いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません(2023年6月13日配信)。
いちおう番外編ですが(苦笑)・・・
3度目のリリースは初の白ワインです・・・
1つご連絡です。親友の新井順子女史が造るボジョレー・ヌーボーですが、昨年夏にお話しした通り、コスト高騰のため航空便から船便に切り替え、先月5月に日本に到着しました。残念ですが当店では取り扱いを止めました(涙)。楽しみにされていたお客様大変申し訳ありません。
《 ヨネファーム東御 YONE FARM TOMI 》
ワイン仲間の米倉利典さんが造る「ヨネファーム東御」です。3度目のリリースは初の白ワインです。
約20年ほど前から神田や新橋で夜な夜なご一緒していた(笑)ワイン仲間の米倉利典さん(ちなみに千葉県出身です)。ワイン好きが高じて、最大手の通信事業会社を辞め、なんとワイン業界の道へ。2015年6月に神楽坂で「Mon Plaisir」というワインバーを開業。その後意を決してワイン造りへの道を歩み出しました。エッセイストであり画家でありそしてワインプロデューサーである玉村豊男さんが主催する千曲川ワインアカデミーに入学しました。ここで葡萄栽培、ワイン醸造、ワイナリー経営を学び、2018年3月に第3期生としてアカデミーを卒業しました。
米倉さんが選んだ地は長野県東御市。ここは全国でも有数の山岳地帯で、水はけの良い丘陵地では降水量が少なく日照時間が長くそして昼夜の寒暖差が大きく、豊潤な味わいの葡萄を生み出すことで注目されています。ちなみに長野県はワイン用葡萄の生産量が日本一です。この地(千曲川ワインヴァレー)にはパイオニア的存在である玉村豊男さんが運営する「ヴィラデストワイナリー」や「メルシャン椀子ワイナリー」、そして日本ワインファンには今大人気の「リュ―ドヴァン」「ファンキーシャトー」「はすみふぁーむ」などのワイナリーがあります。
金井ヴィンヤード シラー (2023年6月5日) |
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2018年4月東御市の鞍掛地区の畑に最初の葡萄を植樹しました(金井ヴィンヤード)。翌2019年4月そこから少し北の、祢津地区の標高の高い斜面に位置する畑にも葡萄を植樹しました(御堂ヴィンヤード)。現在シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワール、シラーなど欧州品種を中心にたくさんの葡萄を育てています。米倉さんは、千曲川ワインアカデミーの3期生同窓メンバーと一緒に Troisieme トロワジエームというブランドでペティアンやシードルをすでに造り出していましたが、2020年に自社畑から初のスティルワインを造り上げました。
初のスティルワイン 2020年金井シラー |
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一昨年は自身初ワインのシラーを、昨年は同じくシラーをリリースしましたが、3度目のリリースとなる今年は初の白ワインです。4品種ブレンドの Quatuor クアチュオール(四重奏)です。
Yone Farm Tomi Blanc Quatuor 2022
★ヨネファーム東御 ブラン “クアチュオール” 2022 ¥3,850 数量限定品
米倉利典さんが自社畑から造り上げたスティルワインです。3度目のリリースです。
一昨年は自身初ワインのシラーを、昨年は同じくシラーをリリースしましたが、3度目のリリースとなる今年は初の白ワインです。4品種ブレンドの Quatuor クアチュオール(四重奏)です。東御市鞍掛金井地区の標高650mの畑から収穫したセミヨン、ヴィオニエ、ルーサンヌと、東御市祢津地御堂区の標高760mの畑から収穫したソーヴィニヨン・ブランのブレンドです。
2022年ブラン “クアチュオール” は、51%セミヨン、28%ヴィオニエ、19%ソーヴィニヨン・ブラン、2%ルーサンヌです。野生酵母で24日間の発酵。ステンレスタンクで7ヶ月熟成。瓶詰め前に僅かな量の酸化防止剤を添加。無清澄無濾過で瓶詰めしました。醸造はアルカンヴィーニュにて行いました。フローラルな香りで、爽やかで旨味のある味わいです。生産量は123本。手作りの僅かな数量です。お早めにどうぞ。。。
米倉さんのコメントです・・・
「洋なし、白桃、アプリコットなどのフルーティーな香り。密感と心地良い苦みを伴う味わい。ほどよい酸味とミネラル感、そして旨味と、バランス良く楽しめる白ワインです。この白ワインに合う料理は、生ハム、天ぷら、鶏肉料理など、淡い色合いの料理です。4品種を混醸したクアチュオール(四重奏)のハーモニーをお楽しみください。(米倉利典)」
ALC11%
生産量123本
定価¥3,850(税抜¥3,500)
米倉さんのお顔はこちらから(苦笑)・・・
【いちおう番外編ですが(苦笑)・・・お待たせ致しました・・・2度目のリリースです・・・】(2022年6月17日配信)
金額は税込価格(含消費税10%)です。クール代は送料とは別途ご請求になります。
2009年11月 東京にて |
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ちょうど1年前です・・・
「カレラ」の創業者であるジョシュ・ジェンセン氏が昨年6月11日にお亡くなりになりました。
物静かで紳士的な方でした。ボソボソとユーモアあるお言葉も。そしてとてもお洒落な方でした(何気にジャケットやネクタイが個性的で目立つ苦笑)。「カリフォルニアのロマネ・コンティと言われてどう思いますか?」と尋ねたら、「もちろん光栄だよ。でもカリフォルニアでロマネ・コンティ(と同じ味わいのワイン)は作れないよね(苦笑)。」と。改めて心からご冥福をお祈り致します。
Calera de Villiers Vineyard Pinot Noir Mt.Harlan 2016
★カレラ ド・ヴィリエ・ヴィンヤード ピノ・ノワール マウント・ハーラン 2016 ¥13,200 WS91 WA92 AG93 残少
Calera de Villiers Vineyard Pinot Noir Mt.Harlan 2017
★カレラ ド・ヴィリエ・ヴィンヤード ピノ・ノワール マウント・ハーラン 2017 ¥13,200 WS92 WE92 JD95 残少
Calera Josh Jensen Selection Pinot Noir Central Coast 2021
★カレラ ジョシュ・ジェンセン・セレクション ピノ・ノワール セントラル・コースト 2021 ¥5,940
2007年に誕生した、カレラ6番目のエステート畑のド・ヴィリエです。ド・ヴィリエはジェンセンの東に隣接します(北にリード、南にミルズ)。1997年に植樹されました。ジョシュさんは「ポテンシャルの高い畑だ」と言っておりました。最高評価は2009年のWA96+です。2016年は WS ワイン・スペクテーター91点、WA ワイン・アドヴォケイト92点、そして AG アントニオ・ガローニが93点を付けました。2017年は WS ワイン・スペクテーター92点、WE ワイン・エンスージアスト92点、そして JD ジェブ・ダナックが95点を付けました。共にジェンセン氏が自ら手掛けたワインです(2017年8月ダックホーンにブランド売却)。
超久しぶりのご紹介になりますが、ジョシュ・ジェンセン・セレクション・ピノ・ノワールは、通常のセントラル・コースト・ピノ・ノワールには含まれない、カレラのエステート葡萄を15%ほどブレンドしたワインです。Josh Jensen Selection の文字は、NHK 大河ドラマなどにも作品を提供している女性書道家紫舟(シシュー)女史が書きました。紫舟女史は、書を中心に書画、立体造形、メディアアートなど幅広く手がけ、日本の思想と伝統文化を全く新しい表現で世界に発信している方です。輸入元 Jalux の専売ワインです。輸入元上代¥6,380(税込)です。(初リリースはギリギリ3千円台での販売でしたのでけっこう値上がりしておりますが。。。)
昨年米倉さんの2度目のリリースのワインのメルマガを書いている時に悲報が・・・
【いちおう番外編ですが(苦笑)・・・お待たせ致しました・・・2度目のリリースです・・・】(2022年6月17日配信)
最後にお会いしたのは2017年6月22日でした(涙)・・・
ブログ【カレラのジョシュさん、スポッツウッドのベスさんが来日!グレートなテイスティングです!】(2017年6月22日)
ジョシュさんとコンビで来日されることが多かったです・・・
そして「オー・ボン・クリマ」の創業者であるジム・クレンデネン氏がお亡くなりなったのがジョシュさんの1年前の2021年5月15日でした。
2月のカリフォルニアワイン協会のイベントでイザベルさんとノックスさんにお会いしました。久しぶりのご対面でした。「Long Time No See」と私が言うと、2人は「お久しぶりです」と(苦笑)。親に似て2人とも大の親日家。お2人の日本語はパーフェクトです。お2人は悲しみを乗り越え、お父様の偉業を受け継ぐ意志を固めて、ワイナリーの運営を頑張っています。立派ですね。
Au Bon Climat Nuits-Blanches “ Hindsight ” Chardonnay Santa Maria Valley 2020
★オー・ボン・クリマ ニュイ・ブランシュ “ハインドサイト“ シャルドネ サンタ・マリア・ヴァレー 2020 ¥7,700 新ヴィンテージ 値上げ 残少
Au Bon Climat Isabelle Pinot Noir California 2020
★オー・ボン・クリマ イザベル ピノ・ノワール カリフォルニア 2020 ¥9,790 新ラベル 新ヴィンテージ 残少
Au Bon Climat Tsubaki Label Chardonnay Santa Barbara County 2021
★オー・ボン・クリマ ツバキ・ラベル シャルドネ サンタ・バーバラ・カウンティ 2021 ¥3,740
Au Bon Climat Tsubaki Label Pinot Noir Santa Barbara County 2021
★オー・ボン・クリマ ツバキ・ラベル ピノ・ノワール サンタ・バーバラ・カウンティ 2021 ¥3,850
ニュイ・ブランシュ・シャルドネはオー・ボン・クリマが造る白のトップキュヴェ。元々は、樽樽しい濃厚な味わいのワインに高得点を付ける某著名ワイン評論家に反抗挑戦するため、あえて自分のスタイルを壊して造り上げたワインです。ですが2000年以降は自分のスタイルに戻しています(後にその評論家はオー・ボン・クリマを世界ベストワイナリーの1つに選んでいます。)。毎年ワインにユニークなニックネームが付けられています。近年は漢字のタイトルが。2015年は無二、17年は唯一、そして19年は独歩でした。
そしてこちらも超久しぶりのご紹介になります。ツバキ・ラベルは、京都造形芸術大学の教授であり、コンテンポラリー・アーティストとして日本の第一人者である椿昇(ツバキノボル)氏によるデザインです。ラベルに描かれたキャラクターは、ワインを造る過程で欠かせない酵母から着想した”酵母の精霊“です。ツバキ・ラベルのシャルドネとピノ・ノワールの葡萄はジム・クレンデネン氏が特別に厳選した畑のブレンドです。特にピノ・ノワールはモンデュース(フランス・サヴォワ原産)を少量ブレンドするのがジムさんの好みでした(21年にブレンドされているかどうかは未確認です)。輸入元 Jalux の専売ワインです。先ほどのカレラと同じく2012年ヴィンテージからスタートしましたが、こちらは幸いにも大きくは値上がりしておりません。
イザベルさん、ノックスさんと久しぶりのご対面でした・・・
ブログ【 California Wines ALIVE Tasting 2023】(2月28日)
【久しぶりにカリフォルニアからたくさんの生産者が来日されました・・・】(3月3日配信)
最後にお会いしたのは2018年7月20日でした(涙)・・・
ブログ【 Pinot Noir Celebration 2018 】(2018年7月20日)
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