いつもお世話になります。
週末の有料試飲です。(9月23日、24日)
La Follette Pinot Noir North Coast
★ラ・フォレ ピノ・ノワール ノース・コースト 2013 ¥3,996 WE90
試飲は50ミリで¥300です。多めに注いでおります(笑)・・・
お買上げの場合は試飲代金をお返し致します・・・
20年前からカリフォルニアワインに注目されていた方ならこの人の名前はご存じのはずです。
「グレッグ・ラフォレ Greg La Follette 」
彼の名前を一躍有名にしたのは、ワインメーカーを務めた「フラワーズ」での功績、そして彼自身の初レーベルの「タンデム」というワインでしょうか。。。
(ちなみにタンデムのご紹介は2004年が最後でした・・・そして名前はグレッグ・ラフォレットと表記していました・・・)
グレッグ・ラフォレはヨーロッパ生まれ。伝統的なブルゴーニュの技法を身に付けたグレッグは NVVA (Napa Valley Vintner’s Association) から教育助成金を受けてカリフォルニアに渡り、カリフォルニア大学で植物生物学と科学の学士号を、UCデイヴィスで食品化学と科学技術の修士号を取得しました。
1991年「ボリュー」に入社。多くの醸造家に多大な影響を与えた伝説の醸造家で、”カリフォルニアワインの育ての親”と言われたアンドレ・チェリチェフに出会います。グレッグもアンドレを師と仰ぎ彼の下で研鑽を積みました。「自分のワイン人生に最も影響を与えた人物はアンドレ」と彼は語っています。
ボリュー退職後オーストラリアへ。再びカリフォルニアに戻ったグレッグはまさに運命と言わざるを得ないように、ソノマの地へと向かいます。ソノマの帝王ケンダル・ジャクソンに入社し、同社の傘下である「ラ・クレマ」と「ハートフォード」をコンサルタントします。そして両ワイナリーをワイナリー・オブ・ザ・イヤーへと導きました。
1996年ピノ・ノワール造りの確立のために醸造家を探していた「フラワーズ」のウォルト・フラワーズはグレッグをワインメーカー兼ジェネラル・マネージャーとして招きました。フラワーズでの彼の功績は数知れず。「Artisan of the Year in 1999 ,in 2000 (Wine & Spirits)」「Top-rated Chardonnay in the World (Wine & Spirits)」「The Best of the best for both Chardonnay and Pinot Noir (Wine Spectator)」「One of the 5 finest producers of Pinot Noir (Wine Advocate)」 また「デ・ローチ」などでも活躍し、その卓越した手腕は最大時で15社ほどのクライアントを抱え、それら全てを第一線級の作品へと押し上げました。まさにソノマで№1の手腕を持つワインメーカーでした。
また、ピゾーニ・ヴィンヤードの潜在能力を早くから見抜いたのがグレッグでした。ゲーリー・ピゾーニと密接な関係を築き、5つのブランドでピゾーニ・ピノ・ノワールをリリースし、7つのワイナリーのためにピゾーニ・ヴィンヤードのコンサルタントをしました。(初めてピゾーニ・ヴィンヤードからピノ・ノワールを造ったのもグレッグです。)
2001年UCデイヴィスの学友であった、もう1人のグレッグこと、グレッグ・ビョルンスタッドと「タンデム」を立ち上げました。2人はUCデイヴィス在学時には「ニュートン」で働き、「フラワーズ」でも一緒に働きました。タンデムでは、ピゾーニをはじめ、ソノマからはリッチー、サンジョコモ、キーファー、ヴァン・デル・カンプなど名立たる畑の葡萄からワインを造り出しました。(グレッグ・ビョルンスタッドは、栽培学と醸造学を習得し、フラワーズではヴィンヤード・マネージャー兼アシスタント・ワインメーカーとして参画。後にキスラー、パッツ&ホール、ポール・ホッブス、デュモルなどをクライアントとして持ちました。)
2009年グレッグは新たなビジネス・パートナーとタッグを組み、「タンデム」の名前を自らの名を冠した「ラ・フォレ」とリネームして心機一転再始動しました。「ラ・フォレ」の日本入荷は約3年前になります。正式なご紹介は今回が初めてになります・・・
La Follette Chardonnay North Coast
★ラ・フォレ シャルドネ ノース・コースト 2013 ¥3,780 WE91
数々の功績を残した、ソノマ№1の手腕を持つグレッグ・ラフォレ自身のプライベートブランド「ラ・フォレ」です。
アぺレーションはノース・コーストですが、決して廉価版のワインではありません。むしろブレンドの妙があります。しかもグレッグのワインがこの価格というのは驚きです。
グレッグは冷涼地の畑をセレクトします。葡萄はメンドシーノとルシアン・リヴァー・ヴァレーから。このためアぺレーションはノース・コーストとなります。グレッグは「タンデム」時代にもメンドシーノの葡萄を使用していました。メンドシーノの畑はオーガニックの畑で、デリケートなアロマと綺麗な酸を醸し出します。ルシアン・リヴァー・ヴァレーの畑はセバストポール近郊の畑から。複雑味や骨格を造ります。
一言で言うと「旨味のあるデリケートなシャルドネ」です。シトラス、レモン、オレンジマーマレードの香り。ブリオッシュやほのかなトーストも。トロピカルフルーツの濃縮した果実味ですが、非常にバランス良くエレガントな旨味になっています。フルーツの甘味も程よく抑えられて、キレの良さや心地良い酸が全体をまとめています。タンクとバレルでの熟成を併用することで爽やかさと複雑味が共存しています。
ワイン・エンスージアスト誌で91点獲得。
ALC13,8%
輸入元定価¥4,298(税別¥3,980)
La Follette Pinot Noir North Coast
★ラ・フォレ ピノ・ノワール ノース・コースト 2013 ¥3,996 WE90
数々の功績を残した、ソノマ№1の手腕を持つグレッグ・ラフォレ自身のプライベートブランド「ラ・フォレ」です。
アぺレーションはノース・コーストですが、決して廉価版のワインではありません。むしろブレンドの妙があります。しかもグレッグのワインがこの価格というのは驚きです。
グレッグは冷涼地の畑をセレクトします。葡萄は主となるのがルシアン・リヴァー・ヴァレーで、メンドシーノの葡萄をブレンドしています。このためアぺレーションはノース・コーストとなります。グレッグは「タンデム」時代にもメンドシーノの葡萄を使用していました。ルシアン・リヴァー・ヴァレーの畑は葡萄本来のタンニンや骨格を造り出します。メンドシーノの畑は深みのあるフレーバーやアロマティックな風味を醸し出します。
一言で言うと「バランスのとれた魅力的なピノ・ノワール」です。色合いはやや透明感のある綺麗なルビー色。ラズベリー、アメリカンチェリーの赤系果実の香り。マッシュルームやバニラも。ハイビスカスの華やかなフレーバーを伴う綺麗な果実味。優しいタンニン。口元をキュッと引き締める心地良い酸。低価格ワインにありがちなフルーツの甘味も抑えられ、バランスのとれた魅力的な味わいに仕上がっています。(なぜか昔のフラワーズを思い出させます・・・笑)
ワイン・エンスージアスト誌で90点獲得。
ALC13,8%
輸入元定価¥4,536(税別¥4,200)
「タンデム」のブランドは消滅したわけではなく、グレッグはブランドを売却しました。現在でも日本に若干輸入されています。
タンデムは2人乗りのタンデム自転車から。2人のグレッグ、ラフォレとビョルンスタッドが息を合わせ自転車を漕ぐかのようにワインを造り出しました(後にビョルンスタッドはタンデムから退任します)。昔(笑)取り扱ってましたが、ぺロトンという面白い赤ワインがありましたね。その時は、ジンファンデル、サンジョヴェーゼ、ピノ・ノワール(ここ重要?)、シラーにシャルドネ(約20%)のブレンドでした(笑)。
こじつけでこちらもどうぞ・・・
Flowers Camp Meeting Ridge Chardonnay Sonoma Coast
★フラワーズ キャンプ・ミーティング・リッジ シャルドネ ソノマ・コースト 2012 ¥10,692 2本
Flowers Camp Meeting Ridge Pinot Noir Sonoma Coast
★フラワーズ キャンプ・ミーティング・リッジ ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2012 ¥10,800 1本
初期にグレッグ・ラフォレがワインメーカーを務めた「フラワーズ」です。
ハーシュ・ヴィンヤード、マーカッシン・ヴィンヤードと共にソノマ・コースト3大グランクリュ畑と言われる、ご存じキャンプ・ミーティング・リッジです。(2012年からエチケットが変わりました・・・)
※2012年キャンプ・ミーティング・リッジ・シャルドネは再入荷のため、前回ご案内より少し値上がりしております。
【いよいよ彼らがやって来ます・・・海外で初の開催です・・・】(2015年4月14日配信)
ついでにこちらもどうぞ・・・
Hirsch Vineyards Chardonnay Sonoma Coast
★ハーシュ エステート シャルドネ ソノマ・コースト 2010 ¥7,560 WA92 1本
LIOCO Hirsch Vineyard Pinot Noir Sonoma Coast
★リオコ ハーシュ・ヴィンヤード ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2012 ¥8,532 1本
Littorai Hirsch Vineyard Pinot Noir Sonoma Coast
★リトライ ハーシュ・ヴィンヤード ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2012 ¥10,368 1本
アメリカのワイン専門誌ワイン・エンスージアスト誌が「アメリカにグランクリュ畑があるとすればどの畑か」という特集で選ばれた畑は、「ハーシュHirsh」「アレン Allen」「ピゾーニ Pisoni」「ゲーリーズ Garys’」「シェア Shea」の5つの畑でした。
「ハーシュ」のピノ・ノワールは入荷待ちです。そして「ハーシュ」と共に IPOB のメンバーだった「リオコ」と「リトライ」です。(ちなみに「フラワーズ」も IPOB のメンバーでした・・・)
【いよいよ彼らがやってきます・・・海外で初の開催です・・・】(2015年4月14日配信)
ブログ【 IPOB Japsn Tour 2015 】(2015年4月16日)
金額は税込価格(含消費税8%)です。
【チアーズ!カリフォルニアワイン】は、美味しいカリフォルニアワインをお送りしています。