせるために、少量のプティ・シラーをブレンドしています。
やや赤色が見える綺麗なルビー色
ドライチェリー、プラム、スパイスの香り アタックはソフトで濃縮した果実味が充満・・・ しかしそれを引き締める綺麗な酸が全体をバランス良くまとめています! 久しぶりに美味しいジンと出会いました!甘めのタレをかけたラムやスペアリブなんていかがでしょうか・・・ |
ジンファンデル主体、プティ・シラー
ALC14,5% 生産量1244ケース
サンフランシスコ・クロニクルにて2★獲得
ワインメーカー エド・スブラジア、アダム・スブラジア
Sbragia Family Vineyards Monte Rosso Vineyard Cabernet Sauvignon Sonoma Valley
★スブラジア・ファミリー モンテ・ロッソ カベルネ・ソーヴィニヨン ソノマ・ヴァレー 2005 ¥14,700
ソノマ・ヴァレーに位置する「モンテ・ロッソ・ヴィンヤード」から、
(友人のマイク・マーティン氏所有)
オープントップのステンレスタンクにて発酵。1日3回のポンプ・オーバーにてエレガントさを抽出。プレスしたワインを古樽のフレンチオークに1ヶ月保管し、ワインをゆっくり休ませる。その後フレンチオーク(100%新樽)にて24ヶ月熟成。バランスを整えるため少量のカベルネ・フランをブレンド。
黒色の多い濃厚なルビー色 カシスなどのブラックフルーツの香り ミント、スパイス、土の香りも濃厚な果実味ながらエレガント! ドライで洗練されたきめ細やかな味わいです! ソノマらしいエレガントさとバランスの良さは 大型のナパのカベルネとは一味違います! 飲み飽きないこのワインは、素敵なチーズでゆっくりといかがでしょうか・・・ |
カベルネ・ソーヴィニヨン主体、カベルネ・フラン
ALC14,6% 生産量950ケース
サンフランシスコ・クロニクルにて3★獲得
ワイン・アドヴォケイトにて93ポイント獲得
ワインメーカー エド・スブラジア、アダム・スブラジア
Ed Sbragia, the highly renowned winemaker at Beringer, has settled into his own operation, producing just over 5,000 cases of reds and whites that focus on Sbragia’s strengths, Cabernet Sauvignon and Chadonnay. He is also experimenting with small quantities of Zinfandel and Sauvignon Blanc.
The brilliant 2005 Cabernet Sauvignon Monte Rosso Vineyard exhibits a loamy, earthy character interwoven with notions of cedar, fruitcake, spice, and oodles of black currant and black cherry fruit. Full-bodied, dense, powerful, and moderately tannic, it is, by the standards of high end North Coast Cabernet Sauvignons, a very good bargain. Moreover, it will evolve for two decades or more. - Robert Parker, Wine Advocate #180 -
バックヴィンテージも少しございます・・・
Sbragia Family Vineyards Home Ranch Chardonnay Dry Creek Valley
★スブラジア・ファミリー ホーム・ランチ シャルドネ ドライ・クリーク・ヴァレー 2006 ¥7,140 WA90
Sbragia FamilyVineyards Rancho Del Oso Cabernet Sauvignon Howell Mountain
★スブラジア・ファミリー ランチョ・デル・オソ カベルネ・ソーヴィニヨン ハウエル・マウンテン ナパ 2002 ¥15,750 WA92
「ランチョ・デル・オソ・カベルネ」は、ハウエル・マウンテンの葡萄で、ベリンジャーのフラッグシップ「プライベート・リザーブ・カベルネ」にも使われています。グレートでバランスの良さはさすがスブラジア!
金額は全て税込価格です。
クール代は送料とは別途ご請求になります。
昨年春にエド・スブラジア氏が日本に初来日しました。初来日というのはちょっと驚きでしたが・・・一緒のテーブルでお食事することができました(喜)。
ワインスペクテイター誌などでエド・スブラジア氏のお顔を見ると怖そーな(笑)感じでしたが、笑顔がかわいい(笑)優しい方でした。ただし、ワインの語りは非常に熱い!
エド氏の長男、アダム・スブラジア氏も来日。いつも通り、例の質問をすると、「もちろんジャイアンツのファンだよ!」とおっしゃるスブラジア親子。ジャージのお尻のところにでっかい字で親子のサインが入りました(大笑)。
アダム氏は「今度はいつカリフォルニアに来る?一緒にAT&Tパーク(ジャイアンツのホームグランド)に行こうぜ!」とおっしゃってくださいました(笑)・・・
エド・スブラジア氏と 長男のアダム・スブラジア氏 私達ジャイアンツのファンです!
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すっかり日本贔屓になったエド・スブラジア氏は今年5月の連休明けに2度目の来日。
「スブラジアさん、このジャージ覚えてますか?私のことは覚えていなくても、このジャージは覚えていますよね?」「もちろん!ユーのことも覚えてるよ!」「ほんまでっか!おおきに!」
調子にのって「Beringer Third Century (Cabernet Franc) 1997」を開けました。最後の1本、一緒に飲めて良かったとです・・・
エド・スブラジア氏
ジャイアンツのジャージ、さかさまですいません(笑)・・・
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↓べリンジャーが登場します!
10月31日(土)全国ロードショー決定!
「サイドウェイズ」(配給:20世紀フォックス映画)
この内容は、アドレスを頂戴した方にHP公開前にメールでお送りしています。
ゆえにHP公開時にはすでに売切れのワインもございます。