いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2022年6月17日配信)
いちおう番外編ですが(苦笑)・・・
お待たせ致しました・・・2度目のリリースです・・・
《 ヨネファーム東御 YONE FARM TOMI 》
ワイン仲間の米倉利典さんが一昨年遂に自身初のスティルワインを造り上げました。
約20年ほど前から神田や新橋で夜な夜なご一緒していた(笑)ワイン仲間の米倉利典さん(ちなみに千葉県出身)。ワイン好きが高じて、最大手の通信事業会社を辞め、なんとワイン業界の道へ。2015年6月に神楽坂で「Mon Plaisir」というワインバーを開業。その後意を決してワイン造りへの道を歩み出しました。エッセイストであり画家でありそしてワインプロデューサーである玉村豊男さんが主催する千曲川ワインアカデミーに入学しました。ここで葡萄栽培、ワイン醸造、ワイナリー経営を学び、2018年3月に第3期生としてアカデミーを卒業しました。
米倉さんが選んだ地は長野県東御市。ここは全国でも有数の山岳地帯で、水はけの良い丘陵地では降水量が少なく日照時間が長くそして昼夜の寒暖差が大きく、豊潤な味わいの葡萄を生み出すことで注目されています。ちなみに長野県はワイン用葡萄の生産量が日本一です。この地(千曲川ワインヴァレー)にはパイオニア的存在である玉村豊男さんが運営する「ヴィラデストワイナリー」や「メルシャン椀子ワイナリー」、そして日本ワインファンには今大人気の「リュ―ドヴァン」「ファンキーシャトー」「はすみふぁーむ」などのワイナリーがあります。
2018年4月東御市の鞍掛地区の畑に最初の葡萄を植樹しました(金井ヴィンヤード)。翌2019年4月そこから少し北の、祢津地区の標高の高い斜面に位置する畑にも葡萄を植樹しました(御堂ヴィンヤード)。現在シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワール、シラーなど欧州品種を中心にたくさんの葡萄を育てています。米倉さんは、千曲川ワインアカデミーの3期生同窓メンバーと一緒に Troisieme トロワジエームというブランドでペティアンやシードルをすでに造り出していましたが、一昨年の2020年に自社畑から初のスティルワインを造り上げました。
シラー(金井ヴィンヤード) | |
★ヨネファーム東御 シラー+(シラー・プリュス) 鞍掛金井ヴィンヤード 2021 ¥3,960 数量限定品
米倉利典さんが自社畑から造り上げたスティルワインです。2度目のリリースです。
2度目のリリースもシラー主体で白葡萄をブレンドしたフィールドブレンドスタイルのワインです。東御市鞍掛金井地区の標高650mの畑から収穫したシラーです。2018年4月に最初に植樹したシラーです。バランスを考えそして酸味や旨味を加えるために、同地区で育てられたセミヨンとヴィオニエをブレンドしました。2021年は、64%シラー、25%セミヨン、11%ヴィオニエです。(ちなみにファースト・リリースの2020年は、96%シラー、4%セミヨンとヴィオニエでした。)
野生酵母で白赤別々に発酵後(発酵終盤に)同じタンクへ投入。ステンレスタンクで7ヶ月熟成。SO2 不使用。無添加、無清澄、無濾過で瓶詰めしました(蝋キャップで封印)。アルコール度数は11%です。醸造はツイチ゛ラボにて行いました。150本の生産です。シラー特有の香りと味わいに、白品種由来の酸味が加わり、適度なタンニンのあるバランス良く複雑な味わいに仕上がりました。
ツイチ゛ラボ(東御市)の醸造責任者で、ヨネファームでも醸造責任者を務める須賀貴大さんのコメントです・・・
「今回は白葡萄の持つ華奢で綺麗な酸を際立たせるために、ベースとなるシラーはあえて早摘みし、短めに醸すことで重心のバランスを整えました。細い羽根が湖面に優しい波紋を広げるような味わいを表現しました。より細身な酸味とバランスよくこなれた味わいをお楽しみいただくには、半年ほど経過してから抜栓することをおすすめします。」
※昨年よりも生産量が増えましたが、販売店もレストランも割り当てですので、限られた数量です。。。お早めにどうぞ。。。
64%シラー、25%セミヨン、11%ヴィオニエ
ALC11%
生産量150本
定価¥3,960(税抜¥3,600)
【いちおう番外編ですが(苦笑)・・・個人的にも楽しみにしていたワインが入荷しました・・・】(2021年7月13日配信)
こちらもどうぞ・・・
★ヨネファーム東御 ペットナット ブラン 2021 ¥2,860 残少
★ヨネファーム東御 ペットナット ルージュ 2021 ¥2,970 売り切れ
米倉利典さんが自身で新たに造り上げたペティアンです。
ペットナット・ブランは100%ナイアガラです。鞍掛出場地区の標高760mに位置する農業施設「サンファーム東御」の畑から収穫したナイアガラです。原料の一部を醸し発酵(オレンジワイン製法)することにより、ナイアガラのフレッシュな香りに加えて、複雑で厚みのある味わいを実現しました。無添加、無清澄、無濾過です。アルコール度数は9度です。変態的な香りもなく(苦笑)、心和む美味なお味です。
ペットナット・ルージュは100%巨峰です。海善寺地区の標高540mに位置する自社畑から収穫した巨峰です。元々は生食用(種なし巨峰)として生産していた葡萄を2021年から全てワインとブドウジュースの原料にしました。マセラシオン・カルボニック製法により、巨峰のフレッシュな香りに加えて、深い色合いと複雑で厚みのある味わいを実現しました。無添加、無清澄、無濾過です。アルコール度数は9度です。まさにピュアな果実味を楽しめます。こちらも美味です。醸造は「ツイチ゛ラボ(東御市)」にて。
※ペットナット(ペティアン・ナチュレ)は、アルコール発酵の途中でワインを瓶詰めし、残りの糖分によって瓶内発酵中の二酸化炭素が泡となります。(シャンパーニュのように2次発酵を促す糖分添加を行わない。)
※ペットナットは昨年暮れのリリースでした。SNS (2021年12月25日)でご紹介しましたが、その後緊急事態宣言などのコロナ騒動で私がグズグズしているうちにルージュが売り切れてしまいました。ご紹介できず申し訳ありません。
千曲川ワイン倶楽部が生産者紹介で米倉さんを紹介しています・・・「アルカンヴィーニュフォーラム」です・・・
トロワジエームについてはこちらからどうぞ・・・「おうちで東御ワインを楽しもう!(信州とうみ観光協会)」
https://tomikan.jp/stayhomewithtomiwine/
Facebook ご覧になれる方はこちらからどうぞ・・・「Yone Farm TOMI ヨネファーム東御」です・・・
https://www.facebook.com/yonefarmtomi/
(昨年2021年暮れに銀座 NAGANO にてお披露目試飲会がありました・・・)
金額は税込価格(含消費税10%)です。クール代は送料とは別途ご請求になります。
またまた悲しいおしらせです・・・
ご存じ “カリフォルニアのロマネ・コンティ” と言われたジェンセン・ヴィンヤード・ピノ・ノワール。「カレラ」の創業者であるジョシュ・ジェンセン氏がお亡くなりになりました。(6月11日)
初めてジョシュさんと正式にお会いしたのは2002年1月サンフランシスコのレストランでした(当時カレラを取扱っていた中川ワインさんのカリフォルニアツアーにて)。96年 DRC ラ・タ―シュと96年 Calera リードをブラインドで頂戴しました。どちらも素晴らしかったのですが、この日からカレラの中では個人的にはリードのいちおしファンに(苦笑)。2000年代初期は、やはり昨年5月に亡くなられた「オー・ボン・クリマ」のジム・クレンデネン氏とコンビで頻繁に来日されていました。2007年4月にやっと(苦笑)サインを頂戴しました。サインは左の脇の下に(大笑)。もちろんジョシュさんはジャイアンツのファンでございます。最後にお会いしたのは2017年6月でした。「スポッツウッド」のべス・ノバックさんとご一緒に来日されました。その年の8月にカレラはダックホーンにブランドを売却しました。後継者がいらっしゃらずということで残念でした(涙)。
物静かで紳士的な方でした。ボソボソとユーモアあるお言葉も。そしてとてもお洒落な方でした(何気にジャケットやネクタイが個性的で目立つ・・・苦笑)。「カリフォルニアのロマネ・コンティと言われてどう思いますか?」と尋ねたら、「もちろん光栄だよ。でもカリフォルニアでロマネ・コンティ(と同じ味わい)は作れないよね(苦笑)。」と。心からご冥福をお祈り致します。
残念ですが現在カレラのワインの在庫はほとんどございません。ジョシュさんのお姿は私の facebook(6月12日投稿)でもご覧いただけます。
Calera de Villiers Vineyard Pinot Noir Mt.Harlan 2016
★カレラ ド・ヴィリエ・ヴィンヤード ピノ・ノワール マウント・ハーラン 2016 ¥13,200 WS91 WA92 AG93 残少
Calera de Villiers Vineyard Pinot Noir Mt.Harlan 2017
★カレラ ド・ヴィリエ・ヴィンヤード ピノ・ノワール マウント・ハーラン 2017 ¥13,200 WS92 WE92 JD95 残少
2007年に誕生した、カレラ6番目のエステート畑のド・ヴィリエです。ド・ヴィリエはジェンセンの東に隣接します(北にリード、南にミルズ)。1997年に植樹されました。ジョシュさんは「ポテンシャルの高い畑だ」と言っておりました。最高評価は2009年のWA96+点です。2016年は WS ワイン・スペクテーター91点、WA ワイン・アドヴォケイト92点、そして AG アントニオ・ガローニが93点を付けました。2017年は WS ワイン・スペクテーター92点、WE ワイン・エンスージアスト92点、そして JD ジェブ・ダナックが95点を付けました。
2017年6月がジョシュさんとの最後のご対面となりました・・・
【カレラのジョシュさん、スポッツウッドのベスさんが来日!グレートなテイスティングです!】(2017年6月22日)
もう1年経ちました・・・昨年5月にジムさんが他界されました・・・
【残念ですがブランドを売却しました・・・最終在庫となります・・・】(2021年5月25日配信)
ジムさんとジョシュさん (2009年11月) |
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この内容は、アドレスを頂戴した方にHP公開前にメールでお送りしています。ゆえにHP公開時にはすでに売切れのワインもございます。【チアーズ!カリフォルニアワイン】は、美味しいカリフォルニアワインをお送りしています。